┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~これが人間の所業だろうか!? パレスチナ国連代表が魂のスピーチ! これに米国、G7、そして地球上の人類すべては、どう応える!? いったい誰がこの狂った世界を作っているのか!? IWJは、個人名を特定!
┃
┠■7月になりました! IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと1ヶ月です! 6月のご寄付・カンパは、63万9000円で、月間目標額まで82%分、286万1000円届いていません! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、暫定ですが、約2149万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!
┃
┠■【中継番組表】
┃
┠■<岩上安身による最新インタビュー報告>「イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も『自衛権』を認める! さらに米軍もイランの核施設を爆撃し、破壊! 核の脅威を口実にした『先制攻撃』は許されない!」岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー(その5)「米英による中東地域の『ディバイド・アンド・ルール』、分割統治」は、「我々の東アジアもそう(分割統治されている)かもしれない。中国と日本を、すごくぶつけている」! ホルムズ海峡封鎖で困るのは、日本・韓国・台湾!
┃
┠■【本日のニュースの一撃!】
┃
┠■【第1弾! 音楽フェスティバルで「パレスチナに自由を!」「IDF(イスラエル国防軍)に死を!」と訴えた英国の「ボブ・ヴィラン」と、イスラエルによるガザでのジェノサイド批判をしたアイルランドの「ニーキャップ」を、英国議会が与野党をあげて「反ユダヤ主義」「ヘイト」「暴力と憎悪の扇動」と非難! 警察当局は捜査を開始! 米国は「ボブ・ヴィラン」のビザ取り消し! フェスを生中継した『BBC』は、「中断すべきだった」と釈明!】そもそも、今日に至るトラブルの種をバラまいたのは、三枚舌の大英帝国の無責任外交だった! シオニズムを最初に「発明」したのも、英国のキリスト教徒!(『BBC』、2025年7月1日)
┗━━━━━
■はじめに~これが人間の所業だろうか!? パレスチナ国連代表が魂のスピーチ! これに米国、G7、そして地球上の人類すべては、どう応える!? いったい誰がこの狂った世界を作っているのか!? IWJは、個人名を特定!
6月27日と7月1日に、国連で、パレスチナの国連代表が魂のスピーチを行いました。
そのスピーチは、イスラエルとイランの「12日間戦争」の陰に隠れてしまい、ほとんど報道されていないガザの悲惨な現実を、余すところなく伝えています。
これまでも、5月28日に、パレスチナのマンスール国連大使が、「母親が動かない子供に話しかけ、謝っている姿を見るのは耐えられない。誰が耐えられるというのか」と、国連安全保障理事会で、机を叩き涙を流して、各国に訴えた姿が強い印象を与えました。
※「耐えられない」パレスチナ国連大使が涙の訴え(ABEMA NEWS、2025年5月28日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000428827.html
6月27日に国連で行われたスピーチも、これに劣らず、視聴者の涙を誘う命の尊さを訴えたものです。
特に、その子供達の命の価値に、民族や国家や宗教や人種による違いはありえないと、強く訴えています。
以下が、6月27日のパレスチナ代表によるスピーチです。ぜひ、お読みいただきたいと思います。
※Palestine’s Heart-Wrenching Speech Leaves the World Stunned(The Africa News Network、2025年6月27日)
https://youtu.be/StKivF23Rms
「ありがとう、議長。
パレスチナの子供達は、死をあらゆる形で、あらゆる恐怖として知っています。
彼らは死を体験し、死に耐え、死を目撃し、そして今のところ、かろうじて死を生き延びています。
ガザにいる100万人のパレスチナの子供達、誰一人としてその苦しみを免れた者はいません。
最も控えめな推計でも、5万人のパレスチナの子供達が殺され(※)、あるいは障害を負いました。
(※)ハーバード大学の報告書によれば、パレスチナ人の子供達は15万人死亡している。
※イランとイスラエルを停戦させる!? しかし、イスラエルが核保有国、イランが非核保有国の現実は変わらず!! 今後、いつイスラエルがイランに不意打ち攻撃を再開するかわからない! イスラエルの迎撃ミサイル補充の時間稼ぎ!? しかもこの停戦でも、イスラエルのガザ大虐殺を止められない! なんとガザの死者数は公式発表の約6万人どころか、6倍以上の約40万人が死亡と見られる行方不明だと、ハーバード大学の報告書で明らかに!! トランプ政権が、ハーバード大を筆頭に、国内の大学を弾圧するのは、「ガザでのジェノサイド」と「ユダヤ・ナチ」批判を弾圧するため!!(日刊IWJガイド、2025年6月25日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250625#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54781#idx-6
これは瓦礫の下に、今も埋もれている子供達を含まない数字です。
この5万人とは、イギリス、フランス、ドイツの子供であれば、(人口比で)70万人が殺傷されたことに相当します。
アメリカの子供であれば、350万人が殺傷されたことに、イスラエルの子供であれば、15万人が殺傷されたことに相当します。
この数字を思い返してみてください。
もしイスラエルの子供達が、このような目に遭っていたとしたら、この場や、この場の外では、何が起きているでしょうか?
けれど一部の人々にとっては、こうした比較は成り立たないのです。
彼らは、イスラエル人ではなく、ただのパレスチナ人だからです。
私達は決して、パレスチナ人の命が、より軽んじられてよいとは認めません。
私達の民が、使い捨てにされてよいとは認めません。
パレスチナの親が、自分の子を亡くした悲しみが、他の親と比べて小さいなどという考えを容認しません。
パレスチナの子供達が、痛みを感じないという考えを受け入れません。
彼らを殺すことが正当であり、たいしたことではないなどという考えを、私達は断じて拒否します。
彼らを殺す者達が、自らの優越を主張することによって、非難から免れ、責任を免れることが許されるなどということは、ありえません。
そして、とりわけ子供に関しては、こうしたダブルスタンダード(二重基準)を、誰もが拒否すべきです。
イスラエル人がひとりでも殺されるたびに『ジェノサイド(集団虐殺)』だと訴えてきた同じ人々が、多くが子供を含む何十万人ものパレスチナ人が殺傷されたことに対して、私達が『ジェノサイド』だと言うと、憤慨しているのです。
ガザに暮らす200万人以上のパレスチナ人にとって、生きるために必要なすべてのものが、破壊されたというのに。
すべての子供達は、生きる権利を、自由を、尊厳を、安全を享受する権利を持っています。
彼らには、『子供時代』を過ごす権利があります。
『その子供は、どこの国の子か?』『その子供は、何の宗教か?』『その子供は、何人種か?』
そう問わなければ、その子供の運命に心を痛められない者達は、人間の命を尊重しているとは言えません。
そうした者達は、国際法を重んじているとは言えませんし、人道を守っているとも言えません。
私達はみな、子供達が殺され、障害を負い、捕らえられている現状に対して、声をあげ、非難しなければなりません。
それが誰の子であろうと、どの民族や国籍に属していようと、関係ありません。
私達は、占領も暴力もない未来を目指します。
すべての子供達が、安全である未来を。
パレスチナの子供達も、イスラエルの子供達も、世界中のすべての子供達も安全である世界を。
それこそが、法と人間性に忠実である、ということです。
議長、パレスチナの子供達は、殺され、障害を負わされ、孤児となり、飢え、家を追われ、心に傷を負っています。
子供達の命や手足、愛する者達を奪うことに、何の正当化がありえるでしょうか?
これほどの犯罪を続けるには、どれほど人間性を失っていなければならないのでしょうか?
628日間――(2023年10月7日のハマスの1日限りの抵抗に対して、イスラエルが『報復』と称して、パレスチナ人の子供、女性、老人まで、無差別の虐殺を続けてきている日数。日毎にその日数は増え続けている)。
子供達がテレビで殺されていく姿、飢え死にする姿、障害を負っていく姿が、映され続けてきました。
毎日、私達の子供達が燃やされ、死に、瓦礫の下で息絶え、苦しむ姿を見てきました。
それでも、誰一人として、責任を問われていないのです。
私達が、子供達の苦しみを語ると、数日前、イスラエルの代表は、元首相ゴルダ・メイアの言葉を引用しました。
『アラブ人が、自分の子供を愛するようになったとき、平和は訪れる』。
これ以上に、人間性を否定する言葉が、あるでしょうか?
パレスチナの親が、子供を愛していないと?
彼らが、イスラエルの占領を憎むのは、子供達が、その占領の犠牲になっているからです。
子供を守ろうと、必死に覆いかぶさるパレスチナの親達を、あなたは目にしています。
その手で守りきれず、打ちひしがれる姿を、あなたは見ています。
死んだ子を、生きている子を、必死に抱きしめる親達の姿を、瓦礫をかき分けて、我が子を取り出そうとする姿を。
薬も何もなく、焼けた身体を、自らの手で癒そうとする姿を。
私達は、子供達を愛している。
もし本当に子供を愛していたら、この事態は、とっくに終わっているはずです。
これを続けるには、どれほどの憎しみが必要なのでしょうか?
親達は、命がけで食料を取りに行きます。子供に食べさせるために。
日々、日常の一部のように――
『援助物資を取りに行ったパレスチナ人30人が殺された』『40人が殺された』
そんな報道が、当たり前になっています。家畜のように撃たれて。
医療者、ジャーナリスト、国連職員、女性、子供、一般市民に加えて、『援助物資を取りに行こうとした人々』までが、被害者のカテゴリーに加えられてしまいました。
毎日です。
そして今、ユニセフが言うのは――『飢餓のあと、子供達は渇きで死ぬかもしれない』。
占領が設計した飢餓。
占領が設計した渇き。
そしてイスラエルの指導者達は、言います。『私達は、あなた達を守っている。文明を、野蛮から守っている』。
これが、文明でしょうか?
このすべての野蛮な行為の背後に、あなたは『文明』を見い出すのでしょうか?
引用しましょう。
『病院が標的にされている。その病院には動けない患者がいる。そのすぐ隣には子供病棟、乳児病棟がある。そこを攻撃した。軍事拠点などという嘘を言っているが、彼らは民間人を狙っている。彼らは犯罪政権だ』。
これは、誰の言葉でしょう?
ネタニヤフ首相が、イランのミサイルで損傷を受けたイスラエルの病院で語った言葉です。
彼は、忘れたのでしょうか?
イスラエルが、ガザのすべての病院を、組織的に爆撃し、破壊したことを。
インキュベーター(保育器)の中で死んでいく、パレスチナの赤ん坊達の映像を。
担架で、瓦礫を抜けようとする負傷者達を。
医師達は、逮捕され、拷問を受け、命を落としました。
彼らが、パレスチナ人だったからです。だから、それほど問題ではないとされてしまったのです。
昨日、イスラエル代表は言いました。『人間の盾』――だからすべてのパレスチナ人を殺さなければならないのだと。
国連は昨年、イスラエル軍が、ガザやヨルダン川西岸で、27人のパレスチナの少年を『人間の盾』として使ったことを確認しました。
でも彼らは、それを問題視しません。
自分達がやるときは、『文明』だというのです。
イスラエル政府は、30年以上もパレスチナ人の遺体を家族に返還せず、保管してきました。
でも、それは『野蛮』ではないとされます。
イスラエルの野蛮は、『文明』と呼ばれ、私達の存在は、『野蛮』とされます。
私達の子供達は、『怪物』と呼びます。
彼らを殺す者達こそが、怪物であるのに。
飢えさせ、障害を負わせ、連れ去り、拷問し、苦しめているのは誰か。
彼らに、食料も、水も、家も、学校も、病院も、希望も、与えず、命と四肢を奪っているのは誰か。
それでもこの場に立ち、世界を叱責するのです、自分達の行動を批判されたことで。
私達はこの議場で、イスラエル代表が国連職員に対して、非難や侮辱、脅迫を繰り返すのを何度も目にしてきました。
そしてその煽動により、地上の国連職員が殺され、障害を負い、拘束され、拷問を受けました。
それでも、昨日、事務総長の特別代表は、アルジェリア代表が、その職務遂行における不備を穏やかに批判した際、黙って聞くことができず、席を立ってしまったのです。
1万7千人のパレスチナの子供達が殺され、4万人が孤児となり、4千人が四肢を失い、100万人が飢えに苦しんでいる今、私達はその批判すら口にしてはならないのでしょうか?
もしイスラエル代表に対して、同様に国連代表が席を立ったら――果たしてその職にとどまれたでしょうか?
イスラエル人は特別で、パレスチナ人は違うのですか?
いいえ。私達の命は、決してそれより軽くはありません。
私達の怒りは、正当です。
議長――。
世界は、即時停戦、人質と囚人の解放、人道支援の即時搬入、イスラエル軍の撤退を求めています。
けれど、何も起こっていません。
いったい、どこに、緊急性があるのか?
どこに、抑止力があるのか?
どこに、ジェノサイドを止めるための責任追及があるのか?
『交渉中だから』と言っている間にも、何千人ものパレスチナ人が、次々に、次々に殺され続けています。
援助物資の配布を使って、強制的に避難させ、土地を奪い、『ガザからパレスチナ人を排除する』と公然と語っています。
今、ガザのたった16%(の場所)に、200万人が押し込められています。
援助物資の配給が、戦争の道具として使われ、飢餓が兵器とされています。
パレスチナの子供達は、すべての苦しみにさらされています。
その理由は、ただ一つ。
それは、彼らが『パレスチナ人として生まれた』ということ。
それだけです。
イスラエルにとって、それは『犯罪』なのです。
この土地を手に入れ、そこに暮らす人々を消し去りたいと、彼らは望んでいます。
そのために、行動しているのです。
ですから、国際法にもとづいて、このジェノサイドを止めるために、私達には共通の義務があります。
私達の共通世界は、ガザで終わりつつあります。
それを救うには、ガザから始めなければならないのです。
ガザを救えば、私達全員が救われます。
私達は、この場でも世界中でも、圧倒的な連帯と原則的な立場を見てきました。
でも、ガザは、今も一人で立っています。
このジェノサイドを止めない限り、ガザは一人きりで立ち続けるしかありません。
どうか、ガザの子供達を救ってください。
このジェノサイドを、終わらせてください。
ありがとう、議長」。
※Palestine’s Heart-Wrenching Speech Leaves the World Stunned(The Africa News Network、2025年6月27日)
https://youtu.be/StKivF23Rms
まさに、パレスチナ代表が問いかけているのは、「私達」の一人一人の認識であり、心であり、行動です。
では、こういう狂った世界を作り出している人々とは、一体誰でしょうか?
※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
―――――――
■7月になりました! IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと1ヶ月です! 6月のご寄付・カンパは、63万9000円で、月間目標額まで82%分、286万1000円届いていません! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、暫定ですが、約2149万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
IWJの財政が、危機的状況です!
6月は、1日から27日までの27日間で、41件、63万9000円のご寄付・カンパをいただきました。これは、目標額の約18%に相当します。6月は月間の目標額まで、82%、286万1000円届いていません。
ご支援くださった皆様には、感謝いたします。本当にありがとうございます!
IWJの今期第15期は、昨年8月にスタート、6月末で11ヶ月が経過し、7月末の期末まで、あと1ヶ月となりました。
残念ながら、昨年8月からの今期第15期は、6月までの11ヶ月間で一度も、月間目標額に達していません!
この不足総額は、寄付部門だけで、約2149万円にもなります! 現在、こうした不足額は、IWJ代表の岩上安身が、個人の貯金を投じて穴埋めしていますが、限界があります! その限界は近づいています!
IWJが7月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
今期11ヶ月間の累計のマイナス約2149万円を少しでも埋められるよう、皆様の緊急のご支援をお願いしたいと存じます!
インフレが続きますが、会費の値上げをせず、値段を据え置きながら、より一層、支出を切りつめる努力もしています。
今後は、土曜日に発行していた『日刊IWJガイド』は、原則として、お休みさせていただきます。もちろん、何か事件などがあれば、『速報』や『号外』などは、週末であっても、発行させていただきます!
目標額を下げ、支出を切りつめても、収支が改善されないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!
第15期が、赤字に転落しないように、無料でご視聴の方は、是非とも有料会員登録を、また、会員・非会員を問わず、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます!
なお、IWJでは、インタビューなどを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!
サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!
公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。
「IWJ特報」のバックナンバーも、1ヶ月遅れの分から、すべて読むこともできます!
皆様、会員登録を、ぜひ、よろしくお願いします!
※会員登録のご案内
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
5月末現在、IWJ会員の総数は1758人、このうちサポート会員の方は680人でした。
ぜひとも、サポート会員様におかれましては、サポート会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!
会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営はご寄付を募らなくても格段に安定します!
また、休会中の皆様は、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。
同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
どうぞ、皆様、米国の従属下のまま、憲法に緊急事態条項を導入し(自民党、公明党、維新、国民民主らが賛成)、無謀な戦争へと駆り立てられてゆく日本の対米従属権力(与野党を問わず)に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!
よろしくお願いします!
岩上安身 拝
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
◆中継番組表◆
**2025.7.3 Thu.**
調整中
========
◆中継番組表◆
**2025.7.4 Fri.**
調整中
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
◆しばらくフルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527367
40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527763
フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527782
ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527633
イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第2回 2025.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527726
「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、キリスト教シオニストの福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追求!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526058
「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531
2024年を振り返る! そして1ヶ月後に始まる第2次トランプ政権で、米国は、そして世界はどう変わる!?~岩上安身によるインタビュー第1175回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525988
ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575
「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515
イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713
「絶望」に突き動かされたハマスがイスラエルを急襲! イスラエルは、「報復」の名のもとに「民族浄化」を開始! パレスチナ人の「完全追放」まで至るのか!?「第2のナクバ」に~岩上安身によるインタビュー第1137回 ゲスト 放送大学名誉教授 高橋和夫氏 2023.11.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519653
対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■<岩上安身による最新インタビュー報告>「イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も『自衛権』を認める! さらに米軍もイランの核施設を爆撃し、破壊! 核の脅威を口実にした『先制攻撃』は許されない!」岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー(その5)「米英による中東地域の『ディバイド・アンド・ルール』、分割統治」は、「我々の東アジアもそう(分割統治されている)かもしれない。中国と日本を、すごくぶつけている」! ホルムズ海峡封鎖で困るのは、日本・韓国・台湾!
6月25日、「岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー」を、撮り下ろし初配信しました。(その1)(その2)(その3)(その4)に引き続き、インタビューの続きをご紹介します。
※<インタビュー配信報告>「イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も『自衛権』を認める! さらに米軍もイランの核施設を爆撃し、破壊! 核の脅威を口実にした『先制攻撃』は許されない!」岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー(その1)自由化が進むイラン社会は、「トランプのアメリカよりも、よっぽど自由があるかもしれない」(日刊IWJガイド、2025年6月26日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250626#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54783#idx-5
※<インタビュー配信報告>「イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も、国際法違反の、先制攻撃したイスラエルの『自衛権』だけを認める! 米軍もイランの核施設を爆撃! 核の脅威を口実にした『先制攻撃』は許されない!」岩上安身による宮田律氏インタビュー(その2)イスラエルの被害や迎撃ミサイル枯渇を隠す一方で、イランを悪魔化する西側メディア! ネタニヤフ首相は「イランの核兵器開発は、イスラエルの存続に対する現在進行形の危機である」というが、宮田氏は「1995年から『イランは5年以内に核兵器を持つ』ということを、ずっと言い続けている」と述べ、「相当な嘘つき」と指弾!
(日刊IWJガイド、2025年6月27日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250627#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54785#idx-7
※<岩上安身による最新インタビュー報告>「イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も『自衛権』を認める! さらに米軍もイランの核施設を爆撃し、破壊! 核の脅威を口実にした『先制攻撃』は許されない!」岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー(その3)G7はイスラエルの自衛権を支持する一方、イランを「テロの根源」と非難、石破総理もG7共同声明に署名!「そういうことをやっているから、国際社会で日本がイニシアチブを発揮できない」! インドネシア大統領はG7を蹴ってロシアへ! 孤立しているのはG7側!(日刊IWJガイド、2025年6月30日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250630#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54788#idx-5
※<岩上安身による最新インタビュー報告>「イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も『自衛権』を認める! さらに米軍もイランの核施設を爆撃し、破壊! 核の脅威を口実にした『先制攻撃』は許されない!」岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー(その4) 米国の爆撃によって、イランとロシアが急接近!?(日刊IWJガイド、2025年7月1日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250701#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54792#idx-4
<アラブ周辺国はどう動くのか>
岩上「でも、米軍への攻撃というのは、アメリカが『スタンドオフ』の考えで、今回の爆撃もミズーリ州の基地から(B-2爆撃機が)発進して、空中給油しながら30数時間かけて、そして爆撃して、また帰ると。
『(イランの)近隣の基地から攻撃に出たんじゃないよ(だから中東の米軍基地を攻撃するな)』という形なんでしょうけれども。
でも、中東近辺にはそこらじゅうに米軍の基地がありますから。それを狙い出すと結構大変なことになってくるし、アメリカもイランを攻撃しろということになっていくでしょうし」
宮田氏「(イランから見て)一番攻撃しやすいのは、イラクとかシリアの米軍基地ですよね」
岩上「そうですね、(米軍基地の存在は)望まれていませんし、周りの民衆から」
宮田氏「イラクの場合は、イラク議会が、米軍に出ていけという決議を成立させているんですよね(※)。それにもかかわらず、出ていかないんですけれども」
(※)2020年1月3日にイランのソレイマニ司令官が、イラクのバグダッドで殺害されたことを受けて、イラク議会が緊急に招集され、イラク議会は同月5日、米軍にイラクからの撤退を求める決議を可決した。同決議は、イラク国内の米軍の存在は「主権侵害」であるとし、「米軍と有志連合軍の即時撤退」を要求している。
・イラク議会、米軍追放を決議 背後にイランの思惑(日本経済新聞、2020年1月6日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54073360W0A100C2FF1000/
岩上「占領軍だと思っているわけですね。だから、そこへ撃ち込んだりなんかしたら、イラクは、『じゃ、元通りだ』と。元通りの――サダムフセインはいないけれども――、『元通りの国に戻るぞ』と。
しかも、シーア派が多いんですよね、イラクって。イランと同盟国みたいな形で蜂起するかもしれない」
宮田氏「そうなんです。シーア派の武装集団もいますから。まったく(イランの)革命防衛隊の息のかかったような武装集団がいるわけですよね。
イランに呼応して、米軍の基地を攻撃するということは、十分考えられると。これまでも、やってきましたけれども、十分考えられると思いますけれどもね」
岩上「いきなり、攻撃的になるかもしれないですね。今までは何か、アドバルーンみたいな感じだったんですけど。今回のミサイル攻撃で、(イランが)かなり先端的なもの(兵器)を持っていることがわかりましたし」
<トランプの中東歴訪、米英による中東の分割統治か? 東アジアもまた日中対立をさせられている>
岩上「気になるのがですね、少し前にトランプが中東歴訪しましたね(※)。
その時に、ものすごいセールスマンぶりを発揮して、アメリカの兵器を湾岸諸国に――サウジとかカタールとかに――、買わせましたでしょう。あの武器は、一体何のために使うんだろうと。
あれは、どっちに向けて使われるんだろうと」
(※)トランプ大統領は、今年5月13日から16日にかけて、サウジアラビアとカタール、アラブ首長国連邦(UAE)の湾岸3ヶ国を歴訪した。その際、イスラエルを訪問しなかったことで、ネタニヤフ首相との関係悪化が囁かれた。
・トランプ米大統領、中東訪問でトップセールス外交を展開(ジェトロ、2025年5月21日)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/05/aa118b0342846fd8.html
・焦点:トランプ氏、中東歴訪でイスラエル疎外 ネタニヤフ首相の孤立鮮明に(ロイター、2025年5月21日)
https://jp.reuters.com/world/us/7KMQZWRVUVM65DFHFKD5QBKRBE-2025-05-19/
宮田氏「昔、(トランプ政権)1期目の時は、(シーア派のフーシ派が台頭している)イエメンに対して使うということはあったと思いますけれども。サウジアラビアも、ウィンウィンで(※)」
(※)例えば2016年、サウジアラビアの国営の石油会社サウジアラムコがフーシ派の攻撃を受け、サウジアラビア主導の連合軍が、イエメンに空爆を行い、米軍が、フーシ派の拠点を攻撃した。
・サウジアラムコ:通常通り稼働―イエメンがミサイル攻撃との報道受け(ブルームバーグ、2016年8月27日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-27/OCJJAS6JIJUY01
・米軍、イエメン反政府勢力の拠点を攻撃(BBC、2016年10月13日)
https://www.bbc.com/japanese/37640236
・イエメン内戦へのサウジ介入 英米の支援非難する声も(BBC、2016年12月12日)
https://www.bbc.com/japanese/video-38286614
岩上「サウジは、すごくシーア派(フーシ派)を攻撃しましたけれども、ストップしちゃいましたね」
宮田氏「今は、(武器を)使う大義みたいなもの(を掲げる)機会もないですよね」
岩上「これはシーア派の国、イランとか、そこに向けて彼らを攻撃させようという意図とか、そういうものがあるんですかね?」
宮田氏「それは、あるかもしれないですね。だから、(米英による)中東地域の『ディバイド・アンド・ルール』、分割統治みたいなことを」
岩上「分断して統治する」
宮田氏「そうですね。我々の東アジアも、そう(分割統治されている)かもしれない。中国と日本を、(分割した上で)すごくぶつけていると」
岩上「まさに、そういうことにうまく利用されていく可能性が。だから、シーア派じゃなくて、(むしろ)スンニ派の人達の踏ん張りどころという感じがしますよね」
<イランで反米感情が高まれば、ホルムズ海峡の封鎖も? 封鎖されて本当に困るのは、中国ではなく、日本・韓国・台湾>
イランでは、22日の米国の攻撃に対して、テヘラン市民が翌日の23日、テヘラン中心部のエンゲラーブ広場に集まり、大規模な抗議デモを行いました。
イラン国民は「USAを倒せ、イスラエルを倒せ」といった横断幕を掲げ、ある男性は『CNN』に対して「イラン国民には誇りがある。我々は必ず強く反応する」と答えています。
※「トランプほど汚いヤツはいない」 米軍の攻撃にイラン国民の怒り噴出、報復求める声も(CNN、2025年6月23日)
https://www.cnn.co.jp/world/35234599.html
岩上「テヘランの市民が、大規模デモで、アメリカの攻撃を非難している。イランの市民の攻撃的な感情が高まっている。
イランとイスラエルの間の報復攻撃が、今も継続中ですし、ここが重要なんですよ。イラン議会がホルムズ海峡封鎖を承認した(※)」
(※)イラン議会は、ホルムズ海峡封鎖を承認した、と『ロイター』などは報じた。しかし、イラン議会は、公式には認めていない。海峡封鎖を実行するためには、イラン国家安全保障最高評議会の決定が必要である。
・イラン議会がホルムズ海峡封鎖承認と報道、最高評議会の決定必要(ロイター、2025年6月23日)
https://jp.reuters.com/markets/commodities/SUYB5BF5TNIZXNCD7ELNM4N7WM-2025-06-22/
岩上「ホルムズ海峡は、こういうところですね(地図を指す)。本当に、イラン全土のどこからでもこのホルムズ海峡を通過する船を、通過できないようにするということは可能だそうですね」
宮田氏「この辺に、機雷を敷設すると…」
岩上「そうなったら、どうなりますか、ということですね」
宮田氏「日本の物価全般が、高くなりますよね。
輸送料とか運送料、やっぱりね、ガソリンを使うわけですから、それは高くなっちゃうし。例えば、クリーニング屋さんだって、ドライクリーニングの液体っていうのは石油からつくられるわけですから、クリーニング屋さんも高くなっちゃうし」
岩上「石油化学全般ですよね。プラスチックでも」
宮田氏「美容院とか、床屋さんとか、みんな高くなっちゃいますよね。シャンプーとか、コンディショナーとか」
岩上「(石油の活用は)エネルギーだけじゃないですもんね」
宮田氏「そうなんですよね。食堂とか、レストランだって、光熱費が高くなるわけですから」
岩上「これをやられると、本当に困るのは日本ですよね。韓国も困りますけど」
宮田氏「本当に困ります」
岩上「韓国が困った状態になって、韓国が経済的に弱体化した状態になると、北朝鮮が『今や好機』というふうになりはしないかという不安もあるんですね(中国・北朝鮮は、ロシア側から陸路でエネルギー資源を受け取ることができる)。
そして、(日本の世論は)『台湾有事で大変だ』と誘導されちゃっているんですけれども、台湾もそうです。海上貿易で、(石油・ガスを)運んで来なければ、自分のところで何でもエネルギー自給できるわけじゃないんで。
だから、(海路でしか石油・ガスを受け取れない)台湾、日本、韓国が全部弱いんですね。アメリカが、太平洋・東アジアにおける『(戦略的な)足がかりだ』と思っているところは全部弱いんですよ。
『何でこういう作戦をやるんだ』、あるいは『何でこんなことを突っ込んでいくんだ』ということが、本当にもっと大声でアメリカに向かって言わないと、だめなんじゃないかと思うんですけれども」
宮田氏「本当ですね」
(続く)
■【本日のニュースの一撃!】
■【第1弾! 音楽フェスティバルで「パレスチナに自由を!」「IDF(イスラエル国防軍)に死を!」と訴えた英国の「ボブ・ヴィラン」と、イスラエルによるガザでのジェノサイド批判をしたアイルランドの「ニーキャップ」を、英国議会が与野党をあげて「反ユダヤ主義」「ヘイト」「暴力と憎悪の扇動」と非難! 警察当局は捜査を開始! 米国は「ボブ・ヴィラン」のビザ取り消し! フェスを生中継した『BBC』は、「中断すべきだった」と釈明!】そもそも、今日に至るトラブルの種をバラまいたのは、三枚舌の大英帝国の無責任外交だった! シオニズムを最初に「発明」したのも、英国のキリスト教徒!(『BBC』、2025年7月1日)
6月25日から29日にわたって、英国のサマセット州で開催された「グラストンベリー・フェスティバル」は、1970年から続いている、世界最大規模の野外音楽フェスティバルです。今年のフェスには、21万人が参加しました。
その、今年のグラストンベリー・フェスに、28日に出演した英国のパンクデュオ「ボブ・ヴィラン」が、ステージ上で、「パレスチナに自由を!」「IDF(イスラエル国防軍)に死を!」と、観客にコールを求め、さらにこれを、英国の公共放送局である『BBC』が生中継したことが、大きな波紋を広げています。
7月1日付『BBCニュースジャパン』は、「(英国の)キア・スターマー首相は29日、この件について『ひどいヘイトスピーチだ』と非難。『BBC』がこのパフォーマンスを生中継したことについても、『説明責任がある』と指摘した」と報じています。
さらに、今年のグラストンベリー・フェスには、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区でのジェノサイドを批判し続けている、アイルランドのヒップホップグループ「ニーキャップ」も出演しました。
『BBCニュースジャパン』の記事は、「『ニーキャップ』は28日にグラストンベリー・フェスティバルに出演した際、スターマー首相への反発を込めた罵倒語混じりのコールを起こすなど、極めて挑発的なパフォーマンスを行った」と報じています。
スターマー首相は、「ニーキャップ」についても、「ヘイトスピーチ」だと主張し、「『ニーキャップに発言の場を与えるべきではないと以前から言ってきた。これは、脅迫や暴力を扇動する他の出演者にも当てはまる』と話した」と、同記事は報じています。
記事は、スターマー首相だけでなく、「複数の閣僚」や、野党・保守党も、「ボブ・ヴィラン」のパフォーマンスと、それを中継した『BBC』を「暴力と憎悪を扇動している」として、警察の捜査や起訴を求めていると伝えています。
※英音楽フェスでの「ヘイトスピーチ」を首相らが非難 生中継したBBCにも批判(BBC、2025年7月1日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c70rrwplyzno
7月1日付『CNN』は、「(ボブ・ヴィランの)メンバー2人が米国のビザを取り消され、英国で警察の捜査の対象になっている」と報じています。
※イスラエル軍に「死を」と叫んだ英ラップバンド、米国がビザ取り消し 英警察は犯罪捜査(CNN、2025年7月1日)
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35234938.html
米国のニュースメディア『APT』が、両グループや『BBC』を糾弾する、英国議会の動画を報じています。
※「ひどくて受け入れられない!」英国政府がグラストンベリーでの「イスラエル国防軍に死を」シュプレヒコールを非難、警察が捜査開始(APT、2025年7月1日)
https://youtu.be/wyCfIyrAs0Y
★岩上安身によるインタビューにもご登場いただいている、現代イスラム研究センター理事長の宮田律(みやた おさむ)氏は、6月30日付でnoteに、ベトナム戦争当時の1969年の米国のウッドストック・コンサートと今年のグラストンベリー・フェスを比較し、「ウッドストックは、進行中のベトナム戦争を背景に、愛と平和、反戦を求めることがテーマだったが、今年のグラストンベリー・フェスティバルも同様な想いが、アーティストや聴衆にはあったに違いない。ガザ戦争にまつわるイスラエル、米国、欧州の不合理に対する怒りの声や感情は、世界の多くの人々に共有されている」と投稿しています。
※グラストンベリー・フェスティバルに集まった20万人の人々はガザ戦争に怒る ―ウッドストックの記憶は愛、平和、反戦を訴えるが、米・イスラエルは偽旗作戦を考える(宮田律氏のnote、2025年6月30日)
https://note.com/miyataosamu/n/n5fc7da1cf26b
嘆かわしいのは、『BBC』が30日、「『ボブ・ヴィラン』のパフォーマンスの生中継を中断すべきだった」との見解を示したことです。
イスラエルがガザでジェノサイドを行っていることは、国連人権理事会でも報告書に記載され、当の『BBC』自身が、今年3月にこれを報じているにもかかわらず、です。
※国連調査委、イスラエルがガザで性的暴力と「ジェノサイド」行っていると 報告書で非難(BBC、2025年3月14日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cy9dy78zp0zo
ロック、ポップス、パンク、ヒップホップ、レゲエなどが中心のこのグラストンベリー・フェスでは、過去、何度も政治的なメッセージが叫ばれてきました。
※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
―――――――
― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ―
それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
YouTubeへの高評価とチャンネル登録も、よろしくお願いします。10万人登録まであと少しです!
ご支援のほども、よろしくお願いします。
※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250703
IWJ編集部(岩上安身、六反田地、尾内達也)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト【 https://iwj.co.jp/ 】
公式X(旧ツイッター)アカウント【 https://twitter.com/iwakami_staff 】