2024年10月26日(土)午後7時30分から、京都府京都市のひと・まち交流館第1・第2会議室にて、「トゥー・キッズ・ア・デイ」上映前に、早稲田大学文学学術院教授 岡真理さんが、パレスチナやガザ、中東問題について解説をした。
ドキュメンタリー映画「トゥー・キッズ・ア・デイ」について
このドキュメンタリーは イスラエル人監督、パレスチナ人プロデューサーが製作をしたイスラエル・フィンランド共同制作で、2024年度NHK主催の教育コンテンツの国際コンクール「日本賞」のグランプリを受賞した。
舞台はヨルダン川西岸地区。ここでは毎年700人、平均して一日に二人のパレスチナ人の子どもがイスラエル軍に逮捕されているという。作品に登場する4人の少年は、イスラエルの兵士に石を投げた罪で長期間拘留された。尋問の様子を記録した映像と、釈放後3年が経ちすでに青年となった彼らへのインタビューを通して、子ども時代を失った彼らの姿を映し出す。
一方、イスラル軍の元兵士や元将校、さらに軍の元検察部門責任者へのインタビューを通して、イスラエル側の立場も紹介。イスラエルとパレスチナの間で憎しみの連鎖が続く背景を描き、子どもたちの未来のために解決の糸口を探ろうとする2022年製作のドキュメンタリーだ。
(日本賞ライブラリー https://www.nhk.or.jp/jp-prize/library/details/23-1/ より)