東京電力は20日、緊急記者会見を開き、東京電力福島第一原発に設置されている汚染水を貯蔵するタンクから300トン(30万リットル)の高濃度放射能汚染水が漏れていることを発表した。タンクからの漏洩では、過去最大の量になる。
漏洩が発覚したタンクは、原子炉冷却水を貯めるためのもので、直径12メートル、高さ11メートルの円柱状の形をしている(容量1000トン)。タンクは護岸からおよそ500メートルの位置に設置されており、またタンク近くの側溝からは高濃度の放射性物質が検出されなかったことから、東電の尾野昌之・原子力立地本部長代理は「(海に)直接出ている状況とは見ていない」と説明した。
漏れた汚染水からは、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり8000万ベクレル検出された。細かな漏洩箇所は未だ判明しておらず、東電は「現時点で、漏洩は継続している」としている。
以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
報道配布資料
2013年8月20日
- 福島第一敷地内における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 10.5KB)
- 福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果 護岸地下水(PDF 49.2KB)
- 福島第一原子力発電所 地下水観測孔の地下水位について(PDF 45.2KB)
- 福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 153KB)
- 福島第一護岸「地下水観測孔No.1-2」試料のろ過処理による放射能濃度変化について(PDF 7.75KB)
- 福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 21.9KB)
- (いわき市漁協説明会資料)汚染水の現状と現在の対策について(PDF 625KB)
報道関係各位一斉メール
2013年8月20日
- 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報5)
- 福島第一原子力発電所免震重要棟前に設置されたダストモニタの警報発生について(続報4)
- 福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報37)
- 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関する臨時会見開催(8月20日)のご案内について
- 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報4)
氷・ドライアイスなど熱カロリーの大きいものを使ってでも、汚染冷却水を減少させるべきと思う。
LNG基地を建設し、排熱(-)で冷却水の温度を下げれば排水は減るだろう。