「小池都政と中野区のパイプ役」を自負する都民ファースト・荒木代表、自身の当選は「中野区へのコロナ対策・支援の59回の要望書のほとんどが実現したこと」と分析!~2021年東京都議会議員選挙 荒木千陽事務所 2021.7.4

記事公開日:2021.7.5取材地: テキスト動画
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(取材、文・富樫航 記事構成・IWJ編集部)

 東京都議会議員選挙の投開票が行われた7月4日(日)、都民ファーストの会は、東京都中野区の荒木千陽(ちはる)代表の事務所でメディアへの対応を行った。

 午後11時過ぎに自身の当選確実の速報を受けた荒木代表は、「何が有権者に支持されたと思いますか?」とのNHK記者の質問に、「小池百合子東京都政と中野区のパイプ役を務めさせていただいたこと」だと答え、中野区の保健所の支援や商店街の支援、コロナ対策について59回にわたる要望書を小池知事に提出し、「その要望のほとんどが実現した」と振り返った。

 また、荒木氏は、NHK記者の「今後の都議会でどのように取り組んでいきますか?」と質問に対して、政府の水際対策の失敗を指摘した上で「水際対策を徹底することを国に求める」と述べた。

 さらに荒木氏は国からのワクチン供給が滞っていることも指摘した上で「ワクチン供給を早期にしっかりと行なっていきたい」と訴えた。

 都民ファーストの会は、改選前の45議席から31議席へと大幅に議席数を減らした。これにより、都議会第一党から、自民党に次ぐ第二党に転落した。他方で、自民党は、前回の25議席から33議席へと議席数を伸ばしたものの、公明党の23議席とあわせても、過半数の46議席には至らなかった。

 しかし、都民ファーストの会の特別顧問は現在も自民党と深いつながりのある小池百合子東京都知事である。多くのメディアは都民ファーストの会と自民党が対立し、公明党がどちらと連携するかといった構図を報じるが、国政与党の自民、公明と都民ファースト、そして維新の会は、「看板が違うだけで中身は同じ」であることを忘れてはならない。

 自民、公明、都民ファースト、維新をあわせると88議席。今回の都議選で、過半数を大きく超えているのである。

■全編動画

  • 日時 2021年7月4日(日)21:00~
  • 場所 荒木千陽事務所(東京都中野区)

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