2023年2月21日、9時10分より、東京都新宿区市谷の防衛省庁舎にて、浜田靖一 防衛大臣の定例記者会見が行われた。
質疑応答では、IWJ記者は次のように質問をした。
IWJ記者「ピューリッツアー賞の受賞歴もある米国の調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が、2月8日『バイデン政権が、ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームの爆破を計画実行させた』というスクープを発表しました。
これが事実だとすれば、約1兆円の建設費のかかったノルドストリームにはドイツも出資しており、米国の同盟国であるドイツにとっては背信行為そのものです。
日本政府は、ハーシュ氏の記事内容について、検証や情報収集を行っているのでしょうか。また、米国は誠実な同盟国かどうか、疑いの出ている中、日本の安全保障を米国に委ね、有事の際の自衛隊の指揮権まで米国に渡してしまっていいのか、再考すべきではないでしょうか?
浜田防衛大臣のご見解をお聞かせください」
この質問に対し、浜田大臣からは、いつもどおり、以下のような、短くそっけない回答があった。
「あの、報道の一つひとつには、お答えをすることはできませんので、私の方からのコメントは控えさせていただきます」
他社の記者からは、北朝鮮のミサイル発射事案、日中関係、気球への武器使用、防衛省・自衛隊の人的基盤の強化に関する有識者検討会、沖縄の米陸軍貯油施設から泡消火剤設備撤去などについての質問があった。
また、会見冒頭、浜田大臣より、「防衛省・自衛隊の人的基盤の強化に関する有識者検討会」についての報告・説明があった。
詳細についてはぜひ全編動画をご視聴ください。