川内原発、再稼働に必要な3つの許認可が出そろったことについて「時間がかかったのはしょうがない、生みの苦しみ」~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.5.27

記事公開日:2015.5.27取材地: 動画

 2015年5月27日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。田中委員長は、川内原子力発電所の保安規定変更申請を認可し、再稼働に必要な3つの許認可がすべて出そろったことについて、「時間がかかったのはある種しょうがない、生みの苦しみだ」と所見を述べた。


審査書案のパブコメ、すでに合格した発電所の別号機に対しては行わない場合もある考え~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.5.20

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 2015年5月20日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。新規制基準適合性審査の合格内定に当たる審査書案について、すでに合格した発電所の別号機に対しては行わない場合もある考えを示した。


再稼働に向けた川内原発の使用前検査、事業者側の計画は「まだ不十分」な点があるとの認識~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.5.13

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 2015年5月13日(水)18時10分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。九州電力が規制庁に提出した川内原発使用前検査計画の補正は、項目や日程にまだ空白が多く、不十分だという認識を示した。


2030年代の原発比率20~22%のエネルギーミックス素案に対し「原発目標比率は関係ない、きちんと審査していくだけ」~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.4.28

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 2015年4月28日(火)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。2030年代の原発比率が20~22%という資源エネ庁のエネルギーミックス素案に対して、原発の目標比率は関係なく、きちんと審査していくだけという考えを示した。

 官邸の屋上でドローンが見つかった事件に関して、委員長は、「国の方で法制度整理をしようと検討しているので、それをよく見ていきたい」と述べ、直近の対策として、事件の翌日に各事業者に対し、上空の監視を強めるよう通達を出したことを明らかにした。


川内原発再稼働差し止め申し立てが却下された決定に対し委員長「コメントする立場にないが、規制委の業務は粛々と進めていく」~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.4.22

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 2015年4月22日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。九州電力川内原子力発電所1、2号機の再稼働差し止めの仮処分を住民らが申し立てたのに対し、鹿児島地裁がこれを却下する決定を下したことについて、田中委員長は、「コメントする立場にはない」が、「規制委の業務は粛々と進めていく」との考えを表明した。


福井地裁の高浜原発3、4号機への仮処分「規制委の仕事に影響しない」規制基準や審査内容の変更はないとの見解、「事実誤認」があるとの批判も~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.4.15

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 2015年4月15日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。関西電力高浜原子力発電所3、4号炉の仮処分判決が下されたことに対して、田中委員長は、事業者が運転してはいけないということで、規制当局の行政手続きや仕事を妨げるものではないとの認識を示した。


関電・美浜原発、敷地内破砕帯の見解まとまり適合性審査を進める方針~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.4.8

記事公開日:2015.4.8取材地: 動画

 2015年4月8日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。関西電力美浜原子力発電所の敷地内破砕帯の有識者会合にて、有識者間で考えの一定の方向性が示されたことから、新規制基準適合性審査も進める方針を了承した。


放射性廃棄物の最終処分について「使用済燃料の処分はそう簡単に実現しない」と困難さを認識、当面は乾式キャスクで保管~田中俊一規制委員長定例会見 2015.4.1

記事公開日:2015.4.2取材地: 動画

 2015年4月1日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。放射性廃棄物の最終処分に関する基本方針の改定に関して、田中委員長は、一番難しいのは、福島第一原発の使用済燃料の扱いだが、今は考え方さえなく、一つの試金石となるとの考えを示した。


敦賀・東通原発敷地内破砕帯の評価結果、今後の審査会合で「知見として活かす」/もんじゅでは新たな点検漏れ発覚~田中俊一規制委員長定例会見 2015.3.25

記事公開日:2015.3.28取材地: テキスト動画

 2015年3月25日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。敦賀原発、東通原発の敷地内破砕帯の有識者評価会合の結果が承認されたことについて、田中委員長は、今後の審査会合で「知見として活かす」と審査方針を述べた。


九電川内原発1号機が工事変更を認可、規制委・田中委員長「大きな節目を越えた」再稼働にまた一歩 2015.3.18

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 2015年3月18日(水)13時より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。川内原発1号機の工事変更の認可について、田中委員長は、「大きな節目を越えた」とし、事業者に対して「より一層の緊張感をもって取り組んでいただきたい」と注文をつけた。


規制委・田中委員長「福島第一の事故に学ばないのであれば、原子力はやめたほうがいい」と正論 ~他方で「原発の是非」と「福島の復興の問題」は切り離すべきとの妄言も 2015.3.11

記事公開日:2015.3.16取材地: テキスト動画

 東日本大震災からちょうど4年にあたる2015年3月11日、原子力規制委員会の田中俊一委員長による定例会見が行なわれた。「原子力規制委員会が安全性を確認した原発については再稼働を進める」、という政府の方針に、多くの国民からの賛同を得られていないとの声がある中、田中委員長は、「国民世論に規制委員会の審査は左右されない」と語った。


福島第一、汚染水の海洋流出問題で規制庁側の対応を問われた田中俊一委員長「廃止措置の事業主体と責任は事業者だ」と責任回避 2015.3.4

記事公開日:2015.3.6取材地: テキスト動画

 2015年3月4日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。「国が前面に立つ」と言う福島第一原発の事故対応について、規制庁としては、全体のリスクを下げることを主眼に、大きなところから対応を求めていると田中委員長が説明した。


福島第一原発、排水路からの漏洩について規制委・田中委員長「モニタリングの数値になんら変化は出ていない」 として「検討会を開催するレベルではない」と発言 2015.2.25

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 2015年2月25日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。東電福島第一原発のC、K排水路から汚染水が海洋漏洩したことについて、田中委員長は、海水分析結果に大きな変化がないことなどから、現時点で大きな影響はないとの考えを示した。


京都、滋賀などの自治体が高浜原発3、4号機の審査に関する地元説明を希望していることに規制庁「まだ説明会の要望は届いていない」と説明~田中俊一規制委員長定例会見 2015.2.18

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 2015年2月18日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。関西電力高浜原発3、4号炉の設置変更許可に関連して、京都府、滋賀県が地元としての説明を求めているが、規制委・規制庁へはいまだ要望が届いていないという。田中委員長は、要望があれば、審査結果の説明を行う方針を示している。


高浜原発3、4号炉が審査合格「求めてきたレベルの安全性が確保されることを確認した」 ~田中俊一規制委員長定例会見 2015.2.12

記事公開日:2015.2.13取材地: 動画

 2015年2月12日(木)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。関西電力高浜3、4号炉の適合性審査における設置変更許可が決定されたことに対し、田中委員長は「法律に基づいて、運転にあたり求めてきたレベルの安全性が確保されることを確認した」と所見を述べた。


審査書が大詰めを迎える高浜原発、高浜町長がVTRを活用した住民説明会を要望、規制委・規制庁は前向きに検討する方針 ~田中俊一規制委員長定例会見 2015.2.4

記事公開日:2015.2.4取材地: テキスト動画

 2015年2月4日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。高浜町長が審査書案の住民説明会をVTRで行うことを要望したことについて、より多くの住民に説明を行うため、規制委・規制庁は、この要望を前向きに検討する考えを示した。


東電に対し人身事故の根本分析、対策を要請「やっぱり不十分なところがあったっていうこと」/新潟・泉田知事の面談要請には応じない考え~田中俊一原子力規制委員長、定例記者会見 2015.1.21

記事公開日:2015.1.21取材地: テキスト動画

 2015年1月21日14時30分より、原子力規制委員会・田中俊一委員長の定例記者会見が開催された。東京電力福島第一、第二原子力発電所で人身事故、柏崎刈羽原子力発電所で重傷を負う事故が続いて起きたことについて、田中委員長は「根本的に分析して、対策を立ててもらいたい」と要請。「まず事業者の責任、事業者がきちっとやっていただきたい」とコメントした。

 IWJは、これまで田中委員長が事業者に対し、安全性向上のための取り組みを要望してきたことに触れ、それにもかかわらず、今回の事故が起きてしまったことについて質問。田中委員長は、「対策は取られてきて、その進捗もあると思いますけども、やっぱり不十分なところがあったっていうことかと思います」と回答した。


再稼働が迫る川内原発の使用前検査「トラブルもあるだろうから」「動かしながら慎重に」進める考え/桜島・阿蘇山の噴火活動に規制委・田中委員長「火山モニタ検討会を緊急に開く必要があるとは思っていない」 2015.1.14

記事公開日:2015.1.14取材地: テキスト動画

 2015年1月14日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。再稼働が近づく川内原発は、まだ工事変更認可の審査、使用前検査が残っている。数年に渡り停止していたプラントを動かすため、使用前検査は「動かしながら相当慎重に」検査を行い、「トラブルもあるだろうから、一つ一つ潰しながら」検査を進めるとの考えを示した。

 IWJは、桜島、阿蘇山の噴火活動が激しくなっていることについて質問。田中委員長は、「火山予知連絡会ではないので、我々は、火山モニタ検討会を緊急に開く必要があるとは今は思ってません」と回答した。


規制委田中委員長、原発再稼働に「政治的パフォーマンスは全く考えていない」 2015.1.7

記事公開日:2015.1.8取材地: テキスト動画

 2015年1月7日14時30分より、新年第一回目の原子力規制委員会・田中俊一委員長の定例記者会見が行われた。原発再稼働が現実視され、稼働後はリスクが大きくなることから、実質的に安全が担保できる体制などに取組む姿勢を見せた。ただし、再稼働に「政治的パフォーマンスは全く考えていない」ことを強調した。


取り除けないトリチウム残留水は「やっぱり希釈廃棄しかない」今後は海洋排出か ~田中俊一原子力委員長記者会見

記事公開日:2014.12.25 動画

 2014年12月24日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。午前の定例委員会に議題として挙げられた、福島第一原子力発電所のリスク低減目標に関し、増え続ける汚染水タンクの問題について問題意識は共有できたとし、トリチウム残留水は「やっぱり希釈廃棄しかない」とこれまでの考えを繰り返した。