駐英ロシア大使館が2022年4月9日のツイッター等で、駐英ウクライナ大使が同国内務省に「『アゾフ』がネオナチでないと声明を出せば、英国寄りのメディアが拡散してくれる」と要請した手紙を暴露した。ウクライナの民族主義者のネオナチ思想を「ホワイトウォッシュ」する同国の情報工作が明らかにされたことになる。
こうした情報工作の影響か、日本の公安調査庁は、「ネオナチ組織が『アゾフ大隊』なる部隊を結成」というホームページ「国際テロリズム要覧」の記述を削除したと4月8日に公表した。
これに対して駐日ロシア大使館は4月10日に「公安調査庁が『アゾフ連隊』を削除した日本は、ナチズム復権への道を歩みだした」と痛烈な批判をツイートしている。
公安調査庁は「事実と異なる情報が拡散されることを防ぐために削除した」と弁明したが、仮にそうだとしたら、「事実と異なる情報」をこれまでずっと掲載していたことになる。その責任はどうとるのか?
さらにウクライナの情報工作に従って、アゾフらウクライナのネオナチに対する「ホワイトウォッシュ」を行った上で、苦しい言い訳をしているのだとすれば、アゾフらウクライナのネオナチに対する外国勢力からの圧力に屈して、「公安=公共の安全と秩序」を守るための公的機関としての任務を放棄したことになる。由々しきことである。
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