日刊IWJガイド・非会員版「東京都で10日、過去最多602人の新型コロナ感染者を確認! 9日の全国の新規感染者は過去最多2809人! 重症者も過去最多555人! 大阪は人口100万人あたりで北海道、東京を上回り全国最多!」2020.12.11号~No.3011号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~東京都で10日、過去最多602人の新型コロナ感染者を確認! 9日の全国の新規感染者は過去最多2809人! 重症者も過去最多555人! 大阪は人口100万人あたりで北海道、東京を上回り全国最多! 他方、英国、バーレーンに次いでカナダでもファイザーワクチンを承認! しかし英国でワクチンを接種した2人にアレルギー反応! 厚労省は国内ワクチンについて市町村での予約制を決定!
■【中継番組表】
■<本日の再配信>本日午後7時より「田中角栄『前総理逮捕』の再来なるか ロッキード事件担当の検察OBらが法務省に意見書提出! 安倍総理直撃で検察庁法改定を粉砕!? 岩上安身によるインタビュー 第999回 ゲスト 元最高検察庁検事 清水勇男氏」を再配信します!
■<IWJ取材紹介>本日正午より、「袴田巖さんの再収監を許さない一日行動 Vol.3」の街頭宣伝と国会内集会を生中継取材します! 本日11日の午後、袴田巖さんの再収監に抗議する行動と集会が行われます。IWJはその現場を取材し、ツイキャスで生配信をする予定です。
┠<ニュース・フラッシュ>
■【1】ドイツのメルケル首相、厳しいロックダウンを呼びかけ! 医療逼迫も限界レベル!!
■【2】米当局がフェイスブックを独占禁止法違反で提訴! インタスグラムなどの売却も要求!!
■【3】木下工務店の2900円のPCR検査よりさらに激安PCR検査が登場!! 理化学研究所のグループ会社が1980円で誰でも検査可能に!! 東京駅八重洲南口にオープン!
■<新記事紹介>国民投票法「改悪」案審議でコロナ禍でも容赦なく近づく憲法改悪の足音!! 自民・二階幹事長と立憲民主・福山幹事長が来年1月の通常国会での採決で手打ちか!?
■<再公開記事紹介>【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む第3弾!】~『大災厄(ナクバ)』の日70年を目前に米大使館がエルサレムに移転! ガザでは今日もイスラエルが非武装の市民を殺戮している! ~岩上安身によるインタビュー 第870回 ゲスト 東京経済大学 早尾貴紀准教授 2018.5.14
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■11月も皆様からの温かいご支援をいただきました。ここに感謝を込めて、ご寄付・カンパをくださった方々のお名前を掲載させていただき、御礼のしるしとさせていただきます! 本当にありがとうございます! 今後もご支援をよろしくお願いします!
■<ご意見募集>年末年始の再配信ラインナップ準備中! 皆様の「お気に入り動画」も募集します!
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■はじめに~東京都で10日、過去最多602人の新型コロナ感染者を確認! 9日の全国の新規感染者は過去最多2809人! 重症者も過去最多555人! 大阪は人口100万人あたりで北海道、東京を上回り全国最多! 他方、英国、バーレーンに次いでカナダでもファイザーワクチンを承認! しかし英国でワクチンを接種した2人にアレルギー反応! 厚労省は国内ワクチンについて市町村での予約制を決定!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 東京都の1日の新型コロナ感染者が、ついに600人を超えました。

 東京都は昨日10日、新型コロナの新たな感染者が過去最多となる602人確認されたことを明らかにしました。重症者数は前日と同じ、59人です。

※都内の最新感染動向(東京都)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

 東京都では11月19日に初めて500人を超える533人が報告され、12月5日に過去最多の584人が報告されていました。

 昨日10日開催された東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議では、専門家から「医療提供体制が逼迫し始めている」と指摘されました。また、総括コメントは4段階の中で最もレベルの高い「感染が拡大していると思われる」に据え置かれています。

※第23回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(令和2年12月10日 13時00分~)(東京都)
https://youtu.be/UDqZA9t9Zvc

※(第23回)東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(令和2年12月10日)(東京都)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1009676/1012436.html

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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◆中継番組表◆

**2020.12.11 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch7】12:00~「『袴田巖さんの再収監を許さない一日行動 Vol.3』マリオン前宣伝行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 「袴田巖さんの再審無罪を求める実行委員会」主催の宣伝行動を中継します。これまでIWJが報じてきた袴田巖氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A2%B4%E7%94%B0%E5%B7%8C%EF%BC%88%E8%A2%B4%E7%94%B0%E5%B7%96%EF%BC%89
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【IWJ・Ch5】13:00~「『第2回種子法廃止違憲確認訴訟』東京地裁門前集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた種子法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%a8%ae%e5%ad%90%e6%b3%95
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【IWJ・Ch7】14:30~「『袴田巖さんの再収監を許さない一日行動 Vol.3』国会内集会 ―登壇:水野智幸氏(元裁判官)、周防正行氏(映画監督)、袴田秀子氏(袴田巖氏の姉)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 「袴田巖さんの再審無罪を求める実行委員会」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた袴田事件関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A2%B4%E7%94%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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【IWJ・Ch5】15:00~「『第2回種子法廃止違憲確認訴訟』報告集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」主催の報告集会を中継します。これまでIWJが報じてきた食の安全関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%a3%9f%e3%81%ae%e5%ae%89%e5%85%a8
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【タイムリー再配信 815・IWJ_YouTube Live】19:00~「田中角栄『前総理逮捕』の再来なるか ロッキード事件担当の検察OBらが法務省に意見書提出!安倍総理直撃で検察庁法改定を粉砕!? 岩上安身によるインタビュー 第999回 ゲスト 元最高検察庁検事 清水勇男氏」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 6月12日に収録した、岩上安身による元最高検察庁検事 清水勇男氏のインタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた検察庁法改正案関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E5%BA%81%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3%E6%A1%88

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◆中継番組表◆

**2020.12.12 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 816・IWJ_YouTube Live】17:00~「冤罪防止・被害回復のために刑事再審法改正を!! 証拠捏造!? 知的障害者など供述弱者に過酷な取り調べ!? ~6.21『くり返すな冤罪!市民集会 II ―検察は、再審を妨害するな!―』」
視聴URL(冒頭以降は会員限定):https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2018年月に収録した、「『くり返すな冤罪!市民集会Ⅱ』実行委員会」主催の市民集会を再配信します。これまでIWJが報じてきた袴田事件関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A2%B4%E7%94%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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【タイムリー再配信 817・IWJ_YouTube Live】20:00~「『袴田事件のような捜査機関による証拠捏造は珍しいことではない』~岩上安身によるインタビュー 第415回 ゲスト 袴田事件弁護団長・西嶋勝彦弁護士」
視聴URL(冒頭以降は会員限定):https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2014年4月に収録した、岩上安身による袴田事件弁護団長・西嶋勝彦弁護士のインタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた袴田巖氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A2%B4%E7%94%B0%E5%B7%8C%EF%BC%88%E8%A2%B4%E7%94%B0%E5%B7%96%EF%BC%89

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

金沢で単身赴任中の42歳男性が発熱でPCR検査を希望するも受けられず、死亡後に陽性と判明! 政府はいつまでPCR検査抑制を続けるのか? 新型コロナウイルス感染症対策と経済再生の1つの正解は「無症状感染者の可視化と隔離」!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485955

3つの大罪「自国を犠牲にした対米隷属、原子力導入・推進、新自由主義路線」を敷いた中曽根元総理葬儀に際し、明治天皇大葬と並ぶ弔旗・黙祷要請!! 閣議了解による事実上の強要は内心の自由侵す!~10.15 合同葬弔意要請に関する野党合同ヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/486009

香港の民主活動家に実刑判決! 黄之鋒氏は禁錮13ヶ月半、周庭氏は禁錮10ヶ月、林朗彦は禁錮7ヶ月…中国による自由と民主主義の「圧殺」は、隣国にとっても他人事ではない!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/486099

「菅総理が掲げているたった2つのエビデンス、どちらもインチキ!だから国民はこのGoToは相当いかがわしいと思うのです!」~12 ・8野党合同国対ヒアリング ―持続化給付金、GoToトラベル、休業支援金
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485976

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

吉村大阪府知事が病床のトリアージ導入を発表。維新発の「生命の選別」思想についてのIWJ記者の質問に、西村大臣「詳細を知らないのでコメントは控える」~11.24 西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485259

東京外環道本線トンネル工事現場の真上、調布市の住宅街で陥没発生!! 住民たちはトンネル工事着工の2017年以前からトンネル工事による陥没事故の危険性を指摘し続けていた!!~11.21外環道・陥没事故の緊急報告集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485158

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■<本日の再配信>本日午後7時より「田中角栄『前総理逮捕』の再来なるか ロッキード事件担当の検察OBらが法務省に意見書提出! 安倍総理直撃で検察庁法改定を粉砕!? 岩上安身によるインタビュー 第999回 ゲスト 元最高検察庁検事 清水勇男氏」を再配信します!

 本日は、今年6月12日に収録した、元最高検察庁検事・清水勇男氏インタビューを再配信します。

 清水氏は現在85歳で現役の弁護士ですが、1964年の検事任官以来、各地の地方検察庁や東京高検、最高検察庁などに勤務後、福島地裁検事正、浦和地検(現さいたま地検)検事正を務めた人物です。

 清水氏の主な担当事件には「連合赤軍リンチ殺人等事件(上告審)」「ビートたけし・フライデー事件」「戸塚ヨットスクール監禁致死事件」など昭和の有名事件の名が並びます。しかし、その中でも最もよく知られ、そして、2020年の今、最も注目を集める担当事件が「ロッキード事件」です。

 1976年に明るみに出た、米航空大手ロッキード社による、旅客機受注を巡る大規模汚職事件となったロッキード事件では、田中角栄前総理が受託収賄などの罪で逮捕されました。

 現在の日本ではもはや信じられない「前総理逮捕」が、当時、実現しました。

 それから40年の時を経て、日本は、総理大臣や政治家どころかそのお友達すら逮捕されない「やりたい放題国家」となってしまいました。

 しかし、ここに来て、河井克行・案里夫妻による公選法違反への関与や、「桜を見る会」前夜祭をめぐる公職選挙法違反や政治資金規正法違反の疑惑で安倍前総理へ司法の手が及ぶ可能性が浮上しています。

※東京地検特捜部、安倍晋三前総理に任意の事情聴取を要請!「桜を見る会」前夜祭に、2015年から2019年までの5年間に900万円を「晋和会」が負担するも、収支報告書に記載せず!公設第1秘書に政治資金規正法違反の疑い!!(日刊IWJガイド、2020年12月4日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47891#idx-12

※安倍総理は「心配事」で政権投げ出す!? 河井案里容疑者が選挙資金還流を供述か?不正の隠蔽や利権の維持は菅新政権へ継承!? 岩上安身によるインタビュー 第1010回 ゲスト ジャーナリスト・山岡俊介氏(2020年9月13日)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/480901

 IWJでは日々、日本の三権が腐っていくことを報じていますが、清水氏のインタビューでは、正義が失われてはいないことを信じてタイトルに「前総理逮捕の再来」「安倍総理を直撃」といった文言を使いました。それが、現実のものになるかもしれません。

 インタビューでは、清水氏が取りまとめを行い、松尾邦弘元検事総長ら法曹界の重鎮14名が法務省に提出した「検察庁法改正案に反対する意見書」の話題から、かつて清水氏がその現場で見たロッキード事件の裏側まで、約3時間、じっくりお話をうかがいました。

 岩上安身による元最高検察庁検事・清水勇男氏インタビューは、本日午後7時より、冒頭のみオープンで、その後は会員限定で再配信いたします。

 ぜひ、ご視聴ください!

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【タイムリー再配信 815・IWJ_YouTube Live】
田中角栄「前総理逮捕」の再来なるか ロッキード事件担当の検察OBらが法務省に意見書提出!安倍総理直撃で検察庁法改定を粉砕!? 岩上安身によるインタビュー 第999回 ゲスト 元最高検察庁検事 清水勇男氏
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
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■<IWJ取材紹介>本日正午より、「袴田巖さんの再収監を許さない一日行動 Vol.3」の街頭宣伝と国会内集会を生中継取材します! 本日11日の午後、袴田巖さんの再収監に抗議する行動と集会が行われます。IWJはその現場を取材し、ツイキャスで生配信をする予定です!

 袴田巖さんが逮捕・起訴され、死刑が確定した事件は「袴田事件」と呼ばれ、日本で代表的な冤罪事件として知られています。

 1966年の6月に、味噌製造会社の専務の自宅が放火され、家族4名の死体が発見されました。静岡県清水警察署は味噌製造工場と工場内にある従業員寮を捜索し、微量の血痕が付着したパジャマを押収した上、当時従業員で元プロボクサーの袴田さんを強盗殺人、放火および窃盗の容疑で逮捕しました。

 80年に最高裁で死刑が確定しましたが、2014年に静岡地裁が再審開始を決定したため、袴田さんは釈放されました。

 ところが、検察は即時抗告し、2018年に東京高裁が地裁決定を取り消しました。弁護側は最高裁に特別抗告しています。

 日本弁護士連合会のホームページによると、警察は袴田さんがトイレへ行くことも許さず、袴田さんを自白に追い込んだとみられています。

※袴田事件(日本弁護士連合会公式ホームページ)
https://www.nichibenren.or.jp/activity/human/criminal/deathpenalty/q12/enzaihakamada.html

 また、証拠とされる血痕のついた衣類についても、2014年に再審の開始を決定した静岡地裁が「5点の衣類に関しては、捜査機関が証拠を捏造した疑いがある」と判断しています。

※袴田さん再審、静岡地検が即時抗告(日本経済新聞、2014年3月31日)
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK3102G_R30C14A3000000

 捜査機関による証拠品の捏造については、2014年4月、岩上安身が袴田事件弁護団長の西嶋勝彦弁護士へインタビューを行い、詳しくお話を聞いています。タイムリーインタビューとして、明日12日土曜日の夜8時から、冒頭オープンで再配信いたします!ぜひ、御覧になってください!

※「袴田事件のような捜査機関による証拠捏造は珍しいことではない」~岩上安身によるインタビュー 第415回 ゲスト 袴田事件弁護団長・西嶋勝彦弁護士 2014.4.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/133093

 本日は、「袴田巖さんの再審無罪を求める実行委員会」が主催で、正午より有楽町マリオン前で街頭宣伝活動が行われます。また、14時半からは衆議院第1議員会館にて国会内集会が行われます。どちらもIWJが生中継しますので、ぜひ御覧ください。

 IWJはこれまでも袴田事件に関する取材や記事公開を多数行ってきました。以下のURLよりその一部が御覧いただけます。この機会にぜひご一読ください。

※代用監獄と過酷な取調べ、証拠の隠蔽はこのまま残るのか――袴田事件弁護団長が求める証拠開示、取調べ可視化の必要性
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/146084

※【岩上安身のツイ録】「盗聴法」は違憲立法! 冤罪を生み出す構造を放置し、人権を軽視したあげく、権力の乱用を狙う警察・検察の狙いとは――海渡雄一弁護士のニュースレターを特別掲載! 2015.6.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/248061

※袴田事件・袴田巌(いわお)さんの姉・秀子さん「30歳で逮捕されて、それ以後『幸せ』という言葉は、巌には該当いたしません」 元ボクシング世界王者の輪島功一氏らも参加~7.24日本外国特派員協会主催 記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428161

※東京高裁「不当決定」!! 再審認めず!DNA型鑑定信用乏しい!? 弁護団は最高裁に特別抗告する方針~袴田事件 東京高裁での再審開始即時抗告審・判断決定・東京高裁前の模様と弁護団らによる記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/424309

※「検察庁法14条で法務大臣は検事総長を指揮できる!特別抗告をしないよう要請していただきたい!」死刑の恐怖から今も妄想の世界に生きる袴田巌さんに無罪判決を!〜「袴田巖死刑囚救援議員連盟」緊急総会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/415352

<ニュース・フラッシュ>

■【1】ドイツのメルケル首相、厳しいロックダウンを呼びかけ! 医療逼迫も限界レベル!!

 ドイツのメルケル首相が9日、クリスマス後の店舗閉鎖をはじめとする本格的な都市封鎖(ロックダウン)を支持すると表明しました。

 ドイツでは新型コロナウイルスの第2波により、飲食店の営業禁止など部分的なロックダウンが11月から行われてきました。ドイツではロックダウンの決定権は地方政府にあります。

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■【2】米当局がフェイスブックを独占禁止法違反で提訴! インタスグラムなどの売却も要求!!

 巨大IT企業のひとつであるSNSを運営するフェイスブックに対して、米連邦取引委員会(FTC)と米国内の46州と首都ワシントンおよび米領グアムの連合が反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで合計2つの訴訟を起こしました。また、フェイスブックが買収したメッセージアプリのワッツアップと画像共有SNSのインスタグラムの売却を求めています。
 
 ワシントンポストが12月10日に報じた記事には、FTCの訴訟を率いる弁護士の1人であるレティシア・ジェームス氏のコメントが掲載されています。

 「本日、我々はフェイスブックやその他の競合潰しを行い、小規模のビジネスに損害を与え、イノベーションと創造性を減少させ、プライバシー保護を切り落とす企業に対して強く明確なメッセージを発信します」 

※U.S., states sue Facebook as an illegal monopoly, setting stage for potential breakup(ワシントンポスト、2020年12月10日)
https://www.washingtonpost.com/technology/2020/12/09/facebook-antitrust-lawsuit/

 フェイスブック側はブログの投稿の中で以下のように反論しています。

 「連邦取引委員会と州の弁護士は今日、我々が行った2つの買収を攻撃した。2012年のインスタグラムと2014年のワッツアップである。この取引はどちらも、ユーザーにより良い製品を提供することを目的としたものであり、間違いなくその目的は達成された。この買収はいずれも、当時、関連する独占禁止法規制当局によって審査されていた。FTCは2012年にインスタグラムの取引について詳細な「第2次要求」を実施し、全会一致で認めることを決議した。欧州委員会は2014年にワッツアップの取引を審査し、どのような潜在的な市場においても競争を阻害するリスクはないと判断した。規制当局は、これらの取引が競争を脅かすものではなかったため、これらの取引きの前進を正しく許可した。

 何年も経った今、確立された法律やイノベーションや投資への影響を全く考慮していないかのように、当局はその判断が間違っていたと言っており、やり直しを望んでいる。これは歴史の修正主義であることに加えて、独禁法が果たす本来の機能とはかけ離れている」

※Lawsuits Filed by the FTC and the State Attorneys General Are Revisionist History(フェイスブック社ブログ、2020年12月9日)
https://about.fb.com/news/2020/12/lawsuits-filed-by-the-ftc-and-state-attorneys-general-are-revisionist-history/

■【3】木下工務店の2900円のPCR検査よりさらに激安PCR検査が登場!! 理化学研究所のグループ会社が1980円で誰でも検査可能に!! 東京駅八重洲南口にオープン!

 朗報です!12月9日号の日刊ガイドで木下工務店が検査代2900円で誰でもPCR検査が受けられる検査場を開いたとお伝えしましたが、それよりもさらに約1000円安い検査センターが新たにオープンしました。
 
 理化学研究所グループ(株式会社ダナフォーム)が、理化学と神奈川県衛生研究所とで共同開発した「SmartAmp(スマートアンプ)法とEprimer」を用いた方法により、1980円の検査代で無症状者でも誰でもPCR検査が受けられる検査センターを、昨日10日、東京駅八重洲南口にオープンしました。

 民間企業によるPCR検査は、先述した通り、木下グループのPCR検査は2900円、ソフトバンクグループが「唾液PCR検査」を法人のみながら、1回2000円で行っており、価格競争が本格化してきました。新型コロナウイルス感染を心配し、検査を切望する市民にとっては、無条件で、受けられるということは朗報です。しかし、政府をはじめとする公的機関は、税金を取りながら、PCR検査拡充の努力をろくろくせず、民間に任せきりという姿勢に大いに疑問が残ります。

※「在日米軍が首都圏を『立ち入り禁止(Off-limits)』に指定! 飲食店の利用も禁止!! 木下工務店の木下グループがPCR検査センターを設置! 検査代は破格の2900円!もはや誰にも信用されない菅政権!! 民間でやるしかない!!」(日刊IWJガイド、2020年12月9日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47910#idx-1

※PCR検査「1980円」 理研発スタートアップが事業化(日本経済新聞、2020年12月10日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ102UC0Q0A211C2000000

※株式会社ダナフォームHP
https://www.dnaform.jp/ja/products/snp_assay/smartamp_kit/

■<記事紹介>国民投票法「改悪」案審議でコロナ禍でも容赦なく近づく憲法改悪の足音!! 自民・二階幹事長と立憲民主・福山幹事長が来年1月の通常国会での採決で手打ちか!?

 日刊IWJガイドでもお伝えしてきた通り、改憲手続きを定めた国民投票法改正案が、今国会で初めて審議されました。

※改憲へとまた一歩! 初めて実質審議入りした国民投票法改正案は、2時間足らずの自由討議と質疑の終了直後、維新の馬場伸幸議員が採決を求める動議提出! 取り扱いは幹事会協議となり散会! 国民民主党は採決に前向きか!?(日刊IWJガイド、2020年11月27日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47854#idx-1

 憲法審査会では自民・公明と維新、希望の4党が共同提出した国民投票法改正案について審議が行われています。

 立憲民主党や日本共産党などは、現行の国民投票法の「国民投票運動」の規定について、投票期日の14日前まではテレビやラジオのCM規制がないことを問題視し、審議に反対してきました。

 結局、今国会での採決は見送られました。ところが、12月1日に自民党の二階俊博幹事長と立憲民主党の福山哲郎幹事長が会談を行い、来年1月の通常国会で「何らかの結論」を得ることで合意したというニュースが飛び込んできたのです。

 自民党が長年実現しようとしてきた憲法「改悪」につながる可能性が高い今回の改正案が、コロナ禍の混乱の中、手続きも不透明なまま進んでいくことに危機感を抱かざるを得ません。

 そこで、12月3日の憲法審査会では、これをめぐって、国民民主党の山尾志桜里議員が、与野党の幹事である自民党・新藤義孝議員と立憲民主党・山花郁夫議員に対して、「何が決まったのか? 結論とは成立させることなのか?」と迫りました。

 これに対して、新藤議員は、「何らかの結論」とは「採決ということだ」と明確に述べたのです。採決をすれば、与党が過半数を占めており、国民投票法「改悪」案が成立するのは確実です。これほどの重大な問題を、「密室」で決めた福山幹事長と立憲民主党は、どのような説明をするのでしょうか?

 また、自民党の石破茂議員も採決自体に反対はせず、その中身について独自の見解を述べました。

 この続きは、ぜひ以下の記事で御覧ください。

※国民投票法「改悪」案審議でコロナ禍でも容赦なく近づく憲法改悪の足音!! 自民・二階幹事長と立憲民主・福山幹事長が来年1月の通常国会での採決で手打ちか!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/486151

■<再公開記事紹介>【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む第3弾!】~『大災厄(ナクバ)』の日70年を目前に米大使館がエルサレムに移転! ガザでは今日もイスラエルが非武装の市民を殺戮している! ~岩上安身によるインタビュー 第870回 ゲスト 東京経済大学 早尾貴紀准教授 2018.5.14

 IWJでは、12月3日から連日、岩上安身による中東・パレスチナ問題に関するインタビューの再公開を進めています。

 バイデン氏が米国の新大統領となることが決まり、その中東政策がどのようなものとなるのか注目されます。政府が憲法解釈を変更して、集団的自衛権の行使容認を認めてしまったその自衛隊が米軍とともに行動する可能性が高まり、実際、イランを敵視するイスラエルと米軍につきそうように、自衛隊の中東派遣は今も続いています。

 12月5日、パレスチナ自治政府の主流派ファタハの最高意思決定機関である、中央委員会のジブリル・ラジューブ書記長が、バイデン米次期大統領の政権移行チームと接触していると述べたことを、共同通信が報じました。ラジューブ氏は「バイデン氏はトランプ政権下で実施されたパレスチナに関わる全ての政策を白紙に戻すべき」と主張したと伝えられます。バイデン政権は、これにどう答えるのでしょうか?

※バイデン次期政権チームと接触 パレスチナ主流派、関係改善狙う(共同通信、2020年12月6日)
https://this.kiji.is/708236131429793792?c=39546741839462401

 イスラエルの代表的メディア、ハアレツ(Haaretz)は、バイデン氏が、イスラエルと将来の独立したパレスチナ国家が平和安全に共存する「二国家解決」を支持し、イスラエルのパレスチナ入植に反対する一方で、トランプ大統領がエルサレムに移した米国大使館をテルアビブに戻す意思はない、と断言したとも伝えています。詳しくは、IWJがハアレツの記事を仮訳した下記を御覧ください。

※米大統領選バイデン氏勝利を見通し、イスラエル紙ハアレツが分析記事を掲載! IWJが仮訳!! バイデンはイスラエルのパレスチナ入植に反対だが大使館はテルアビブに戻さない!? イラン核合意には復帰するだろう!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484544

 中東情勢における最重要ファクターの一つが、イスラエルとパレスチナの問題であることは言うまでもありません。しかし、その歴史を知らなければ、バイデン政権の政策の意味を正確にとらえることはできません。こうした観点にもとづいて、インタビューの再公開を進めています。

 岩上安身は、これまでさまざまな専門家に、パレスチナ問題に関してインタビューを重ねてきました。現在、IWJのサイト上の大がかりな整理作業の影響で、それらのコンテンツの一部が閲覧できない状態となっていますが、重要性に鑑み、東京経済大学 早尾貴紀准教授、および「パレスチナの平和を考える会」事務局長・役重善洋氏等へのインタビューを順次、先行して再公開しています。

 今回、2018年5月14日に行った東京経済大学 早尾貴紀准教授へのインタビュー第3弾を再公開しました。

 早尾准教授は、英エクセター大学教授のイラン・パペ氏の著書『パレスチナの民族浄化:イスラエル建国の暴力』(法政大学出版局)(https://amzn.to/2wButOE)の翻訳者です。

 パペ氏はイスラエル人でありながら、イスラエルの犯した「罪」を直視し、著書の中で、シオニストたちによるパレスチナ人への、目をそむけたくなるような残虐な行いを、詳細な記録にもとづき、描き出しています。早尾氏は、この翻訳を含めて、シオニズムの実態に迫る研究を重ねてきました。

 折しもインタビューが行われた2018年5月14日は、イスラエル建国70周年の日であり、米国が在イスラエル大使館をエルサレムへ移転した日でした。また、翌15日はまさにこのインタビューのテーマでもある、「大災厄(ナクバ)」の日。

 パレスチナ人の1948年5月15日、ユダヤ人入植者で編成された武装勢力によって村々が攻撃され、計画的・継続的にパレスチナ人が難民となって故郷を追われたことを心に刻んだ日です。

 インタビュー当日の5月14日、米国大使館の移転に反対する大規模な抗議活動が、パレスチナのガザ地区のイスラエル国境付近で行われ、イスラエル軍はまたも実弾を使ってパレスチナ人を殺戮しました。ガザ保健省によるとパレスチナ人28人が死亡、1693人が負傷したということです。

※米大使館エルサレム移転の抗議活動に軍発砲 28人死亡(朝日新聞デジタル、2018年5月14日)
https://www.asahi.com/articles/ASL5G6HSBL5GUHBI04N.html

 インタビューの冒頭でもお伝えしていますが、アルジャジーラは4月9日、「西側メディアが戦争犯罪や人道に対する罪に反対の声を上げようものなら、シオニストに『反ユダヤ主義者』と呼ばれ、ヨーロッパ人は口をつぐんでしまう」として、西側メディアを批判するオピニオン記事を掲載しました。

 記事を執筆したハミド・ダバシ氏は、「イスラエルは大きな力を誇る、欧州植民地支配主義の最後の名残である。パレスチナ人の土地を奪い、軍事国家を建設し、欧米帝国主義の途切れず続いている植民地支配主義的・帝国主義的利益のために、その軍事国家を駆使している」として「これがまぎれもない事実、まぎれもない真実であり、日に一度でもそれを読みさえすれば、『西側メディア』の大衆欺瞞の影響を受けずにすむ」と訴えています。

 IWJではこの英文記事を全文仮訳し、公開していますので、ぜひお読みください。

※イスラエル兵の実弾がパレスチナ人の無防備な身体と「衝突」!? BBCはイスラエルがガザで犯した残虐行為を正当化している! 早尾貴紀氏が注目したハミド・ダバシ氏による「『西側メディア』と大衆欺瞞」をIWJが一挙仮訳! 2018.5.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421141

 また、2018年5月13日の朝には世界一のムスリム人口を有するインドネシアで、キリスト教会を狙った自爆テロが3件ありました。この事件について早尾氏は、「今回のことはわからないが、一般化していえば、正当な抗議運動を弱体化させ、分断するために、コラボレーター(内通者)によりおこなわれることもある」と、平和的なデモの正当性を失わせるために仕組まれた可能性もあることを指摘しました。

※インドネシアでまた自爆テロ 4人死亡(NHK、2018年5月14日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180514/k10011437791000.html

 パレスチナ問題発生時から現代までの実像に迫る、早尾貴紀准教授へのインタビューを、ぜひ御覧ください!

※【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む第3弾!】~『大災厄(ナクバ)』の日70年を目前に米大使館がエルサレムに移転!ガザでは今日もイスラエルが非武装の市民を殺戮している!~岩上安身によるインタビュー 第870回 ゲスト 東京経済大学 早尾貴紀准教授 2018.5.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421128

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 これまで再公開した、岩上安身による 早尾准教授と役重氏へのインタビューは、下記で御覧いただけます。 早尾准教授へのインタビューは第4弾まで、役重氏へのインタビューは第5弾まで続きます。順次再公開しますので、ご期待ください!

※【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む第1弾!】パレスチナ問題の原点であるイスラエルによる「民族浄化」の真実を暴く!~岩上安身によるインタビュー 第842回 ゲスト 東京経済大学 早尾貴紀准教授 2018.1.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/410412

※【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む第2弾!】イスラエルの暴力的建国は公文書によって裏づけられた!ガザ弾圧の起源!~岩上安身によるインタビュー 第861回 ゲスト 東京経済大学 早尾貴紀准教授 2018.4.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/418096

※安倍総理は「ジェンタイル・シオニスト」!? 米国の「イスラエルびいき」の背後にある「ジェンタイル・シオニズム」とは!? ~岩上安身によるインタビュー 第890回 ゲスト 「パレスチナの平和を考える会」事務局長・役重善洋氏 第1弾 2018.7.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428159

※ 米国によるイスラエル「偏愛」の歴史的起源!「ユダヤ人帰還論」!? 誤解された「オスロ合意」の真実とは!?~岩上安身によるインタビュー 第909回 ゲスト 『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長 役重善洋氏 第2弾 2018.8.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430069

■IWJは今年8月1日から始まった第11期の第1四半期、最初の3ヶ月で、IWJの運営に必要なご寄付・カンパの目標額1350万円のうち、785万円、約58%の不足となっています! このまま1年間続けば3140万円の不足となり、IWJは期末を迎えずにして、なくなってしまいます! 過去に例のない、最大の経済的なピンチです! どうか、皆様からの緊急のご支援をお願いいたします!

 いつもIWJをご支援・応援していただき、ありがとうございます。岩上安身とスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 しかしながら、IWJは現在、かつてないほどの経済的なピンチに直面しています。

 IWJは今年8月1日に、第11期をスタートしました。IWJは現在、活動費の半分を会員の皆様からの会費で、もう半分を皆様からのご寄付・カンパによって活動しています。今期も、事業規模を縮小して必要最低限の予算を組んでおり、皆様からのご寄付・カンパは、月額450万円あれば収支のバランスが取れる見通しでした。

 しかし、8月、9月、10月の3ヶ月の合計目標額1350万円に対し、ご寄付・カンパの総額は564万8629円にとどまりました。この3ヶ月で不足となった金額は、785万1371円になります。この不足金額は、目標額の58%に相当します。約6割も不足してしまいました。

 仮に第1四半期と同じ不足分が第2~4四半期まで続くなら、3140万円もの不足となってしまいます。もちろん、売り上げ1億円弱の小企業にこんな赤字は借金でも穴埋めできませんから、1年を経ずして、このままではIWJはつぶれてしまいます!

 11月のご寄付・カンパは現在集計中ですが、本当にこのままだと、IWJは活動を停止するか、極限にまで縮小するか、どちらかにせざるをえません。

 IWJ代表である岩上安身は、IWJの緊縮財政にあわせ、前期、前々期から3期連続で、今期も役員報酬を50%カットし続けています。その上で、現在の財政ピンチに対処するため、今月個人の貯金から400万円をIWJに貸し付けました。岩上安身はこれまでにもIWJに貯金を貸し付けており、その貸付残高は593万円にものぼっています。

 岩上安身は富裕層でも資産家でもなく、IWJの財政危機を丸ごと救えるような私財があるわけではありません。このまま200万、300万というペースで毎月生み出される赤字を、岩上個人の貯金を崩して埋めていくなら、岩上個人の貯金も数か月も数ヶ月を経ずして底を尽き、それがIWJの命運の尽きる日となります。

 加えて岩上安身は、11月7日に家の近くの路上で、左足を路面の窪みにとられて転倒。左足を骨折してしまいました。

 回復まで2ヶ月はかかるそうです。その間、自宅でも会社でも室内を移動するのにも松葉杖を使い続けることになり、活動範囲が制約されてしまっています。

 また、度々ご報告しておりますように、総合病院での睡眠時無呼吸症候群の精密検査の結果、睡眠時にかなりの回数と長い時間、無呼吸状態になり、血中酸素飽和濃度が極端に低くなっていることが判明しております。

 通常の人であれば酸素飽和濃度は98~99%であるところ、岩上安身は一番低い時では84という数値を記録しています。

 主治医によると、「急性でこんな低い数値が出たら、エベレストの山頂にヘリコプターで連れて行ったようなもので、卒倒してしまう数値です」と言われたそうです。意識があって活動しているのが信じられないくらい、血中の酸素濃度が低いレベルなのです!

 これに対処するため、岩上安身は現在、CPAPという鼻から空気を送り込む装置を装着しての治療を開始しています。これほど睡眠が取れていない状態では、体調が悪いのは当然なのですが、そこに加えての転倒、骨折。弱り目に祟り目です。

 この体調の報告は、岩上安身が近々行う予定にしておりますが、岩上自身は「必ず、骨折も睡眠時無呼吸症候群も治して、また、バリバリと仕事をしますので、それまで、IWJをお支えください」と、決意を表明しています。

 ですが、財務がこのような状況では、岩上安身が健康な身体を取り戻し、自由に動き回れるようになるまで、IWJが活動を継続することはできそうにありません。

 それでも、私たちは何としてもこれまでと同様、ジャーナリズム本来の志をまっとうした活動を継続し、できれば新たなネット環境にも適応する新しい技術にも挑戦し、独立市民メディアとしての使命を果たしていきたいと強く願っています。

 また、先日からお知らせしていますように、IWJでは現在、生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行する計画を進めています。そのためには、LiveUという機器の導入が必要となります。連日お伝えしてきた内容を以下の記事にまとめました。お時間のある時にどうぞお目通しください。

※IWJの財政が本当にピンチです! 10月末は岩上安身個人から400万円を借り入れてしのぐことに! 他方、激変する情報環境の中で、生き残りをかけて新機材を導入、全チャンネルでYouTube Liveによる生中継を行えるように改革を断行します! IWJへのご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします! 2020.10.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483507

 IWJは政治的に権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していくことで生き延びていきたいと考えています。どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

 コロナ禍の状況下で、誰もが経済的に苦しい状況であると思います。そんなただ中で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは非常に心苦しいことではありますが、特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!

 会員登録と、ご寄付・カンパによる緊急のご支援とを、スタッフ一同、皆様に心からお願いする次第です。どうかよろしくお願いいたします!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、ご友人や知人にIWJの活動をお知らせいただき、ご支援の輪を広げていただけるようお願いいたします! ぜひ、みなさまのお力で、口コミやSNS等でIWJへご支援を呼びかけていただければと思います。11月30日時点で会員登録いただいている会員様の総数は、4224名です。この数を皆様とともに、ぜひ伸ばしていきたいと考えております!

 下記URLに、ご寄付・カンパくださった皆様のお名前を記して感謝の意を捧げております。ぜひ御覧いただければと存じます。

※いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/information/donation

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします! 1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■11月も皆様からの温かいご支援をいただきました。ここに感謝を込めて、ご寄付・カンパをくださった方々のお名前を掲載させていただき、御礼のしるしとさせていただきます! 本当にありがとうございます! 今後もご支援をよろしくお願いします!

 皆様、IWJへのご支援、ありがとうございます! 岩上安身とIWJスタッフ一同、この場をお借りして深くお礼申し上げます。ありがとうございます!

 ここに、感謝を込めて11月にご支援くださった方々のお名前を、順次ご紹介させていただきます。

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K.Y. 様
K.A. 様
H.Y. 様
ヘンデショ 様
M.T. 様
H.R. 様
カタヒラ キヨヒコ 様
K.R. 様
マツモト ヤスアキ 様
郷地 秀夫 様
M.H. 様
K.O. 様
M.T. 様
宮本 和幸 様
Sung-Gi Kim 様
S.T. 様
安全保障関連法に反対する学者の会 様
牛山 元美 様
鈴木 勝 様
M.Y. 様

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■<ご意見募集>年末年始の再配信ラインナップ準備中! 皆様の「お気に入り動画」も募集します!

 現在IWJでは、年末年始の再配信ラインナップの検討を進めています。日本の年末年始といえば大きながない静かな日々となるうえ、さらに今年はコロナ禍もあって外出しにくくなることが確実です。

 しかし、IWJでは豊富なコンテンツを駆使して、皆様に決して退屈しない年末年始をお過ごしいただきたいと考えています!

 そこで、今回はIWJ会員の皆様、日刊IWJガイドの読者の皆様から「お薦め」や「お気に入り」の動画を募集することになりました。これまでIWJがお贈りしてきた動画コンテンツの中で、印象深いものや思い出に残っているもの、あるいは「深刻な危機感を覚えた」もの、または皆様がIWJを知ったきっかけになったものなど、「ほかの人たちにも観てほしい!」と思う動画を募集します。

 「これ!」と思うものがある方は、動画の名前や記事のURLを記載して、以下の投稿先メールアドレスへお送りください。お薦めいただく動画の数に制限はありませんので、1個でも10個でも、ご自由にご記載ください!

 皆様から頂戴したご意見は、IWJ編集部で集計のうえ、年末年始の再配信ラインナップ候補として活用させていただきます。ご協力をよろしくお願いいたします!


ご意見投稿先
メールアドレス: office@iwj.co.jp
件名は「年末年始お薦め動画」としてください。

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20201211

IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、木原匡康、塩澤由子、杉浦まりあ、仲川正紀、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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