┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~6月も残すところあと5日です! 6月1日から24日までのご寄付・カンパは、36万3000円で、月間目標額の約10%です! 90%分、313万7000円が足りていません! 今期第15期の期末である7月末まで、あと1ヶ月あまりです! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から5月までの10ヶ月間で約1863万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!
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┠■【中継番組表】
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┠■トランプ大統領が「キレた」後、ネタニヤフ首相が一方的で身勝手なプロパガンダ演説を行う! この演説が、事実上のイスラエルの勝利宣言と停戦意思を表すもの! 問題は、この停戦がいつまで続くか!
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┠■ジョン・ミアシャイマー・シカゴ大学教授が、最新のイラン・イスラエル情勢分析! アメリカが、さらなる軍事行動を取らざるを得なくなる可能性がある! 核保有国がイランに核弾頭を与える可能性よりも、イランが自前で核兵器を開発するシナリオの方が現実にありえる! イラン戦争はイスラエルにとって、ガザとヨルダン川西岸の「浄化計画」を進める格好の隠れ蓑! 米国のイスラエル・ロビーの力から、米国の政治家が独立できない限り、Usraeli(US+Israeli)というイスラエル・米国協働の現代のナチズムは止まらない!
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┠■<岩上安身による最新インタビュー報告>「イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も『自衛権』を認める! さらに米軍もイランの核施設を爆撃し、破壊! 核の脅威を口実にした『先制攻撃』は許されない!」岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー(その1)自由化が進むイラン社会は、「トランプのアメリカよりも、よっぽど自由があるかもしれない」
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┠■【本日のニュースの一撃!】
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┠■【第1弾! フジ・メディア・ホールディングスが株主総会で、清水賢治社長以外の全経営陣を刷新! 一方、ダルトン側提案の12人の選任は全員否決!】CMが回復せず、社内でのオンラインカジノの蔓延が発覚し、逮捕者も出る中、経営刷新がどこまで信頼回復につながるか!?(『FNNプライムオンライン』、2025年6月25日)
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■はじめに~6月も残すところあと5日です! 6月1日から24日までのご寄付・カンパは、36万3000円で、月間目標額の約10%です! 90%分、313万7000円が足りていません! 今期第15期の期末である7月末まで、あと1ヶ月あまりです! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から5月までの10ヶ月間で約1863万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!
おはようございます。IWJ編集部です。
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
6月も残すところあと6日となりましたが、IWJの財政が、危機的状況です!
6月は、1日から24日までの24日間で、32件、36万3000円のご寄付・カンパをいただきました。これは、目標額の約10%に相当します。90%、313万7000円がまだ足りません。
ご支援くださった皆様には、感謝いたします。本当にありがとうございます!
IWJの今期第15期は、昨年8月にスタート、5月末で10ヶ月が経過し、7月末の期末まで、あと1ヶ月あまりとなりました。
残念ながら、昨年8月からの今期第15期は、5月までの10ヶ月間で一度も、月間目標額に達していません!
この不足総額は、寄付部門だけで、1862万9645円にもなります! 現在、こうした不足額は、IWJ代表の岩上安身が、個人の貯金を投じて穴埋めしていますが、限界があります! その限界は近づいています!
IWJが6月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
今期10ヶ月間の累計のマイナス約1863万円を少しでも埋められるよう、皆様の緊急のご支援をお願いしたいと存じます!
会費を据え置きながら、より一層、支出を切りつめる努力もしています。
今後は、土曜日に発行していた『日刊IWJガイド』は、原則として、お休みさせていただきます。もちろん、何か事件などがあれば、『速報』や『号外』などは、週末であっても、発行させていただきます!
目標額を下げ、支出を切りつめても、収支が改善されないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!
第15期が、赤字に転落しないように、無料でご視聴の方は、是非とも有料会員登録を、また、会員・非会員を問わず、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます!
なお、IWJでは、インタビューなどを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!
サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!
公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。
「IWJ特報」のバックナンバーも、1ヶ月遅れの分から、すべて読むこともできます!
皆様、会員登録を、ぜひ、よろしくお願いします!
※会員登録のご案内
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
5月末現在、IWJ会員の総数は1758人、このうちサポート会員の方は680人でした。
ぜひとも、サポート会員様におかれましては、サポート会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!
会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営はご寄付を募らなくても格段に安定します!
また、休会中の皆様は、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
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年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。
同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
どうぞ、皆様、米国の従属下のまま、憲法に緊急事態条項を導入し、無謀な戦争へと駆り立てられてゆく日本の対米従属権力(与野党を問わず)に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!
よろしくお願いします!
岩上安身 拝
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◆中継番組表◆
**2025.6.26 Thu.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2025.6.27 Fri.**
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も「自衛権」を認める!さらに米軍もイランの核施設を爆撃し、破壊! 核の脅威を口実にした「先制攻撃」は許されない!~岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー第2回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527906
◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆
作家・真田信秋氏「コロナ元(2020)年は、死者数が前年より減っていた。『国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがある疾病のまん延』という『特例承認』の条件を満たしていないので、違法承認したと私は思っている」~5.29 ガーベラの風・国会イベント「参院選で一票一揆 しょぼい減税を―ぶっ壊す」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527629
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■トランプ大統領が「キレた」後、ネタニヤフ首相が一方的で身勝手なプロパガンダ演説を行う! この演説が、事実上のイスラエルの勝利宣言と停戦意思を表すもの! 問題は、この停戦がいつまで続くか!
トランプ大統領が、イスラエルによる停戦合意違反のミサイル攻撃について「キレた」後、イスラエルのネタニヤフ首相は、一方的で身勝手なプロパガンダ演説を、イスラエル国民に向けて行いました。
この演説が、事実上のイスラエルの勝利宣言と停戦意思を表すものと考えられます。
ただし、高橋和夫放送大学名誉教授は、「レバノンのとき(2006年のイスラエル・ヒズボラ戦争(第2次レバノン戦争)など)のように、向こうが停戦合意を破ったからと理由づけして、イスラエルが停戦合意を破ることはよくあります」と述べています。
※#51 イラン・イスラエル軍事衝突・停戦合意、そして(高橋和夫&小沢知裕ルーム、2025年6月25日)
https://youtu.be/T3MqjaNW0rM
ネタニヤフ首相は、まず、冒頭で、イランに勝利したという次のような自画自賛から語り始めました。
「イスラエルの市民の皆さん、
『ライジング・ライオン』作戦の12日間で、私達は歴史的な勝利を収めました。この勝利は、世代を超えて続くことでしょう。
私達は、2つの差し迫った存立の危機を打ち破りました。
核爆弾の脅威と、2万発の弾道ミサイルの脅威です。
もし今、行動していなかったら、イスラエル国家は、破壊の瀬戸際に立たされていたことでしょう。
しかし、それは起きませんでした。なぜなら、決定的な瞬間に、私達はライオンのように立ち上がり、ライオンのように咆哮し、その咆哮はテヘランを揺るがし、世界中に響き渡ったからです」。
※トランプ大統領の怒りに直面した後、ネタニヤフ首相はイラン戦争、停戦、米国、核に関してイスラエルに新たなメッセージを送りました(ヒンドゥスタン・タイムズ、2025年6月25日)
https://youtu.be/NRkYnnoY-4I
実に身勝手な論理です。
核保有国であるイスラエル自身は、NPT条約に加盟せず、IAEAの査察も受けず、IAEAを思うがままに操る一方で、NPT条約を厳格に順守し、IAEAの査察の結果、核兵器開発の疑いはないことが明確になっているイランに、言いがかりをつけて、イスラエルは国際法違反の先制奇襲攻撃を行ったのです。
それなのに、西側諸国は、イスラエルをとがめず、攻撃をされたイランのみを非難してきました。
このネタニヤフ首相のスピーチで注目されるのは、次の2点です。
まず第1が、トランプ大統領が、イスラエルが停戦合意を破ったとして、SNSで放送禁止用語のFワードを駆使して激怒したイスラエルの攻撃について、ネタニヤフ首相はこう述べているのです。
「そして今日、停戦のわずか1時間前に、私達はこの戦争が始まって以来最も激しい一撃を、アヤトラ体制に加えました。
この激しい攻撃で、イランの治安部隊は数百人を失いました――これは過去50年間でテヘランが経験した中で最も激しいものでした」
これが、イスラエル側の主張する攻撃でした。面の皮がどれだけ厚いのかと思います。
この攻撃内容を額面通りに受け取れば、イランがロケットを一発発射し、都市部を外れた無人地帯に落下したことを以て、停戦合意を破ったと主張し、最大限の攻撃を行ったことがわかります。
つまり、停戦になる前に、言いがかりをつけて、可能な限り、イランを痛めつけてやったと、自慢しているのです。
もう一つ注目すべきは、イスラエル側のトランプ政権に対する感謝の言葉です。
ネタニヤフ首相は、こう述べています。
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■ジョン・ミアシャイマー・シカゴ大学教授が、最新のイラン・イスラエル情勢分析! アメリカが、さらなる軍事行動を取らざるを得なくなる可能性がある! 核保有国がイランに核弾頭を与える可能性よりも、イランが自前で核兵器を開発するシナリオの方が現実にありえる! イラン戦争はイスラエルにとって、ガザとヨルダン川西岸の「浄化計画」を進める格好の隠れ蓑! 米国のイスラエル・ロビーの力から、米国の政治家が独立できない限り、Usraeli(US+Israeli)というイスラエル・米国協働の現代のナチズムは止まらない!
6月24日、「恐れ知らず」の反エスタブリッシュメントYouTube番組『ブレイキング・ポインツ』が、ジョン・ミアシャイマー・シカゴ大学教授に、米軍によるイラン爆撃を踏まえて、最新インタビューを行いました。
このインタビューで、ミアシャイマー教授は、状況は我々が考えているよりも悪いもので、この米軍の攻撃でイランが自前で核兵器を開発する可能性が高まったと指摘します。
さらに、市民レベルでは、イスラエル批判派が増えているものの、イスラエル・ロビーが、米国の政策レベルで政治家を、脅迫して支配しているために、自国の利益にならない外交政策を行っていると述べています。
ミアシャイマー教授は、これを端的に、「アメリカ・ファースト派」よりも「イスラエル・ファースト派」が勝ったと表現しています。
以下から、このインタビューとなります。
※John Mearsheimer EXPOSES Israel Lobby’s Push For Iran War(ブレイキング・ポインツ、2025年6月24日)
https://youtu.be/g_3UTLMLIfw
インタビュアー「今、とても興奮しています。シカゴ大学のジョン・ミアシャイマー教授を再びお迎えできました。私にとっては、個人的な英雄です。先生、またご出演いただきありがとうございます」
ミアシャイマー教授「こちらこそ、お招きいただき光栄です」
インタビュアー「さっそく本題に入りましょう。先生は以前からこの状況を警告されてきましたが、ついにアメリカがイランの核施設を攻撃しました。
特に、イスラエルがアメリカをこの状況に引きずり込んだ点について、先生の見解をうかがいたいと思います。
まず、イスラエルのネタニヤフ首相の発言を聞いていただきたいと思います。
(ネタニヤフ首相の声明)
『トランプ大統領、イランの核施設をアメリカの正義ある力で攻撃するという大胆な決断に心より敬意を表します。
「ライジング・ライオン作戦」では、イスラエルも驚異的な行動をとりましたが、今夜、アメリカが行ったことは他国には到底できないことでした。歴史は、トランプ大統領が世界でもっとも危険な政権に対し、もっとも危険な兵器を与えないよう行動したと記録するでしょう。
この指導力は、中東を超えて繁栄と平和へ導く歴史の転換点を生み出しました。
私達は、よく言います、『力による平和』と。まず力があり、次に平和が来るのです』。
インタビュアー「教授、これについてどう思われますか? そして、今後の展望については?」
ミアシャイマー教授「彼の発言は、妄想的だと思います。イランの核問題をこれで解決したというのは、完全に間違っています。
むしろ、イランが核兵器を手に入れる可能性が、これまで以上に高まったと言えるでしょう。
私の知る限り、ほとんどの専門家は『イランが核兵器を望むなら、それを阻止する手段はない』と考えています。彼らは、必要な技術も知識も持っています。仮に今ある核施設を破壊したとしても、もっと深い山の下に再建することができます。
さらに重要なのは、こうした攻撃を受けたことで、イランにとって核兵器を持つ動機がより強くなったという点です。
今、世界が見ているのは、『なぜイランはもっと早く核兵器を持たなかったのか?』という疑問です。もし核抑止力を持っていたら、今回のような攻撃はなかったはずです。
したがって、結論はこうです。
イランの核インフラを、すべて破壊できたわけではない。
たとえ破壊しても、再建可能である。
今やイランには、かつてないほど核兵器を持つ動機がある。
この攻撃で、核問題はまったく解決していません」
インタビュアー「では、今回のような状況に至った背景には、どのような圧力が働いたのでしょうか?
特に、トランプ大統領が今『体制転換の戦争になるかもしれない』と言っていることについては?」
ミアシャイマー教授「まず『体制転換』という話は、当初の目標からすり替えられたものです。
トランプ氏は当初、単にイランの核能力を排除することが目的だと言っていました。
しかし、今になってそれが達成されていないことに気づき、『体制転換』という話に変えています。
でもそれも妄想です。今の状況で、どんな理性的なイラン人であっても、核抑止力を望まないと言えるでしょうか?
さらに、『体制転換』が起きる可能性も非常に低いです。歴史的に見ても、こうした外部からの攻撃が行われたとき、国民は逆に政権を支持する傾向があります(「国旗の下に集う」効果)。
次に、イスラエルとそのロビー団体が、アメリカに与える影響についてです。
これは、非常に強力です。今回の戦争は、基本的に『アメリカ・ファースト派』よりも『イスラエル・ファースト派』が勝ったということです。
そして、これは今後も繰り返されるでしょう」
インタビュアー「では、ロシアの元大統領メドヴェージェフの発言についてどう思われますか?
彼は、『アメリカの攻撃は限定的な損害しか与えておらず、逆にイラン政権は強化され、他国がイランに核弾頭を供与する可能性すらある』と述べています。
ミアシャイマー教授「核保有国がイランに核弾頭を与える可能性について言えば、唯一可能性があるのはパキスタンですが、現実的ではないと思います。
ただし、私が危惧しているのは、イランが自前で核兵器を開発することです。これこそが現実的なシナリオです。
NPT(核不拡散条約)体制に与える影響については、今回の攻撃はまさに壊滅的打撃です。
この出来事は世界中に『核兵器を持たなければ、自国の安全は保証されない』というメッセージを与えてしまったのです。
北朝鮮の金正恩を見ればわかります。核兵器を持っているから、アメリカは攻撃できません。
対照的に、核を放棄したリビアのカダフィがどうなったかは、誰もが知っています」
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■<岩上安身による最新インタビュー報告>「イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も『自衛権』を認める! さらに米軍もイランの核施設を爆撃し、破壊! 核の脅威を口実にした『先制攻撃』は許されない!」岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー(その1)自由化が進むイラン社会は、「トランプのアメリカよりも、よっぽど自由があるかもしれない」
昨日、6月25日に、「岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー」を、撮り下ろし初配信しました。インタビューの冒頭をご紹介します。
<6月13日のイスラエルによる奇襲攻撃から、6月21日の米国による攻撃まで>
冒頭、岩上安身が、6月13日にイスラエルが、イランに先制の奇襲攻撃を仕掛け、イスラエルとイランの直接対決について、これまでの経緯に触れました。
16日に開催されたG7は、「我々はイスラエルに自国を防衛する権利があることを確認する。イスラエルの安全保障に対する支持を改めて表明する」との声明を出しました。しかし、イランの自衛権については触れていません。
岩上安身は、いわゆる日本を含めたG7が、一方的に「イスラエルの自衛権」だけを認め、「イランの自衛権に関しては言及しないで、逆に核開発をしているのは許せないと、このような非難を浴びせる」のは、欺瞞だと批判しました。
岩上安身は、核保有国であるイスラエルが、非核保有国であるイランに先制攻撃をかけるのは国際法違反であり、核兵器を持つ前に叩き潰すとか、核施設を破壊するなど、許せる話ではない、とも指摘しました。
そこに、トランプ大統領が、2週間以内に米国が関与するかどうか決めると述べたわずか2日後に、イランの3か所の核施設、イスラエルが破壊しきれなかった核施設を破壊するという介入を行いました。
イラン側は、トランプ大統領による「無条件降伏」の求めに対して、徹底抗戦の意思を示しました。
岩上「今、イントロで(これまでの経緯を)話をしたんですけれども、びっくりされたんじゃないですか?」
宮田律氏「そうですね。やはり、主権侵害ですよね。それを正々堂々とやって…本当に驚いたという感じですよね。
さらに、アメリカがイスラエルの後を追うように、イランを攻撃したというので、さらに驚いた。
なおかつ、アメリカのトランプが、イランを攻撃してから、『イランは我々を道路脇爆弾で殺害した』と言ったので、さらにびっくりした。道路脇爆弾で米兵を殺したのは、イラクの方であって」
宮田氏は、「(トランプ大統領は)イランとイラク、全く区別ができていないという、本当に驚くべきことだなという感じがしました」と述べました。
宮田氏「音は似てますけどね。イランとイラク。全く区別ができていないという、本当に驚くべきことだなという感じがしましたけどね。
1国の、というか、世界最大の超大国の大統領が、イランとイラクの区別もできないという、何ということかと。よっぽど、アメリカも人材不足じゃないかなということを改めて感じました」
<イスラエルによるアメリカ支配と、福音派・シオニズム>
岩上安身は、イスラエルのネタニヤフ首相が、「あからさまにアメリカを動かしているんだということがはっきりわかってきた」と指摘しました。
岩上「今、(外国の独立系ネットメディアのコメント欄などで)キーワードみたいにみんなが言っているのが『イスラエル合衆国』という言葉なんですね。
つまり、イスラエルとアメリカというのはもう一体だなと。そして頭脳はイスラエルに取って代わられている。
これはアメリカ人もそういうふうに言っているんですけど、俺達は自由に操られて利用されているという、そんな言い方をしている人達もいる」
岩上安身は、米国でも日本でも、福音派に限らず、牧師らがYouTube上で、「エゼキエル書」などを引き合いに出して、聖書の預言が成就しつつある、終末戦争が近づいてきている、などとこのイラン・イスラエル戦争を評していると述べました。
岩上は、福音派やシオニストの聖書への狂信とも言える信仰で、世界が動かされている、と主張しました。
岩上「(ジェフリー・サックス教授は)『これは黙示録の終末だ』とか、『バイブルに書いてある預言通りになっているんだから、いいじゃないか』とか、『最終戦争によって、これで我々は最後の救いにあずかれるんだ』なんていうメールが来て、本当にこんなことでみんなが動かされていると(言っています)。
アメリカのキリスト教原理主義者の福音派や、キリスト教シオニストという米国のシオニストが、ユダヤ教とシオニスト達と、手を結び合って、協力し合うという、そういうことが一方で起きている」
岩上安身は、ウクライナ紛争の以前にウクライナ国内で行われたロシア人へのジェノサイドがネグられて(無視・黙殺)しまったように、イスラエルが行っているガザでのジェノサイドもネグられており、「同じ構造」だと指摘しました。
<2024年・2025年の振り返り、トランプの「化けの皮が剥がれた」>
岩上安身は、2025年の中東情勢を振り返りました。
・1月15日 イスラエルとハマスが42日間の一時停戦に合意
・3月18日 イスラエルがハマスに大規模空爆。パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃継続を表明。
・4~5月 米国とイランが核協議(断続的に計5回実施)。
・6月13日 イスラエルがイランの核施設を攻撃。
岩上安身は、イランは米国と核協議の交渉中であり、IAEAの査察も受け入れていたにもかかわらず、ネタニヤフ政権が、トランプ政権と共謀して、6月13日のイスラエルによる奇襲攻撃が実現したと説明しました。
2024年には、イスラエルによる在シリア・イラン大使館への空爆、レバノンへの空爆と地上侵攻、ヒズボラやハマス幹部の殺害事件、シリアのアサド政権転覆などがありました。
宮田氏は、その都度イランも報復をしたが、ほとんど死者が出ないような、抑制された形で行われたと、述べました。イランの報復は、抑制的なものだった、ということです。
岩上「いったん、レバノンとかシリアを潰しておいて。
イランとイスラエルの間は、1000キロ以上距離があるんですよね。だから地上戦というのはできない、あるいは簡単に侵攻できない。
イラン側も(ヒズボラなどを)支援して、地上から侵攻してくることもできないような状況をつくって。イランは地形的に山脈が多くて、そう簡単に入れないようにもなっている、と」
宮田氏「(イランとイスラエルは)遠く離れていますからね。イスラエルがイランに地上兵力を送るというのは、ほとんど不可能な話ですよね。
だから、ネタニヤフはアメリカの参戦を期待したと思うんです。
アメリカも、イラクやアフガニスタンで失敗していますから、アメリカの世論が地上兵力を送るというのは全く賛成しないと思うんですよね。
だから、決定打が出ないわけです。空爆とかミサイルを撃ち込むだけではなく、戦争の決め手に欠く、ということだったと思うんですよね」
岩上安身は、イラクやアフガニスタンでも米国は失敗し、米兵の被害も出て、戦費が嵩み、撤退せざるを得なくなったのに、バイデン大統領はウクライナ紛争に関与していった。
今度は「戦争をやめさせる」と公言していたトランプ大統領の「化けの皮が剥がれた」のではないか、と指摘しました。
岩上「日本でもまだ、トランプのことを信じている人達が、『グローバリストと戦ってくれる、戦争しない大統領』だとか。そんなことを言っている人がいます。
そんな、戦争をしない、人道的な大統領だったら、パレスチナのガザ地区の土地を全部、収用して、それで彼ら(パレスチナ人)を全部追放して、そこにガザ・リゾートをつくろうと言うわけないじゃないですか。
やっていることは、ホロコーストですから」
宮田氏「そうですよ」
<6月13日から1週間、メディアは「イスラエル優勢」と言ってきたが、実態はイスラエル側も、かなり追い詰められていたのではないか>
岩上安身は、6月13日におきたイスラエルの先制攻撃について、「おさらい」をしました。核施設や軍事施設を狙った複数回の空爆、そしてイランの要人を暗殺する「斬首作戦」が行われました。
それに対して、イランもイスラエルに対して、ドローンと弾道ミサイルで報復攻撃をかけました。
安いドローンとロケット弾のような安いミサイルを大量に打ち込んで、イスラエルが誇る防空システム・アイアンドームに対して飽和攻撃をかけておき、弾道ミサイルで、アイアンドームを破って、イスラエル領内に着弾させました。
岩上安身は、一説には、イラン側のミサイルは1発5000ドル、イスラエル側は1発5万ドルとも言われていて、イスラエルは非常にコスト・パフォーマンスの悪い戦いを強いられていると述べました。
宮田氏は、メディアはイスラエル優勢と報じているが、イスラエル側もかなり追い込まれていたために、トランプが参戦を決めたのではないか、と指摘しました。
宮田氏「イランの方は、(攻撃用の)ミサイルがなくなるとか言われていますけども、イスラエルの方も、(迎撃用ミサイルが底を尽きそうで)相当苦しいという話は聞いたことはありますよね。
第1に、イスラエルは2正面作戦をやってるわけで、ガザとイランという。結構、軍事費がかかっていることは間違いないと思います。
特に迎撃ミサイルが相当高額で、イスラエルは対イラン戦争は2週間から4週間しか持たないということも言われていて。
ですから、そういうこともあって、トランプが参戦したのかなという感じもするんですよね。『検討する』と言って、2日後にイランを攻撃したわけですけれども、それほど何て言うか、イスラエルの方に余裕がなくなってきたってこともあるんじゃないかなという気がするんですよね。
何か、イスラエルの方が優勢みたいな報道のされ方をしていますけれども、本当にそうかなという感じはするんですよね」
岩上安身も、発表されている被害は、イランの方が数十倍だが、実際は、イスラエル側も相当な被害が出ているのではないかとの見方を示しました。
宮田氏も、イスラエル側の死亡者が24名というのは信じ難い、「大本営発表をやっているんじゃないかな、という気がします」と述べました。
岩上安身は、未確認情報だがと断った上で、「テルアビブの市長が、『なんてことだ、まるでガザじゃないか』と言ったというんですね。それは皮肉が効きすぎている」と述べました。
岩上「イスラエルは何か情報操作しようとしているようで、あんまり出すなってのは言っているんですけど。
とは言っても、空から落ちてくるものを、誰彼なく撮って、SNSに出してしまえば、それは流れてきますから。
かなりの勢いで、(イランの)ミサイルが着弾している様子を見ると、いわゆるアイアンドームが有効じゃないということを言われましたけれども。
三層のミサイル防衛網があるとのことですが、それらも機能していないんじゃないか。あるいは大分やられちゃったんじゃないか? あるいはもう数が…」
宮田氏「打ち尽くしちゃった、ということもあるかもしれないですよね」
岩上安身は、イランの極超音速ミサイルを、イスラエルは迎撃できないようだと述べました。
<イランは専制的な神権国家なのか? 自由化が進むイラン社会は、「トランプのアメリカ」よりも自由!?>
宮田氏は、最近、イラン社会も変わってきて、街を歩く女性達の服装も変わっていると、スライドを見せながら、説明しました。
宮田氏「イラン社会の変化が起きている。この女性なんか、ちょっとオヘソを出して歩いているような感じがするんですけど、スカーフをしていない女性が増えているという感じですよね。
ずっとヒジャブというスカーフが強制着用だったんですけど、そういうものもしない女性が増えて、だいぶ自由化が進んでいるのだという」
岩上安身も、本当にヨーロッパの街角のようだと述べました。
岩上「イスラム革命の体制と言いながら、実は民主化というか、自由化というんですかね、それはもう本当に進んでいるということですね」
宮田氏「徐々に、徐々に。やっぱり、一番わかる指標が、女性の服装ですよね。
ハタミ政権時代(1997-2005)に、スカーフの丈が短くなったり、髪の毛を多く見せる女性が増えたりして、そういった自由化というのが、もう歯止めがきかなくなっちゃったんですよね。
2023年に女性の服装に関する反対デモみたいなのが起こって、それからもう政府は、力でもって弾圧するということがなくなったんですよね。
やっぱり、あまりにも強権発動すると、体制が動揺しちゃうということもあるので。自由化が進んできたという、イランも普通の国にだんだん近づいてきたのかなという感じがしますね」
岩上「こういうことって、日常的なことですけど、知っておかないと。
イランを『ならず者国家』と呼んだのは、(米大統領の)ブッシュでしたけれども。『イラン、イラク、北朝鮮』とかを(名指しして、『ならず者国家』と)言ったわけですけれども」
宮田氏「(イランは)北朝鮮とは、全然違うと思いますね。
かなり、イラン人の場合は自由ですし、海外渡航も自由にできますから、北朝鮮とその辺はまったく違いますよね。(中略)
周辺の何かアラブの君主制の国に比べても、自由があるような感じがしますよね」
岩上「これを専制国家とか、『ならず者国家』となじったり、というのは、ちょっと的外れかな、と」
宮田氏「そうですね。トランプのアメリカよりも、よっぽど自由があるかもしれないですよね」
■【本日のニュースの一撃!】
■【第1弾! フジ・メディア・ホールディングスが株主総会で、清水賢治社長以外の全経営陣を刷新! 一方、ダルトン側提案の12人の選任は全員否決!】CMが回復せず、社内でのオンラインカジノの蔓延が発覚し、逮捕者も出る中、経営刷新がどこまで信頼回復につながるか!?(『FNNプライムオンライン』、2025年6月25日)
6月25日午前10時より、フジテレビの親会社であるフジ・メディア・ホールディングスの株主総会が、東京都江東区の有明アリーナのメインアリーナで開催されました。来場株主数は、3000人を超え、開催時間は、約4時間半におよびました。
※第84回定時株主総会(フジ・メディア・ホールディングス)
https://www.fujimediahd.co.jp/ir/s_meeting.html
中居正広氏による、フジテレビの元女性アナウンサーへの性暴力への対応をめぐり、フジテレビの経営体制の刷新などに、注目が集まりました。
6月25日付『FNNプライムオンライン』は、「フジ・メディア・ホールディングスが提案した取締役選任案は、清水氏(フジテレビ社長の清水賢治氏)のほか、ファミリーマート元社長の澤田貴司氏ら11人で、社外取締役が過半数を占めるというもので、可決・承認されました」「一方、いわゆる『物言う株主』で、アメリカの投資ファンドのダルトン・インベストメンツも、独自に12人の選任を提案し、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長らが候補でしたが、否決されました」と報じました。
※フジHD株主総会 会社提案の取締役選任案可決「人権尊重を経営の中心に置く揺るぎない企業文化の構築に取り組んでいく」 ダルトン側提案は否決(FNNプライムオンライン、2025年6月25日)
https://youtu.be/pKfNBMl6jyc
★フジ・メディア・ホールディングス側の提案は、「意思決定を迅速にするため」、取締役の人数を17人から11人に減らし、新たな社長となる、フジテレビ社長の清水賢治氏の他10人は、すべて新任とする、というものでした。
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