福島第一のタンクから汚染水が漏洩 300トン、8000万ベクレル~東京電力 臨時記者会見 2013.8.20

記事公開日:2013.8.20取材地: テキスト動画
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 東京電力は20日、緊急記者会見を開き、東京電力福島第一原発に設置されている汚染水を貯蔵するタンクから300トン(30万リットル)の高濃度放射能汚染水が漏れていることを発表した。タンクからの漏洩では、過去最大の量になる。

 漏洩が発覚したタンクは、原子炉冷却水を貯めるためのもので、直径12メートル、高さ11メートルの円柱状の形をしている(容量1000トン)。タンクは護岸からおよそ500メートルの位置に設置されており、またタンク近くの側溝からは高濃度の放射性物質が検出されなかったことから、東電の尾野昌之・原子力立地本部長代理は「(海に)直接出ている状況とは見ていない」と説明した。

 漏れた汚染水からは、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり8000万ベクレル検出された。細かな漏洩箇所は未だ判明しておらず、東電は「現時点で、漏洩は継続している」としている。

▲会見を行う尾野・本部長代理(8月20日撮影)

▲東電には大勢の報道陣が詰めかけた(8月20日撮影)


以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2013年8月20日

報道関係各位一斉メール

2013年8月20日

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

福島第一

写真・動画集

■全編動画

  • 日時 2013年8月20日(火)
  • 場所 東京電力本社(東京都千代田区)

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「福島第一のタンクから汚染水が漏洩 300トン、8000万ベクレル~東京電力 臨時記者会見」への2件のフィードバック

  1. 佐藤  より:

    氷・ドライアイスなど熱カロリーの大きいものを使ってでも、汚染冷却水を減少させるべきと思う。

  2. 佐藤  より:

    LNG基地を建設し、排熱(-)で冷却水の温度を下げれば排水は減るだろう。

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