2023年11月3日(金・祝)午後1時30分より、京都府京都市の祇園・円山公園内 円山野外音楽堂において、11.3 生かそう憲法 守ろう9条「11・3憲法集会 in 京都」が開催された。講演に登壇したのは、新外交イニシアティブ代表の猿田佐世氏ら。
猿田氏は、今日本が戦争になる可能性について、次のように語り始めた。(全編動画(講演、集会アピール)7:04~)
「あたかも『明日にも日本が戦争になるような気がするんだけれども』と言われる方の悩みを聞くと、『いったい攻撃されたらどうするの?』と言われてしまう。
ではどこの国が日本を攻撃するのか? 1番真っ先に答えとして、よくそう言われる方から出るのは、『北朝鮮がミサイル飛ばしてきたらどうするの?』『北朝鮮がミサイルを日本に当てたらどうなりますかね?』だが、あの国は今絶対当てない。
北朝鮮は日本にミサイルを当てたが最後、一応そういうことになってるお約束では、アメリカが日本のために出動して、そして日本の自衛隊もフル活動で出動して、北朝鮮の政権というのはあっという間に潰れるということになっている。
なので、北朝鮮がミサイルを毎月のように・毎週のように飛ばしているのは、別に日本を目分めがけてやってるわけではない。
『こっちの方向に飛んでる!』、それはそうだ。だって北に行ったらロシアに当たる・西に飛ばしたら中国に当たる・南に飛ばしたら韓国に当たる。
しょうがないから、こっちに飛ばして練習して、本当の目的っていうのは、アメリカの東海岸のワシントン・ニューヨークのあるところまで、核兵器を積んだミサイルがちゃんと飛ばせるように、そういう練習をしてるわけで、全然褒められたことじゃないし、そのこと自体も防いでいかなくちゃゃいけないことなのは間違いないが、北朝鮮のミサイルは日本に当てようとして飛ばしているものではない、そこは確認をしておく必要がある。
次『ロシアが何かして侵略してくるんじゃないか?』、こんなにウクライナ戦争で手こずってるロシアが、もう1個戦争やるだろうか? 冷静に考えてそれはない・ありえない。
最後に来るのは、『中国が攻めてくるんじゃないか?』、中国は攻めてくるだろうか? 日本と中国の間の問題って何があるんだろうか?
2ヶ国だけでは、歴史問題はあるが、歴史問題であんなウクライナみたいな戦争をするだろうか? 中国だってしない。尖閣諸島が1番よく言われていることだが、尖閣諸島だって今じゃ資源があるのかないのかもよく分からないのに、ウクライナみたいな大戦争になる可能性を秘めながら、中国は日本に侵略を含めて尖閣を奪って、ああいったウクライナ戦争になるという可能性はほとんどない。
では、なんで私たちがもしかしたら、日本が戦場になっちゃうかもしれないと思って、こんな天気のいい素晴らしい日の連休に、こんなとこに集まんなきゃいけないのか?
それは一重に、アメリカと中国の覇権争いの戦争に、日本がその一部を加担するという姿勢を示して実際に参戦した場合は、その反撃を食らって日本が戦場になるからだ。その参戦の方法というのは、自衛隊を麻生副総理が台湾までわざわざ行って、『戦う覚悟を見せろ!』って言った。彼は『戦う覚悟があるか?』と。
しかし、『もし台湾有事が起きたら、自衛隊をそこに派兵することについて賛成ですか?反対ですか?』っていう世論調査があるが、75%の日本人が・日本国民が『自衛隊を台湾有事に派兵することにNo』と言っている。
自衛隊すら派兵する気がない日本国民の誰1人取っても、自分自身に戦う覚悟はあるなんて人もほとんどない。
なので、台湾有事にま巻き込まれる可能性、それは日本が自衛隊を送るか、もう1つ日本にある沖縄にたくさんある米軍の基地から、米軍が台湾に軍隊を派遣する戦闘機を飛ばす・空母を派遣するというようなことをした時に、『日本の基地から出ているんだな』ということで中国から反撃を食らって、そして日本が戦場になるその2個の可能性だけ」