日刊IWJガイド・非会員版「『バブルが一気に弾けた』! 感謝祭で移動の制限をしなかった米国で、IWJが予測していた通り、悲惨な状況に! 第2次世界大戦の米軍総戦死者数29万人を追い越す!?」2020.12.10号~No.3010号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~「バブルが一気に弾けた」! 感謝祭で移動の制限をしなかった米国で、IWJが予測していた通り、悲惨な状況に! 第2次世界大戦の米軍総戦死者数29万人を追い越す!?
■大阪府吉村知事が全国知事会にも看護師派遣を要請! 13府県26名の看護師が大阪府へ! 秋以降の第3波急増の原因分析はよくできていない!? 全国的には医療資源には余裕がある!? IWJは大阪府と厚労省に直撃取材!
■【中継番組表】
■<本日の再配信>本日午後8時より、2018年2月12日収録「種子法廃止を決めた規制改革推進会議は「外資の要求受け入れ窓口」!? 米国のTPP復帰はどうなる!? ~岩上安身によるインタビュー 第844回 ゲスト 食政策センター・ビジョン21代表安田節子氏」を再配信します!
■<IWJ取材紹介>感染防止か経済活動か? 新型コロナ感染者激増の中、世論や医師らの訴えに耳を貸さない政府! なぜ「GoToトラベル」事業を中断できないのか? ~12.8西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 定例会見 2020.12.8
■<記事紹介>香港の民主活動家に実刑判決! 黄之鋒氏は禁錮13ヶ月半、周庭氏は禁錮10ヶ月、林朗彦は禁錮7ヶ月…中国による自由と民主主義の「圧殺」は、隣国の日本にとっても他人事ではない!
■IWJは今年8月1日から始まった第11期の第1四半期、最初の3ヶ月で、IWJの運営に必要なご寄付・カンパの目標額1350万円のうち、785万円、約58%の不足となっています! このまま1年間続けば3140万円の不足となり、IWJは期末を迎えずにして、倒産してしまいます! 過去に例のない、最大の経済的なピンチです! どうか、皆様からの緊急のご支援をお願いいたします!
■<ご意見募集>年末年始の再配信ラインナップ準備中! 皆様の「お気に入り動画」も募集します!
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■はじめに~「バブルが一気に弾けた」! 感謝祭で移動の制限をしなかった米国で、IWJが予測していた通り、悲惨な状況に! 第2次世界大戦の米軍総戦死者数29万人を追い越す!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 街はクリスマス・シーズンに突入しました。例年よりも静かなクリスマス・シーズンです。米国では、クリスマス一か月前の感謝祭の人の移動の影響が今出てきています。

 エコノミストの田代秀敏氏より感謝祭後の米国の悲惨な状況を伝える情報をいただきました。日本時間12月6日21時に米国ABCが放送したニュースにNHKが日本語通訳を入れ、BS-1で7日08時02分から放送した映像情報です。

 ABCニュースによると、12月1日から5日までで、新たに新型コロナウイルスに感染した人は、100万人にのぼり、死亡者の数も連日2000人を上回っているということです。死者は28万人を越えました。

 IWJでは感謝祭における人々の移動が感染拡大をもたらすであろうと予測し、警鐘を鳴らしてきました。残念なことに、悪い予想は的中してしまいました。

※新型コロナウイルスの経済への打撃が止まらない! 英国の実質経済成長率は過去300年で最大の下落幅!! ボリス・ジョンソン首相はロックダウンから地域別の移動制限へ切り替えを表明! 米国のロックダウンのコストは1690億ドル(約17兆6000奥円)!! 感謝祭連休が始まるも米国市民の3割は移動自粛の呼びかけに従わないと回答!!(日刊IWJガイド、2020年11月27日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47854#idx-4

 1年足らずで死者が28万人を超えるということがどういうことか、おわかりなるでしょうか。

 第2次世界大戦における、欧州戦争と太平洋戦争での米軍全体の戦死者数は29万4597人とされています。これは1941年12月から1945年9月までの3年半余りにわたる激戦の死者の数です。もうすぐ第2次世界大戦の米軍の死者数総数と並び、新型コロナの死者数はさらにそれを追い越すことになるでしょう。

 そう考えてみると、現在の事態の深刻さがよくわかります。米国は新型コロナウイルスとの戦いに敗北を重ね、同時に、米国とは正反対に新型コロナを封じ込めた中国との間接的な「戦い」にも敗れつつあるとも言えます。

 米国で最も人口の多いカリフォルニア州の政府は、12月6日深夜から州の人口の8割が住む州南部の地域で外出制限などの規制を強化するといいます。

 米国の35の州と首都ワシントン、米国の自治領、プエルトリコで感染者が増える傾向にあり、40州と首都ワシントン、プエルトリコで入院患者が増えているとABCニュースは伝えています。

 11月26日の感謝祭の時期に移動制限をかけなった米国の姿は、GO TOキャンペーンを今も継続する日本の姿と重なってきます。

 他方、同じくエコノミストの田代秀敏氏よりお寄せいただいた情報では、インドネシアに12月6日、中国の製薬会社「シノバック」が開発している新型コロナウイルス・ワクチン120万回分が到着したということです。

 田代氏のコメントによると、

 「来月には第2便で180万回分が運ばれます。さらに、インドネシアは中国から4500万回分のワクチンの原材料を今月から来月にかけて輸入します。

 シノバックはインドネシアのバンドン市で8月に臨床試験第3期を行っており、『我々は複数の州で何ヶ月もシミュレーションを通じて準備しており、ワクチン接種開始の準備は整っている』とインドネシア大統領が述べています」

 ワクチンの接種に世界的な関心の焦点が移ってきましたが、欧米や中国、ロシアによるワクチンを使った外交、さらには、安全性や責任主体の問題などで、ワクチン接種を実際に希望する人がどのくらいいるかという問題が浮上してきています。

 12月7日の日刊IWJガイドでもお伝えしたように、接種を受ける側の人々の間では、多くの国々で「ワクチンができてもただちに接種したくない」と考えている人々が非常に多いことが明らかになっています。そうした国民の割合は、なんと4割前後にもおよびます。

※日刊IWJガイド・会員版「新型コロナ、東京都では5日新規感染者最多を更新して584人! 大阪府では重症病床が逼迫、看護師が足りず、吉村洋文知事が自衛隊に派遣を要請!」2020.12.07号~No.3007号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47901

 有効なワクチンが開発されても、その接種を人々が望まない時、社会全体で新型コロナを封じ込めることはできません。ワクチンの接種を受けるも受けないも、人々の自由であるということは、米国の建国の理念である自由主義に根差すだけに、問題の解決は容易ではありません。

■大阪府吉村知事が全国知事会にも看護師派遣を要請! 13府県26名の看護師が大阪府へ! 秋以降の第3波急増の原因分析はよくできていない!? 全国的には医療資源には余裕がある!? IWJは大阪府と厚労省に直撃取材!

 12月6日に、大阪府の吉村知事は、自衛隊に看護師の派遣を要請しました。12月15日から運用を開始する「大阪コロナ重症センター」では、必要となる看護師130人のうち50人ほどのめどが立っていません。

※「自衛隊の看護師派遣を要請」大阪府知事 大阪コロナ重症センターの看護師不足で(MBS News、2020年12月7日)
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20201207/GE00036103.shtml

 それに先立つ12月1日には、全国知事会と関西広域連合に看護師計40人の派遣を要請しました。

※大阪府知事、看護師派遣を要請(共同通信、2020年12月1日)
https://this.kiji.is/706464333554107489?c=39550187727945729

 IWJは、大阪府感染症対策課に12月1日の要請の反応について、直撃取材しました。

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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◆中継番組表◆

**2020.12.10 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】14:00~「『戦没者の遺骨が混じった土砂を辺野古新基地建設に使わせてはなりません』宗教者 共同声明 発表 記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「辺野古に新基地を造らせない島ぐるみ宗教者の会」ほか、呼びかけ4団体による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた辺野古関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%be%ba%e9%87%8e%e5%8f%a4
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【IWJ・Ch3】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%9b%bb%e5%8a%9b
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【タイムリー再配信 814・IWJ_YouTube Live】20:00~「種子法廃止を決めた規制改革推進会議は『外資の要求受け入れ窓口』!? 米国のTPP復帰はどうなる!? ~岩上安身によるインタビュー 第844回 ゲスト 食政策センター・ビジョン21代表安田節子氏」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2018年2月に収録した、岩上安身による安田節子氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた安田節子氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ae%89%e7%94%b0%e7%af%80%e5%ad%90

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/412020

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◆中継番組表◆

**2020.12.11 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】13:00~「『第2回種子法廃止違憲確認訴訟』東京地裁門前集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」主催の東京地裁門前集会を中継します。これまでIWJが報じてきた種子法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%a8%ae%e5%ad%90%e6%b3%95
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【IWJ・Ch5】15:00~「『第2回種子法廃止違憲確認訴訟』報告集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」主催の報告集会を中継します。これまでIWJが報じてきた食の安全関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%a3%9f%e3%81%ae%e5%ae%89%e5%85%a8

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

分科会尾身会長の発言「Go Toトラベル含む人の動きと接触減らすことが必須」に対して、大臣は「直接聞いてないので発言控える」!!~ 12.8赤羽一嘉 国土交通大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485990

感染防止か経済活動か?新型コロナ感染者激増の中、世論や医師らの訴えに耳を貸さない政府! なぜ「GoToトラベル」事業を中断できないのか?~12.8西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485987

2020年5月に行われた「政府のコロナ対策は科学的か」アンケートがそのままその後の感染拡大予告!31カ国のコロナ対策の科学者による評価は、ニュージーランドが1位、中国は3位、米国は31位と最下位! 日本は22位、政策の転換が必要!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485867

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■<本日の再配信>本日午後8時より、2018年2月12日収録「種子法廃止を決めた規制改革推進会議は「外資の要求受け入れ窓口」!? 米国のTPP復帰はどうなる!? ~岩上安身によるインタビュー 第844回 ゲスト 食政策センター・ビジョン21代表安田節子氏」を再配信します!

 12月11日(金)には、「第2回種子法廃止違憲確認訴訟」東京地裁門前集会が開かれます。IWJも13時から、この集会を中継します。

 この訴訟は、元農水相で弁護士の山田正彦氏が、弁護団共同代表幹事長を務め、種子法廃止の違憲性を問い、国民の憲法上の地位確認を求めるものです。

 そこで、この訴訟を踏まえ本日午後8時から2018年2月12日収録「種子法廃止を決めた規制改革推進会議は「外資の要求受け入れ窓口」!? 米国のTPP復帰はどうなる!? ~岩上安身によるインタビュー 第844回 ゲスト 食政策センター・ビジョン21代表安田節子氏」を再配信します!

 食政策センター・ビジョン21代表安田節子氏は、1990年~2000年、日本消費者連盟で、反原発運動、食の安全と食糧農業問題を担当しました。1996年~2000年には、市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長を務め、表示や規制を求める全国運動を展開しました。2000年11月に「食政策センター ビジョン21」を設立して代表として活躍しています。

 この岩上安身のインタビューでは、安田代表は、種子法が日本の農家を守ってきた点に言及し、「戦後、日本中が混乱して、食糧が不足し、良質な種子も供給できない状況になりました。そういう中で、公的な種子ということで、国が種子法を制定していきました」と述べています。

 種子法は、そもそも、戦後の食糧問題からスタートした、日本人の原点のような法律だったことがわかります。

 安田氏は、「主食のコメ麦大豆については、公的機関が品種開発をして、その中で優良な種子だけを選抜していきました」。そういうことをやって、良質な種子を低価格で農家に供給してきました」と述べ、国家が日本人のための食のことを本気で考えていたことがうかがわれます。

 詳しくは、ぜひ再配信を御覧ください。

 なお、インタビューは冒頭のみオープンで、その後は会員限定での配信となります。この機会にぜひ、IWJ会員へご登録の上、以下のURLよりご視聴ください!

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【タイムリー再配信 814・IWJ_YouTube Live】
種子法廃止を決めた規制改革推進会議は「外資の要求受け入れ窓口」!? 米国のTPP復帰はどうなる!? ~岩上安身によるインタビュー 第844回 ゲスト 食政策センター・ビジョン21代表安田節子氏
視聴URL(冒頭以降は会員限定):https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
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■<IWJ取材紹介>感染防止か経済活動か? 新型コロナ感染者激増の中、世論や医師らの訴えに耳を貸さない政府! なぜ「GoToトラベル」事業を中断できないのか? ~12.8西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 定例会見 2020.12.8

 北海道や大阪から自衛隊派遣要請が出るほど医療は逼迫しているのに、まだ日本政府は「GoToトラベル」を中断はしない方針です。2020年12月8日(火)午前11時頃から、東京都千代田区永田町の中央合同庁舎8号館会見室にて、西村康稔 新型コロナ対策担当大臣の定例会見が行われました。

 冒頭、会見前に開催された政府与党政策懇談会、および、大阪府からの看護師派遣の要請などについて、西村大臣から報告がありました。詳細は全編動画をご確認ください。

 続いて、各社記者と大臣との質疑応答となりました。 IWJ記者は以下のとおり質問をしました。

 「12月5日、6日に共同通信社が実施した全国電話世論調査で、新型コロナウイルスへの政府対応について、『感染防止』と『経済活動』のどちらを優先すべきかとの質問に対し、『どちらかといえば』を含め『感染防止』を挙げたのは76.2%。政府のコロナ対応については、『評価しない』が55.5%で『評価する』の37.1%を上回っています。

 また、先月11月18日の会見で、日本医師会の中川会長は『Go To トラベル』について『エビデンスははっきりしないが、感染者急増のきっかけになったことは間違いないと思う』という旨の発言をしています。続いて、11月20日に行われた緊急会見で、東京都医師会の尾崎会長も『GoToトラベル』を『一度中断する』よう強く訴えました。

 東京都の昨日12月7日の新規感染者は299人で、都内の累計感染者数は4万4003人となっています。医療逼迫の度合いも高まり、大阪府と北海道では自衛隊に看護師派遣を打診する事態です。。そんな中、国土交通省は、来年1月で期限を迎える『GoToトラベル』を来年6月末をめどに延長する方針を明らかにしました。

 政府の『Go Toキャンペーン』が現状の逼迫した状況を招いている一因であることは明らかであるように思われますが、政府はなぜ『Go Toキャンペーン』を一旦中断することができないのか、その理由をお聞かせください」

 これに対し、西村大臣は、以下のように述べました。

 「GoToトラベルについては、観光庁でしっかりと状況を把握しながら、分析などを行ってきている。(続く)

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■<記事紹介>香港の民主活動家に実刑判決! 黄之鋒氏は禁錮13ヶ月半、周庭氏は禁錮10ヶ月、林朗彦は禁錮7ヶ月…中国による自由と民主主義の「圧殺」は、隣国の日本にとっても他人事ではない!

 2020年夏に香港国家安全法が成立して以来、多くの人が恐れていた事態が現実となりました。

 12月2日、香港の民主化政治運動団体「デモシスト(香港衆志)」の著名メンバーである黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏と周庭(アグネス・チョウ)氏、林朗彦(アイバン・ラム)氏の3人に実刑判決が言い渡され、それぞれ即時収監されたのです。

 3名は2014年の民主化デモ「雨傘運動」で名を知られるようになりました。中でも黄氏は当時まだ10代であったことから国際的に注目され、周氏は「学民の女神」「民主の女神」などと呼ばれて注目を集めました。

 3人が参加した「逃亡犯条例改正案」への抗議デモは半年以上継続し、最大200万人が参加しましたが、新型コロナウイルスが民主化運動の逆風になったようです。

 収監された黄之鋒氏は「これは闘いの終わりではありません。私たちの前には、もうひとつの挑戦的な戦場があります」とツイッターで訴えました。一方、周庭氏は「恐怖が充満している現在の社会環境下で、これからの私たちにはもっと多くの苦痛と犠牲が待ち構えていることでしょう」とツイートしました。

 中国の「一国二制度」は事実上の終焉を迎え、香港併合が完成したといえます。

 中国が次に狙うのは台湾か、との懸念が現実に迫っています。

 それを米国が武力をもって阻止しようとした場合、日本は巻き込まれる可能性がないとは言えません。

 激動する香港情勢の詳細を、ぜひ下記の記事で御覧ください!

※香港の民主活動家に実刑判決! 黄之鋒氏は禁錮13ヶ月半、周庭氏は禁錮10ヶ月、林朗彦は禁錮7ヶ月…中国による自由と民主主義の「圧殺」は、隣国にとっても他人事ではない!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/486099

■IWJは今年8月1日から始まった第11期の第1四半期、最初の3ヶ月で、IWJの運営に必要なご寄付・カンパの目標額1350万円のうち、785万円、約58%の不足となっています! このまま1年間続けば3140万円の不足となり、IWJは期末を迎えずにして、なくなってしまいます! 過去に例のない、最大の経済的なピンチです! どうか、皆様からの緊急のご支援をお願いいたします!

 いつもIWJをご支援・応援していただき、ありがとうございます。岩上安身とスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 しかしながら、IWJは現在、かつてないほどの経済的なピンチに直面しています。

 IWJは今年8月1日に、第11期をスタートしました。IWJは現在、活動費の半分を会員の皆様からの会費で、もう半分を皆様からのご寄付・カンパによって活動しています。今期も、事業規模を縮小して必要最低限の予算を組んでおり、皆様からのご寄付・カンパは、月額450万円あれば収支のバランスが取れる見通しでした。

 しかし、8月、9月、10月の3ヶ月の合計目標額1350万円に対し、ご寄付・カンパの総額は564万8629円にとどまりました。この3ヶ月で不足となった金額は、785万1371円になります。この不足金額は、目標額の58%に相当します。約6割も不足してしまいました。

 仮に第1四半期と同じ不足分が第2~4四半期まで続くなら、3140万円もの不足となってしまいます。もちろん、売り上げ1億円弱の小企業にこんな赤字は借金でも穴埋めできませんから、1年を経ずして、このままではIWJはつぶれてしまいます!

 11月のご寄付・カンパは現在集計中ですが、本当にこのままだと、IWJは活動を停止するか、極限にまで縮小するか、どちらかにせざるをえません。

 IWJ代表である岩上安身は、IWJの緊縮財政にあわせ、前期、前々期から3期連続で、今期も役員報酬を50%カットし続けています。その上で、現在の財政ピンチに対処するため、今月個人の貯金から400万円をIWJに貸し付けました。岩上安身はこれまでにもIWJに貯金を貸し付けており、その貸付残高は593万円にものぼっています。

 岩上安身は富裕層でも資産家でもなく、IWJの財政危機を丸ごと救えるような私財があるわけではありません。このまま200万、300万というペースで毎月生み出される赤字を、岩上個人の貯金を崩して埋めていくなら、岩上個人の貯金も数か月も数ヶ月を経ずして底を尽き、それがIWJの命運の尽きる日となります。

 加えて岩上安身は、11月7日に家の近くの路上で、左足を路面の窪みにとられて転倒。左足を骨折してしまいました。

 回復まで2ヶ月はかかるそうです。その間、自宅でも会社でも室内を移動するのにも松葉杖を使い続けることになり、活動範囲が制約されてしまっています。

 また、度々ご報告しておりますように、総合病院での睡眠時無呼吸症候群の精密検査の結果、睡眠時にかなりの回数と長い時間、無呼吸状態になり、血中酸素飽和濃度が極端に低くなっていることが判明しております。

 通常の人であれば酸素飽和濃度は98~99%であるところ、岩上安身は一番低い時では84という数値を記録しています。

 主治医によると、「急性でこんな低い数値が出たら、エベレストの山頂にヘリコプターで連れて行ったようなもので、卒倒してしまう数値です」と言われたそうです。意識があって活動しているのが信じられないくらい、血中の酸素濃度が低いレベルなのです!

 これに対処するため、岩上安身は現在、CPAPという鼻から空気を送り込む装置を装着しての治療を開始しています。これほど睡眠が取れていない状態では、体調が悪いのは当然なのですが、そこに加えての転倒、骨折。弱り目に祟り目です。

 この体調の報告は、岩上安身が近々行う予定にしておりますが、岩上自身は「必ず、骨折も睡眠時無呼吸症候群も治して、また、バリバリと仕事をしますので、それまで、IWJをお支えください」と、決意を表明しています。

 ですが、財務がこのような状況では、岩上安身が健康な身体を取り戻し、自由に動き回れるようになるまで、IWJが活動を継続することはできそうにありません。

 それでも、私たちは何としてもこれまでと同様、ジャーナリズム本来の志をまっとうした活動を継続し、できれば新たなネット環境にも適応する新しい技術にも挑戦し、独立市民メディアとしての使命を果たしていきたいと強く願っています。

 また、先日からお知らせしていますように、IWJでは現在、生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行する計画を進めています。そのためには、LiveUという機器の導入が必要となります。連日お伝えしてきた内容を以下の記事にまとめました。お時間のある時にどうぞお目通しください。

※IWJの財政が本当にピンチです! 10月末は岩上安身個人から400万円を借り入れてしのぐことに! 他方、激変する情報環境の中で、生き残りをかけて新機材を導入、全チャンネルでYouTube Liveによる生中継を行えるように改革を断行します! IWJへのご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします! 2020.10.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483507

 IWJは政治的に権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していくことで生き延びていきたいと考えています。どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

 コロナ禍の状況下で、誰もが経済的に苦しい状況であると思います。そんなただ中で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは非常に心苦しいことではありますが、特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!

 会員登録と、ご寄付・カンパによる緊急のご支援とを、スタッフ一同、皆様に心からお願いする次第です。どうかよろしくお願いいたします!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、ご友人や知人にIWJの活動をお知らせいただき、ご支援の輪を広げていただけるようお願いいたします! ぜひ、みなさまのお力で、口コミやSNS等でIWJへご支援を呼びかけていただければと思います。11月30日時点で会員登録いただいている会員様の総数は、4224名です。この数を皆様とともに、ぜひ伸ばしていきたいと考えております!

 下記URLに、ご寄付・カンパくださった皆様のお名前を記して感謝の意を捧げております。ぜひ御覧いただければと存じます。

※いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/information/donation

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします! 1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 ここで、ご寄付をいただいた方からのメッセージを紹介させていただきます。ご寄付とメッセージ、誠にありがとうございます。スタッフ一同の大きな励みです。

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IWJは、我が国に取って必要とされる報道機関です。継続して欲しいので少額ですが役立てて下さい。(チハラ タカフミ 様)

岩上さんはじめ皆様の奮闘に対し、焼け石に水の金額かなあと思いつつも、小さな力が集まって貴重な情報を支えられることを願って。(H.Y. 様)

IWJには常に真実の報道を期待しています。私もコロナの直撃を受けていますが、IWJはずっと存続してほしいと思っております。(H.R. 様)

会の財政赤字解消支援・健全化と、岩上様の医療費充当のため(K.K. 様)

世の中に必要な情報発信者だと考えているので、(K.R. 様)
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■<ご意見募集>年末年始の再配信ラインナップ準備中! 皆様の「お気に入り動画」も募集します!

 現在IWJでは、年末年始の再配信ラインナップの検討を進めています。日本の年末年始といえば大きながない静かな日々となるうえ、さらに今年はコロナ禍もあって外出しにくくなることが確実です。

 しかし、IWJでは豊富なコンテンツを駆使して、皆様に決して退屈しない年末年始をお過ごしいただきたいと考えています!

 そこで、今回はIWJ会員の皆様、日刊IWJガイドの読者の皆様から「お薦め」や「お気に入り」の動画を募集することになりました。これまでIWJがお贈りしてきた動画コンテンツの中で、印象深いものや思い出に残っているもの、あるいは「深刻な危機感を覚えた」もの、または皆様がIWJを知ったきっかけになったものなど、「ほかの人たちにも観てほしい!」と思う動画を募集します。

 「これ!」と思うものがある方は、動画の名前や記事のURLを記載して、以下の投稿先メールアドレスへお送りください。お薦めいただく動画の数に制限はありませんので、1個でも10個でも、ご自由にご記載ください!

 皆様から頂戴したご意見は、IWJ編集部で集計のうえ、年末年始の再配信ラインナップ候補として活用させていただきます。ご協力をよろしくお願いいたします!


ご意見投稿先
メールアドレス: office@iwj.co.jp
件名は「年末年始お薦め動画」としてください。

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20201210

IWJ編集部(岩上安身、塩澤由子、辻部亮子、六反田千恵、尾内達也、木原匡康)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/