2021年6月25日、東京・新宿駅西口で、7月4日の東京都議会選挙に向けて、日本共産党による大山とも子・都議会議員候補の立候補第一声の街頭選挙演説が行われた。
応援演説の先頭を切った宇都宮けんじ・元日弁連会長は、次のように訴えた。
宇都宮氏「都知事選に立候補したとき緊急の政策課題として、コロナ渦から命と健康を守る医療体制の充実、休業・時短要請に対して徹底した補償の実施、コロナ感染者を多く受け入れている都立公社病院の独立行政法人化を中止する、人の不幸の上に成り立つカジノの誘致計画を中止する、こういう課題を抱えて闘った。
私が掲げた緊急政策を託せるのは、新宿区において、日本共産党の大山とも子さんを置いてほかにいません」
大山とも子・都議会議員候補も以下のように決意を表明した。
大山候補「命を守るために今年のオリンピック・パラリンピックは中止しましょう。開催都市の知事が中止を宣言すれば、オリンピックは開催できない。
コロナの感染拡大を封じ込めるためにワクチン接種と大規模な検査をセットで行う。いつでも、だれでも、何度でも、無料でPCR検査を受けられるようにする」
最後に応援に立った志位和夫・日本共産党委員長は、東京五輪が都議選の争点だと呼びかけた。
志位委員長「オリンピック・パラリンピックをこのまま開催してよいのかが、都議選の大争点になっている。
管政権と小池都政は、命よりオリンピック、オリンピック最優先で、国民の命は二の次だ。
政治の根本姿勢として、オリンピックの開催によって亡くなる方が増えても仕方がないという立場には、決して立ってはならない」
共産党は東京五輪中止を前面に打ち出している。志位委員長はあらためて東京五輪の中止を呼びかけた。
志位委員長「そういうオリンピックならば、開催する異議はない。7月4日の都議選で審判を下そう。
7月4日からオリンピックの開催までには20日ちかくある、中止を決めるのに十分な期間だ、間に合わないということはない。
日本共産党を躍進させればオリンピックを止める道は開かれてはいる。オリンピックを中止し、命を守れ、この一票はどうか党派の違いを超えて日本共産党に託してください」。