辛淑玉さんとともに考えよう 平和と人権―レイシズム問題を中心に ―鼎談 泥憲和さん×李信恵さん 2014.8.30

記事公開日:2014.8.30取材地: 動画

 8月30日(土)、神戸市中央区にある兵庫県保険医協会で非核の政府を求める兵庫の会・市民学習会「辛淑玉さんとともに考えよう 平和と人権―レイシズム問題を中心に」が開かれた。このうち後半の鼎談を配信した。

 繰り替えされる在日韓国・朝鮮人を標的としたヘイトスピーチ(差別扇動)やレイシズム(人種主義)を乗り越えるべく、のりこえねっとを共同で設立した辛淑玉氏が、関西でカウンター(対抗)行動を最早期から行ってきた泥憲和氏と、名誉を傷つけられたとして在特会やインターネットサイト保守速報などに対し損害賠償を求める訴えを起こしたフリーライターの李信恵氏とともに、現代日本のレイシズムやそれに対抗する行動のありのままを語った。


【IWJブログ】「アイヌ民族なんていない」 暴言の金子快之札幌市義が不処分 過去には反中・反韓を煽るツイートも 2014.8.19

記事公開日:2014.8.19 テキスト

※8月20日(水)に記事内容を一部加筆しました。

 札幌市議の金子快之(やすゆき)氏が自身のTwitterに、「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と8月11日に投稿し、波紋が広がっていた問題で、金子氏が所属する自民党・市民会議は、8月18日、金子氏から事情を聴いたうえで、処分しない方針を決めた。「(Twitterでの投稿は)個人的な見解であり、問題ない」というのが、その理由であるという。


【IWJブログ】ネット上で「朝鮮人を殺す」「虐殺する」と差別・脅迫の書き込みをしていた「ヨーゲン」の正体 〜詐欺容疑で逮捕された57歳の「ネトウヨ」男は10代の子供を持つ父親

記事公開日:2014.7.7 テキスト

 「米マイクロソフト(MS)社の技術者用会員IDを詐取した容疑で、県警サイバー犯罪対策室と栃木署は4日、福島県いわき市平、ホームページ(HP)管理業佐藤文平容疑者(57)を再逮捕した。

 逮捕容疑は2011年11月上旬ごろ、転売が禁じられているソフトウエアの認証コード『プロダクトキー』を販売する目的でMS社ウェブサイトにアクセスし、契約料を支払って技術者向け会員サービスの会員となり、MS社からIDの交付を受けた疑い」


アンネ財団が関連書籍3400冊を贈呈 ~杉並区長、会見で差別落書きにも言及「放置しない」 2014.3.8

記事公開日:2014.3.8取材地: テキスト動画

 東京都内の公立図書館などで、300冊以上の「アンネの日記」やホロコースト関連の書籍が破損された事件をうけて、3月8日、「アンネ・フランク・ハウス財団」が杉並区に本などを寄贈した。これまでイスラエル大使館や個人から関連書籍が贈られているが、今度はオランダから支援が届いた。


「ヨーロッパとの大きな違いは、個人通報制度の有無」 ~『ヘイト・スピーチとは何か』師岡康子氏 2014.2.23

記事公開日:2014.2.23取材地: テキスト動画

 「2002年、拉致問題の表面化に伴い、在日韓国・朝鮮人に対する攻撃が激しくなり始めた。その頃は『嫌がらせ』と言い、ヘイト・スピーチ、ヘイト・クライムという言葉はなかった」──。

 2014年2月23日、大阪市天王寺区のクレオ大阪中央で、岩波書店から出版された『ヘイト・スピーチとは何か』の出版記念として、著者の師岡康子氏をゲストに迎え、トークセッションが行われた。

 師岡氏は「日本は、人種差別撤廃条約に入っている。しかし、差別禁止法を作らなくてはならないのに、手をつけない」と指摘し、さらに、「イギリスの警察や検察にはヘイト・クライム担当部署があり、法制度が整っている。それだけ、ヘイト・クライムや差別が多いということだが、それらを放置しないのだ」とヨーロッパの実情を語った。


岩上安身が立教大学で講演 対外侵略を繰り返した「栄光の明治」の延長として現代の安倍政権を考える 2014.1.8

記事公開日:2014.1.8取材地: テキスト動画

 立教大学池袋キャンパスで開かれた公開講演会「『国際協力』の今後の展望を語ろう~日本とグローバル社会で今、何が起きているのか」に、岩上安身が講師として登壇。安倍政権がつき進む軍事属国化の現状と、明治維新以降の日本の歴史を重ねあわせながら説明した。


ヘイトスピーチは「表現の自由」か。レイシストによって「表現の自由」が奪われたマイノリティ ~差別撤廃国会集会 2013.11.28

記事公開日:2013.11.28取材地: テキスト動画

 「ヘイトスピーチ」の場合、「表現の自由を侵害してしまうのはよくない」として、法規制に慎重論がとられることが多い。なぜか。現行法にも、例えば侮辱罪・脅迫罪といった「表現を規制する法律」は存在するというのに。

 では、在特会らによるヘイトスピーチなどの差別・排外運動に対し、日本社会はどのように立ち向かうべきか。11月28日、民主党・有田芳生参議院議員などの呼びかけによって、第3回目となる「差別撤廃国会集会」が議員会館で開かれた。


反レイシズムが『言論の自由』を侵害!? ~人権後進国である日本政府に国際条約の履行を求める申し入れ 2013.10.21

記事公開日:2013.10.21取材地: テキスト動画

 「差別撤廃 東京大行進」実行委員会は10月21日、人種差別撤廃条約の誠実な履行を求め、1049筆の署名と共に内閣府、外務省、法務省に要請文を提出。その後、参議院議員会館で報告記者会見を開いた。


「差別撤廃 東京大行進」の第一報レポート 2013.9.22

記事公開日:2013.9.22 テキスト

 9月22日(日)、ヘイトスピーチを始め、人種や国籍などあらゆる差別に反対する「差別撤廃 東京大行進」が行われた。IWJではマルチチャンネルを使い、集会から大行進をインタビューを交えながら中継。

 大行進が始まる前、新宿中央公園で開かれた集会では、実行委員を代表してノイエホイエ氏が登壇し、「今日、50年前のワシントン大行進の際にキング牧師らが点した灯火を受け継ぐことができる。ゴールを迎えた後もこの歩みは止まらない」とスピーチした。


在特会、原爆の日に核武装推進デモ ~広島での排外行動とそれに対する抗議 2013.8.6

記事公開日:2013.8.6取材地: 動画

 広島が68回目の原爆の日を迎えた6日、市の中心部で、在特会(在日特権を許さない市民の会)らが、日本の核武装推進などを訴えるデモ行進を行った。この日は、東京などから「レイシストしばき隊」らのカウンター勢力も駆けつけ、在特会らのデモに対して反対の声を上げた。


「アイヌは交易を重要視し、市場依存型の社会を形成していた」 ~岩上安身によるインタビュー 第325回 ゲスト 旭川市博物館 主幹 瀬川拓郎氏 2013.8.4

記事公開日:2013.8.4取材地: テキスト動画独自

 アイヌ研究者の瀬川拓郎氏は、アイヌの歴史と文化について、旧石器時代からの縄文人とアイヌの関連性、他の民族との関係や経済システムなどについて語った。さらに、「アイヌの人たちは、サハリンで元朝(モンゴル)と戦争をしている」と述べ、意外な歴史の一面を紹介した。

 2013年8月4日、北海道の旭川市博物館にて、同館主幹の瀬川拓郎氏に、岩上安身がインタビューを行なった。瀬川氏は北海道出身の考古学者で、『アイヌ・エコシステムの考古学』『アイヌの歴史』『アイヌの沈黙交易』など、アイヌに関する多数の著書がある。


鈴木邦男氏「日の丸が泣いている」 ~日本外国特派員協会主催 鈴木邦男 一水会最高顧問&有田芳生 参議院議員 記者会見 2013.7.9

記事公開日:2013.7.9取材地: テキスト動画

 2013年7月9日(火)12時30分から、東京都千代田区にある日本外国特派員協会で、鈴木邦男氏(一水会最高顧問)と有田芳生氏(参議院議員)が記者会見を開き、東京・大久保や大阪・鶴橋などで展開されている、在日コリアンの排除を掲げる憎悪表現(ヘイトスピーチ)デモについて語った。有田氏は「世論の力や安倍首相の発言でデモの肥大化に歯止めがかかったが、終息させるには、さらなる一手が必要」と話した。


ラビア・カーディル氏、「ウイグル人の歴史、文化、宗教を根絶させようとする中国政府との闘い」 ~日本外国特派員協会主催 ラビア・カーディル 世界ウイグル会議総裁 2013.6.20

記事公開日:2013.6.20取材地: 動画

 世界ウイグル会議総裁ラビア・カーディル氏は20日(木)、日本外国特派員協会での記者会見で中国政府からの激しい弾圧から今日まで数え切れない人々が犠牲になって今もウイグル人は戦い続けていることを訴えた。


新大久保でのデモとそれに対する抗議 2013.5.19

記事公開日:2013.5.19取材地: 動画

 2013年5月19日(日)、東京・新宿区新大久保で排外デモとそれに対する抗議行動が行われた。


民主党・有田議員、在特会を提訴する意向を明かす ~岩上安身によるインタビュー 第304回 ゲスト 有田芳生議員 2013.5.16

記事公開日:2013.5.16取材地: テキスト動画独自

 民主党の有田芳生(ありた・よしふ)参議院議員が、東京都新宿区の新大久保などで排外差別デモを行なっている在特会(在日特権を許さない市民の会)などに対して、訴えを起こす意向を初めて示した。16日行われた岩上安身によるインタビューの中で明らかにした。


排外差別デモに対し、カウンター側から多くの「差別反対、在特帰れ」コール ~新大久保でのデモとそれに対する抗議 2013.4.21

記事公開日:2013.4.21取材地: 動画

 21日、排外差別デモが新大久保で行われた。デモ側のコール内容は、前回までと変わらず、「殺せ」や「有田芳生をさらし首にしろ」など、過激なヘイトスピートを使用。しかし、デモコースの沿道には、デモに反対する人々が多く集まり、「差別主義者は帰れ」などのコール、「仲良くしましょう」と書かれたプラカードなどを掲げ、「差別反対」の意志を示した。


「レイシズムを潰せ」セーブ機能を失った日本社会に法規制は必要か ~トークイベント「新大久保からレイシズムをぶっつぶせ」 2013.4.11

記事公開日:2013.4.11取材地: テキスト動画

 「ヘイトスピーチの法規制に反対していたが、議論の末、消極的賛成派になった」。

 2013年4月11日(木)、ネイキッドロフトで行われたトークイベント、「新大久保からレイシズムをぶっつぶせ」で、司会を務めたコラムニスト・松沢呉一氏はこのように述べた。


反差別訴える市民、排外デモ隊を終始包囲-新大久保での排外デモとそれに対する抗議 2013.3.31

記事公開日:2013.3.31取材地: 動画

 2013年3月31日、新大久保で、「特定アジア粉砕新大久保排害カーニバル!!」と題した排外デモが行われた。主催は、新日友会という「行動する保守」団体。同会代表の中井ケイノスケ氏は、デモ出発前の集会で、「もう『殺せ』などのコールはいらない」とし、過激なコールやヘイトスピーチを控えるよう参加者に呼びかけた。

 デモスタート地点である新宿大久保公園からすぐの職安通りには、差別反対を訴える市民が集結。多くの市民がデモ隊に並走し、スタート地点からゴール地点まで、「レイシスト帰れ」、「日本の恥」と抗議の声を上げ続けた。

※IWJは取材チームを組み、デモが吹き荒れた新大久保の街に住む「当事者たち」の声を聞き取り、ルポルタージュにまとめました。その第一弾をまぐまぐと、ニコニコのブロマガ(epub対応)で発行しました。現在第二弾を発行予定です。「まぐまぐ」ご購読はこちらから、ニコニコのブロマガご購読はこちらから。

 また、サポート会員向けに、過去のメルマガを全編公開中です。サポート会員の方はこちらからご覧になれます。


新大久保ヘイトスピーチデモに関し、警視庁への申入れと人権救済申立ての記者会見 2013.3.29

記事公開日:2013.3.29取材地: テキスト動画

 新大久保で連続して行われている排外デモに対し、12名の弁護士が名を連ね、警視総監、東京都公安委員会へ申入れを行った。申入れの趣旨は、新大久保で居住営業している外国人の身の安全を確保するため、適切な警察の対応を求めるもの。2013年3月29日(金)18時から、弁護士6名が記者会見を開いた。


猪瀬都知事、新大久保での差別的デモ「傷害をおこさなければ合法」という見解―猪瀬直樹東京都知事 定例記者会見 2013.3.29

記事公開日:2013.3.29取材地: 動画

 2013年3月29日(金)15時から、東京都新宿区の東京都庁で「猪瀬直樹東京都知事 定例記者会見」が開かれた。

 猪瀬知事は、新大久保での民族差別デモに関して「注意深く見守る」との見解を示したほか、地球温暖化対策が期限切れを迎えて原発再稼働が検討されている点についても言及した。