米国の政権移行期の空白を突いて 中国は包囲網を突破!? バイデン政権で「ワシントン・コンセンサス」へ回帰する米国の未来は復活か、没落か! 岩上安身によるインタビュー 第1023回 ゲスト 中国通エコノミスト・田代秀敏氏 第3弾 2020.12.2

記事公開日:2020.12.11取材地: テキスト動画独自
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(IWJ編集部)

特集アメリカ大統領選挙2020
※2020年12月17日テキストを追加しました。

 岩上安身は12月2日、シグマ・キャピタル株式会社チーフ・エコノミストの田代秀敏氏に、この秋第3回目となるインタビューを行った。田代氏は、日本有数の中国通エコノミストである。IWJでは、マスメディアが伝えない、岩上安身による田代氏へのインタビューを通じて、多様な角度から急速に成長し、影響力を拡大している中国の実像を皆様に伝え続けてきた。

 第3回となるインタビューでも、秋の第3波を抑制できず「冬のコロナ」にまっしぐらに突入していく日本政府の非科学的な対策、米国の制度疲労、米国の「強さ」と「麻薬中毒の病理」を象徴するマイク・タイソンの復活劇が意味するもの、ワクチン開発の先頭に立つ企業の株価の動き、NTTの6G戦略、コロナ禍で急激に悪化する米国の実体経済など、多彩なトピックスについてお話をうかがった。

■ハイライト

  • 日時 12月2日(水)19:00~21:30
  • 場所 IWJ事務所(東京都港区)

岩上安身による第1回、第2回田代秀敏氏インタビュー振り返り

 岩上安身は12月2日、シグマ・キャピタル株式会社チーフ・エコノミストの田代秀敏氏にインタビューを行った。このインタビューは、第1回11月16日、第2回11月20日に続く、連続インタビューの第3回である。

 田代氏は、日本有数の中国通エコノミスト。日本のマスメディアは、現在の中国の姿を正確に伝えているとはいえない。

 IWJでは、岩上安身による田代氏へのインタビューを通じて、経済、コロナ対策、科学技術力、安全保障など、多様な角度から急速に成長し、影響力を拡大している中国の実像を皆様に伝え続けてきた。

▲10年国債利回りは中国だけが「正常値」(グラフ最上部が中国)(インタビューから)

 2020年秋、第1回、第2回インタビューでは、新型コロナウイルス・パンデミックを世界に先駆けて抑制し、主要国の中では唯一経済成長もプラスに転じた中国の姿、「人民幣の対ドル相場の急上昇が止まらない」、「中国ではもうコロナは過去の出来事。あの頃は大変だったというドラマができている」といった現実を語っていただいた。

 さらに中国のテクノロジー開発がいかにすさまじいスピードで世界を引き離しつつあるか、それが経済だけではなく安全保障上でも大きな意味をもつこともお話しいただいた。5Gはもちろん、ドローン編隊、自動運転車とコロナ拡大防止への応用、デジタル人民幣開始など、その生々しい実像は大きな衝撃だったのではないだろうか。

 同時に、中国と覇権を争う米国が、まったく対照的に世界最大の感染国となり、経済的にも大きな打撃を受け、社会的にも分断を深め、大統領選にも影響を及ぼし、民主主義の根幹である選挙制度にも疲労が現れているなど、「病める米国」「衰える米国」の姿をも見てきた。

▲「疫病防護で重大な戦略的成果を得た/2021年から新たな発展段階に入る」国債輸入博覧会における習近平氏の挨拶(インタビューから)

非科学的な政府のコロナ対策は、まるで「インパール作戦」

▲パンデミック下での東京五輪という狂気の沙汰(インタビューより)

 第3回となった12月2日のインタビューでは、米中の話題だけではなく、秋の第3波から「初めてのコロナの冬」に突入しつつある日本の「不都合な実態」にもフォーカスを当て、東京五輪で外国人観光客をほぼノーチェックで入れるという狂気、隠された東京都民の貧困、コロナによる女性の自殺増などについても踏み込んでいただいた。

▲女性の自殺急増の背景(インタビューより)

 非科学的な政府のコロナ対策は、まるで「インパール作戦」といったお話もいただいた。「インパール作戦」とは、どれほど無謀な作戦であったかについては、IWJ独自でも、検証し、後日お伝えしたい。

大統領選挙と麻薬合法化にみる米国の「制度疲労」

▲自国民に麻薬を売って税収を狙う米国(インタビューより)

 フルオープンのプロローグでは、大統領選挙に見る「制度疲労」、大麻だけでなく、ヘロインやコカイン、覚醒剤(メタンフェタミン)などの「ハードドラッグ」までもを合法化・非犯罪化してしまう米国の実態、自らの国民に麻薬を使わせることで税収増を狙うクレージーな行政などについてお話しいただいた。

田代氏「トランプはレガシーとして世界最大の感染者と死亡者+破綻した財政をバイデン政権に残していく。そしたら、バイデン政権は出発からフラフラ。下手したら大統領就任式も無観客。

 アメリカは二大政党制によって滅びようとしている。19世紀の半ば頃にできたシステムを後生大事に今もってやっている。ほとんどの人が文盲だった時代の産物。制度疲労の極みです」。

米国黄金期の象徴マイク・タイソンの「復活劇」

▲54歳にして「復活」のエキシビジョンマッチに臨んだマイク・タイソン(インタビューより)

 また、80年代、黄金時代の強き米国の象徴であったマイク・タイソンが、54歳にして「復活」し、リングに上がり、エキシビションを行うというイベントについても話題にのぼった。

 タイソンは米国の「強さ」の象徴でもあったが、生活が荒れ果て、チャンピオンの時代から暴力や麻薬やレイプ事件で逮捕・収監を繰り返してきた「病める米国」の象徴でもあった。

 そして、現在のタイソンは大麻農場を経営し、試合の前後にもマリファナを使用するなど、過去の米国の強さと栄光の象徴であるだけでなく、今の米国の荒廃をも体現する人物でもある。

▲田代秀敏氏「今のアメリカが帰依するものはマネーだけ」(インタビューより、2020年12月2日IWJ撮影)

岩上「タイソンの矛盾は世界を象徴している。タイソンは何度も監獄に入れられ、イスラム教徒に改宗してイスラムネームを持っているが、その名前は使ってない。また、彼は収監されている間に読んだ毛沢東の自伝に感動して毛沢東崇拝主義者になり、右腕に毛沢東の刺青を彫っているのです。

 彼はあらゆる薬物とアルコールのマルチ中毒者なんですよ。カス・ダマトという、彼の親代わりとなって育て上げたトレーナーを失ってから、自律心、自制心を失い、暴力ばかりをふるっている。まるで、『プロテスタンティズムの精神』を失った、今の米国の資本主義のあり方そのものです。彼は、心の支えを探してるんです。それが、毛沢東であり、イスラム教なのでしょうが、彼自身が米国の象徴でありながら、米国の『敵』とされるその2つに傾倒するというのは、今の矛盾した世界そのものを体現しているとも思えます」

田代氏「アメリカの中に帰依するものがないんでしょう。今のアメリカが帰依するものはマネーだけだから」

【会員限定】ワクチン開発の先頭に立つ企業の株価の動き、NTTの6G戦略、コロナ禍で急激に悪化する米国の実体経済など

 会員限定部分では、モデルナ、アストラゼネカ、ファイザーといったワクチン開発の先頭に立つ企業の株価の動きを見てゆき、先日英国が使用に踏み切ることにしたモデルナの株価が注目すべき動きをしていること、その意味について詳細に語っていただいた。

▲ワクチン製造企業の株価推移(インタビューより)

 その他、ドコモを子会社したNTTがもくろむ6G進出の行方、コロナ禍で急激に悪化する米国の実体経済などについてもお話しいただいた。

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