日刊IWJガイド・非会員版「ハリス氏が支持率でトランプ氏を逆転!? 日本のマスコミ一斉報道! 実は主要世論調査で逆転したのは『ロイター/イプソス』の調査だけ!」2024.7.26号~No.4288


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~カマラ・ハリス氏が支持率でトランプ氏を逆転!?『ロイター』に続いて日本のマスコミ各社も「ハリス氏が逆転」と一斉に報道! しかし鵜呑みにしてはいけない! 実は、主要世論調査で「逆転」としたのは、「ロイター/イプソス」だけだった! ハリス氏は大統領選挙候補指名に向けて初演説するも、ウクライナ紛争とイスラエル問題には言及せず!

■IWJ第14期最後の1ヶ月も、残り6日となりました! 今週月曜から緊急入院していた岩上安身が、ひとまず体調が落ち着いたため、本日午後、当初の見込みよりやや早めの退院の予定。ご心配おかけしました! 7月は25日までで、ご寄付・カンパが271万200円と、目標額の68%! 今期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの一撃】

■【第1弾! 米国の中心で、大嘘を叫ぶ! イスラエルのネタニヤフ首相が、米議会演説で白昼堂々と妄言の連発!「イランは、今まさに議事堂の外にいる反イスラエルの抗議活動家に、資金を提供している」!?「ラファで1200人以上のテロ工作員を殺害したが、民間人の死亡者は事実上ゼロだった」!?】UNRWAは「ガザ地区の80%以上が避難指示の標的、または立ち入り禁止区域に指定されている」と報告! イスラエル議会は、パレスチナ国家の樹立を拒否する決議を、圧倒的多数で可決!!(『タイムズ・オブ・イスラエル』、2024年7月25日ほか)
┗━━━━━

■はじめに~カマラ・ハリス氏が支持率でトランプ氏を逆転!?『ロイター』に続いて日本のマスコミ各社も「ハリス氏が逆転」と一斉に報道! しかし鵜呑みにしてはいけない! 実は、主要世論調査で「逆転」としたのは、「ロイター/イプソス」だけだった! ハリス氏は大統領選挙候補指名に向けて初演説するも、ウクライナ紛争とイスラエル問題には言及せず!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 今週の月曜日に、緊急入院となった岩上安身ですが、点滴によって、起立性のめまいが治りました。脱水症状から回復したためであると思われます。

 血糖値も、病院食によって、正常範囲内に収まるようになりました。

 ただ、脱水症状の原因ともなった胃腸の不調の方は、まだ不明点もあります。

 胃の内視鏡検査で、胃潰瘍が見つかり、その原因が何かは不明ですが(血栓予防のバイアスピリンの副作用か、ストレスの蓄積か、その両方か)、治療薬はあるので、それを処方されました。

 自律神経の異常のためか、便秘になったり、下痢になったりを繰り返す腸の方は、通常の状態には戻らず、原因も明確にはわからないため、下痢になった場合は下痢止めを、便秘になった場合は便秘の解消薬をのむという、対症療法をしながら、経過観察して、通院して様子をみることになりました。

 ひとまずは、ご心配をおかけしたことをお詫びしつつ、お見舞いの言葉をいただいたことに御礼申し上げます。養生しつつ、仕事への全面的な復帰に向けて、進んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

 さて、本日の巻頭の話題に、入りたいと思います。

 23日付『ロイター』が、「民主党の大統領候補となる見込みのハリス副大統領の支持率が、共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領をリードしていることがわかった」と報じました。

※ハリス氏、支持率でトランプ氏を2%ポイントリード 米大統領選(ロイター、2024年7月23日)
https://jp.reuters.com/world/us/WNMOCBFNZFLTDCSQKOD5UNQN2U-2024-07-23/

 この『ロイター』の報道を受けて、日本のマスメディアは一斉に、「ハリス氏の支持率がトランプ氏を上回る!」とのニュースを出しました。

※ハリス氏の支持率が、トランプ氏を2ポイント上回る ロイター通信などの世論調査で(TBSNEWSDIG、2024年7月24日)
https://www.youtube.com/watch?v=H9v1CSbM8J8

※ハリス氏 激戦州で演説「党内の結束高める」 支持率はトランプ氏上回る(ANN news、2024年7月24日)
https://www.youtube.com/watch?v=I510xVZoVUc

※ハリス氏VSトランプ氏支持率逆転の中、ある動画が再燃(スーパーJチャンネル、2024年7月24日)
https://youtu.be/ynD8uthRxlA?si=UxAPDNYEdZhLLPeL

※【解説】バイデン氏の“後継”ハリス氏が支持率44%に…トランプ氏を2ポイントリード 高齢不安解消で”Z世代”の支持上昇(FNNプライムオンライン、2024年7月24日)
https://www.fnn.jp/articles/-/733887

※ハリス副大統領、世論調査でトランプ前大統領をリード(日テレニュース、2024年7月24日)
https://news.ntv.co.jp/category/international/7718e129f73b44aea7bdb09c3f64301d

※ハリス氏支持率、トランプ氏上回る(毎日新聞、2024年7月24日)
https://mainichi.jp/articles/20240724/dde/001/030/026000c

 以上のように、日本のマスメディアは、ハリス氏逆転の報道一色に塗りつぶされています。

 この『ロイター』の報道は、ロイター社と、多国籍調査会社の「イプソス」が共同して行った調査にもとづいています。両社はしばしば共同調査を行っており、その場合の調査主体は、「ロイター/イプソス」と表記されます。

 「ロイター/イプソス」が、22日から23日にかけて、登録有権者1018人を含む全米の成人1241人を対象にオンライン上で実施した世論調査によると、ハリス氏への支持は44%、トランプ氏は42%となり、ハリス氏が2%、トランプ氏を上回りました。

 今月1日と2日の調査では、トランプ氏がハリス氏を1%ポイントリードしていましたが、バイデン大統領が2024年の大統領選挙から撤退を表明したことで、ハリス氏が支持を集めたと、この「ロイター/イプソス」の調査からは読み取れます。

 バイデン氏81歳、トランプ氏78歳の老々選挙に、米国の有権者もうんざりしていたのではないか。いいところのないバイデン大統領が、大統領選挙から撤退を表明し、59歳と、大統領候補としては、まだ若いといえるカマラ・ハリス氏が候補として登場して、黒人層、女性層などの支持を集めて、トランプ氏を上回ったのではないか。そういう「ストーリー」をたやすく受け入れてしまいそうになります。

 ですが、その「ストーリー」には、果たしてどれだけ信憑性や根拠があるのでしょうか。検証してみる必要があります。

 ジェノサイドを続けるイスラエルを米国政府が擁護している問題を、例に取りたいと思います。

 バイデン政権が、ジェノサイドを続けるイスラエルに対して、国連でも拒否権を何回も発動して擁護し、武器供給を続けており、ろくでもない政権であることは間違いありません。

 人権問題に敏感な民主党の若い世代が、生々しく伝わってくるジェノサイドの様子を見て、反イスラエルに傾き、バイデン大統領は「ジェノサイド・ジョー」と呼ばれ、嫌われています。春から初夏にかけて、全米の大学で、野火のように親パレスチナ運動が起きたことは記憶に新しいところです。

 他方、共和党・トランプ氏もイスラエル支持です。第3の選択肢として、ジョン・F・ケネディ・ジュニア氏がいますが、ケネディ氏もイスラエルのシオニズムを、根底から批判しようとはしません。米国の若い世代が、米国がイスラエルのジェノサイドに加担するのは嫌だと思っても、選択肢がありませんでした。

 バイデン大統領が、大統領選の候補にハリス氏を推すと、イスラエルによるパレスチナ人の虐殺に批判的だった層は、受け皿を見つけた思いで、ハリス氏への期待を膨らませたことは確かだと思われます。ハリス氏には、バイデン政権のNo.2の座にありながらも、目立たない形ながら、ガザ地区への人道支援を強化するよう発言してきた「実績」もあります。

 例えば、ハリス氏は3月、ガザ地区で人々が「飢えている」と述べ、イスラエル側に同地区への「援助の流入を大幅に増やす」よう求めていました。こうした点は、公正に評価しなければなりません。

※米副大統領、ガザ市民は「飢えている」 援助拡大のためイスラエルに対応求める(BBC、2024年3月4日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c4nlzdzp1j6o

 ハリス氏は22日、大統領候補へのキャンペーンを、スイング・ステートのひとつ、ウィスコンシン州ミルウォーキーから始めました。

※Kamala Harris speaks at FIRST presidential campaign rally (FULL SPEECH)(NBC Chicago、2024年7月24日)
https://www.youtube.com/watch?v=hmd3btOv87k

 ハリス氏は、ウィスコンシン州が大統領選挙戦で重要な意味を持っていることを強調し、バイデン大統領の功績をほめ称えました。何よりもまず、ハリス氏は、バイデン氏の後継者であることを、忘れてはいけません。選挙資金も、バイデン氏が集めてきた巨額の寄付を受け継いでいます。

 ハリス氏は、まず、トランプ氏を犯罪者だと、こき下ろしました。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

―――――――

■IWJ第14期最後の1ヶ月も、残り6日となりました! 今週月曜から緊急入院していた岩上安身が、ひとまず体調が落ち着いたため、本日午後、当初の見込みよりやや早めの退院の予定。ご心配おかけしました! 7月は25日までで、ご寄付・カンパが271万200円と、目標額の68%! 今期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 IWJ第14期の最後の1ヶ月となる7月も、残り6日となりました。

 本日の日刊IWJガイドの冒頭で記した通り、今週の月曜日、7月22日に緊急入院となった岩上安身は、症状に一定の改善がみられたため、本日の午後に退院することになりました。皆さまには、ご心配をおかけしました。また、お見舞いの言葉もいただき、ありがとうございました。

 まだ、胃腸が正常な状態に戻ったわけではないので、養生しつつ、仕事に復帰していくことになります。お見守りいただければと思います。

 そんなピンチの中、7月は1日から25日までの25日間で、120件、271万200円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。これは、月間の目標額400万円の68%という達成率です。

 6月のご寄付・カンパが目標額に到達できなかったことで、今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から6月まで、8ヶ月連続で目標金額に到達しませんでした。この8ヶ月間の不足額の合計は、1260万8589円です。零細な企業であるIWJにとって、非常に厳しい赤字額です! 財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、独立メディアとして活動できなくなってしまう可能性が出てきました。

 今月こそ、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、目標不足分を、期末の7月末までに補い、収支がマイナスにならないよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 6月末現在、IWJ会員の総数は2329人、このうちサポート会員の方は869人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2024.7.26 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】11:25~「武見敬三 厚生労働大臣 定例記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 武見敬三厚生労働大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた厚生労働大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9a%e7%94%9f%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%a4%a7%e8%87%a3
———————-

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

========

◆中継番組表◆

**2024.7.27 Sat.**

調整中

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆「2024年7月29日」まで、フルオープン!◆

※【号外第9弾】<ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その2>ポロシェンコ政権、ゼレンスキー政権、米国とウクライナネオナチとの関係を英調査報道機関『べリングキャット』が2019年に詳細に報告していた!! 退役軍人省を利用して地位と利権を貪るネオナチ! アゾフ大隊元司令官ビレツキーは政党「ナショナル・コープス党」を率いて2019年まで国会議員だった!! 2022.3.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504129

※【IWJブログ】ウクライナ政変~揺らぐ権力の正当性――西部の首都キエフを支配した反政権派には米国政府とネオナチの影、プーチンに支援を求める東部の親露派住民 2014.3.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/128095

※【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】オデッサの「惨劇」、緊迫続くウクライナ東部 米国はウクライナを「戦場」にするのか(IWJウィークリー48号より) 2024.5.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/138337

※ウクライナ極右と反ユダヤ主義 ~岩上安身によるインタビュー 第411回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第1夜(前編) 2014.3.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/130775

※「諸悪の根源はユダヤ人!?」 氾濫する歪んだユダヤ人イメージ ~岩上安身によるインタビュー 第412回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第2夜(中編) 2014.3.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134351

※動乱のウクライナ ~岩上安身によるインタビュー 第413回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第3夜(後編) 2014.3.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134763

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!~岩上安身によるインタビュー 第1070回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503870

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!第2弾~岩上安身によるインタビュー 第1071回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504186

※ブチャ市での民間人大量殺害事件を検証! 米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く! 第3弾~岩上安身によるインタビュー 第1073回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.4.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504401

※【号外第11弾】『Morning Star』がスクープ!#アゾフ連隊 のリーダーの一人がドネツク軍に殺害された! #アゾフ連隊 は、海外の極右とつながり、ウクライナ国内にファシストがいるという指摘も! 2022.3.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504253

※【IWJ検証レポート】「オバマ政権のウクライナ政治への関与は息を飲むほどだった」! ユーロ・マイダン革命は欧米が作った! ウクライナ侵攻は米国にも重大責任! CATO研究所「米国のウクライナ偽善」レポート! 2022.4.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504470

※2015年のドンバスで何が起こっていたのか? 貴重な証言の記録、2016年ドキュメンタリー映画「ドンバス」アンヌ-ロール・ボネル監督 仮訳出! 2022.4.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504732

※ウクライナの情報操作あらわ! 駐英ウクライナ大使が内務省に「『アゾフ』がネオナチでないと声明出せばメディア拡散」と要請! 日本の公安調査庁「アゾフ大隊」の記述削除! ロシア「日本はナチズム復権」と批判! 日本のマスメディアがアゾフの「ホワイトウォッシュ」一色なのは、どこからの圧力なのか!? 2022.5.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506042

※【号外第29弾】日本を含む西側のメディアを利用し、今は「自分たちはネオナチではない」などと弁明の宣伝をしているアゾフ隊は、若いウクライナ人を戦争に送り込むことで莫大な利益を得ていた! 2022.5.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506129

※テレ朝「アゾフ連隊」司令官インタビューは「アゾフはネオナチでない」との誤った放送! 岩上安身が批判ツイート連投!「ネオナチではないと。では、この司令官の胸のマークは何だ?」そこにはナチスの紋章が! 2022.5.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506221

※<ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その1>朝日がウクライナのネオナチによるジェノサイドをフェイクと断定! 米メディア指摘、アゾフ大隊司令官は白人至上主義を「ウクライナの使命」!! 朝日は「フェイク説」を貫くつもりか!? 2022.6.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507217

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■【本日のニュースの一撃】

■【第1弾! 米国の中心で、大嘘を叫ぶ! イスラエルのネタニヤフ首相が、米議会演説で白昼堂々と妄言の連発!「イランは、今まさに議事堂の外にいる反イスラエルの抗議活動家に、資金を提供している」!?「ラファで1200人以上のテロ工作員を殺害したが、民間人の死亡者は事実上ゼロだった」!?】UNRWAは「ガザ地区の80%以上が避難指示の標的、または立ち入り禁止区域に指定されている」と報告! イスラエル議会は、パレスチナ国家の樹立を拒否する決議を、圧倒的多数で可決!!(『タイムズ・オブ・イスラエル』、2024年7月25日ほか)

 米国を訪問中のイスラエルのネタニヤフ首相が、7月24日、米議会で演説を行いました。その中身はといえば、吐き気を催すほどのデマのオンパレードでした。

 7月24日のこの『日刊IWJガイド』では「ネタニヤフ首相は22日に訪米し、昨日23日、バイデン大統領と会談を行い、24日に米議会で演説する予定」とお伝えしましたが、バイデン大統領との会談は、現地時間の25日に行われることになりました。

※はじめに~イスラエル軍がガザ南部のハン・ユニスで「安全地帯」を攻撃、70人が虐殺され、200人以上が負傷! 放火の中を逃げる住民は「まるで終末の日だ」とコメント! ガザ市では、重度ダウン症の青年が家族の前で軍用犬に襲われたにもかかわらず、イスラエル兵が銃で脅して家族だけを退去させ、青年を放置! 1週間後、自宅に戻った兄が腐敗した遺体を発見! イスラエル軍は「負傷した兵士の治療」を優先するため、青年を放置したことを認める!!(日刊IWJガイド、2024年7月24日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240724#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53719#idx-1

 ネタニヤフ首相は同じ25日にカマラ・ハリス副大統領とも会談を行い、翌日26日に、トランプ前大統領とも会談を行う予定です。

※Biden expected to take tougher tone with Netanyahu in high-stakes meeting(POLITICO、2024年7月24日)
https://www.politico.com/news/2024/07/24/biden-netanyahu-tough-tone-00170903

 7月25日付『タイムズ・オブ・イスラエル』は、ネタニヤフ首相の米議会での演説全文を掲載しています。

※We’re protecting you: Full text of Netanyahu’s address to Congress(THE TIMES OF ISRAEL、2024年7月25日)
https://www.timesofisrael.com/were-protecting-you-full-text-of-netanyahus-address-to-congress/

 ネタニヤフ首相が議会に到着した時、議会の周りには数千人の抗議者が集結し、ガザでの大量虐殺への非難が激化したため、警察が一部の抗議者に催涙スプレーを使用しました。

 さらに、議会の傍聴席でも、「今すぐ(停戦)合意を」と書いたTシャツを着た数名の聴衆が立ち上がり、強制退去させられました。

 また、民主党議員約70人が演説をボイコットし、途中退席した議員もいたほか、参加した議員の中には「大量虐殺の罪」「戦争犯罪者」というプラカードを掲げる議員もいました。

 7月24日付『アルジャジーラ』は、「ネタニヤフ首相が議場に入場する際、歓声と同時にブーングが聞こえた」と報じています。

※Key takeaways from Netanyahu’s speech and the protests outside US Congress(ALJAZEERA、2024年7月24日)
https://www.aljazeera.com/news/2024/7/24/key-takeaways-from-netanyahus-speech-and-the-protests-outside-us-congress

★驚くのは、ネタニヤフ首相の発言内容です。ネタニヤフ首相は、こうした反イスラエル抗議者を「悪の側、ハマス側、強姦犯や殺人犯側に立っている」と決めつけた上で「我々が知る限り、イランは、今まさに議事堂の外にいる反イスラエルの抗議活動家に、資金を提供している」と主張し、「あなたたちは正式に、イランの便利な馬鹿者になったのだ」と述べ、共和党議員の喝采を浴びました。

 スケールは違いますが、沖縄での在日米軍基地建設の反対活動に対し、「中国や韓国が資金を出している」と根拠なく主張した、TOKYOMXのネトウヨヘイト番組「ニュース女子」を思い出させます。

※「今回のヘイトスピーチは凄まじかった」~「ニュース女子」が辛淑玉氏に与えた深い傷!ボギーてどこん氏はIWJの取材に「茶封筒が反対派のものとは言ってない」と呆れた「言い訳」!(第2弾) 2017.1.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/356140

 さらにネタニヤフ首相は、イスラエル国防軍がガザ地区南部のラファで「1200人以上のテロ工作員を殺害したが、民間人の死亡者は事実上ゼロだった」「イスラエルが民間人を危険から救った」と、まったく虚偽の主張まで繰り出しました。

※【イスラエル軍がラファで難民キャンプを爆撃! パレスチナ民間人を少なくとも45人虐殺!!】世界的な非難に、ネタニヤフ首相は「悲劇的な誤り」だったと釈明し、またしても偽りの「誤爆」を強調! イスラエル国防軍は調査を表明しながら、「ハマスが民間人を盾にしている」「イスラエルは自ら選んだわけではない戦争に巻き込まれている」と「誰を殺してもハマスのせい」と、みえすいた「人でなし」の論理を主張!!(『BBC』、2024年5月28日)(日刊IWJガイド、2024年5月29日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240529#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53535#idx-7

※【5月26日にラファの難民キャンプ爆撃で少なくとも45人を殺害したイスラエル軍が、28日にも難民キャンプを攻撃! 市民21人を殺害!!】南アフリカの与党幹部議員は『RT』のインタビューに「パレスチナ国家を承認すると同時に、イスラエル国家の承認を解除しなければならない」と主張! 一方、26日の爆撃に使われたのは、米国製爆弾だったことが明らかに! ニッキー・ヘイリー元米国連大使は、訪問先のイスラエルでイスラエル軍の砲弾に「やつらにとどめを」とサイン!「イスラエルは米国の敵と戦っている」とXに投稿! 米国とイスラエルは双頭のヤヌス神のような国なのか!?(『RT』、2024年5月29日)
(日刊IWJガイド、2024年5月31日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240531#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53539#idx-5

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

―――――――

― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ―

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

 ご支援のほども、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240726

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト【 https://iwj.co.jp/
公式X(旧ツイッター)アカウント【 https://twitter.com/iwakami_staff