■■■ 日刊IWJガイド「米国の権力を牛耳る顔ぶれが変わってきた!キーワードはサイバーリバタリアン!米国大統領選にも影響!/国民とともに進む党『民進党』誕生!の裏で民主京都府連が『共産とは共闘しない』!? /5年前の3.14、岩上さんに東電会見場で『ここを死守しろ!』と喝を入れられた佐々木隼也、IWJ魂に目覚める! 」2016.3.15日号~No.1279号~ ■■■
(2016.3.15 8時00分)
おはようございます。IWJで記者をしている、ぎぎまきです。
昨日3月14日、民主と維新が合流後の新党名をようやく発表、「民進党」に決定しました。「選挙前に名前を変えるなんて~!!!」と個人的には民主党のままでいいのにと思っていましたが、「国民とともに進む党」という意味が党名には込められているとか。今後、両党は党内手続きを進め、3月27日に新党の結党大会が行われる予定です。とにかくこれを機に刷新し、新しい風を吹かせまくっていただきたいと思います!
ですが時を同じくして、こんな水を差すようなニュースも舞い込んできました。。。!
4月24日に投開票を迎える京都3区の補欠選挙で、なんと民主党京都府連が補選や参院選での野党共闘について、共産党とは「いずれの選挙でも共闘しない」という文言を活動方針に盛り込んだというのです。
一体、どういうことなのでしょう。。。2月19日、民主、共産、維新、社民、生活の党首らで党首会談を行い、「国会における対応や国政選挙などあらゆる場面でできる限りの協力を行なう」ことに合意。安倍政権打倒を掲げ、選挙協力を呼びかけたのは他の誰でもない民主党です。
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・2016/02/19 「4点を提案したのは私」野党第一党のリーダーシップを民主・岡田代表がアピール!? ――「安倍政権打倒」「安保法廃止」合意でスタートラインに立った「野党共闘」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287892
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にも関わらず、民主党本部とは異なる対応を打ち出した京都府連。これを受けてか、14日、共産党は京都3区での候補者擁立を見送りましたが、同時に、民主候補も推薦せず「自主投票」を決定。同日の記者会見で山下芳生書記局長は「民主党からの協力要請がなかった」と説明しています。
13日に安倍総理が夏の参院選は「自公vs民共」の闘いになると訴え、前哨戦となる4月の北海道5区の補欠選挙は「極めて重要になる」と訴えたばかり。京都3区での候補者擁立は見送った自民党ですが、今回の足並みを乱すような府連の決定が野党共闘にプラスに働かないことだけは確かです。まだまだ気の抜けない状況が続きますが、IWJは今後も野党の動きに注視しながら、本ガイドで最新状況をお届けしていきます!
※民主「共産と共闘せず」衆院京都3区補選
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20160313000114
さて、東日本大震災と福島原発事故から5年が経ちました。先日もお伝えした通り、今も17万人以上の方が避難を強いられ、原発関連死で亡くなった方の数は1368人に達しています。福島原発構内に溜まった汚染水の量は、このまま行けば、年内に100万トン近くに達する見通しで、1~3号機の原子炉内部はロボットでさえもいまだに調査ができないほど線量が高く、事故はまだ収束していないのが6年目の現実です。
この5年はIWJが誕生してからの5年でもありました。IWJが走り出したのは2010年12月。東日本大震災も福島原発事故も、IWJという新組織がスタートした矢先の出来事でした。3月11日当日、私自身は奇しくも、原発関連の取材で山口県入りしていました。その3.11当日、岩上さんが夕方の新幹線で山口県入りすることも決まっていました。翌日、岩上さんは地元でトークイベントに出ること、その後、現地で上関原発の取材をすることも決まっており、私はその準備のためにも先乗りしていたのでした。
地震発災直後は、上関原発建設に島ぐるみで反対していた「祝島」に船で渡るため、田ノ浦の浜のボート乗り場に着いたばかり。待合室のテレビに相次いで映し出される注意警報の数とその内容に、恐怖心ばかりが募り、のどかな田ノ浦にいる自分にできることは、電話で娘の安否を確認することだけ。何もできない焦りと罪悪感で半分、パニックに陥っていたことを思い出します。
結局、岩上さんは新幹線が不通になったことで山口県入りを断念。イベント自体も中止となりました。東京も大きな揺れに見舞われ、事務所内はメチャメチャになっていました。(後日、自分の目でその様子を確認することになります。IWJでは事務所内の片付けに専念する人手もなく、意図したわけではありませんが、しばらくは「被災現場」を「保存」したような状況でした。
その後は、兄や姉を説得し、今後何が起こるか分からないからと、子どもたちを連れて西に避難。名古屋、京都、滋賀を渡り歩き、たくさんの方にお世話になりながら、転々とする生活を続けていました。それでも関東や東北のことを考えると気が気ではなく、3月14日、名古屋からいったん東京へ戻り、東京電力の記者会見を取材。計画停電で真っ暗になった東電本社の2階は、記者会見室が報道陣で溢れかえっていたのを覚えています。
会見直後はすぐ子どもたちのもとへ戻り、それから、約2ヵ月東京を離れました。その間、東京に残り取材を続けたのは、岩上さんと原佑介記者と佐々木隼也記者の3人。今日は当時の様子を、佐々木記者に振り返ってもらいます。改めてちゃんと話を聞くのは私も初めてかもしれません。
佐々木記者登場の前に、今日も皆さまへお願いがあります。
この5年間、岩上さんはジャーナリストとして国内外を飛び回り、IWJの若手を育てながら、また、経営者としてもずっと走り続けてきました。そして、そんな岩上さんを支えようと、これまでIWJに関わってくれたスタッフの数は、ボランティアや中継市民の数を入れると、数え切れないほど。岩上さんを先頭に、沢山の別れと出会いを繰り返し、皆でIWJというバトンをつなぎ続け、今に至ります。
しかし、本ガイドでも連日お伝えしているように、今、IWJはこのままの規模を維持できるか、または大幅に縮小するかという深刻な財政危機に陥っています。このまま財政状況が改善しなければ、今期は最悪の場合、3,000万円もの赤字を計上する可能性があり、そうなれば、初期の頃のように、少人数体制に戻らなければいけません。
岩上さんは、近いうちに今後の運営方針を決断しなければいけないと、今までにない危機感に溢れた表情で、毎日、深いため息を吐きながら、頭を抱えています。
これまで何度もIWJはピンチに直面してきましたが、その都度、皆さまからの支えがあって、ここまで存続することができました。今後も、今いるメンバーでチームとして続けていきたいし、私、個人としても、記者としてはまだまだではありますが、このままIWJで働き続けたいと願っています。
そして何よりも、IWJの規模が縮小すれば、皆さんへお届けできる情報量はこれまでと比べものにならないくらい少なくなってしまいます。平気でメディアに介入してくる政権を前に、自粛や忖度をする大手メディアが大半の中、独立系メディアの規模が小さくなってはいけません!!
何とぞ、今後もIWJが今のままのマンパワーで活動が続けられるように、お力添えをお願いいたします!
※【岩上安身のツイ録】IWJの財政が悪化!このままでは7月末には3千万円の大赤字の見通し!皆様、ご寄付・カンパでの緊急のご支援をお願いします!IWJのピンチをお助けください!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290545
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では、本日のガイドの目次と中継予定表をお知らせします!