衆院選最終日、枝野代表が訴え!「競争、規制緩和、民営化では日本経済は成長できない!大企業の過去最高の利益はあなたの犠牲の上に成り立っている!」〜10.30 立憲民主党 街頭演説「#立憲大作戦2021 FINAL in 神奈川→東京」 2021.10.30

記事公開日:2021.11.5取材地: テキスト動画
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(取材、文・渡会裕)

 2021年10月30日、東京・JR新宿駅東南口前で、立憲民主党の街頭演説「#立憲大作戦2021 FINAL in 神奈川→東京」が行われ、海江田万里・衆議院議員候補(東京1区)、福山哲郎幹事長、枝野幸男代表が登壇した。

 最初に登壇した海江田候補は、「自民党は、コロナはもう終わってしまったことだ、さあこれからは経済を回していく時期だ、と選挙戦を通じて訴えているが、そうではない。科学的、医学的問題としてコロナは終わっていない」と批判した。

 さらに海江田候補は「コロナによって生じた日本社会の問題点、これまで20年30年の長きにわたり日本の社会の中に沈殿していた、それがいよいよコロナ渦で大きな亀裂となって大きな爆発をした。社会現象としてのコロナも終わっていない」と語り、「溜まりに溜まったこの日本社会の持っている大きな問題点、大きな矛盾を根本的に解決をするという、粘り強い意志を持っていただきたい」と訴えた。

 続けて登壇した福山幹事長は「去年、この国は160兆円の予算だった。しかしなぜ、このように格差が広がるのか? なぜ、皆の実質賃金が落ちるのか? なぜ、商売をやめる人とか、なぜ、非正規で首になる人がこのように多いのか?」と聴衆に問かけた。

 福山幹事長は「それは、お金の使い方が間違っているからだ」と指摘し、「私たちは新たな経済政策を始める。アベノミクスとさよならをして、この日本を歩き始める」と訴えた。

 さらに福山幹事長は、「岸田総理の後ろに、安倍さんと麻生さんと甘利さんと高市さんがいたら、5人羽織で何もできなくなっている」と批判し、「岸田総理で変わらないし、変えれないなら、枝野幸男で変えようじゃないか」と訴えた。

 最後にマイクを握った枝野代表は「民主党時代の実質経済成長率は1.8%。安倍政権になってからは、コロナ(渦)の前、2019年までの数字をとっても、日本の実質経済成長率は年平均1%、安倍政権になってからの方が経済成長は半分近くにまで落ちている」と述べ「競争だ、規制緩和だ、民営化だ、こういうやり方では成長できない」と自民党の経済政策を批判した。

 枝野代表は「私たちは『公平・公正な分配なくして成長なし、いざという時の支えの安心なくして成長なし』という、もう一つのビジョンを明確に示している」と訴えた。

 さらに枝野代表は「アベノミクス9年、日本の経済は年1%ずつしか成長しなかった。でも株を持っている人は何十倍、下手をすると100倍も潤っている。ごく一握りの大きな企業だけは、過去最高の利益を出している」と述べ、「日本の国全体の豊かさが変わっていないのに、こういう皆さんだけが豊かになっているというのは、あなたの犠牲の上に成り立っている。それを進めてきたのが自民党政治だ」と批判した。

 続けて枝野氏は「明日31日(の投票)を逃せばまた、隠す、ごまかす、改竄するという政治が、命と暮らしを守らない、後手に回るコロナ対策が、一握りの人を豊かにし、日本の経済を発展させない経済対策が、これから2年も3年も続く」と訴え、「新しい政治へと、まっとうな政治へと変えよう」と聴衆に呼びかけた。

■全編動画

  • 日時 2021年10月30日(土)18:00~
  • 場所 JR新宿駅東南口前(東京都新宿区)
  • 詳細

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