2022年2月21日、東京都千代田区の参議院議員会館で、市民らが防衛省の担当者25名に、防衛予算についてヒアリングを行った。
市民らは事前に岸信夫防衛大臣宛てに、およそ40項目の質問書を送り、防衛省担当者らがそれらについて文書で回答し、口頭で説明を行った。
質問書の「防衛費の対GDP比等について、防衛省の考える適正規模、指標等があるか」との問いに対し、防衛省担当者は、「我が国を取りまく安全保障環境がこれまでにない厳しさを増しているので、必要な防衛力を抜本的に強化する」と答えた。
これを聞いた参加者は、「枕詞のように『我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す』とついてくるが、このままいくとずっと防衛費を増やしていきますよね」と指摘。「毎年毎年、必要だからと言って積み上げて行ったら天井、ないですよ」「国民経済から見て、どこまでが上限だという指標、ありますか?」などと、厳しい言葉を投げた。
今回は時間の関係で、防衛省の説明を聞くだけに終わったが、次回は市民側が質問と意見を述べることとなった。
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