「首都上空を他国の軍用機が勝手に飛び回るなんて独立国ではありえない暴挙! 植民地的だ!」IWJ記者の質問に志位和夫委員長が日米地位協定・横田空域問題を糾弾!~7.4日本共産党・2021年東京都議会議員選挙 開票センター 2021.7.4

記事公開日:2021.7.6取材地: 動画
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(取材、文・渡会裕)

 2021年7月4日、東京渋谷区の日本共産党本部で、2021年東京都議会議員選挙の開票状況を見守りながら、日本共産党幹部らが、記者会見を行った。

 午後11時過ぎ、当初の目標だった現有18議席確保の報を受けて、志位和夫委員長が会見を行った。

 志位委員長は、目標だった現有18議席を獲得したこととともに、一部の選挙区で候補者調整を行い、選挙協力をした立憲民主党も議席を伸ばしていることを踏まえて「今回の都議選の勝因は、オリンピック中止を正面から取り上げたことだ」と述べた。

 さらに志位委員長は、立憲民主党も東京五輪の中止・または延期を訴えていることをあげ、「一定の民意が示された」「オリンピック中止を求める取り組みを今、この瞬間に強めていきたい」と述べ、管政権や東京都、大会組織委らに「今からでも中止の決断を求めていく」と決意を表明した。

 また、志位委員長は「野党間の連携がなければ、わが党は現有議席を確保することが難しかったと思う」と述べ、「自民・公明両党あわせた獲得議席が、過半数を割ったのは、野党の連携が寄与したのではないか、選挙を通じて実質的な共闘が進んだと思うので、そういう信頼関係を大事にし、次につなげたい」と、この秋までに行われる衆院総選挙に向けた展望を語った。

 IWJ記者は「都議選で米軍の問題を争点にしたのは共産党が唯一だった。「なぜ米軍の問題を都議選の争点にしたのか、あらためてその意図と、その問題に関する手ごたえをおうかがいしたい」と質問した。

 これに対して志位委員長は「首都の上空、特に都庁の目と鼻の先を米軍のヘリコプターが超低空で飛行する。これは独立国だったらありえない暴挙だ。首都のど真ん中に巨大な基地があって、しかも都心部にヘリポートまであって、自由自在に自国の首都の上空を、他国の軍用機が勝手に飛び回るなんて植民地的だ」と厳しく糾弾し、「手ごたえは大変大きなものがあった」と結んだ。

 日本共産党は改選前議席を1議席上回る19議席を得た。

■全編動画

  • 日時 2021年7月4日(日)20:00~
  • 場所 共産党本部 多目的ホール(東京都渋谷区)

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