2021年5月31日、東京都千代田区の衆議院本館で「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」が、高齢者へのワクチン接種体制など、9項目について、政府側担当者に対しヒアリングを行った。
合同チームは、事前に5月31日の毎日新聞の報道に触れ「コロナ分科会がオリンピックのリスク評価を提出しようとしたら、政府の了承を得られず、公表されていないと言う件について」質問通告している。
立憲民主党の山井和則・衆議院議員は、これと合わせて、コロナ分科会の尾身茂会長が「菅首相から指示があれば、コロナ分科会で五輪の感染リスクを議論し、意見を言う」と、繰り返し国会答弁していることにについて「コロナ分科会ではオリンピックの感染リスクをいつ議論するのか?」と質したが、内閣府から担当者が出席しておらず、政府側からの回答はなかった。
山井議員は「コロナ分科会は何故、今日来ていない?」「担当者も出て来ないということ自体が、やましいことでもあるのかな」と述べ「オリンピックは言うまでもなく、このまま突っ込んだら人命がかかって多くの人が死ぬリスクがあることについて、いつコロナ分科会で議論するのか、私たちが質問通告しているにもかかわらず、ほかの担当者は全員来ているのに、この問題だけ、ここだけ来ないというのはなぞだ」と、強い疑念をにじませた。