日刊IWJガイド・非会員版「イスラエル軍がガザ市で、怪我をさせたダウン症の青年を放置して撤退! 一週間後、家族が自宅で腐敗した遺体を発見! 軍は放置を認める!」2024.7.24号~No.4286


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~イスラエル軍がガザ南部のハン・ユニスで「安全地帯」を攻撃、70人が虐殺され、200人以上が負傷! 放火の中を逃げる住民は「まるで終末の日だ」とコメント! ガザ市では、重度ダウン症の青年が家族の前で軍用犬に襲われたにもかかわらず、イスラエル兵が銃で脅して家族だけを退去させ、青年を放置! 1週間後、自宅に戻った兄が腐敗した遺体を発見! イスラエル軍は「負傷した兵士の治療」を優先するため、青年を放置したことを認める!!

■IWJ第14期最後の1ヶ月も、残り8日となりました! 岩上安身が、胃腸の不調、血圧の低下、起立性のめまい、脱水症状により、緊急入院に! 7月は23日までで、ご寄付・カンパが252万4200円と、目標額の63%! 今期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■トランプ氏が自分の副大統領候補に抜擢したJ.D.ヴァンス氏は、大統領選挙の行方を決するスイング・ステートのひとつオハイオ州の出身! しかし、選挙戦略だけではなく、第2期トランプ政権がめざす反グローバリズム・反エスタブリッシュメントを体現する人選! ヴァンス氏は「ワシントンの米国支配層によって、脇に追いやられ、忘れ去られた場所」である、「錆びたベルト」の貧しい白人家庭の出身であることをアピール!「ヒルビリー(田舎者、労働者階級の人々)」こそが「アメリカの偉大さの源」であり、「私は、自分がどこから来たのかを決して忘れない副大統領になる」と宣誓!(その1)

■国際司法裁判所(ICJ)が「イスラエルの東エルサレムとヨルダン川西岸地区における存在は違法であり、終結しなければならない」との諮問意見を認める判決! イスラエル軍はすでにガザ地区を26%支配下に! ICJの判決には実行力がなく、「イスラエルや他の国連加盟国に直接的な法的影響はない」としても、ガザでジェノサイドを続け、パレスチナ人の追放と土地の略奪を進めるイスラエルに対する国際世論の圧力が高まる!(前編)
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■はじめに~イスラエル軍がガザ南部のハン・ユニスで「安全地帯」を攻撃、70人が虐殺され、200人以上が負傷! 放火の中を逃げる住民は「まるで終末の日だ」とコメント! ガザ市では、重度ダウン症の青年が家族の前で軍用犬に襲われたにもかかわらず、イスラエル兵が銃で脅して家族だけを退去させ、青年を放置! 1週間後、自宅に戻った兄が腐敗した遺体を発見! イスラエル軍は「負傷した兵士の治療」を優先するため、青年を放置したことを認める!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 現在、この『日刊IWJガイド』の編集長であり、フィニッシャーである岩上安身が、胃腸の不調、血圧の低下、起立性の立ちくらみ、脱水症状により入院しているため、しばらくの間、やや簡易版とさせていただきます。どうぞ、ご了承ください。

 昨日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしたように、米国では、バイデン大統領が大統領選から撤退し、カマラ・ハリス副大統領を後継として支持すると表明しました。

※バイデン大統領が11月の大統領選から撤退! 後任候補にカマラ・ハリス副大統領を支持! 共和党のヴァンス副大統領候補と民主党のペロシ前下院議長はバイデン氏の辞任を要求! ウクライナのゼレンスキー氏は、早々に「トランプ大統領」と述べて、ロシアとの交渉を示唆!(日刊IWJガイド、2024年7月23日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240723#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53715#idx-2

 7月23日付『BBC』は、「カマラ・ハリス副大統領が、11月の大統領選挙の民主党大統領候補に指名されるのに必要な党代議員の過半数の支持を獲得した」と報じました。「8月1~7日に予定されている代議員の投票までこの状況が変わらなければ、ハリス氏は正式に党の指名を獲得することになる」とのことです。

※【米大統領選2024】 ハリス氏、民主党の候補者指名に必要な代議員の過半数を確保 米報道(BBC、2024年7月23日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cx924v55z94o

 そのハリス副大統領について、7月22日付『ポリティコ』は、「ハリス氏とジョー・バイデン大統領の間には、イスラエルとガザ問題で数ヶ月前から意見の相違があった」と報じています。

 『ポリティコ』によると、ハリス氏は、昨年10月7日に戦争が始まって以来、「バイデン氏を含む政権内の同僚らに対し、ホワイトハウスがガザの人道的被害について、もっと公に懸念を示すよう求めてきた」とのことで、「米国は、イスラエルのネタニヤフ首相に対し、もっと厳しくなるべきだ」と考えていると、ハリス副大統領に近い関係者が語ったと報じています。

 ネタニヤフ首相は22日に訪米し、昨日23日、バイデン大統領と会談を行い、24日に米議会で演説する予定です。

 すでに大統領選の再選から、降りることが決まっており、米国の最高権力者としてはレイムダック(死に体)と化しているバイデン大統領が、この期に及んで、まだネタニヤフ首相に弁明の機会を与えようとしていることが、理解できません。

 「自分はシオニストだ」と言い放ったことのあるバイデン大統領にとっては、米国の国際的な評価が落ちることよりも、イスラエルのシオニストの企みを成就することの方が大切なのでしょうか。

 こうしたバイデン大統領の、イスラエル擁護の姿勢に対して、彼から後継候補として指名されたにも関わらず、ハリス氏は、一線を画す構えです。

 『ポリティコ』は、ハリス氏が「日程の都合」で24日の演説には出席せず、23日のバイデン大統領との会談とも別に、ネタニヤフ首相と個別に非公開の会談を行う予定であると伝えています。

 「イスラエルが安全となり、人質全員が解放され、ガザ地区のパレスチナ民間人の苦しみが終わり、パレスチナ人が尊厳、自由、自己決定権を享受できる形で戦争を終わらせるべき時が来た、という自らの見解を伝える」と、ハリス氏の匿名の側近の話を、『ポリティコ』は、報じています。

 さらに同誌の記事は、「民主党議員の間では、24日のネタニヤフ首相の演説をボイコットする(予定の)議員が増えている」とも、報じています。

※Harris plans private meeting with Netanyahu as she skips congressional address(POLITICO、2024年7月22日)
https://www.politico.com/news/2024/07/22/harris-plans-meeting-netanyahu-00170493

 こうした中、7月23日付『NHKニュース』は、ヨルダン川西岸地区でのユダヤ人入植者によるパレスチナ住民への暴力が相次いでいることを受け、「政府は、関与したとされるイスラエルからの入植者4人に対し、資産凍結などの制裁を科すことを(23日の閣議で)決めた」と報じています。

※政府 ヨルダン川西岸で住民に暴力 イスラエル入植者を初制裁(NHK、2024年7月23日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240723/k10014519701000.html

 記事によると、「日本が制裁を科すのは初めて」とのことで、林芳正官房長官が、閣議後の記者会見で「イスラエルによる入植活動は国際法違反であり、『2国家解決』の実現を損なうというのが、我が国の立場だ。入植者による暴力的行為が急激に増加しており、今回の措置を着実に実施するとともに、国際社会とも連携しつつ、入植活動の完全凍結を強く求めていく」と述べたと報じています。

 「入植活動を完全に終わらせる」という日本政府の姿勢は、遅まきながら、ではあれ、支持することはできます。

 しかし、そうであるならば、なぜ、日本政府は、制裁の対象を、たった4人の入植者個人に絞るのでしょうか?

 これまでの違法な入植活動者すべてを対象としないのでしょうか?

 あるいは、国策としてヨルダン川西岸地区への入植を進めているイスラエル政府自体に対して、制裁を科さないのでしょうか?

 さらに言えば、なぜ、ガザでのイスラエルによる国際法違反のパレスチナ民間人大量虐殺に対し、イスラエルに制裁を科さないのでしょうか?

 ガザでは、22日もイスラエル軍が南部ハン・ユニスの住宅密集地を攻撃し、70人が虐殺され、200人以上が負傷しました。

 7月23日付『アルジャジーラ』は、攻撃された地域はイスラエル軍が指定した「安全地帯」であり、イスラエル軍はこの地域からの退去命令を出した直後に、戦車による一斉射撃や空爆を開始したため、「住民は砲火の中を逃げざるを得なかった」として、「まるで終末の日だ」「人々は銃撃を受けながら逃げている。道路上で死者や負傷者が多数いる」との住民のコメントを報じています。

※Dozens killed as Palestinians flee Israel’s new offensive on Khan Younis(ALJAZEERA、2024年7月22日)
https://www.aljazeera.com/news/2024/7/22/dozens-killed-as-palestinians-flee-israels-new-offensive-on-khan-younis

 イスラエル軍の非人道性、残虐性は、こうした卑劣な大量虐殺にとどまりません。量だけでなく、その内容もまた、おぞましいものです。

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■IWJ第14期最後の1ヶ月も、残り8日となりました! 岩上安身が、胃腸の不調、血圧の低下、起立性のめまい、脱水症状により、緊急入院に! 7月は23日までで、ご寄付・カンパが252万4200円と、目標額の63%! 今期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 IWJ第14期の最後の1ヶ月となる7月も、残り8日となりました。

 今月1日深夜からの腹痛、重い便秘、脱水症状から、11日に大腸ファイバー検査を行った岩上安身は、結果、大腸がんやポリープは見つからなかったものの、その後も激しい下痢や発熱、大量の嘔吐など、胃腸の不調が続き、起立性の貧血やめまいにも見舞われていました。

※【岩上安身からのお知らせ】本日の『日刊IWJガイド』は、岩上安身の体調不良と、本日午後の大腸がん緊急検査のため、臨時休刊といたします。どうぞ、ご了承ください。 2024.7.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523852

※【岩上安身からのご報告】「大腸ファイバーの検査の結果、幸い、ポリープは見つかりませんでした。ご心配おかけしました」 2024.7.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523862

 7月22日に、総合病院で1日がかりの検査を受けたところ、胃腸の不調、低血圧、立ちくらみ、脱水症状により、その場で即入院ということになりました。

 特に下痢をしたり、胃の消化も落ちている中での脱水症状というのは、経口での水分補給では間に合わない、ということで、これが長引くと腎臓へも悪影響を及ぼすなど、危険だと医師から言われ、現在は、点滴で、水分を補給しています。

 医師からは、脱水症状を治すのに、目処として約1週間、胃腸が全部整うまでならば、もう少し入院期間が必要と言われています。

 そんなピンチの中、7月は1日から23日までの23日間で、107件、252万4200円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。これは、月間の目標額400万円の63%という達成率です。

 6月のご寄付・カンパが目標額に到達できなかったことで、今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から6月まで、8ヶ月連続で目標金額に到達しませんでした。この8ヶ月間の不足額の合計は、1260万8589円です。零細な企業であるIWJにとって、非常に厳しい赤字額です! 財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、独立メディアとして活動できなくなってしまう可能性が出てきました。

 第13期は、2000万円を超える赤字でした。この時は、私、岩上安身が、老後の蓄えを崩してピンチを切り抜けました。しかし、2年連続大幅な赤字となると、私、岩上安身個人にも、もうこれ以上、投じる私財はありません!

 今月こそ、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、目標不足分を、期末の7月末までに補い、収支がマイナスにならないよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 6月末現在、IWJ会員の総数は2329人、このうちサポート会員の方は869人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2024.7.24 Wed.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.7.25 Thu.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

ガザで起きているジェノサイドは「本気でイスラエルを止める措置をとってない、米英独仏日本、国際社会の問題だ」~6.22 絵画展「パレスチナの物語り~Story & Tale~」in 横浜 ―講演:「私が出会ったパレスチナ人」川上泰徳氏(中東ジャーナリスト、元朝日新聞記者)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523578

大変厳しい状況が続くIWJに温かいご支援をいただき、まことにありがとうございます。お力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げるとともに、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告(2024年6月)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/53708

◆「2024年7月29日」まで、フルオープン!◆

※【号外第9弾】<ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その2>ポロシェンコ政権、ゼレンスキー政権、米国とウクライナネオナチとの関係を英調査報道機関『べリングキャット』が2019年に詳細に報告していた!! 退役軍人省を利用して地位と利権を貪るネオナチ! アゾフ大隊元司令官ビレツキーは政党「ナショナル・コープス党」を率いて2019年まで国会議員だった!! 2022.3.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504129

※【IWJブログ】ウクライナ政変~揺らぐ権力の正当性――西部の首都キエフを支配した反政権派には米国政府とネオナチの影、プーチンに支援を求める東部の親露派住民 2014.3.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/128095

※【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】オデッサの「惨劇」、緊迫続くウクライナ東部 米国はウクライナを「戦場」にするのか(IWJウィークリー48号より) 2024.5.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/138337

※ウクライナ極右と反ユダヤ主義 ~岩上安身によるインタビュー 第411回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第1夜(前編) 2014.3.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/130775

※「諸悪の根源はユダヤ人!?」 氾濫する歪んだユダヤ人イメージ ~岩上安身によるインタビュー 第412回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第2夜(中編) 2014.3.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134351

※動乱のウクライナ ~岩上安身によるインタビュー 第413回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第3夜(後編) 2014.3.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134763

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!~岩上安身によるインタビュー 第1070回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503870

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!第2弾~岩上安身によるインタビュー 第1071回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504186

※ブチャ市での民間人大量殺害事件を検証! 米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く! 第3弾~岩上安身によるインタビュー 第1073回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.4.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504401

※【号外第11弾】『Morning Star』がスクープ!#アゾフ連隊 のリーダーの一人がドネツク軍に殺害された! #アゾフ連隊 は、海外の極右とつながり、ウクライナ国内にファシストがいるという指摘も! 2022.3.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504253

※【IWJ検証レポート】「オバマ政権のウクライナ政治への関与は息を飲むほどだった」! ユーロ・マイダン革命は欧米が作った! ウクライナ侵攻は米国にも重大責任! CATO研究所「米国のウクライナ偽善」レポート! 2022.4.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504470

※2015年のドンバスで何が起こっていたのか? 貴重な証言の記録、2016年ドキュメンタリー映画「ドンバス」アンヌ-ロール・ボネル監督 仮訳出! 2022.4.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504732

※ウクライナの情報操作あらわ! 駐英ウクライナ大使が内務省に「『アゾフ』がネオナチでないと声明出せばメディア拡散」と要請! 日本の公安調査庁「アゾフ大隊」の記述削除! ロシア「日本はナチズム復権」と批判! 日本のマスメディアがアゾフの「ホワイトウォッシュ」一色なのは、どこからの圧力なのか!? 2022.5.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506042

※【号外第29弾】日本を含む西側のメディアを利用し、今は「自分たちはネオナチではない」などと弁明の宣伝をしているアゾフ隊は、若いウクライナ人を戦争に送り込むことで莫大な利益を得ていた! 2022.5.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506129

※テレ朝「アゾフ連隊」司令官インタビューは「アゾフはネオナチでない」との誤った放送! 岩上安身が批判ツイート連投!「ネオナチではないと。では、この司令官の胸のマークは何だ?」そこにはナチスの紋章が! 2022.5.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506221

※<ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その1>朝日がウクライナのネオナチによるジェノサイドをフェイクと断定! 米メディア指摘、アゾフ大隊司令官は白人至上主義を「ウクライナの使命」!! 朝日は「フェイク説」を貫くつもりか!? 2022.6.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507217

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■トランプ氏が自分の副大統領候補に抜擢したJ.D.ヴァンス氏は、大統領選挙の行方を決するスイング・ステートのひとつオハイオ州の出身! しかし、選挙戦略だけではなく、第2期トランプ政権がめざす反グローバリズム・反エスタブリッシュメントを体現する人選! ヴァンス氏は「ワシントンの米国支配層によって、脇に追いやられ、忘れ去られた場所」である、「錆びたベルト」の貧しい白人家庭の出身であることをアピール!「ヒルビリー(田舎者、労働者階級の人々)」こそが「アメリカの偉大さの源」であり、「私は、自分がどこから来たのかを決して忘れない副大統領になる」と宣誓!(その1)

 トランプ前大統領が、今年11月の大統領選挙に向けて共に選挙戦を戦う、自身の副大統領候補として選んだのは、1984年生まれの39歳、2023年1月にはじめて上院議員になって1期目、キャリアわずか1年半のJ.D.ヴァンス(James David Vance)氏でした。異例の抜擢です。このヴァンス氏のサプライズ抜擢から、第2期トランプ政権がめざす方向が見えてきます。

 共和党下院トップのマイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州選出、シオニズムを支持する福音派の熱心な信者)は、熱心なトランプ派であり、1972年生まれの52歳です。

 共和党上院トップのミッチ・マコネル院内総務は、すでに11月で退任することを表明しており、第2期トランプ政権が誕生すれば、共和党は副大統領にヴァンス氏(上院議長も務める)、上院に新トップ、下院にジョンソン氏と、一気に世代交代が進みそうです。

 ヴァンス氏は、オハイオ州ミドルタウンの貧しい白人家庭に生まれ、9.11後に米海兵隊に入隊して4年間務めたあと、オハイオ州立大学に学び、イェール大学ロースクールを卒業後、カリフォルニア州で起業しました。

 ヴァンス氏は、2017年にオハイオ州に戻り、政治家を志しはじめ、2022年の上院選挙で、上院議員となりました。

 イェール大学時代に知り合った妻、ウシャ・チルクリ・ヴァンス氏は、インド系移民の子供です。英ケンブリッジ大学で修士号を取得し、ジョン・ロバーツ米連邦最高裁判所長官の事務官を務めた経歴をもつ、優秀な弁護士です。

 米国の北東部にあるオハイオ州は、隣接するペンシルベニア州、ウィスコンシン州、インディアナ州、ミシガン州などにまたがる「錆びたベルト(rust belt)」地帯の中心に位置しています。1970年代までは、米国の製造業と重工業の中心地として栄え、「鉄鋼ベルト」などと呼ばれ、「アメリカン・ドリーム」が実現する地帯でした。

 1980年代以降は、日本や中国などの製造業に圧され、国内産業が中国やメキシコなどに海外移転し、米国の産業の空洞化が進み、「鉄鋼ベルト」の「鉄」は、すっかり錆びついてしまいました。かつての工場が廃墟となり、貧困化が進み、市民生活の荒廃が進み、薬物中毒、アルコール依存症、暴力や虐待が蔓延する地帯となりました。

 「鉄鋼ベルト」時代は、工場労働者の組合が強く、民主党の支持基盤となっていましたが、「錆びたベルト」となってからは、民主党・共和党の支持が拮抗し、大統領選挙の鍵を握る「スイング・ステート」に変わりました。

 トランプ氏は、2016年の大統領選挙で「アメリカをもう一度偉大に(Make America Great Again)」と呼びかけ、「錆びたベルト」地帯で支持を伸ばし、ヒラリー・クリントン候補に勝利しました。

※ラストベルト(コトバンク)
https://kotobank.jp/word/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88-1712101

 ヴァンス氏は、この「錆びたベルト」地帯から選出された議員です。ただし、ヴァンス氏の抜擢は「スイング・ステート」である「錆びたベルト」地帯の票を押さえる選挙戦略、という以上の意味がありそうです。

 ヴァンス氏は、これまで共和党をリードしてきた、ジョージ・H・W・ブッシュ第41代大統領、ジョージ・W・ブッシュ第43代大統領や、ディック・チェイニー第17代国防長官・第46代副大統領、2014年のウクライナのユーロマイダン・クーデターにも関与したジョン・マケイン連邦議員、ミット・ロムニー連邦上院議員、ミッチ・マコネル上院院内総務などといった、軍産複合体と深く関与してきた「エスタブリッシュメント」ではありません。

 トランプ氏も、ビジネスマンとして並外れた成功をしましたが、政治的な「エスタブリッシュメント」ではありません。トランプ氏がヴァンス氏を抜擢した意図には、保守派の若返りと、共和党内の「エスタブリッシュメント」の影響力を抑える狙いがあるのではないかと推測されます。

※【米大統領選2024】 ヴァンス副大統領候補はどんな人物か かつてトランプ前大統領を酷評(BBC、2024年7月16日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/clly1r601rqo

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■国際司法裁判所(ICJ)が「イスラエルの東エルサレムとヨルダン川西岸地区における存在は違法であり、終結しなければならない」との諮問意見を認める判決! イスラエル軍はすでにガザ地区を26%支配下に! ICJの判決には実行力がなく、「イスラエルや他の国連加盟国に直接的な法的影響はない」としても、ガザでジェノサイドを続け、パレスチナ人の追放と土地の略奪を進めるイスラエルに対する国際世論の圧力が高まる!(前編)

 国際司法裁判所(ICJ)は、7月19日、「1967年(※)以来占領されたパレスチナ領土」におけるイスラエルの56年間に及ぶ長い支配は「違法」であり、その領土での存在を「できるだけ早く」終わらせる義務があると判決を下しました。7月19日付『タイムズ・オブ・イスラエル』などが報じています。

(※)イスラエルとアラブ諸国(エジプト、シリア、ヨルダン)による第3次中東戦争(1967年6月5日~6月10日)。イスラエルは、東エルサレム、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区、エジプト領のシナイ半島、シリア領のゴラン高原を占領し、圧勝した。同年11月22日、国際連合安全保障理事会は全会一致でイスラエルの占領を無効としたが、イスラエルは実質的な支配を続けた。1993年のオスロ合意で、イスラエル占領地(東エルサレム及びゴラン高原を除く)を、「パレスチナ自治区」として認めたが、イスラエルはパレスチナ自治区内に、ユダヤ人入植地を拡大している。
・第三次中東戦争(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B8%89%E6%AC%A1%E4%B8%AD%E6%9D%B1%E6%88%A6%E4%BA%89

 イスラエルは、1967年以降も、歴史的なパレスチナ地域であるヨルダン川西岸、ガザ地区、東エルサレムを占領し、ヨルダン川西岸と東エルサレムに入植地を建設し、拡大してきました。また、2005年に一度撤退していますが、ガザにも入植地を建設しています。

※World Court: Israeli presence in East Jerusalem, West Bank is illegal and must end(THE TIMES OF ISRAEL、2024年7月19日)
https://www.timesofisrael.com/world-court-israeli-presence-in-east-jerusalem-west-bank-is-illegal-and-must-end/

 同『タイムズ・オブ・イスラエル』は、ICJの83ページに及ぶ調査報告書『東エルサレムを含むパレスチナ占領地におけるイスラエルの政策と慣行から生じる法的影響』を要約。以下のように判決を報じています。

1)ヨルダン川西岸地区におけるイスラエルの入植政策は、国際法に違反している。

2)1980年に併合され、イスラエルの主権領土に指定された東エルサレムとともに、イスラエルは西岸地区の大部分を併合しているが、イスラエルの支配には、明らかに恒久的な側面がある。

3)イスラエルは、これらの地域の支配を終了し、新しい入植活動を停止すべきである。

4)イスラエルは、「占領パレスチナ領土のパレスチナ人を差別する」ものを含む、「違法な状況を作り上げ、または維持するすべての法律と措置を廃止し」、「不法行為」によって引き起こされた損害に対する賠償を提供しなければならない。

 ICJは、さらに、以下のように述べています。

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