2025年3月14日、「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事 福島雅典氏、外務省元国際情報局長 孫崎享氏インタビュー」の前半を初配信した。
新型コロナウイルスワクチンを、「ワクチン」ではなく「mRNA脂質ナノ粒子製剤」だと指摘し、その被害や危険性を訴え続けている福島氏に、岩上安身は2023年12月にインタビューを行い、初配信している。
3月14日に初配信した前半では、新型コロナワクチン問題について、福島氏に最新の情報を交えて解説していただき、その後、孫崎氏や岩上安身の質問に答えていただいた。
福島氏は、2018年から2021年まで米国CDC(疾病予防管理センター)の所長として、mRNAワクチンの普及に努めたロバート・レッドフィールド氏が、「(2024年7月の)米上院委員会の公聴会で、『あのワクチンはビッグミステークであった』と、はっきり言ったんです」と述べた。
- Mandating COVID Shots ‘One of the Greatest Mistakes,’ Former CDC Chief Says(The Defender Children’s Health Defense News & Views、2024年7月12日)
「一番重要な要の情報は、ワクチンを打つと、それが全身に、あっという間に回るんだということ。このことが、はっきり書かれている。
『全身に回る』というデータが、どこから出てきたかというと、我が日本が、(mRNAワクチンメーカーの)ファイザーに要求して出てきたんですよ。そのデータは、論文にも出ているし、アメリカの議員が、元CDCのレッドフィールドに聞いているところにも、証言として出てくる」。
福島氏は、日本政府がコロナ禍で、mRNAワクチンを特例承認したことについて、「政治家がちゃんと、ワクチンをどう審査するかという、法律のガイドラインにもとづいて審査して、承認されて世に出ているんです」と指摘し、「このガイドラインに瑕疵があるんじゃないかということを、1月の記者会見で、我々は提示しました。この法律が、このワクチンを素通りさせたというところに、根本的な欠陥がある」と述べた。
福島氏は、「今までのワクチンは、タンパク質なので、打った場所から他のところへは行かなかったが、(mRNAワクチンは)ナノ粒子なので、打った途端に血流に乗って、脳にも、爪の先にも、頭の先から(足のつま先まで身体中)全部に行く。そこらじゅうの細胞に取り込まれ、そこで抗原を作り出す」と、解説した。
福島氏によると、この抗原スパイクタンパクは、毒性が強く、細胞内の「エネルギー生産工場」であるミトコンドリアを壊すということが、事前にわかっていたのに、行政は特例承認に「突っ走った」とのこと。その理由を、福島氏は次のように明らかにしている。
「mRNAワクチンの審査は、法律のガイドラインに沿って、ワクチンの審査としてやるわけです。
(ワクチンの成分が)体のどこに行くかということを、『生体内分布』と言うんですが、ワクチンのガイドラインでは、このワクチンが、体のどの組織に有効か、という審査は要求されていないんです。遺伝子への毒性の審査も要求されていない。普通の薬の承認審査では要求される、そういったことが、何も要求されていないんですよ」。
そう述べた福島氏は、次のように訴えた。
「(政府は)mRNAワクチンを『ワクチン』として使いたいから、『ワクチン』という言葉を使っているけれど、これは『ワクチン』と言っちゃだめなんです。正しくは、『mRNA脂質ナノ粒子製剤』なんです。これは遺伝子製剤なんですよ。
まかり間違っても、『ワクチン』としてこれを議論しちゃだめなんです」。
さらに福島氏は、「2020年までは世界でトップだった日本の平均寿命が、2021年に急に下がった」と指摘し、「ワクチンを国民のほぼ8割に3回打った2022年には、もっと下がった」と、厚労省が発表したデータを示した。
これと鏡写しのように、日本人の死亡率は、パンデミックの最中の2020年まで、高齢化に逆行して下がり続けていたのに、2021年、2022年と跳ね上がり、2023年には再び下がっている。
福島氏によると、脳卒中や、白血病、卵巣癌などの死亡率にも、同じ傾向がみられるとのことで、「ワクチンの接種3回目以降になって、死亡率が高くなっている」と指摘し、「このワクチンが卵巣に行くからですよ。骨髄に行くからですよ。リンパ節に行くからですよ。だから、こういう癌がふえるんだ。極めて単純な説明になる」と解説した。
岩上安身は、自身が新型コロナワクチンを4回接種した後に、2024年1月に新型コロナに感染し、さまざまな病気を発症し、慢性疲労症候群に該当する症状が続いていることを訴えた。
これに対して福島氏は、「ビタミンの投与で、一定の改善が見られた例がある」と明らかにした上で、重要なのは、「日常生活での食事。どこまでそれを、正常化できるかというところから考え直すということ」だと論じた。
この後遺症の判断と、対処の仕方は、万人に参考になるものと思われる。ぜひ、御覧いただき、参考にしていただきたい。