2020年3月23日(月)午後6時から約1時間半、「戦争・治安・改憲NO!総行動実行委員会」の主催により、「戦争・治安・改憲NO! 3・23霞ヶ関デモ」が行われた。デモは、東京都千代田区日比谷公園の霞門をスタートし、法務省・警視庁・警察庁・裁判所・総務省・外務省・財務省・経産省・文科省・厚労省の庁舎を通過し、日比谷公園に戻り、解散・終了となった。主催者発表では、新型コロナウイルスの自粛ムードの中、そして、やや寒い天候であり、かつ夜間であったにもかかわらず、約100名が参加した。
デモスタート前、シュプレヒコールが行われ、次いで、各参加団体の代表者から連帯の挨拶が行なわれた。主催である「戦争・治安・改憲NO!総行動実行委員会」の代表からは、「現在、1月から中東・オマーン湾に自衛隊が派兵されているが、これは明確に9条明文改憲の先取りだと思う。安倍は、昨日(3月22日)も防衛大学の卒業式に出て、『改憲』について言及している。これらはすべてを改憲の先取りとして捉え、反対していかなければならない」との提起があった。
「オリンピック災害おことわり」連絡会からは、「今みなさん、世の中ではオリンピックはどうなるのかということが一番話題になっている。おそらく、延期ないし中止の方向で水面下で動いていると思うが、我々のスタンスとしては、『返上による中止』しかないと考えている。近代オリンピックは、東京だけでなく、世界のどの場所にも要らない」旨の方針の確認が行われた。
デモ行進終了後、主催より、「防衛省に対して、3月15日(日)、大軍拡予算と基地強化への反対アクションとして防衛省デモを行い57名が参加した。その後、文京区民センターにおいて、奄美で自衛隊・基地建設反対運動をおこなっている方を招いて、厳しい戦いの現状報告を受けた。これからも、沖縄本島のみでなく、宮古、奄美、九州などでも軍事基地の機能再編が行なわれようとしているが、皆さんと連帯して、反対闘争を進めていきたい」と、まとめの発言があった。