日刊IWJガイド「またも大手メディアの情報隠しか!?東電の『想定外の津波は実は想定内だった』内部資料問題、海渡雄一弁護士が岩上安身のインタビューで指摘した『衝撃』の核心事実を大手メディアは報じず!3.11当時も政府とメディアは『メルトダウン』の可能性から目を背けていた!」2016.3.13日号~No.1277号~

■■■ 日刊IWJガイド「またも大手メディアの情報隠しか!? 東電の『想定外の津波は実は想定内だった』内部資料問題、海渡雄一弁護士が岩上安身のインタビューで指摘した『衝撃』の核心事実を大手メディアは報じず!3.11当時も政府とメディアは『メルトダウン』の可能性から目を背けていた!」2016.3.13日号~No.1277号~ ■■■
(2016.3.13 11時25分)

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 福島第一原発事故から丸5年ということで、一昨日の3月11日は、テレビ各局とも東電とその根底にある「原子力ムラ」の嘘や矛盾、隠ぺい体質、事故の責任の所在、そして原発の危険性について報じました。

 東電は事故原因について「想定外の津波に見舞われて外部電源が喪失してしまったため」と繰り返し、「人災」ではないとの姿勢を貫いてきました。しかし事故の3年前--2008年に東電は、なんと「15.7メートルの津波に襲われる危険性」を試算し、「津波対策は不可避」という方針を出していたことが、検察審査会が明らかにした内部資料で明らかになっています。

 実際に福島第一原発を襲った津波は13メートル。もしこの時、しっかりと対策を打ちさえしていれば、事故は防げた可能性が大いにあります。この資料によって、事故原因が東電側の「過失」であることが裏付けられました。

続きを読む