人権NGO代表らが出入国在留管理庁へ全データの遺族、代理人、国会議員への開示を要求!「徹底的な国会審議なしに真の意味の再犯防止は不可能」!~8.17ウィシュマ・サンダマリ氏の死亡事件調査報告書に対するNGO合同会見 2021.8.17

記事公開日:2021.8.18取材地: テキスト動画
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(取材、文・渡会裕)

 2021年8月10日、出入国在留管理庁が、3月6日に名古屋出入国管理局の収容施設で死亡したウィシュマ・サンダマリさんに関する「最終調査報告書」を公表した。これを受けて、8月17日、東京都千代田区の参議院議員会館で、外国人人権法連絡会、恣意的拘禁ネットワーク(NAAD)、特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)、認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ(HRN)など、人権問題で活動するNGOの代表者ら6名が合同で会見を行った。

 会見の冒頭、移住連副代表理事である鈴木江理子弁護士は「公表された調査報告書は到底受け入れられるものではない」と述べ、「抜本的な真相究明をするためには、まず全データをご遺族、そして代理人、そして国会議員に開示すること」と求めた。

 鈴木弁護士は「それにもとづいて徹底的な国会審議がなされること、それをなくしては真の意味の再犯防止ということは不可能だと思う」と訴えた。

■全編動画

  • 日時 2021年8月17日(火)14:00~15:00
  • 場所 参議院議員会館 B-107室(東京都千代田区)
  • 主催 外国人人権法連絡会、恣意的拘禁ネットワーク(NAAD)、
  •    特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)、
  •    認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ(HRN)

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