2020年10月5日、東京千代田区の臨時会見場で、東京電力による定例の記者会見が行われた。
東京電力柏崎刈羽原子力発電所7号炉は、再稼働に向けた原子力規制委員会の審査をほぼ終了。事実上、あとは新潟県、柏崎市、刈羽町の同意を残すのみとなっている。
しかし、県は避難計画などに関する「3つの検証」が終了するまでは再稼働に関する議論はしないとしている。
10月4日の新聞報道によると、東京電力の関係者は、地元の同意がなくても原子炉に核燃料を装荷する予定であることを明らかにしている。
IWJ記者が、報道されている核燃料装荷の予定は事実であるか質したが、東京電力の小林照明・広報担当は「現時点では今後の進め方について決まったものはない」と述べるに留まった。
記者は、東電関係者は(地元の)同意は原子炉起動までに得ればよいとしていることが報道されていることを指摘し、さらに東電の見解を求めた。