2022年11月25日(金)午後、大阪市内において、「赤木雅子氏による財務省元理財局長・佐川宣寿氏に対する損害賠償請求訴訟 判決後の記者会見」が行われた。会見に臨んだのは、赤木雅子氏代理人の生越照幸弁護士と松丸正弁護士。
生越弁護士は、今回の判決について、まず「国家公務員の個人責任を認めない最高裁判決から一歩も出ない・そのまま進まない判決内容だった」と述べた。
さらに、「こちらとしては、この事件の重大性・佐川氏の行った行為の意味・(赤木俊夫氏を追い詰める結果を招いた)改竄指示を出した影響・公文書に対する国民の信頼を非常に損ねたという側面があると考える。
もちろん一般の公務員が違法行為を行った場合に個人責任を負うのかという話と、本件のような重大な違法性・影響ある場合と同じに見て良いのかというのが我々代理人の問題提起であったのに、どんな公務員であるかも関係なく、行った行為も関係なく国家賠償法が適用され・お金が払われる以上は関係ないと切り捨ててしまう判決だった」と続け、悔しさをにじませた。