「在日米軍の米軍施設への入国時には米側が日本の検疫にもとづき同様の措置をとっている」!! 米軍内で広がる新型コロナウイルスが明かす日本の米国への隷属!? 検疫は国家主権の問題ではないか?~4.3 防衛大臣定例記者会見 2020.4.3

記事公開日:2020.4.4取材地: テキスト動画
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(取材・文:浜本信貴)

 2020年4月3日(金)午前9時25分より、東京都新宿区市谷の防衛省庁舎A棟11階第一省議室にて、河野太郎防衛大臣の定例記者会見が行なわれた。冒頭、河野大臣より、現状についての報告が行われ、その後、各社記者と河野大臣との間での質疑応答が行われた。

 報告事項として、大臣はまず、陸上自衛隊秋田駐屯地での新型コロナウイルスの状況について、「保健所がおこなった積極的疫学調査によると、感染者の濃厚接触者として、4月1日および2日に、新たに1名ずつが追加された」とし、「現在、現職隊員21名と、3月31日付けで退職した元隊員の計22名が、自衛隊の中の濃厚接触者として特定されている。そのうち20名については、PCR検査の結果が出ており、1名が4月1日に陽性と判明し、この件での感染者数が合計して2名となった。新たに陽性となった隊員は、4月2日に医療機関に入院している。残っている2人については、現在、PCR検査の日程調整中である。この2人目の感染者の濃厚接触者として、同僚の自衛隊員23名、当該隊員の家族3名、計26名が特定されている。この隊員23名は、1人目の感染者の濃厚接触者とは重複していない」と現状の詳細について述べ、「現在、これらの者については、駐屯地内の隊舎での隔離、または自宅待機を行っている。さらに、この3月30日に感染が判明した隊員の行動について調べたところ、1月10日から3月25日まで、多賀城駐屯地において訓練に参加しており、行動をともにしていた隊員について、現在、隊舎内での隔離、もしくは自宅待機を命じている。これらの隊員については、それらの市町村を管轄する保健所とPCR検査その他の実施について、今後の処置を調整しているところである」と説明した。

 河野大臣は、続いて、新型コロナウイルスに関する災害派遣について、「昨日(4月2日)、自衛隊は、合計120名により、新型コロナウイルスに関する水際対策の災害派遣を実施している。本日(4月3日)、引き続き、成田における検疫支援、および、成田および羽田から宿泊施設への輸送支援、宿泊施設における生活支援などを行う」とし、加えて、「本日(4月3日)午前0時から、検疫の対象が、アメリカ、東南アジア等からの入国者・帰国者に拡大されたので、PCR検査の対象者がかなり飛躍的に増大するだろう」との見込みを述べ、「成田・羽田の体制を強化すると同時に、関空への到着便についても対応できるように、体制は整えているところだ」と現状について報告した。

 IWJ記者からは、新型コロナウイルスに関し、在日米軍について質問をした。「横須賀の米海軍『ロナルド・レーガン』でも乗組員2人が新型コロナウイルスに感染したことが報じられています。『HispanTV』というスペイン語放送は、米国務省が安全保障上の理由で感染者数を公表しないよう指示したと報じています。米空母『セオドア・ルーズベルト』では、航海中に3人の感染者が短期間で90人以上に広がったとの報道もあります。

 米軍は日米地位協定によって、日本による検疫もなく、米軍基地から直接日本国内に自由に出入りできるはずです。防衛省は、在日米軍内の新型コロナウイルス感染者の情報を詳細に共有されているのでしょうか? また、外務省が米国からの入国を拒否している状況にあって、米軍人が自由に日本国内に出入りできる状況をどのようにお考えでしょうか?」

 これに対し、河野大臣より、「在日米軍内の感染者も日本の保健所と情報の共有はできている。また、在日米軍が米軍施設に入国する場合には、米側が日本の検疫にもとづいて、同様の措置を現在とっているところだ」とし、「特に、米側も新型コロナウイルスの感染の防止は在日米軍としても喫緊の課題であるので、そこはしっかりやっている。」と回答があった。

■ハイライト

  • 会見者 河野太郎氏(防衛大臣、衆議院議員)
  • タイトル 河野太郎 防衛大臣 定例記者会見
  • 日時 2020年4月3日(金)9:30頃〜
  • 場所 防衛省(東京都新宿区

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