2021年11月19日13時より、東京・千代田区の立憲民主党本部別館5階ホールで、立憲民主党代表選挙全候補による共同記者会見が行われた。立候補を表明したのは届け出順で、逢坂誠二衆議院議員(5期)、小川淳也衆議院議員(6期)、泉健太衆議院議員(8期)、西村智奈美衆議院議員(6期)の4氏。
会見で記者から衆議院議員選挙の結果の評価について4候補それぞれの見解が問われた。
逢坂候補は「候補者一人一人には一定程度の評価があるが、比例で個人は良いのだけれど、立憲民主党はやっぱりだめだと思われている」と述べ、「理念や政策を述べるだけでなく具体的な地域課題を解決していく、その積み上げで党勢を立て直す」と述べた。
また、小川候補は「野党の仕事は政権を厳しく批判的立場から検証すること、いざという時に政権の受け皿として国民に認知されること」だとして、「総選挙の結果を見る限り後者が十分でなかったと反省している」と述べ「政権の受け皿として認知していただける党への期待感や魅力を総合的に増さなければならない」と述べた。
続けて泉候補は「比例区は立憲民主党とお書きください、という運動が不足していた」と述べ、「野党共通政策とか野党政権という言葉があったが、立憲民主党とお書きくださいという活動が遅れた」「閣外協力、閣外からの協力という言葉が多くの国民に伝わる前に選挙が終わってしまった、浸透が遅れた」と比例区での議席減について語った。
西村候補は同じ質問に対し、「立憲民主党は生まれて4年という若い政党で、まだ地域組織、いわゆる足腰が弱い部分がある」と述べ、「総選挙の反省を踏まえて言えることは、地域組織をしっかりと作っていくことだ」と話し、あわせて「立憲民主党がどういう社会を目指しているのか、その訴えが有権者にあまり届いていなかった」「みんなが立憲民主党の政策を共有しワンボイスで訴えて行けるようにすることが課題だ」と述べた。
代表選の投開票日は11月30日、立憲民主党はこの日、合わせて臨時党大会を開催する。