「訴訟対策を気にするのならガイドなんかやめちゃう」!? 大飯原発訴訟で審査との矛盾が指摘された「基準地震動及び耐震設計方針に係るガイド」の変更についてIWJ記者が質問~12.23原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見 2020.12.23

記事公開日:2020.12.24取材地: テキスト動画
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(取材、文・渡会裕)

 2020年12月23日、東京港区の原子力規制委員会で、更田豊志(ふけたとよし)・原子力規制委員長による定例の記者会見が開かれた。

 12月4日に大阪地裁で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の設置許可取り消しを命じた判決が出たことに対し、被告の国は17日、判決を不服として大阪高裁に控訴した。

 一審で、原子力規制委員会が作成した、基準地震動及び耐震設計方針に係るガイドと、審査の矛盾が指摘された点について、更田・委員長は、12月16日の会見で、ガイドの記述で誤解を招く表現を改める意向を示した。

 23日の会見で、IWJ記者が「ガイドの解釈が争点になっている今、ガイドをいじると社会的な誤解を生む恐れがあるのではないか?」と問いただしたのに対し、更田委員長は「訴訟対策を気にするのだったらガイドなんかやめちゃう」と述べ、持論を展開した。

■全編動画

  • 日時 2020年12月23日(水)14:30~
  • 場所 原子力規制委員会 B・C・D 会議室(東京都港区)

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