日刊IWJガイド「本日午後7時より、万博をテーマに、岩上安身による一級建築士・建築エコノミスト 森山高至氏インタビュー第1回を撮りおろし初配信します!」2025.5.26号~No.4535


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<岩上安身によるインタビュー配信!!>本日午後7時より、「『いのち脅かす』大阪・関西万博が開催中! 地盤沈下や液状化、そして夏には落雷事故のリスクもある『維新』の祭典は、今も有毒ガスが噴出するゴミ捨て場が会場! 岩上安身によるインタビュー第1191回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト 森山高至氏 第1回」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! ぜひ、お見逃しなく!

■5月もあと6日です! 5月1日から22日までのご寄付・カンパは47万8411円で、月間目標額の約14%です。月の3分の2を過ぎて、14%というのは非常に厳しい数字です! どうか、5月こそは、緊急のご支援を! また、今期第15期の期末である7月末まで、あと2ヶ月あまりです! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から4月までの9ヶ月間で1582万9556円にのぼっています! 緊急のご寄付、カンパをお願いします!

■【中継番組表】

■<シリーズ特集 7月20日参院選! 投票に行こう! 第6回>小泉進次郎農水大臣が『ニュースウォッチ9』で、「備蓄米は6月頭には2000円で店頭に並ぶ」と断言!「必要であれば、政府備蓄米を全部出してもいい」と表明! 政府の減反政策を否定し、増産への転換を明言! 9年前の自民党農林部会長時代に、自民党農水族に敗北した農協改革にも言及! コロンビア大学時代にCIAの情報提供者ジェラルド・カーティス氏の教えを受け、卒業後はCIAとの関係が非常に深いシンクタンクCSISの非常勤研究員だった小泉大臣の訴える「農協改革=農協民営化」は、国益を外資に売り渡した小泉純一郎元総理の「郵政民営化」とそっくり!?

■<IWJ取材報告>かい正康氏「この国はアメリカの植民地なんです! この国の憲法よりも、法律よりも、最高裁の判事よりも、権力を持っている人々の集団が、在日米軍!!」~5.18 日米合同委員会廃止を求めるデモ行進
┗━━━━━

■はじめに~<岩上安身によるインタビュー配信!!>本日午後7時より、「『いのち脅かす』大阪・関西万博が開催中! 地盤沈下や液状化、そして夏には落雷事故のリスクもある『維新』の祭典は、今も有毒ガスが噴出するゴミ捨て場が会場! 岩上安身によるインタビュー第1191回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト 森山高至氏 第1回」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! ぜひ、お見逃しなく!

 IWJ編集部です。

 本日午後7時より、「『いのち脅かす』大阪・関西万博が開催中! 地盤沈下や液状化、そして夏には落雷事故のリスクもある『維新』の祭典は、今も有毒ガスが噴出するゴミ捨て場が会場! 岩上安身によるインタビュー第1191回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト 森山高至氏 第1回」を撮りおろし初配信します。

 4月13日に大阪・関西万博が開幕してから、1ヶ月余りが経ちました。

 大阪・関西万博は、日本維新の会の地域政党である大阪維新の会の看板政策のひとつです。万博会場となった大阪湾の人工島・夢洲には、IR(統合型リゾート)の予定地でもあり、万博が「IRのための地ならし」であることは明らかです。

 大阪・関西万博をめぐっては、開幕前から、建設費の大幅な増大に伴う税金の負担増、パビリオンの建設の遅れなどの問題が、次々に浮かび上がりました。

 夢洲は、建設残土や一般ゴミの処分場であったことから、現在も有毒な硫化水素や、爆発の危険性のあるメタンガスが発生し続けています。会場建設工事中の2024年3月には、トイレ棟の建設現場で、溶接作業中に出た火花が滞留していたメタンガスに引火し、爆発事故が発生しました。

 また、夢洲は埋立地であるため、地盤沈下や地震・津波による被害のリスクも指摘されています。

 さらに、海上の島である夢洲へは、交通アクセスが限定されるため、輸送能力の不足に伴うピーク時の混雑や、災害時の孤立のリスクなどの懸念も指摘されています。

 何よりも、この万博問題をやり過ごしても、その後に、まだ地盤の固まっていない夢洲の土地に、カジノのための恒久的施設が作られます。万博は、外資のカジノを誘致する「露払い」の役割を担っているのです。

 こうしたさまざまな問題点について、一級建築士で建築エコノミストの森山高至氏に、岩上安身がインタビューを行いました。

 詳しくは、本日配信のインタビューを、ぜひご視聴ください!

 インタビューは、会員向けサイトのアーカイブにて、4日間、全公開で、その後はハイライトは公開、全編は会員限定となります。お見逃しの内容は、ぜひ、IWJの会員となって、全編を御覧ください!

―――――――

【撮りおろし初配信】19:00~
 「『いのち脅かす』大阪・関西万博が開催中! 地盤沈下や液状化、そして夏には落雷事故のリスクもある『維新』の祭典は、今も有毒ガスが噴出するゴミ捨て場が会場! 岩上安身によるインタビュー第1191回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト 森山高至氏 第1回」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527474

―――――――

※会員登録のご案内
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■5月もあと6日です! 5月1日から22日までのご寄付・カンパは47万8411円で、月間目標額の約14%です。月の3分の2を過ぎて、14%というのは非常に厳しい数字です! どうか、5月こそは、緊急のご支援を! また、今期第15期の期末である7月末まで、あと2ヶ月あまりです! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から4月までの9ヶ月間で1582万9556円にのぼっています! 緊急のご寄付、カンパをお願いします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJの財政が、危機的状況です!

 5月は、1日から22日までの22日間で、42件、47万8411円のご寄付・カンパをいただきました。これは、目標額の約14%に相当します。月の3分の2を過ぎて14%というのは、非常に厳しい数字です!

 今月5月の月間目標額を達成するには、残り6日間で、残り86%分のご寄付・カンパが必要になります!

 IWJの今期第15期は、昨年8月にスタート、9ヶ月が経過し、7月末の期末まで、あと2ヶ月あまりとなりました。

 残念ながら、昨年8月からの今期第15期は、4月までの9ヶ月間で一度も、月間目標額に達していません!

 この不足総額は、寄付部門だけで、1582万9556円にもなります。

 IWJが5月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!

 今期9ヶ月間の累計のマイナス1583万円を少しでも埋められるよう、皆様の緊急のご支援をお願いしたいと存じます!

 会費を据え置きながら、より一層、支出を切りつめる努力もしています。

 今後は、土曜日に発行していた『日刊IWJガイド』は、原則として、お休みさせていただきます。もちろん、何か事件などがあれば、『速報』や『号外』などは、週末であっても、発行させていただきます!

 目標額を下げ、支出を切りつめても、収支が改善されないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!

 第15期が、赤字に転落しないように、無料でご視聴の方は、是非とも有料会員登録を、また、会員・非会員を問わず、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 なお、IWJでは、インタビューなどを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!

 サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!

 公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。

 「IWJ特報」のバックナンバーも、1ヶ月遅れの分から、すべて読むこともできます!

 皆様、会員登録を、ぜひ、よろしくお願いします!

※会員登録のご案内
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 4月末現在、IWJ会員の総数は1825人、このうちサポート会員の方は713人でした。

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、サポート会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営はご寄付を募らなくても格段に安定します!

 また、休会中の皆様は、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。

 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆様、米国に操られたまま、無謀な戦争へと駆り立てられてゆく日本の対米従属権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身 拝


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2025.5.26 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信】19:00~「『いのち脅かす』大阪・関西万博が開催中! 地盤沈下や液状化、そして夏には落雷事故のリスクもある『維新』の祭典は、今も有毒ガスが噴出するゴミ捨て場が会場! 岩上安身によるインタビュー第1191回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト 森山高至氏 第1回」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527474

 岩上安身による森山高至氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきた森山高至氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E9%AB%98%E8%87%B3

========

◆中継番組表◆

**2025.5.27 Tue.**

調整中

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

【撮りおろし初配信】「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1192回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第3回」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527503

第55回 福島県「県民健康調査」検討委員会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527471

柏崎刈羽原発再稼働の前提となる緊急時対応(避難計画)を了承しないことを求める署名活動は26日まで!~5.23 原発反対八王子行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527513

◆しばらくフルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

[IWJ日米地位協定スペシャルNo.4]日本全土が戦場に 在日米軍はまず逃げる!? 米軍「統合エアシーバトル」全容判明~岩上安身によるインタビュー 第295回 ゲスト伊波洋一元宜野湾市長 2013.4.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/72007

「財務省解体デモ」現場近くの路上で襲撃され深手を負った立花孝志氏に、岩上安身が事件後、最初の独占単独インタビュー!! 立花氏は「原因を作ったのは、『報道特集』では!?」とメディアの偏向報道が「テロリスト」を生む恐怖を激白!~岩上安身によるインタビュー第1186回ゲスト 立花孝志氏(NHK党党首) 2025.3.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526915

IWJの記事が国会で取り上げられる! 沖縄の風・高良鉄美 参議院議員が、参院外交防衛委員会で「日本の新聞・テレビは信用できないので」とIWJ記事を引用し質問!!『日刊IWJガイド』から「米国民よりも米国信者となってしまい、米国に依存し、米国一極支配から多極化となると不安で仕方がない日本人」の記述を引き、世界構造が多極化に向け変わる認識少ないと危機感表明! IWJ号外のジェフリー・サックス教授講演を引用、ウクライナ同様「日本も『米国人が死なず、日本人が中国と戦ってくれるのだからいい。米国予算の使い方だ』と言われ、米国の友人であることは致命的であることを体現しかねない」と警鐘!!
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250425#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54620#idx-1

世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1189回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第1回! 2025.5.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527398

「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1190回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第2回」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527438

「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1192回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第3回」2025.5.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527503

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その1)>ソ連崩壊後、米国の一極覇権プロジェクトが始まり、2003年のイラク戦争後、「欧州は完全に発言力を失った」! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける!東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526942

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その2)>「ヨーロッパが米国の敵となることは危険だが、米国の友人となることは致命的である」! 欧州には、本物の外交政策が必要! 日本も同様! 他人事ではない! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526967

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その3)>【質疑】「NATOと欧州の混同」こそ最悪、欧州は独自の現実主義的な外交をもつべき! NATOは米国の覇権維持装置、トランプ大統領が求める防衛費5%は「米国のためであって、あなた達のためではない」! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526996

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その4)>【質疑】「NATOはヨーロッパの代弁をやめて、ヨーロッパは自分をNATOだと考えるのをやめてくれませんか」冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.5.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527384

「『パンデミック合意』の中身は遺伝子製剤を使った儲け話の分け前。世界の保健とか、健康とか、ましてや命の話ではない! WHOは反社! 邪悪そのもの!! しかも日本はその主犯! WHOの親善大使・武見敬三氏が厚労大臣になって、バリバリ進めた!!」作られたパンデミックである「プランデミック戦争」から日本人の命を守るには!?~岩上安身によるインタビュー 第1167回ゲスト 立憲民主党・原口一博衆議院議員
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524918

◆しばらくフルオープン! 【ドンバスの真実】シリーズ!◆

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

【IWJ号外】ドネツク国立大学政治学講座チェルカシン准教授著・松里公孝教授訳「ドンバス2共和国の内政とそれらのロシアへの(再)統合の諸方策」(前半)「ドンバスの2共和国が生まれた諸前提」ほか 2025.3.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527086

米国から訓練・支援を受けていた「ウクロナチ」勢力が、暴力革命によって成立させた親米欧政権は、何をしたか? ウクライナ人がウクライナ人をジェノサイドし続けた8年間の記録を振り返る! 岩上安身によるインタビュー第1178回ゲスト 黒龍會・アジア新聞社会長 田中健之氏 第1回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525684

◆しばらくフルオープン! 統一教会問題シリーズ!◆

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 米共和党のギングリッチ元下院議長は、統一教会への解散命令について、「米国と日本の関係、そして日本の政治情勢に対する我々の見方に重大な影響を及ぼすことになるだろう。旧統一教会に対する現在の攻撃は、日米同盟を弱体化させ、中国共産党と日本の接近のきっかけを作ろうとする試みだ」などと、激しく非難しています。

 しかし、統一教会の実態をよく知る必要があります。

 AP通信やニューズウィーク誌に勤務し、George Polk AwardやI.F. Stone Medalを受賞した米国の著名な調査報道ジャーナリスト、ロバート・パリー(2018年没)が、世界的な視点から、統一教会に関する調査報道活動を展開しました。IWJでは、ロバート・パリーの残した、統一教会の最暗部に焦点をあてた「文鮮明師のダーク・サイド」を10回にわたってご紹介しました。

※ロバート・パリーの調査報道シリーズ(IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/?s=%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%BC

自民党自体が統一教会のマインドコントロール下にある!? 文鮮明カラーを払拭した韓鶴子体制の統一教会が「国家復帰」計画の野望を企てる!~岩上安身によるインタビュー第1101回 ゲスト ジャーナリスト・鈴木エイト氏 第1弾 2022.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511308

文鮮明という「メシヤ」が「再臨した国」韓国に貢がされる「エバ国家」日本!? 自民党に深く浸透する統一教会の「正体」! ~岩上安身によるインタビュー 第897回 ゲスト 北海道大学大学院 櫻井義秀教授 2018.8.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429742

◆しばらくフルオープン! フジテレビにおける、中居正広氏の不同意性交問題特集!◆

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

特集 フジテレビにおける、中居正広氏の不同意性交問題!
https://iwj.co.jp/wj/open/fuji_nakai

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■<シリーズ特集 7月20日参院選! 投票に行こう! 第6回>小泉進次郎農水大臣が『ニュースウォッチ9』で、「備蓄米は6月頭には2000円で店頭に並ぶ」と断言!「必要であれば、政府備蓄米を全部出してもいい」と表明! 政府の減反政策を否定し、増産への転換を明言! 9年前の自民党農林部会長時代に、自民党農水族に敗北した農協改革にも言及! コロンビア大学時代にCIAの情報提供者ジェラルド・カーティス氏の教えを受け、卒業後はCIAとの関係が非常に深いシンクタンクCSISの非常勤研究員だった小泉大臣の訴える「農協改革=農協民営化」は、国益を外資に売り渡した小泉純一郎元総理の「郵政民営化」とそっくり!?

 先週、コメ問題での失言で辞任した、江藤拓前農林水産大臣のあとを受け、後任の農水大臣に就任した小泉進次郎議員が、「コメ担当大臣だという思いで集中して取り組みたい」と表明し、週末、ひときわ注目を集めました。

※<シリーズ特集 7月20日参院選!投票に行こう! 第4回>江藤拓農林水産大臣が、急遽、辞任!「令和の米騒動」米価高騰の最中、江藤大臣が、まさかの「米は買ったことがない。支援者がたくさんくれるので、売るほどある」発言で大炎上! 江藤大臣は「講演会なので、ちょっと強めに」「実態と違うような言い方をしてしまったことは、大変遺憾」などと弁明するも、進退については「進退??… 責任の取り方…?」と、辞任など毛ほども考えていない答をしていた! 結局、野党の不信任決議案直前に、辞任! 参院選を前に、石破政権に大ダメージ! 後任は小泉進次郎氏?(日刊IWJガイド、2025年5月21日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250521#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54682#idx-6

 5月23日に生出演した、『NHK』の夜のニュース番組『ニュースウォッチ9』でも、「コメ担当大臣の小泉農水大臣です」と紹介されるなど、コメ不足や米価高騰の現状に対する「救世主」であるかのように、マスメディアでもち上げられています。

 こうした「期待」に応えるかのように、小泉大臣は番組冒頭で、「これから、政府の随意契約による備蓄米は、『2000円台』ではなく、2000円で売り渡す。そうすれば、間違いなく(小売店の)棚に、(6月の頭には)2000円台で並べることができる」と表明しました。

 これまで3回、合計約31万トンの政府備蓄米の売り渡しは、競争入札で行われたため、最も高い値をつけた業者が落札。入札に参加できる業者は、年間の玄米の仕入れ量が5000トン以上ある集荷業者に限定されていたため、全体の9割以上を、JA全農(全国農業協同組合連合会)が落札していました。

 これが、備蓄米を放出しても価格が下がらず、中小のスーパーや小売店にまで行き渡らない一因と指摘されています。流通過程で起きている目づまりをの「犯人」扱いされているJA全農は、5月23日、これまでに落札した政府備蓄米のうち、卸売業者に出荷したのは、22日時点で52%の約10万4000トンだと発表しました。

※政府備蓄米の販売状況について(5月22日現在)(全農、2025年5月23日)
https://www.zennoh.or.jp/press/release/2025/104888.html

 これに対して、小泉大臣は、今月末に予定されていた4回目の入札を中止し、政府が販売価格や契約先を任意に決める、随意契約に変更することを打ち出しました。随意契約では、流通大手や、ネット販売の通販業者に直接売り渡すことも視野に入れています。これは、スピーディーにさばけるという一面もありますが、大手資本に優先的に渡すことで、中小の卸から小売店には流れないという、大資本優先の側面もあります。実際、小泉新大臣に即座に面会に来たのは、楽天の三木谷浩史社長でした。5月23日のことです。

 さらに小泉大臣は、「政府備蓄米は、60キロ1万1000円から1万2000円で購入し、5年間貯蔵している。減価償却分を差し引いて、1万円ぐらいで売り渡す。そうすると、流通経費なども含めて、5キロ2000円程度で、店頭に並ぶ計算になる」と強調しました。

 通常、「減価償却」とは、固定資産(建物、機械・装置、車両・運搬具、工具・器具・備品、ソフトウェアなど)、つまり、「長期にわたって使用される資産」の価値が、時間の経過や使用によって減っていくことに対し、それを会計上で費用計上する際に使われる処理方法のことです。

 政府備蓄米は、確かに新米で購入後、古米、古古米と、年ごとに価値が目減りしていきますが、固定資産ではないので、通常の意味での「減価償却」の対象とはなりません。

 政府備蓄米は、一定期間保管後に、販売や消費されることを目的とした、「棚卸し資産」に該当します。

 ただし、「棚卸し資産」は、売却や消費、廃棄時に、発生した「評価損」を、損益として帳簿に計上するので、小泉大臣の「減価償却」という発言が、「長期保管によって、購入時より価値が目減りしている」ということであれば、価値が目減りしている、というのであれば、「減価償却」などという言葉は使わず、「棚卸し資産の評価損」というべきです。小泉新大臣の言葉遣いは、明らかに間違っています。

 小泉氏の発言直後から、ネット上では、「知ったか」「小泉構文」などの批判があふれています。

 立憲民主党の小沢一郎衆議院議員は、5月24日、X(旧ツイッター)に次のように投稿しています。

 「『減価償却』とは、建物や機械設備など、企業が設備投資して導入した固定資産の経年劣化分を、経費として計上すること。

 意味を理解していない知らない言葉を、かっこいい言葉だからと背伸びして使ってはいけない。

 まずは勉強を。大丈夫なのか?」。

※小沢一郎衆議院議員(事務所)のXへの投稿(2025年2月24日)
https://x.com/ozawa_jimusho/status/1926087020281045390

 その後、NHKの記者から「2000円というのは、業者に売り渡す価格なのか、それとも店頭に並ぶ価格なのか?」と再確認された小泉大臣は、「店頭で2000円という価格が実現できる」と、断言しました。

 最初は「2000円台」だと表明した、備蓄米の店頭販売価格の見通しが、番組内でキャスターや記者から繰り返し確認された数分の間に、「2000円程度」になり、さらには「台」もなく、「程度」もなくなり、「2000円という価格が実現できる」と、強気の断言に変化しました。この言葉は、信じても大丈夫なのでしょうか?

 小泉大臣は、生出演した『ニュースウォッチ9』の中で、備蓄米の放出量についても、「今は30万トンと決めているけれど、仮に需要があれば、無制限に出していく」「必要であれば、(100万トンの政府備蓄米のうち、現在残りは60万トン程度)全部出してもいいと思っている」と表明し、それによって現在の異常な米価の高騰を落ち着かせ、消費者のコメ離れを防ぐ、との方針を示しました。

 米価の引き下げについては、生産コストの高騰に直面し、経営に苦しむ生産者から、現在のコメ価格を歓迎する声もある一方で、コメ農家の中には、現在の米価高騰の後には、暴落があるのではないか、と不安視する声も上がっています。

 こうした生産者の声に対して、小泉大臣は番組の中で、「『作るな』ではなくて、作りたい方には作っていただく」と、これまでの政府による事実上の減反政策を否定し、増産への転換も明らかにしました。

 減反政策は、表向き、日本政府はやめたことになっていますが、実質的には、コメ作りをやめる農家には補助金を出してまで、今もなお続いています。こうした先細りの農政をやめて、増産に向かうということは、歓迎すべきことではあります。

 しかし、ここにも、小泉進次郎議員の、父親譲りなのか、大資本有利な「改革」姿勢が目立ちます。

 その上で小泉大臣は、コメ農家の「集約化、大区画化、データ管理やドローンの活用といった、少ない人数でも生産性高く農業ができる環境作りへの支援」と、価格安定のためにも、輸出や、新しい需要の開拓を、「政策として遂行していきたい」と表明しました。

 結局、農地を統合して、大規模化していくというのが本音です。コメの輸出に補助金をつけているのは、現在も変わらないので、現在の農政の延長線上にあることは変わらないような気がします。

 一方で、随意契約による、放出米販売価格2000円については、「現在の米価の高止まりが続けば、本当にコメ離れを起こしかねない」と述べ、「価格を安定化させるための、大胆な手を打たなければならない状況だ」と、小泉進次郎農水大臣は、訴えました。

 また、小泉大臣は、「JA全農は、農家に高く資材を売るのではなく、農産品をより高く販売できるマーケットを開拓することに力を入れてもらいたい」「これだけ大きな力と組織を持つJAグループは、今の380億円の輸出を、5倍以上に増やせるのではないか」と、JA改革へも意欲を示しました。一方で輸出を奨励しつつ、安いカリフォルニア米の輸入を拡大しているのは、あまりに矛盾していて、理解が不能です。補助金をつけるなら、輸出よりも、国内の、国民向けの米消費を最優先に促進すべきでしょう。

 さらに小泉大臣は、自身が自民党の農林部会長だった2016年当時を振り返り、「私が部会長の時には収入保険を作りましたが、こういったもの充実させる」と、農家へのセーフティーネットについても、言及しました。

 これは、農家の戸別所得補償政策と似ているようで違います。

 最後に小泉大臣は、「今回放出した備蓄米の買い戻しはしない」と表明しました。

 政府備蓄米の放出については、一定期間内に、政府が同量を、売り渡した業者から買い戻すことを条件としています。

 小泉大臣は、「今回、(売り渡しの)対象は、今までの集荷業者ではなく、大手の小売の方」なので、「買い戻しの条件はつけません」と述べました。

 就任直後からの小泉農水大臣の「発信力」は、この、『NHK』への生出演も含めて、メディアが大きく取り上げることによって、消費者に大きな期待を抱かせます。

 しかし、小泉純一郎元総理の「構造改革」と同じく、小泉進次郎議員の、新自由主義的発想は、急に生まれたものではありません。かねてより、進次郎議員は、同様の発想を公言してきました。

 今から9年前、2016年8月に自民党の農林部会長に就任した小泉進次郎議員は、農協(JA)改革に取り組むと意気込み、「1年以内に組織と事業の改革を求め、できなければ第2全農を作る」と、農協の金融機能や共済事業の見直し、農業の競争力強化を訴えました。これは、組合つぶしのために、第2組合を作るといっているようなもので、誰を利する政策なのか、と疑いたくなる発言でした。少なくとも、この国の農業を支えてきた、零細な家族農家の利益になるのか、疑問です。

 こうした小泉進次郎議員の発言に対し、当時の自民党の農林族議員やJAグループは強く反発。特に地方の農協関連団体からは、「壊滅させるつもりか」「もう選挙の応援はできない」といった苦情が殺到し、11月21日には、農協が反対集会を開き、1500人が集まる事態となりました。

 その結果として、小泉進次郎議員の提案は「1年以内」という目標を外し、年次計画による自主的改革をうながすという形に修正されました。

 小泉進次郎議員の掲げた農協改革は、骨抜きとなり、小泉議員自身も、「一言で振り返ると、『負けて勝つ』ですかね」と、憔悴しきった表情で語ったと、当時の『週刊新潮』が報じています。

 言うなれば、今回の、コメ不足、米価高騰、そしてJA批判の大合唱が起きた「絶妙」なタイミングで、農水大臣に任命された、小泉進次郎議員にとっては、またとない捲土重来(けんどちょうらい)の機会となったわけです。

※「小泉進次郎」はホントに農水相に適任なのか “JAに骨抜きにされた”9年前の「農協改革失敗」を振り返る(デイリー新潮、2025年5月21日)
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/05211441/

 現在の米価の高止まりも、米価維持のための減反政策も、生産農家からコメを集めて販売し、中間手数料を「中抜き」してきた農協と、農協の集票力に頼る農水族議員と、農協に天下り利権を持つ農水省官僚とのトライアングルに支えられている、との指摘が、右を向いても、左を向いても、あふれかえっています。そうした批判が正しい部分もあるでしょうが、そのためにJAを解体するような「構造改革」が本当に必要なのか、問題の最適解なのか、疑問はぬぐえません。

 小泉進次郎氏は、どこでどうやって、新自由主義的発想を身につけたのでしょうか。

 進次郎氏は、関東学院大学経済学部を卒業後、米国の名門コロンビア大学大学院政治学部に進学し、2006年に修士号を取得しました。その当時、小泉氏を教えたのが、日本の選挙・政治の研究者であり、「歴代首相の指南役」などとして知られる、ジェラルド・カーティス氏でした。

 長年、日本の保守政界に深く食い込んできたこのカーティス氏は、CIAの上級オフィサーだったロバート・クロウリーが残した『クロウリー・ファイル』に、元朝日新聞主筆の船橋洋一氏と共に、CIAの情報提供者(インフォーマント)として名を連ねているという、もうひとつの顔を持っています。

 小泉氏は、2006年6月からは、ワシントンD.C.にある戦略国際問題研究所(CSIS)で、非常勤研究員として活動していました。このCSISは、ジャパン・ハンドラーの集う、巣窟として知られています。

 CSISは、創設メンバーに、中央情報局(CIA)情報担当次官も名を連ねているほど、CIAとの関係が非常に深いシンクタンクです。

※【第32-33号】岩上安身のIWJ特報!「属国的な、あまりに属国的な」奇観~CIA情報提供者ジェラルド・カーティス氏、小沢一郎を散々になじるの図~英語講演翻訳全記録 前編 2012.5.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/64565

※「日米同盟をおろそかにする総理は生き残れない」「歴史問題には『ノーコメント』で十分」 CIA協力者として知られるカーティス教授、参院選直前にあからさまな脅し ~FCCJ主催 記者会見 2013.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/87931

※CIAの別組織とも言われるCSISと関係の深い小泉進次郎衆院議員、総理官邸・婚約会見の裏で「有志連合」への自衛隊参加要請に暗躍する米国高官の姿が!? 2019.8.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455269

 小泉進次郎農水大臣は、神奈川県横須賀市を地盤とする、4代に渡る世襲議員です。

 小泉純一郎元総理の父で、小泉進次郎大臣の祖父の、小泉純也元防衛庁長官は、1964年12月に「勲一等旭日大綬章」を授与された、米国のカーティス・ルメイ将軍を推薦しました。ルメイ将軍は、第2次世界大戦中に、東京大空襲を含む日本本土への無差別爆撃を指揮した人物です。

 親子三代に渡る売国奴ともいえます。

 ちなみに、小泉純也元防衛庁長官の義父で、小泉進次郎大臣の曽祖父である、小泉又次郎元逓信大臣は、背中に龍の彫り物があったことから、「入れ墨大臣」と異名をとっていました。

 こうした経緯を考えると、小泉進次郎新大臣が目指す「農協改革」とは、小泉純一郎元総理が郵政民営化をやったように、この国の一部を外資に売り渡すつもりなのではないか、という懸念も生じます。

 国の政策として減反をやめ、コメの増産に転じることには異論はありませんが、そのための手法が「大規模化と集約化」ということであれば、それは日本の農家の大多数を占める、多様な小農(小規模な農地を所有し、主に家族の労働力で農業を営む農民)をつぶして、大企業・大資本に農地を売り渡す、という意図も透けて見えます。

 戦後の農地解放によって、大地主と小作農の、何百年、あるいは千年以上にわたって続いてきた農家の現実を劇的に変え、小作農が小規模な地主となり、農業の民主化の道を開きました。

 しかし、その歴史の歯車が逆転されれば、大資本が大きな農地を占有し、そこに農業労働者を雇うことになるかもしれません。

 農地の売買が許されれば、国内の大資本だけでなく、外資にも開放されてしまうかもしれません。また、新たな「小作人」は安い賃金で働く外国人労働者かもしれません。農民は、土地と仕事を失い、農家の後継ぎを生もうという意欲を失うことでしょう。

 地方は、東京のような大都会と比べると、さほど少子化が進んでいませんが、農業の仕事が単なる賃労働へと化す時、地方でも東京と同様に、家庭をもつ、という厄介な営みを放棄する若者が増えていくかもしれません。

 農業の資本主義化は、農家と農地を、大資本にあけわたし、農作業に従事する農民も、とりかえ可能なパーツにしてしまい、農作物とともに、人間の再生産の役割も担ってきた農業という営みを失わせてしまいます。

 この小泉新大臣の農政に、国家百年の計はあるのか、というと、そんな長期的な視点はないのではないか、と思われます。

 そう考えると、江藤前農水大臣の急な失言事件とその拡散も、現在の不自然なまでの米価高騰も、小泉進次郎新大臣の誕生も、すべてシナリオがあったのではないかとさえ、思われてきます。

 夏には、秋に収穫される一般的なコメとは別に、早場米(はやばまい)が収穫されます。実際に、コメ不足が起きていたとしても、あと2、3ヶ月もすれば、市場にも出回り始めます。小泉新大臣の活躍の結果、米価が劇的に下がった、という「おはなし」を広めるのに、こんなうってつけのタイミングはありません。

■<IWJ取材報告>かい正康氏「この国はアメリカの植民地なんです! この国の憲法よりも、法律よりも、最高裁の判事よりも、権力を持っている人々の集団が、在日米軍!!」~5.18 日米合同委員会廃止を求めるデモ行進

 5月18日午後12時30分より、東京都新宿区の新宿駅東口広場(旧アルタ前)にて、かい正康氏の主催により、「日米合同委員会廃止を求めるデモ行進」が開催され、約200人が参加しました。

 かい氏は、東京都港区のニューサンノー米軍センター(ニュー山王ホテル)前や、赤坂の在日米国大使館前にて、日米地位協定、及び、日米合同委員会に対する抗議活動を展開する、政治街宣ユニット「#みちばた」のメンバーです。

 IWJは、これまでも、かい氏の街宣活動の多くを取材してきました。ぜひ、以下の記事も御覧ください。

※甲斐まさやす氏「戦後79年経ちながらも、いまだにこの国は米国の『属国』、『植民地』の状態!『対米従属』の象徴である日米合同委員会を打ち破らない限り、日本国民に真の幸せは来ない!」~3.28 ニュー山王米軍センター前「日米合同委員会廃止」抗議街宣 2024.3.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522376

※「真の主権」回復を求め、米国側代表である在日米軍のラウル副司令官に「日米合同委員会の廃止」「すべての議事録の公開」「密約の公開と廃止」を要求!~5.23 ニュー山王米軍センター前「日米合同委員会廃止」抗議街宣! 一水会の木村三浩氏もマイクを握る! 2024.5.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523197

※「ニュー山王米軍センターのような重要施設付近に住む人々の個人情報は、政府や警察に『ダダ漏れ』している!」「日本は法治国家ではない! 国の体をなしていない!!」~11.21 ニュー山王米軍センター(ニュー山王ホテル)前「日米合同委員会廃止」抗議街宣 2024.11.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525696

※「実質、この国は法治国家ではない」!「戦後従属の象徴である横田空域、日米合同委員会、日米地位協定。私達は、この『在日米軍支配』に、徹底抗議する」!~3.13 米国大使館前ゲリラ街宣行動 2025.3.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526831

※「公務中の米兵を、逮捕起訴できない。その根拠は、『日米地位協定』があるから! しかし、公務外の米兵の性暴力犯罪も、取り締まることはできない! 日米合同委員会で『裁判権放棄密約』が結ばれているから!」と、甲斐正康氏!~4.26 日本社会の問題の核心を突く! 日米合同委員会廃止! ニューサンノー米軍センター前抗議街宣 2025.4.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527297

 デモ行進の前に、ミニ集会が行われ、かい氏は聴衆に向けて、次のように訴えました。

かい氏「皆さん、何か、アメリカの植民地っぽくないですか? この国。

 そうです。皆さんが思っているように、この国は、アメリカの植民地なんです。

 いったい、何で、アメリカの植民地になったんですか?

 新宿駅前をご通行中の皆さん、学校の教科書で習いましたよね? 今から80年前、日本は、アメリカに原子爆弾を2発落とされ、東京大空襲、そして、沖縄地上戦、横浜大空襲などなど、日本全国が焼け野原になりました。

 そして、この国は敗戦。ポツダム宣言を受け入れて、敗戦となりました。

 それ以降、この国の憲法よりも、この国の法律よりも、この国の最高裁の判事よりも、権力を持っている人々の集団が、在日米軍でございます。(中略)

 今回、私達のこの集会、そしてデモ行進のメインテーマであります『日米合同委員会の廃止』。

 この日米合同委員会というのは、在日米軍の特権を認めた、日米安保条約の第5条日米地位協定、そして、その日米地位協定の第25条に記されている日米合同委員会、秘密会議の日米合同委員会を、ぶっつぶしてやろうじゃないか。俺らが、ぶっつぶしてやろうじゃないか、というデモでございます」

 デモは、集会場所である新宿駅東口広場(旧アルタ前)を起点として、新宿駅を反時計回りに行進し、歌舞伎町の新宿遊歩道公園『四季の路』で流れ解散となりました。

 デモ参加者達は、『日米合同委員会を廃止しろ』『憲法無視の密約合意を許さない』『憲法違反の在日米軍は撤退しろ』『東京の空を米軍から取り戻す』『在日米軍は地下水を汚染するな、PFASを垂れ流すな』『在日米軍の犯罪を許すな』『国民に主権を取り戻せ』などと、シュプレヒコールを繰り返しました。

 詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。

※かい正康氏「この国はアメリカの植民地なんです! この国の憲法よりも、法律よりも、最高裁の判事よりも、権力を持っている人々の集団が、在日米軍!!」~5.18 日米合同委員会廃止を求めるデモ行進
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527515

― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ―

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

 YouTubeへの高評価とチャンネル登録も、よろしくお願いします。10万人登録まであと少しです!

 ご支援のほども、よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、浜本信貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト【 https://iwj.co.jp/
公式X(旧ツイッター)アカウント【 https://twitter.com/iwakami_staff