2021年9月1日、東京都渋谷区の日本共産党本部で、志位和夫委員長により「気候危機を打開する・日本共産党の2030戦略」と題した政策が発表された。
政策では、日本政府による2030年までの二酸化炭素排出削減目標の引き上げ、石炭火力発電所の新設、増設、輸出の中止、再生可能エネルギー電力エネルギーの優先利用原則の確立などが示された。
会見で志位委員長は「この政策は、国連IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change・国連気候変動に関する政府間パネル)の累次わたる報告書に明らかにされた、科学的知見をふまえたもの」と述べ、「この政策は日本共産党の総選挙政策の第一弾となる」と訴えた。
IWJ記者は、政府の石炭火力の増新設の姿勢についてと、電力市場の再生エネルギーへの公平なルール形成の必要について、志位委員長の考えを聞いた。
さらにアフガン情勢をふまえて、日本の取るべき外交・安全保障への考えと、コロナ対策への安倍・菅政権の対応への評価についても質問した。
IWJ記者の質問と、志位委員長の回答は、以下の通りである。