2020年2月28日(金)13時45分より、東京都新宿区市谷の防衛省記者会見室にて、河野太郎 防衛大臣の定例記者会見が開催された。
会見冒頭、大臣より、会見日当日の新型コロナウイルスに関する自衛隊の災害派遣について、「下船して宿泊施設に移る乗員の輸送などに60名、帰国された邦人の宿泊支援として尉官を含め25名の隊員が支援活動を行っており、その他交代要員、後方支援要員、停留者など含め、合計758名が活動にあたっている」との報告があった。また、「ダイヤモンド・プリンセス号は、乗員含め、かなり下船がすすんでおり、一定の目処が立ってきた」との所感を表明した。
続いて、報道各社より、3月2日(月)から実施される学校の臨時休業など、コロナウイルス関連の活発な質問が行われた。
IWJからは、自衛隊や在日米軍内で感染が一気に広がった場合の対策、自衛隊員や在日米軍人の検査体制の整備状況、そして、日本国内での感染拡大時の在日米軍の日本からの退去の可能性などについて質問をし、河野大臣より「今、各駐屯地・基地でも、しっかりとした防護措置をとるよう、うがい手洗いの励行をふくめ、様々指示を出している。万が一陽性者が出たときのコンティンジェンシー・プランを作れという指示も出している。在日米軍が日本国内での感染拡大によって移動するということは聞いていない」との回答があった。