┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~6月も残すところあと4日です! 6月1日から24日までのご寄付・カンパは、36万3000円で、月間目標額の約10%です! 90%分、313万7000円が足りていません! 今期第15期の期末である7月末まで、あと1ヶ月あまりです! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から5月までの10ヶ月間で約1863万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!
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┠■【中継番組表】
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┠■NATOサミットで加盟国は2035年までにGDP5%の防衛費増額へ! その増加資金は日本の防衛産業とAI技術へ!? マルク・ルッテNATO事務総長はトランプ大統領をNATOに引き留めるのに必死! 他方、トランプ政権は軍事費関連で日本に2つの要求を突き付けている! 日本核武装論のエルブリッジ・コルビー国防次官が暗躍!
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┠■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】
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┠■【第1弾!北大西洋条約機構(NATO)日本での連絡事務所開設について事実上断念!】(『共同』、2025年6月24日ほか)
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┠■【第2弾! トランプ大統領がネタニヤフ首相の汚職裁判を『魔女狩り』と決めつけて裁判に介入!】(『トゥルース・ソーシャル』、2025年6月26日ほか)
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┠■<岩上安身による最新インタビュー報告>「イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も、国際法違反の、先制攻撃したイスラエルの『自衛権』だけを認める! 米軍もイランの核施設を爆撃! 核の脅威を口実にした『先制攻撃』は許されない!」岩上安身による宮田律氏インタビュー(その2)イスラエルの被害や迎撃ミサイル枯渇を隠す一方で、イランを悪魔化する西側メディア! ネタニヤフ首相は「イランの核兵器開発は、イスラエルの存続に対する現在進行形の危機である」というが、宮田氏は「1995年から『イランは5年以内に核兵器を持つ』ということを、ずっと言い続けている」と述べ、「相当な嘘つき」と指弾!
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■はじめに~6月も残すところあと4日です! 6月1日から24日までのご寄付・カンパは、36万3000円で、月間目標額の約10%です! 90%分、313万7000円が足りていません! 今期第15期の期末である7月末まで、あと1ヶ月あまりです! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から5月までの10ヶ月間で約1863万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!
IWJ編集部です。
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
6月も残すところあと6日となりましたが、IWJの財政が、危機的状況です!
6月は、1日から24日までの24日間で、32件、36万3000円のご寄付・カンパをいただきました。これは、目標額の約10%に相当します。90%、313万7000円がまだ足りません。
ご支援くださった皆様には、感謝いたします。本当にありがとうございます!
IWJの今期第15期は、昨年8月にスタート、5月末で10ヶ月が経過し、7月末の期末まで、あと1ヶ月あまりとなりました。
残念ながら、昨年8月からの今期第15期は、5月までの10ヶ月間で一度も、月間目標額に達していません!
この不足総額は、寄付部門だけで、1862万9645円にもなります! 現在、こうした不足額は、IWJ代表の岩上安身が、個人の貯金を投じて穴埋めしていますが、限界があります! その限界は近づいています!
IWJが6月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
今期10ヶ月間の累計のマイナス約1863万円を少しでも埋められるよう、皆様の緊急のご支援をお願いしたいと存じます!
会費を据え置きながら、より一層、支出を切りつめる努力もしています。
今後は、土曜日に発行していた『日刊IWJガイド』は、原則として、お休みさせていただきます。もちろん、何か事件などがあれば、『速報』や『号外』などは、週末であっても、発行させていただきます!
目標額を下げ、支出を切りつめても、収支が改善されないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!
第15期が、赤字に転落しないように、無料でご視聴の方は、是非とも有料会員登録を、また、会員・非会員を問わず、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます!
なお、IWJでは、インタビューなどを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!
サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!
公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。
「IWJ特報」のバックナンバーも、1ヶ月遅れの分から、すべて読むこともできます!
皆様、会員登録を、ぜひ、よろしくお願いします!
※会員登録のご案内
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5月末現在、IWJ会員の総数は1758人、このうちサポート会員の方は680人でした。
ぜひとも、サポート会員様におかれましては、サポート会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!
会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営はご寄付を募らなくても格段に安定します!
また、休会中の皆様は、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!
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年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。
同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
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どうぞ、皆様、米国の従属下のまま、憲法に緊急事態条項を導入し(自民党、公明党、維新、国民民主らが賛成)、無謀な戦争へと駆り立てられてゆく日本の対米従属権力(与野党を問わず)に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!
よろしくお願いします!
岩上安身 拝
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◆中継番組表◆
**2025.6.27 Fri.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2025.6.28 Sat.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2025.6.29 Sun.**
調整中
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◆しばらくフルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆
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「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527367
40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527763
フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527782
ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527633
イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第2回 2025.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527726
「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、キリスト教シオニストの福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追求!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526058
「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531
2024年を振り返る! そして1ヶ月後に始まる第2次トランプ政権で、米国は、そして世界はどう変わる!?~岩上安身によるインタビュー第1175回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525988
ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575
「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515
イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713
「絶望」に突き動かされたハマスがイスラエルを急襲! イスラエルは、「報復」の名のもとに「民族浄化」を開始! パレスチナ人の「完全追放」まで至るのか!?「第2のナクバ」に~岩上安身によるインタビュー第1137回 ゲスト 放送大学名誉教授 高橋和夫氏 2023.11.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519653
対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527
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■NATOサミットで加盟国は2035年までにGDP5%の防衛費増額へ! その増加資金は日本の防衛産業とAI技術へ!? マルク・ルッテNATO事務総長はトランプ大統領をNATOに引き留めるのに必死! 他方、トランプ政権は軍事費関連で日本に2つの要求を突き付けている! 日本核武装論のエルブリッジ・コルビー国防次官が暗躍!
オランダ西部のハーグで開催されていた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は、25日、加盟国の防衛費を2035年までに国内総生産(GDP)比5%に引き上げる目標で最終合意し、閉幕しました。
スペインを除く加盟各国は、トランプ大統領の要求に答え、防衛費を国内総生産(GDP)の現状2%から5%へ引き上げることに合意しました。
スペインだけは、国防費の据え置きを主張しましたが、トランプ大統領は、「直接交渉して倍払わせる」などと反発しています。
※ABEMA TIMES(2025年6月26日)
https://x.gd/MyA6t
2024年時点で、NATO加盟国の全32ヶ国中18ヶ国が2%以上で、最高はポーランドの4.1%、最低は、スペイン、ルクセンブルク、スロヴェニア、ベルギーの1.3%となっています。
※See how much NATO countries spend on defense and how that has changed(ワシントン・ポスト、2025年6月26日)
https://www.washingtonpost.com/world/2025/06/25/nato-defense-spending-gpp-charts/
NATO懐疑派として知られるトランプ大統領をNATOに引き留めるため、マルク・ルッテNATO事務総長が、歯の浮くような、おもねるようなメッセージを、トランプ大統領に送っていたことも明らかになっています。
そのメッセージを、トランプ大統領自身が、25日の『トゥルース・ソーシャル』にポストしています。
それはこういうメッセージです。
「大統領閣下、親愛なるドナルドへ、
イランでのあなたの断固たる行動に、祝意と感謝を申し上げます。あれは本当に並外れたことで、他の誰も敢えて行えなかったことです。
あの行動は私達すべてをより安全にしてくれました。
今晩、あなたはハーグでまたひとつの大成功を迎えようとしています。
簡単なことではありませんでしたが、全員が5パーセントに署名しました!
ドナルド、あなたは今、アメリカとヨーロッパ、そして世界にとって、本当に本当に重要な瞬間へと私達を導いてくれています。
あなたは、何十年もの間どのアメリカ大統領も成し遂げられなかったことを達成するでしょう。
ヨーロッパは“大きく”支払うことになるでしょう――そうあるべきなのです――
そしてそれは、あなたの勝利となるのです。
道中の安全を祈っています。国王陛下の晩餐会でお会いしましょう!」
※トランプ大統領の『トゥルース・ソーシャル』への24日のポスト
https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/114738606142462442
このマルク・ルッテ事務総長のメッセージは、トランプ大統領に媚びへつらう太鼓持ちそのものです。
なぜ、これほどまでに、トランプ大統領を持ち上げて、NATOに関与してもらおうとしているのでしょうか。
NATOは名目的には多国籍同盟ですが、その実質的な軍事力・即応能力・指揮権は米軍に大きく依存しており、米軍なしでは機能不全に陥る恐れがあるからです。
また、軍事支出も米国が、NATO全体の66%(約3分の2)を占めており、経済的にも米国なしではいかず、最近、しきりにロシアのプーチン大統領を持ち上げ、接近をはかっているトランプ大統領の機嫌を損ねて、NATO脱退でもされたら、NATOは立ち行かなくなります。
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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】
■【第1弾!北大西洋条約機構(NATO)日本での連絡事務所開設について事実上断念!】(『共同』、2025年6月24日ほか)
北大西洋条約機構(NATO)当局者は24日、日本での連絡事務所開設について「現在はもう協議されていない」と述べ、事実上断念したことを明らかにしました。
※NATO日本事務所開設を断念 当局者「もう協議せず」(共同、2025年6月24日)
https://nordot.app/1310240640450789451?c=39550187727945729
24日付『共同』は、こう報じています。
「アジア太平洋地域との連携強化を進めるNATOが日本事務所開設を検討していることは2023年に表面化し、中国やロシアが反発。フランスのマクロン大統領が開設に反対し、23年7月に当時のストルテンベルグNATO事務総長は『将来検討することになる』としていた」。
★NATOの「東方拡大」がさらにアジアにまで及ぶことに対して、中国とロシアは、強く警戒してきました。
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■【第2弾! トランプ大統領がネタニヤフ首相の汚職裁判を『魔女狩り』と決めつけて裁判に介入!】(『トゥルース・ソーシャル』、2025年6月26日ほか)
トランプ大統領が、26日の『トゥルース・ソーシャル』で、現在イスラエルで進行中のネタニヤフ首相の汚職裁判を「魔女狩り」と決めつけて裁判に介入しました。
それは、あからさまな内政干渉とも言うべきものです。
「速報…
イスラエルという国家が、まさに歴史上最も偉大な瞬間のひとつを迎え、ビビ・ネタニヤフという強力な指導者のもとで導かれているにもかかわらず、彼らの『戦時の偉大なる首相』に対して、いまだに馬鹿げた魔女狩りを続けていると知り、私は衝撃を受けました!
ビビ(ネタニヤフ)と私は、イスラエルの長年の強敵であり、非常に手ごわく聡明な敵であるイランと共に『地獄のような戦い』をくぐり抜けてきました。
その中で、ビビはこれ以上ないほど優れた判断力と強さ、そして聖なる地に対する深い愛を示しました。他の人だったら、損失、屈辱、混乱に見舞われていたことでしょう!
ビビ・ネタニヤフは、もしかするとイスラエル史上他に類を見ない「戦士(ウォリアー)」であり、その成果は誰もが不可能だと思っていたもの――世界でも最大級かつ最も強力な核兵器になり得た存在の完全な排除――を実現したのです。そしてそれは、まさに『間もなく起こるはずだった』ことでした!
我々は、文字通り『イスラエルの存続をかけて戦っていた』のであり、イスラエルの歴史上、ビビ・ネタニヤフほど懸命かつ有能に戦った人物はいないのです。
それにもかかわらず、私は今、ビビが月曜に裁判所へ召喚されることを知りました。この長きにわたる裁判が続けられており(この“地獄絵図”は2020年5月から続いているのです! 前代未聞! 現職のイスラエル首相が裁判にかけられるのは初めてのことです)、それは『葉巻』『バッグス・バニーの人形』、そして数々の不当な容疑にもとづく、完全に政治的動機による事件なのです。彼を傷つけようとするための『魔女狩り』以外の何物でもありません。
あれほど多くを国家に捧げた人物に対して、このような仕打ちは、私には考えられません。
彼はもっと良い待遇を受けるべきであり、イスラエルという国家自体も、もっと良い道を歩むべきです。
ビビ・ネタニヤフの裁判は、直ちに中止されるべきです。あるいは、これほどまでに国家に貢献した偉大な英雄に対し、恩赦が与えられるべきです。
おそらく、私(アメリカ合衆国大統領)と、これほどまでに完璧な協調関係を築けた人物は他にいませんでした。
イスラエルを救ったのは、アメリカ合衆国であり、そして今度は、アメリカ合衆国がビビ・ネタニヤフを救う時なのです。
このような『正義』の茶番劇は、絶対に許されるべきではありません!」
※トランプ大統領の26日の『トゥルース・ソーシャル』へのポスト
https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/114746355912265245
このトランプ大統領のポストについて、いっせいに海外メディアが報じています。
※トランプ氏、イスラエル首相の裁判中止を主張 「魔女狩り」(ロイター、2025年6月26日)
https://jp.reuters.com/world/us/LKZQOAQZLFJRBHBPDMUSWB2JG4-2025-06-25/
※Trump calls for Netanyahu corruption trial to be cancelled(ガーディアン、2025年6月26日)
https://www.theguardian.com/us-news/2025/jun/26/trump-calls-for-netanyahu-corruption-trial-to-be-cancelled-ntwnfb
※Trump demands an end to Israeli PM Netanyahu’s ‘witch hunt’ corruption trial, says ‘the US saved Israel, and now is going to save Bibi’(エコノミック・タイムズ、2025年6月26日)
https://x.gd/DAWcZ
★26日付『アルジャジーラ』は、こう報じています。
「アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領は、イスラエルがベンヤミン・ネタニヤフ首相の汚職裁判を中止するか、あるいは彼に恩赦を与えるよう求めた。彼はこのイスラエル指導者に対する訴追を『魔女狩り』と表現した。
トランプは、この呼びかけを水曜日(26日)に、親しいイスラエルの同盟者を支持する形で行った。
ネタニヤフは2019年に、賄賂、詐欺、および信頼の侵害の容疑でイスラエルで起訴されている」。
※‘Witch-hunt’: Trump calls for cancellation of Netanyahu’s corruption trial
https://www.aljazeera.com/news/2025/6/26/witch-hunt-trump-calls-for-cancellation-of-netanyahus-corruption
さらに、同日付『アルジャジーラ』は、次のように続けています。
「イスラエルのメディアは、ネタニヤフに対する反対尋問が6月3日にテルアビブの裁判所で始まったと報じており、それが完了するまでに約1年かかると予想されている。
イスラエル大統領のイツハク・ヘルツォグは、ネタニヤフに対して恩赦を与える権限を持っているが、イスラエルの報道によれば、ヘルツォグ大統領は『現在、恩赦は議題に上っていない』と述べたという。
また報道によれば、ヘルツォグ大統領は『そのような(恩赦の)要請は出されていない』とも述べた」。
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■<岩上安身による最新インタビュー報告>「イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も、国際法違反の、先制攻撃したイスラエルの『自衛権』だけを認める! 米軍もイランの核施設を爆撃! 核の脅威を口実にした『先制攻撃』は許されない!」岩上安身による宮田律氏インタビュー(その2)イスラエルの被害や迎撃ミサイル枯渇を隠す一方で、イランを悪魔化する西側メディア! ネタニヤフ首相は「イランの核兵器開発は、イスラエルの存続に対する現在進行形の危機である」というが、宮田氏は「1995年から『イランは5年以内に核兵器を持つ』ということを、ずっと言い続けている」と述べ、「相当な嘘つき」と指弾!
6月25日、「岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー」を、撮り下ろし初配信しました。インタビューの続きをご紹介します。
※イスラエル軍が、イランへの大規模攻撃を開始! G7も「自衛権」を認める!さらに米軍もイランの核施設を爆撃し、破壊! 核の脅威を口実にした「先制攻撃」は許されない!~岩上安身による現代イスラム研究センター 理事長宮田律氏インタビュー第2回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527906
<イスラエル最大の都市 テルアビブの被害状況>
宮田氏は、イランによるミサイル攻撃を受けたテルアビブの動画を見せました。壁が全部落ちて、柱と床板だけになった高層建築物、そしてその周辺の中低層建物も大きな被害を受けています。
宮田氏「これがイランの攻撃を受けたテルアビブで、これも動画になっていますね。
もう、本当にガザみたいな状態になってしまいましたね。この辺もずっと一角、やられていますからね」
岩上「見せているところと、見せていないところがあるんですよね。
何か住宅がやられたとか、病院がやられたということを一生懸命見せるんですけれども。『(イランが)非人道的な攻撃をした』とか。『いやいや、おまえ達、ガザで何をやってきた』という話でもあるんですけど。
でも、その病院のすぐそばのモサドの本部を狙った、その余波を受けたということですね。
これは、日本のメディアも報じなかったりするわけです。それで、『(イランが)病院を攻撃しました』と、毎回、ニュースで、同じことを同じ場面を映して言っていたりするんですね」
宮田氏「それはまったく、イスラエルの言うことを『鵜呑み』ですよね」
岩上「こういうこともちゃんと本当に細かく伝えていかないといけないし、ガザと並べなきゃいけないですよね。本当はね」
宮田氏「そうですね」。
<イスラエルがガザの配給所を攻撃>
続いて、まさにそのガザの状況です。イランとの応酬に目を奪われている間も、イスラエルはガザにおけるジェノサイドをやめていません。
宮田氏は、イスラエルがガザ食料配給所に集まった人々に対して銃撃を行い、31人が死亡したという6月1日の記事を引用し、これは重大な戦争犯罪だと非難しました。
宮田氏「食料配給センターを、アメリカとイスラエルが(ガザに)つくったんですけれども。
そこに食料をもらいに行ったガザの住民達が、イスラエル軍によって銃撃されているという、ひどい状態になっている。これは毎日起こっているんですよね」
岩上「そうですね。これ、無差別銃撃ですね」
宮田氏「無差別銃撃です。本当にひどい話です」
岩上「ハマスの兵士ではなくて、泣いているのが女性だったり、子供、老人とか、そういう人達、どう考えても兵士でもなんでもない人がめった撃ちにあって」
宮田氏「そうです。名前だけは、ガザ人道財団になっていますけれども」
岩上「(人々を)寄せ集めておいて、殺すという。だから、ありとあらゆる非道なことを考えては、実行しているという感じです」
宮田氏「本当ですね。『ガザ非人道財団』という感じです」
岩上「本当ですね。
これは6月1日の出来事で、こういうことが続いているよという中で、今、一方で(イランとの応酬や、米軍の介入などが)起きているわけで。
『イスラエルの自滅 ――剣によって立つ者、必ず剣によって倒される』という、この先生の御著書の副題でもあるんですけれども。
とうとうそれが、ミサイルを撃ち込んでいる者は、ミサイルによって滅ぶという、因果応報という感じがしてきましたね」
宮田氏「本当に」
岩上「イランが狙ったのは、イスラエルの国防省や、情報機関のモサドなどで。イランはすぐ反撃して、モサド本部などを狙った。
みんなこの市街地の中にあるんですね。だから、イスラエルというのは、この市街地とは別のところに軍の基地とか情報本部をつくるということはしていない。
『人間の盾』ということを、イスラエルはハマスに対して言ったときに、『あいつら、卑怯者だ』と言っていたんですが。彼らは、まったく同じことをやっている」
宮田氏「そうですね。『どの口が言う』という感じですけれども」
<イスラエルが攻撃対象を、エネルギー資源関連施設に拡大、ホルムズ海峡は封鎖へ?>
岩上「それから、イスラエルの攻撃は、ターゲットをガス関連施設とか油田周辺の施設にまで、今や拡大していると。
核関連施設やミサイル施設、ここを攻撃しなきゃいけないだろう、と。それから、革命防衛隊幹部を殺すとか、重要な科学者を殺すと。こういうことを攻撃したんですけれども。
(イスラエルの)実際の目的は ――核開発を阻止することだと最初は言っていたんですけれども――、実際には(イランの)政権の転覆、レジームチェンジを狙っているという。
ターゲットとして、ペルシャ湾ガスのガス関連施設や油田周辺施設まで破壊を拡大したわけです。
(イスラエルは、イラン)国内のガス輸出用の施設ではなく、国内需要を賄うための施設を攻撃しているんだと説明している、ということなんですけれども。
今日出たニュースなんですけれども、次に、ホルムズ海峡の封鎖について、イランが検討するということが出てきたんですよ」
宮田氏「ここですね(と、地図を指す)」
岩上「こんな狭いところなんですね」
宮田氏「幅が33キロ」
岩上「33キロしかない。そして、これがイランですから、イランの沿岸を通らないと湾岸諸国は石油を出せないわけですね。ここ(ホルムズ海峡)を通るときに、機雷か何かで封鎖してしまえば、(石油を)出せなくなる。
そして中国も、ピンチじゃないかと。東アジアでは日本と韓国と、それから中国が中東の石油に依存している。
ところが、(中国と)イランとの間では、鉄道で今、結んでいて」
宮田氏「そうなんです。あと、パキスタンの方に抜けるルートがあるんですよ。グワダルというペルシャ湾に面した港があって、そこから」
岩上「中国までは、パイプラインで行けるんですよね。だから、中国は複数陸路を通じて、この湾岸のイランを中心に、石油や天然ガスを運べるんですけれども」
宮田氏「そうですね、相当ダンピングして買っているということですよね」
岩上「しかも、中国の背後はロシアになりますから。
ロシアから西側が(制裁で)買わないということになった。ロシアとしては東に売るというしかないし、それは本当に今、『助かるわ』ということになっているわけです」
宮田氏「中国は、イランから買う、それからロシアから買うと。ともに安くなった石油を買っているということですよね」
岩上「天然ガスも石油もそうです。しかも陸路なので、そうそう簡単に攻撃できない。そのパイプラインなり何なりを、空爆なんかで攻撃するというようなことがあったら、そのときはもう大変な報復を、中国でもロシアでもするんだろうと思いますね。許されることじゃないという話になると思いますけど。
だから、ここ(ホルムズ海峡)をせき止められて大変なことになるのは、日本と韓国ですよね」
宮田氏「そうですね」
<「第3次石油危機」のリスク>
岩上「これはちょっと本当に、台湾有事とか言っている前に、第5次中東戦争になっていて、これが第3次オイルショック、第3次石油危機になるかもしれない。
先生とか、我々の、私なんかの年代では、第1次オイルショックの時というのは、中学生ぐらいでした?」
宮田氏「僕が18ぐらいですね。僕、昭和30年生まれですから」
岩上「4歳上ですね。僕ら、中学生だったんですよ。それで第2次オイルショックっていう。(後略)」
宮田氏「イラン革命。79年ですね」
岩上「大学に入ったのは78年なので、79年だったんですけれども。どちらも大変なインフレで。
特に第1次オイルショックは、大変なインフレでした。トイレットペーパーがなくなっちゃったとか、ああいうことを知っている世代が、今、働き盛りの世代から下にはいないんですよね。
今、新しい政治を目指すというので、新党ができている。若い方々は、新しい保守政党とかをつくっていらっしゃるけど、ほとんど、都議選、それからあと参院選でも、エネルギーをどうするんだという問題に、関心がいっていないんですね。というのは、実感がないんだと思うんですよ」。
宮田氏「ガソリン税の議論はありますけれども、イランがホルムズ海峡を封鎖したら、そのガソリン税の議論なんて、どこか、吹っ飛んじゃいますよね」
岩上「ここ(ホルムズ海峡)を通れなくなるということは、イランの石油だけじゃないですからね」
宮田氏「サウジとかイラクとか全部。クウェートもそうですし。そういったところが全部止まっちゃうわけで。カタールも入っていますと」
岩上「本当に、(戦争のエスカレーションは)やめてもらいたい、としか言いようがない話です」
宮田氏「やっぱりアメリカが悪い。イスラエル、アメリカが悪いんです」
岩上「本当にこれは真剣に、死活問題なので。(日本政府としても)『やめてもらいたい』と真剣に言わなきゃいけないし、G7で協調している場合じゃないんですよね。
そのヨーロッパ各国もね、一体どういうつもりなのか知りませんけれども、ロシアから(パイプラインによる天然ガスなどを)もらえなくて、今度中東からも入ってこなくなったら、どうする気なんだって」
宮田氏「ドイツのメルツ(首相)は、イスラエルは汚れ仕事をしてくれた(※)とか、何とか言ってましたが、ひどい話ですよね」。
(※)ドイツ首相「イスラエルが我々のために汚れ仕事」イラン攻撃を称賛(日本経済新聞、2025年6月18日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR17DZR0X10C25A6000000/
岩上「ホロコーストをやった報い、というのをイスラエルがするんだったら、(キリスト教文明の)ヨーロッパに対してすればいいのであって、イスラム諸国には、本来恨みがないわけじゃないですか。八つ当たりみたいなものですよね」
宮田氏「本当にユダヤ人というのは、結構、中東とか北アフリカでは、イスラム教徒と仲良く暮らしていたんですよね」
岩上「(ユダヤ人に対し)一番激しく攻撃していたのは、キリスト教徒なわけですよね。近代においても、頂点までいったのはナチスだったわけですけど。
その後、ホロコーストをされたということで、それを看板に無理を通すようなことを言うようになっていったわけですけれども。でも、中東の一角に入植してきて、そこにいる先住のパレスチナのアラブ人ですよね。その人達をジェノサイドしていいわけないでしょう、ということですよね。
併存したり、共存したり、仲良くすることを考えるべきだと思うんですけど、そこに向かわない、ということが最大の問題なんですけれども。
いよいよ日本は、ホルムズ海峡の封鎖にあたっては、アメリカが産出しているシェールオイルだのシェールガスを買う、ということになるのかもしれませんけど、太平洋航路で」
宮田氏「買わないですよね。高いということもあるし、恐らく輸送経費もかかるんじゃないですかね」
岩上「かかりますよ。本当。直近で近いのはロシアが一番近くて、恐らくは安く済むんですよね。でもロシアとの関係を、こんなにこじらせてしまったのは、日本の(政府の責任が大きい)」
宮田氏「岸田政権が、よくなかったですね」
岩上「本当に、全部リセットしたいという感じですよね。我々の生存がかかっていますから。何よりも大事なことは、やはり生存ですからね」。
<日本国内メディアが伝えるイスラエル対イランの戦況は、世界の報道とはまったく異なる!?>
岩上は、イスラム教国家であるインドネシアの『ジェット・テンピュール・インドネシア』紙が、イランは「史上最強のミサイル攻撃」でイスラエルの諸都市を攻撃し、「イスラエルの防衛システムに、2025年における最も壊滅的な打撃を与えた」という記事を取り上げました。
イスラエルの防衛システムは、アイアンドーム、ダビデの投石器、アロー3という3層で構成されていますが、イランが用いたクラスター弾によって、壊滅的な打撃を受けた、という報道です。
岩上「(イスラエルはイランが)これほどの数(のミサイル)を、撃ち込んでくるとは思わなかったのかも知らないですけど。
イスラエルの戦争は、いつも非対称で、圧倒的優位な火力で、圧倒的に劣位にあるものを潰す戦争でしたから、ここまで正面から(互角に)たたき合う戦争には慣れていなかったんじゃないかなという気がします」
宮田氏は、イスラエルはクラスター弾を使ってきたのに、イランがクラスター弾を使ったことは批判し、イランのイメージを悪くしていると解説しました。しかし、そのイランのクラスター弾が、イスラエルの防空システムを破ったことには言及しません。
岩上は、日本の報道は、「イランのミサイル病院に着弾したことばかり批判するが、ウクライナ紛争のために西側諸国でミサイル在庫が不足していることや、イスラエルの迎撃ミサイルシステムが枯渇しつつあることは伝えない」、と指摘しました。
宮田氏「(イランのミサイルがイスラエルの)軍事施設に到達しているっていうのを、全然日本の報道ではやらないですし。
それから、イスラエルの迎撃ミサイルは枯渇しているということも報じていないですよね。
イランのミサイル(の非人道性)を告発するということは、強調されますけれども、イスラエルの迎撃ミサイルを告発するとか、そういう話は全然出てこないですね。日本のメディアに接している限りは。
果たしてそれでいいんだろうかなという。出てくる専門家も、『イランのミサイルはなくなるだろう』ということを、繰り返し言ってる人がいますよね」
岩上「イランは、制空権をとられたままだと。ノーガード状態にあるんだから、毎日爆撃されていたら、軍事施設も何も、ミサイルの発射台もなくなるとか、(開戦初期から)言われていましたよね。
(それでもイランから攻撃ミサイルが)相変わらず撃ってくるし、そのレベルを上げてきているわけです。
西側の補充は不可能だという話もね。中国側は作れるわけですし、ロシア側も作れるし、イランにだって渡そうと思えばできるわけです。こういうこともちゃんと見ないとダメですよね」
岩上は、ウクライナ紛争報道においてロシアが一方的に悪魔化されてきたのと同じように、イランも一方的に悪魔化されていると指摘しました。
岩上は、19日付の『共同通信』を引き、イスラエル側の主張をそのまま配信し、イランのミサイルがイスラエルの病院への着弾したことばかりを伝えており、テレビ局や大手新聞も、そればかり繰り返していると、指摘しました。
イラン側が「病院の近くにあるイスラエルの軍事情報本部を標的にした」と主張していることは、ほとんど報じられません。
イスラエル側は、イランの攻撃を受けて被害を受けた建物の映像を撮影禁止にするなどの報道規制も行っています。
岩上は、「先制攻撃を仕掛けたイスラエルのみ自衛権を認める」というG7の共同声明について、「先制攻撃を受けて、しかも核兵器を保有していないイランに対しては自衛権を認めず」に、イスラエルが核兵器をすでに保有していることは誰もとがめず、「イランは核を保有しようとしている。けしからん」などといったロジックは、「めちゃくちゃ過ぎませんか?」と指摘しました。
<イランが核兵器を開発しているという証拠はまったくない>
宮田氏は、ネタニヤフ首相が「イランの核兵器開発は、イスラエルの存続に対する明白かつ現在進行形の危機」である、などと主張し、イラン攻撃を正当化し、自身の政治的延命を図っていると、14日付のブログで論じています。
※「イラン攻撃で政治的延命を図るネタニヤフ首相 ―ネタニヤフの戦争プロパガンダ」(宮田律、2025年6月14日)
https://note.com/miyataosamu/n/n0ea621515d42
宮田氏「『イランの核兵器開発は、イスラエルの存続に対する明白かつ現在進行形の危機である』。
ただ、イランが核兵器を開発しているという証拠を全然ないわけですよね」。
岩上「IAEAの査察を受け入れてますものね」
宮田氏「(ネタニヤフ首相は)1995年から『イランは5年以内に核兵器を持つ』ということを、ずっと言い続けてる人ですよね。
相当無責任な感じですけれども、そういう人の発言を、信じていいのかということはあると思うんです。G7は、(イスラエルに)自衛権があるとか何か言ってますけども、こういう戦争犯罪人として逮捕状も出されてる人を、G7が支持していいのかな、という感じがするんですよね。
『現在進行形の危機』って、全然根拠がない。『9発分の高濃縮ウランを保有』、これも根拠がないんです。イスラエルが測ったものじゃありませんし。
『核兵器化の段階に入っている』。これはまったく、30年間、言っていると。イラク戦争の時も、2002年ですけれども、彼はイラクがあと数ヶ月以内に核兵器を完成させるということを、繰り返し繰り返し、アメリカの下院の公聴会でも言ってるんですよね」
岩上「アメリカの国会に言ったわけですよ。2002年のことですよね。
2001年に同時多発テロがあって、『対テロ戦争が始まるぞ』ということをチェイニーなどがワーワー言って、そしてアフガンへの侵攻があり、2003年に、どういうわけかイラクに侵攻する。何か、オサマ・ビンラディンと関係ない場所じゃない? とか思いながらも、でもそこへ行くんだと。
それは大量破壊兵器があるんだということで、パウエルさん(コリン・パウエル、国務長官を務めていた)が、国連で、白い粉(の入った瓶)を振って見せて(証拠があるように見せかけて)。で、『実は大量破壊兵器はありませんでした』になるわけですよね。
ところが、そのアメリカが言う前に、ネタニヤフさんが言ってたんですね。2002年の段階で」
宮田氏「そうですね。2002年の段階で、2月だったかな、言ってるんですよ。だから、『イラクを叩くべきである』と」
岩上「アメリカは、ネタニヤフが言い出したことを後追いしていくわけですよね。コピーしていく」
宮田氏「そうですね。相当嘘つきですね、彼(ネタニヤフ)は」
岩上「嘘つきなのに、アメリカはこの人にコントロールされていくという。『イスラエル合衆国』ということですよね」。
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