2020年12月8日(火)、午後4時半から、東京・お茶の水の東京都医師会 2階講堂にて、東京都医師会の記者会見が行われた。
会見の冒頭、尾崎会長は、「(医療体制は)ベッドの数ではなく、(対応可能の)医療人の数です」「(東京都の)医療者が疲弊している現状では、医療は守られません」と東京都で急増している現状に警鐘を鳴らした。
また、記者の質問に対して尾崎治夫東京都医師会会長は、東京都の感染者急増の現状を受けて「『GoToトラベル』は、東京都の対応が65歳以上の高齢者と基礎疾患をお持ちの方の自粛としたが、現在いろいろとエビデンスが出てきており、中には人の移動の影響が大きいと言われているものもあり、できれば、全体的に中断することが望ましいのではないか」と回答した。
他方、東京都医師会平川博之副会長が、新型コロナウイルス感染症によるメンタルヘルスへの影響を自殺者数の動向から解説した。今年8月の、20歳未満の若い女性の自殺者は前年同月と比して3.6倍にも上り、今年10月には、自殺者総数も前年同月比で4割増加したことを明らかにした。逆に従来自殺者総数に大きな影響を持っていた中高年層の自殺者数はさほど増えていないと補足した。
詳しくは動画を御覧ください。