2023年11月25日(土)午後1時半より京都府京都市の同志社大学新町キャンパス尋真館にて、日本科学者会議、近畿地区会議主催による「11.25 PFAS(有機フッ素化合物)汚染問題シンポジウム」が開催された。小泉昭夫 京都大学名誉教授ほかの研究者の報告が行われた。
まず小泉昭夫 京都大学名誉教授が、有機フッ素化合物(PFAS)の軍事産業として開発された歴史から、有機フッ素化合物の種類とその構造、特性。何に使われているのか、毒性と人間の臓器への作用、また欧米や日本でのPFASの汚染実態と実施調査、政府の対応や対策など、PFAS汚染の実態を報告した。
続けて大阪PFAS汚染と健康を考える会の長瀬文雄氏が、大阪・摂津市の汚染実態や企業と行政の対応など、そして日本環境学会元会長 秦明郎氏が、近畿地区、滋賀県内のPFAS汚染の実態を報告した。