2020年11月20日(金)、午後4時から、お茶の水の東京都医師会 2階講堂にて、東京都医師会の記者会見が行われた。
記者の質問に答えた尾崎治夫東京都医師会会長は、東京都の感染者急増の現状について、「『Go Toトラベル』は、経済活動との兼ね合いもあるが、中断することが望ましい。全国的に中断が無理であれば、例えば北海道と東京だけ除外するとか、それも無理であれば、マイクロツーリズム(近郊の小旅行)のみを対象とする等にすることを考えられないだろうか」と発言した。
また、現状では政府が中止する見込みのないGo Toトラベルが、「今回の感染拡大に影響がないという話ではない」と、「根拠はない」としながらも実質的に影響を与えたのではないかとの考えを示した。
尾崎会長は「旅行会社の方々への提案ですが、パッケージツアーにPCR検査、抗原検査などをセットして販売してはどうか」と検査を受けてから、安心して旅行に行ける仕組み作りを提案した。
尾崎会長は、「このまま何もしなければ、1ヶ月後には、新規感染者は1日に1000人を突破してしまいます。このままだと、医療崩壊が起きる可能性があります。これはまずい、困る。東京都医師会としては、なんとしても避けなければなりません」。と危機感をあらわにした。
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