【第364号】岩上安身のIWJ特報!「メディアは権力を忖度し、司法権力は政治のために動いている」〜加計問題の闇を告発した前川喜平・前文科事務次官に岩上安身がロングインタビュー!「独裁国家に近づいている」と危機感!(前編)(その1) 2018.3.30

記事公開日:2018.3.30 テキスト独自
このエントリーをはてなブックマークに追加

※サポート会員に登録すると無制限で、岩上安身インタビューおよび特報など、すべて閲覧できるようになります。ぜひサポート会員登録をご検討ください!→登録はこちらから

 国家戦略特別区指定された今治市における加計学園グループの獣医学部新設について、理事長の加計孝太郎氏が安倍総理の友人であることを加味しての不正疑惑が持ち上がって久しい。いまだ解決に至らないこの問題で、安倍総理がさまざまな追及に追われ弁明に窮したきっかけが、文部科学省前事務次官・前川喜平氏の発言だった。

▲前川喜平氏(2017年12月、IWJ撮影、https://bit.ly/2ukW7xX

 前川氏は内閣府から文科省に渡った「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向」といった文書について、「私が在職中に専門教育課で作成されて受け取り、共有していた文書であり、確実に存在していた」「あったものをなかったことにはできない。公正公平であるべき行政のあり方がゆがめられた」とし、その証言を貫き通した。

 前川氏の「行政がゆがめられた」という発言に対し、菅義偉官房長官は「全く当たらない」と何の説明もなく一方的に主張、メディアにおいては読売新聞が在職中の前川氏が「出会い系バー」に頻繁に出入りし、あたかも買春をしたかのようにイメージ操作する事実無根のネガティブ・キャンペーンを展開した。

 政府の前川氏に対する警戒心は2018年に入っても続き、2月に名古屋市立の中学校で前川氏の講演がおこなわれたことを知った文科省は、学校側に講演の目的や内容、実施された経緯などを問いただすだけでなく、講演の録音データを提供するよう求めるメールを市の教育委員会に送っていたことが発覚。教育内容に踏み込む国のあり方に非難が集中した。

 2017年1月に退任した前川氏は、現役の時は「面従腹背」を座右の銘とし、官僚としての務めを果たしたというが、「常に心は支配されない自由人」と自身を表現する。心身の自由と近代社会の人工的なシステムは時に相容れない。「教育はどこでもいつでも受けられねばならない」として、現在はボランティアで自主夜間学校と呼ばれる学校で教鞭を取っている。

 前川氏の自由な精神、そして特に弱者や貧困に心を寄せるようになったバックボーンはなんなのだろうか。

 前川喜平氏という強靭な精神を持った人物の成り立ち、そして加計問題の問題点と深層、さらに日本の向うべき方向についてお話を伺った。

記事目次

現在の座右の銘は『眼横鼻直』――『当たり前は当たり前』という道元禅師の言葉

岩上安身(以下、岩上)「皆さん、おはようございます。ジャーナリストの岩上安身です。本日は、本当に待ちわびていたお客様にご登場いただきます。前・文部科学省事務次官、前川喜平さんです。

 加計学園の問題、そして自民党改憲草案その他について、今日はお話をうかがいたいと思います。前川さん、よろしくお願いいたします」

(…サポート会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページよりご覧になれます。

サポート会員 新規会員登録

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です