2021年3月9日(火)、午後4時半から、東京・お茶の水の東京都医師会 2階講堂にて、東京都医師会の記者会見が行われた。
尾崎治夫東京都医師会会長が、メディアとの質疑において「数値上、下げ止まりになっている。今日も1週間前に比べると増えてきている。現在、巷間で言われている通り、変異株ウイルスが、どの程度市中に浸透してきているのか?
色んな問題がある。今後は、必要なものは、『積極的な攻め』いわゆるPCR検査、抗原検査をですね、しっかりやっていく事と、変異株ウイルスがどの程度浸透してきているのか。イギリス、ブラジル、南アフリカなどどこからの変異株なのか感染の実態をつかむことが大事である」と現在、新規感染者が下げ止まっている現状について、変異株ウイルスの影響を否定せず、総力をあげて、実態をつかむことが非常に大事であると述べた。
また猪口副会長は、#7119(注1)にかかってきた発熱等相談件数の7日間平均は2月24日(過去7日間平均)が64.4件、3月3日(過去7日間平均)が55.0件とあまり減少せず高い値のまま推移しているので、引き続き警戒が必要と説明した。
(注1)#7119 東京都消防庁の救急相談センターの電話番号で東京都医師会では感染拡大の早期予兆の指標の一つとして、相談内容を日々モニタリングしている。
詳しい内容については、動画を御覧になってください。