タグ: 一票の格差
「一票の格差」問題で12月14日投開票の衆院選に待った 選挙の事前差し止めを求め弁護士らが東京地裁に提訴 2014.11.18
特集 総選挙2014
「一票の格差」を是正せずに、衆院選挙を行なうのは違憲だとして、11月18日、弁護士の山口邦明氏らは、来月12月14日に投開票が行なわれる衆院選の差し止めを求め、東京地裁に提訴した。今回の訴訟は、選挙が始まる前の事前差し止めを求めるもの。
これまで山口弁護士らが行なってきた一票の格差是正を求める訴訟は、選挙後の事後訴訟だった。これについて、提訴後に開かれた会見では、「今後は事前訴訟を主流に変えたほうがいいのかと思う」と今後の方針が示された。
特定秘密保護法 民主対案 大畠幹事長「情報を検証できる仕組みが必要」 修正協議は「状況を見定める」 2013.11.21
特集 秘密保護法
「現状の秘密保護法案であれば、評価するものではない。とても賛成するという状況にはない。大欠陥法案である」
政府与党が成立を目指し、みんなの党、日本維新の会とも修正合意した特定秘密保護法案に関して、民主党は政府与党案の問題点を5つにまとめた対案として、「公文書管理法改正案」、「情報公開法改正案」、「特別安全保障秘密適正管理法案」、「情報適正管理委員会設置法」、「国会法改正案」といった関連5法案を策定。民主党の大畠章宏幹事長は21日の記者会見で、「過去の情報を後々検証できるようなしくみにしておくことが必要だ」と述べ、現状の政府与党案については「情報を秘密にしたまま自由に廃棄できる、闇から闇へ葬り去ってしまうようなことができる法案だ」と切り捨てた。
一人一票裁判「違憲状態」判決、弁護団の升永氏「裁判所に緊張感がない」 2013.11.20
20日(水)、一人一票裁判の大法廷が行われ、「違憲状態」の判決が下された。升永英俊弁護士をはじめとする弁護団らは、昨年12月の衆議院選挙の無効を求めたが、この訴えは退けられる結果となった。今回の判決では、一票の格差が違憲であることが認められたにもかかわらず、その違憲状態のもとで行われた選挙を有効とされた。その理由については、昨年12月の選挙の時点では、違憲状態の是正に必要とされる合理的期間を過ぎていなかったためとされている。
参院選での「1票の格差」裁判、全ての高裁で結審に至らず ~「1票の格差」裁判についての記者会見 2013.9.27
「人口比例選挙が正しいということを、判決で述べてもらいたい」-。
2013年9月27日(金)、司法記者クラブで、「1票の格差」裁判についての記者会見が行われた。今年7月21日に実施された、第23回参議院議員通常選挙について、升永英俊弁護士らが全選挙区の「選挙無効」を求め、全国14の高等裁判所・高等裁判所支部へ訴訟を起こした。この日は東京高裁で、口頭弁論が行われた。同選挙では、「一票の格差」が最大4.77倍となっている。
【第91-92号】岩上安身のIWJ特報 !「1人1票」を実現するために本当に必要な選挙制度とは何か?~自民党憲法改正草案についての鼎談・第5弾(1)(2) 2013.6.2
第5弾では、第23条の「学問の自由」や、第24条の「家族、婚姻等に関する基本原則」、第26条の「教育を受ける権利」などを取り上げている。
5月28日、政府の教育再生実効会議は、「大学教育等のあり方」に関する提言をまとめた。
【IWJブログ】「0増5減」でお茶を濁してすむ話か? ~「我々は民主主義の違反を訴えている」 山口邦明弁護士インタビュー 2013.4.25
昨夜(4月24日)、東京MXテレビの「ニッポン・ダンディ」でも、「一票の格差」の問題について話をした。「0増5減」でお茶を濁されてしまっていいのだろうか――。
4月23日衆院本会議で、「一票の格差」を縮める「0増5減」の区割り改定を盛り込んだ公職選挙法改正案が、自民・公明与党の賛成多数で可決された。民主、みんな、生活などの5つの野党は反対し、日本維新の会は採決を欠席した。
自民党石破幹事長「高い関税率で外国からの産品の輸入を防ぎさえすれば農業は良くなるのか」―自由民主党 街頭演説会(東京有楽町) 2013.4.2
特集TPP問題
2013年4月2日(火)18時、東京都千代田区の商業施設・有楽町イトシア前において「自由民主党 街頭演説会」が行われた。松本洋平遊説局長の挨拶のあと、中川雅治政調副会長、高市早苗政調会長、石破茂幹事長が順に演説。最後を任された石破幹事長は、経済、地震対策、領海問題、TPP、一票の格差の問題などについて幅広く語り、東京都議会選挙と参議院選挙に勝利して「まっとうな日本を取り戻す」という姿勢を強調した。(※サマリーと各議員の演説要旨を追加しました)
「一票の格差」訴訟、東京高裁が「違憲」判決 無効請求は棄却―東京高等裁判所 「一票の格差」訴訟 判決後の記者会見 2013.3.26
「一票の格差」が最大で2.43倍となった昨年12月の衆院選は憲法違反だとして、山口邦明弁護士らのグループが選挙の無効を求めた訴訟で、26日、東京高裁は「違憲」だとする判断を示した。選挙無効の請求は棄却した。
「われわれは民主主義そのものを主張している」 ~1票の格差訴訟について~岩上安身によるインタビュー 第291回 ゲスト 山口邦明弁護士 2013.3.26
※サポート会員ページに、全文文字起こしを掲載しました(6月11日)
2013年3月26日(火)16時15分から、岩上安身が、およそ40年もの間「定数是正(1票の格差)訴訟」に取り組んできた山口邦明弁護士にインタビューを行った。インタビューの中、山口弁護士は、25日に言い渡された広島高裁の選挙無効判決について、そもそも何が問題で憲法違反なのかを説明し、日本での定数是正訴訟の歴史などについて語った。
「判決は重く受け止める」選挙無効判決が下った広島1区・岸田外務大臣、言及避ける―岸田文雄外務大臣 定例会見 2013.3.26
戦後初の選挙「無効」判決が下った、広島1区当選の岸田外務大臣は、26日、定例会見で「判決は重く受け止めなければならない」と語り、「一票の格差の問題は国会全体として取り組んでいかなければいけない課題」との認識を示した。今後については、「まずは成立した0増5減案に応じて区画画定の作業等を進め、具体的な対応をしなければならない」と答えた。
一票の格差訴訟 昨年の衆院選を違憲と判断。無効請求は退ける ~「1人1票裁判」判決についての記者会見 2013.3.6
昨年12月16日の衆院選は、最大で2.43倍の「一票の格差」が生じたために憲法違反だとし、升永英俊弁護士らのグループが選挙の無効を求めた訴訟の判決が6日、東京高裁であり、難波孝一裁判長は選挙を違憲とする判決を言い渡した。ただし、選挙無効の請求は棄却した。原告側は即日上告した。判決後の会見で升永弁護士は「50点だ」と判決を評価した。その理由として、この日の判決が「日本の選挙が人口比例選挙ではないことが憲法違反だと明記された訳ではない」からだとした。
【第64-66号】岩上安身のIWJ特報!今回の衆院選は憲法違反!選挙に投じた清き1票は、実は0.2票だった 升永英俊護士インタビュー 2012.12.30
12月16日に投開票が行われた第46回衆議院議員総選挙で、自民党は294の議席を獲得し、与党に返り咲いた。そして26日、自民党の安倍晋三総裁は、第96代の首相に選出され、新内閣を発足させた。報道各社は、安倍新内閣への支持率が、不支持率を大きく上回っていると発表し(*1)、多くの国民が、新政権に期待していると報じている。
「一票の格差」違憲問題について~岩上安身によるインタビュー 第262回 ゲスト 升永英俊弁護士 2012.12.21
2012年12月21日(金)19時過ぎより、東京都内のIWJ事務所で、升永英俊弁護士インタビューが岩上安身によって行われた。2009年から一人一票運動を行い、過去に違憲訴訟も起した経験のある升永弁護士は、小選挙区において、一票に大きな格差がある現行の選挙制度に対し、「これは一票の『格差』ではない、『差別』である」と指摘。違憲状態のまま行われた、今回の衆議院選挙に対し、「それは無効である」という訴訟を起した経緯を語った。