2020年12月21日、東京港区の原子力規制委員会で、第46回原子力規制委員会の臨時会議として、原子力規制委員会と東京電力ホールディングス経営層による福島第一原子力発電所の廃炉などについての意見交換が行われた。
出席した、小早川智明・東京電力ホールディングス取締役代表執行役社長に対して、更田豊志(ふけたとよし)原子力規制委員長は、福島第一原子力発電所に貯留している、処理済み汚染水の処分について「あたかも政府の問題になったかのような態度は許されない」「具体的な目標をかかげて、その達成に向けて強い意志を示すのは経営トップの非常に重要な責任だ」と述べ、「一連の議論の中でも小早川さんの顔がほとんど見えてこない」と経営トップの態度を批判した。