2013年12月3日(火)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。旧保安院の時に受けたIAEA(国際原子力機関)のIRRS(総合規制評価サービス)に対するレビューを受け入れるかどうかを明日の委員会の議題とすることが分かった。
2013年12月3日(火)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。旧保安院の時に受けたIAEA(国際原子力機関)のIRRS(総合規制評価サービス)に対するレビューを受け入れるかどうかを明日の委員会の議題とすることが分かった。
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IAEA(国際原子力機関)は加盟国に対して、IRRS(総合規制評価サービス)と呼ばれる安全規制に関する制度について、総合的に評価するレビューサービスを行っており、おおむね2年後にフォローアップを行っている。
日本では2007年6月に、旧原子力安全保安院、旧原子力安全委員会がレビューを受け、2008年3月に報告書が取りまとめられている。しかしその後、当時の規制当局や政府の対応の遅れ、3.11震災の影響などにより、フォローアップをまだ受けていない状況。フォローアップを受けていないことは政府事故調や国会事故調でも指摘されており、また大島賢三原子力規制委員からも問題提起されているということだ。
以上のことから、規制委員会・規制庁として今後どのようにIRRSを受け入れるかについて、明日の規制委員会で議論する予定である。
原子力発電施設について、炉規制法上、撮影が禁止されている箇所がある。森本次長は、仮に特定秘密保護法が成立した後でも、そのような事に関して炉規制法上の運用は変わらないだろうとの考えを示した。
日本原電(株)敦賀発電所敷地内破砕帯に対する現地確認が、先週終了した。今後はその結果を整理し、規制委員会に論点整理も含めて議題にかけるが、日程については未定であるとした。
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