日刊IWJガイド・非会員版「スクープ! 独自入手した自民党極秘分析情報を元に、選挙区情勢を『号外』でお届けします! 本日は、中国四国九州編をメール配信します!」2021.10.20号~No.3324号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~スクープ! IWJは独自入手した自民党極秘小選挙区分析情報をもとに、各地の注目選挙区情勢を「号外」でお届けしています! 一昨日は「号外第1弾」として北海道~東京編を、昨日は、「号外第2弾」として北陸信越、東海、近畿編を、メールで公共性を鑑み、会員・非会員を問わず、一斉配信しました。本日は、「号外第3弾」として、中国、四国、九州編を同じく一斉メール配信します! IWJをご支援ください!

■10月も半ばを過ぎ、3分の2が近づいてきましたが、ご寄付・カンパは18日間で月間目標額420万円の10%、39万9000円にとどまっています! 今期第12期は、スタートの8月と9月の2ヶ月で月間目標額に対する不足分が、合計272万3500円に! どうか経済危機が深刻化するIWJに皆さまの緊急のご支援をお願いいたします!

■【中継番組表】

■<IWJ取材報告1>日本共産党志位和夫委員長第一声! 「『政権選択』の歴史的な選挙!」志位委員長は「4つのチェンジ」を掲げる! (1)新自由主義からの転換、(2)気候危機の打開、(3)ジェンダー平等、(4)憲法9条に基づく平和外交!

■<IWJ取材報告2>れいわ新選組山本太郎代表第一声! 「25年の不況の中にコロナがやってきた」! 「コロナの徹底対策は当たり前! それと両輪が消費税廃止」!

■<IWJ取材報告3>注目の東京8区! 接戦が伝えられる 石原伸晃候補の第一声直前に女性の怒りの声! 「何の役にも立ってないじゃないか! 何の役に立ったんだぁぁぁ!」当の石原候補は、この怒りの声を正しく認識できず野党連合に責任転嫁!

■<IWJ取材報告4>注目の東京8区! 自民党の石原のぶてる候補の対抗に野党統一候補吉田晴美氏の第一声! 出馬断念をしたれいわの山本太郎氏、辻村ちひろ氏、共産の上保まさたけ氏にまず敬意を表す!「成長か!分配か!両論がありますが、分配が先!」

■<IWJ取材報告5>立憲民主党 街頭演説会「#立憲大作戦2021 in 新橋」「所得の再分配なくして、日本の経済成長なし! 老後・子育て・雇用の安心なくして日本の経済成長なし!」「私たちには不況30年を立て直すビジョンがある!」「超大企業だけが優遇税制を受けている!」―弁士:枝野幸男代表

■<IWJ取材報告6>「今回の衆院選は税制・財政のあり方が大きな争点」と宇都宮健児氏が指摘! 大企業、富裕層への増税を訴える野党と言葉を濁す自民の差が浮き彫りに!~10.18税財政に関する政党アンケート回答内容等についての記者会見

■<IWJ取材報告7>共産・小池氏が岸田政権の「正体」を喝破!「たった3日間の国会で、岸田政権は安倍さん、菅さんがやってきたことと同じだということがハッキリした。転換するためには『政権交代』が必要だ!!」~10.18日本共産党小池晃書記局長街頭演説
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■はじめに~スクープ! IWJは独自入手した自民党極秘小選挙区分析情報をもとに、各地の注目選挙区情勢を「号外」でお届けしています! 一昨日は「号外第1弾」として北海道~東京編を、昨日は、「号外第2弾」として北陸信越、東海、近畿編を、メールで公共性を鑑み、会員・非会員を問わず、一斉配信しました。本日は、「号外第3弾」として、中国、四国、九州編を同じく一斉メール配信します! IWJをご支援ください!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日、第49回衆議院選挙が公示されました。

 党派別の立候補者数は次のとおりです。( )は、公示前の議席数です。

 自民党 336(276)

 立憲民主党 240(110)

 公明党 53(29)

 共産党 130(12)

 日本維新の会 96(11)

 国民民主党 27(8)

 れいわ新選組 21(1)

 社民党 15(1)

 N党 30(1)

 諸派 24(1)

 無所属 79(11)

※党派別立候補者(毎日新聞、2021年10月19日)
https://mainichi.jp/senkyo/49shu/

※注)N党は、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の略称です。

 勝敗ラインを、岸田文雄自民党総裁は「与党で過半数」の233議席と設定しています。この場合の与党とは、自民党だけでなく、自民と公明の両党の合計を指すものと思われます。

 後段の<IWJ取材報告>でも詳しくお伝えしていますが、IWJは各党首の第一声を、注目の選挙区を中心に最初から最後までフォローしています。ぜひ御視聴ください。

 昨日、お伝えした通り、IWJは、自民党による、全国の小選挙区の、マル秘の調査資料を独自に入手しました! それを皆さまに、公開しています。

 調査は、今年4月、8月と、衆院解散前の10月7日から10日までの3回行われ、それぞれの選挙区の候補予定者ごとに支持率と、対抗候補者とのポイント差に応じて当選の可能性をAからDまで10段階でランク付けした評価がつけられたものです。

 一昨日、この自民党による分析と評価をもとにした、各地の注目選挙区の動向を、「【号外】日刊IWJガイド」として、公共性に鑑みて、会員と非会員とを問わず一斉にメール配信しました。

 衆院の小選挙区は、全国で289あるため、比例代表選挙区のブロックに準じて全国を11ブロックに分け、昨日は北海道、東北、北関東、南関東、東京都の情報をメール配信しました。

 昨日は「号外第2弾」として、北陸信越、東海、近畿編を、本日は「号外第3弾」として、中国、四国、九州編をメール配信します(状況次第で予定変更の可能性もあります)。

 この機会にぜひ会員になっていただき、大手メディアが報じない、貴重な独自情報を、投票の参考にしてください。天下分け目の衆議院選挙を、忖度なしで真、全力疾走で実を伝え続けるIWJを、どうぞご支援ください。IWJは経済的に大威ピンチに立たされています! 応援・ご支援をよろしくお願いいたします。

※会員のご登録はこちらからできます。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■10月も半ばを過ぎ、3分の2が近づいてきましたが、ご寄付・カンパは18日間で月間目標額420万円の10%、39万9000円にとどまっています! 今期第12期は、スタートの8月と9月の2ヶ月で月間目標額に対する不足分が、合計272万3500円に! どうか経済危機が深刻化するIWJに皆さまの緊急のご支援をお願いいたします!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 IWJは全力疾走中です! 天下分け目の今回の衆議院選挙を、全力で報じ重要政策についても論じています。しかし、経済的ピンチで活動量が足りません!

 IWJでは、今期第12期の年間の予算の見通しを立て、今期の会費収入は、前期より10%下回ると予想し、ご寄付・カンパの目標額を月額420万円(年間5040万円)とさせていただきました。前期の目標額は月間450万円でしたから、さらに緊縮して30万円下げております。

 それでも、コロナ禍の続く現状を見ていると、会費・ご寄付・カンパ等の収入は、予測を大きく下回ってしまうかもしれません。たいへんな危機感を今、抱いています。何とぞ、皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします!

 10月は1日から18日までに、45件、39万9900円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます。

 しかしこの金額も、今月の月間目標額420万円の10%にとどまっています。このペースが続くとすると、IWJは壊滅的な打撃を受けてしまいます。

 今期第12期は、3ヶ月目に入ったばかりですが、すでに8月は月間目標額を87万900円下回り、9月は185万2600円下回って、合計272万3500円の不足となっています。

 10月も半ばを過ぎ、3分の2が近づいてまいりましたが、10月の目標額420万円に、8月と9月の不足分272万3500円をあわせた692万3500円に対して、今月のご寄付・カンパはまだ6%にとどまっています。

 IWJは、赤字でキャッシュフローの足りなかった8月を乗り切るため、100万円を岩上安身から借り入れました。すでにお伝えしている通り、IWJは、岩上安身に前期だけで993万5000円借り入れており、今回の100万円とあわせて1093万円を借り入れてしまっています。

 個人が1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。第12期のスタートにあたって、岩上安身は前期も途中から無報酬で働いておりましたが、今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。これ以上、会社が岩上安身に頼るのは苦しい状況です。

 どうか皆さまのお力で、IWJをお支えください!

 コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています!

 IWJも例にもれず、前期の第11期に、突然のコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、残念なことですが、会員数が大幅に減少してしまいました。

 9月30日時点の会員総数は3526人、前月同日比で63人減、前年同日比で810人も減少してしまいました。退会された皆さまからは、「経済的に苦しくなったのですみません」等々のメールをいただいており、我々も胸を痛めております。

 しかし、会員減少は、IWJの運営基盤が崩れてゆくような事態です。どうぞ、IWJを、ご友人、知人にご紹介いただき、会員になっていただけるよう、お声がけしていただいたり、SNSでIWJの存在や経営が厳しいことなどを拡散してください。よろしくお願いいたします。

 会費とご寄付・カンパがIWJを支える収入の2本柱ですので、会員の減少は即、会費の減少につながり、ご寄付への依存度がどうしても上がってしまうことになります。

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

 しかし、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも縛られず、忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です。

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます。

 その会費と、月々、皆さまからお寄せいただく、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのためになる真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 自民党総裁選が終わり、蓋を開けてみれば、結局は、安倍・菅政権を継承する岸田文雄氏が新総裁に選ばれ、改憲は「ナチスの手口を学んだらどうか」と発言した麻生氏が党の副総裁、「あっせん利得収賄罪」疑惑の甘利氏が幹事長、中国に対し「電磁パルスでミサイル基地を無力化する」と妄想を口走る高市氏が政調会長と、連日「何も変わらない・変えさせない」人事が報じらました。

 岸田内閣は成立するとすぐ解散し、衆議院選挙がついに始まりました。これは天下分け目の選挙となります。報道と言論により、市民が選挙を通じて政治を変え、破滅的な戦争への道からまぬがれることはできるはずだと我々は信じています。またそうならなければ、日本は本当に滅んでしまいます。

 現在、政府・与党は、このコロナ禍のただ中にもかかわらず、日本列島を中国のミサイルを吸収する「ミサイルホイホイ」にするという米軍戦略に追随し、自滅行為とも言える中距離ミサイル配備の準備を進めています。

※米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に「オフショア・バランシング」の問題点を指摘!! ついに現実に!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458384

 政調会長のポストを得た高市氏は、総裁選中、中国に対し「電磁パルスで敵基地を無力化」などというトンデモ発言をしていましたが、問題発言はそれだけではありません。高市氏は、中距離ミサイルの配備は「絶対に必要です」とまで公言していました。高市氏は今回奈良2区から出馬していますが、「号外2」で明らかにした通り、自民党のマル秘調査結果によれば、「A」ランクで、確実に当選を果たすでしょう。

※自民党総裁候補・高市早苗氏の「核爆発による電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者にきく!(その3) 元防衛省キャリアで元内閣官房副長官補の柳澤協二氏は「漫画の読みすぎなのかもしれない。もっと現実の政策にもとづく議論をすべき」と回答!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496610

※2021.9.24 【ハイライト・電磁パルス編】岩上安身による日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=ffeJkwXsX28&t=107s

※コロナ「冬の第6波」に向けて日本はコロナとどう向き合うのか~オリパラ強行開催が残した課題と感染症に強い社会づくりへ向けた新しい政治 ~岩上安身によるインタビュー 第1053回 ゲスト 日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師 【電磁パルス編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496626

 外交、安全保障に関して安倍・菅政権の路線を継承することになるであろう岸田政権は、自民党だけでなく、他党、即ち公明、維新、国民民主の一部などの改憲勢力で議席数の3分の2をとれば、いよいよ改憲発議に着手する可能性があります。岸田新総裁もまた、緊急事態条項を憲法に導入する安倍改憲の支持者です。

 岸田文雄氏は、かつてはリベラル色が強かった宏池会出身です。が、2012年の第2次安倍内閣成立以降、右傾化がはなはだしかった安倍・菅政権の約10年の間ずっとその内部で支えてきた人物でもあります。悪く言えば、信念のない、良く言えば、順応性の高い人物であるともいえるでしょう。

 急に新総裁になって目がさめて、宏池会の伝統のハト派に戻りましたあー! などということは、まずありません。

 改憲による緊急事態条項の導入も、実現すれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。

 もし、次の衆議院選挙で改憲勢力を勝たせるような投票行動を国民がすれば、危険な緊急事態条項が憲法に組み込まれてしまいます。

※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703

※国民投票法「改悪」案、5月6日にも衆院採決か!?  国民投票法の次はナチスばりの緊急事態条項を含む自民党改憲へなだれ込むリスクが! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!~岩上安身によるインタビュー 第1040回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491635

※憲法記念日に安倍総理が櫻井よしこ氏らが主催する「5.3憲法フォーラム」に送ったビデオメッセージをIWJが全文文字おこし!コロナ禍に乗じて「緊急事態条項を議論すべき」との「偽論」に要注意! 2020.5.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/473790

※総理会見で岩上安身が直撃質問!「報道、言論の自由は担保されるのか?」「非常事態宣言で国民を慣らし、改憲で緊急事態条項を導入!?」安倍総理は「安倍独裁」を否定せず「国民が選ぶこと」と回答!! 2020.3.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469996

※世界の「緊急事態条項」を検証!自民党改憲草案の「異常性」に迫る~岩上安身によるインタビュー 第612回 ゲスト 早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏 2016.2.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/287146

※はじめに~衆院解散! 岸田総理は会見で「分配と成長の好循環」について「分配を言うだけの野党とは違う」と主張するが、「成長の果実が行き渡るのはいつか?」との質問に「3年後、4年後に賃金が上がりますよと言うのは誤解を招く」と具体的な回答を避ける! 法改正ですぐにも実現する野党の分配戦略に対し、何年待てばいいのかも不明! 岩上安身はまたしても指名されず! メールにて官邸に質問を送付!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49603#idx-1
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20211015#idx-1

※対コロナ戦争の敗北を否認するばかりの菅政権!繰り返し現れる「無責任の体系」、日本は崩壊する米帝国への従属を続け「敗戦準備」を加速するのか!?~8.25岩上安身によるインタビュー 第1049回 ゲスト 京都精華大学国際文化学部講師 白井聡氏 2021.8.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495539

 今年の衆議院選挙は、与党を中心とした属米改憲勢力を落選させ、最低限、衆議院の議席の3分の2以下にまで減らして、改憲発議ができないようにしなければいけません。

 そうでないと、改憲による緊急事態条項導入が即座に現実のものとなってしまいます。そして本当に頭のネジが何本か外れた対米依存症の政治家と、米国の言うことを追認するだけの官僚、今ですら「忖度」ばかりの御用メディアが、さらに「大本営発表」のプロパガンダ一色にしてしまって、しなくてもいい戦争をしてしまい、地獄を見ることが現実のものとなってしまう可能性があります。

 今年秋の総選挙は、日本という国の生存、存続がかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれないのです。

 属米改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、IWJの存続ももちろん不可能になると思います。

 一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、自らスポンサーとなった東京五輪を巡る報道や、民放連が自主規制なしに改憲CMを受け入れると開き直っている姿勢を見れば一目瞭然です。

※テレビは民主主義の味方ではなくなった! 民放連が衆院憲法審査会で、「国民投票運動の放送対応の検討作業はこれで一区切り」と表明! テレビCMの量的な自主規制なしに改憲が発議されれば、緊急事態条項創設へまっしぐら!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/448846

 先述した通り、高市早苗氏の、テレビ生放送中の重大な問題発言も、ほとんどのマスメディアが、「問題視」せず、ベタ記事程度ですませています。会見などで質問し、問題視し続けているのはいまだにIWJだけ、というのが、この国の報道・言論の鈍感さ・思考放棄・事なかれ主義のあらわれなのです。

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496407

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496442

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その1)石破茂氏は「核爆発を伴うものであり、NPT体制と不整合」と述べる!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496596

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その2)岸田文雄氏は「核保有、これはまったく、するべきではない、私は絶対に我が国は核兵器をもつべきではない」と回答!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496601

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その3) 柳澤協二氏は「アメリカはまったくそんなことを考えていない。もっと現実の政策にもとづく議論をすべき」と回答!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496610

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。

 決して負けられないこの戦いに、IWJは立ち向かいます!前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2021.10.20 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・兵庫】10:30~「公明党 中野洋昌候補(兵庫8区)街頭演説 ―応援弁士:自由民主党 岸田文雄総裁」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach1

 公明党 中野洋昌候補(兵庫8区)街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた衆議院選挙関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E9%81%B8%E6%8C%99
———————-

【IWJ・Ch4】14:30~「立憲民主党 山岸一生候補(東京9区)街頭演説 ―応援弁士:蓮舫代表代行」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 立憲民主党 山岸一生候補(東京9区)街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた野党共闘関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%87%8E%E5%85%9A%E5%85%B1%E9%97%98
———————-

【IWJ・Ch6】14:30~「れいわ新選組 櫛渕万里候補(東京ブロック比例)、山本太郎代表 合同街宣」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 れいわ新選組 櫛渕万里候補(東京ブロック比例)、山本太郎代表 合同街宣を中継します。これまでIWJが報じてきたれいわ新選組関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E3%82%8C%E3%81%84%E3%82%8F%E6%96%B0%E9%81%B8%E7%B5%84

========

◆中継番組表◆

**2021.10.21 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

(調整中)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

「たった3日間の国会で、岸田政権は安倍さん、菅さんがやってきたことと同じだということがハッキリした。転換するためには『政権交代』が必要だ!!」~10.18日本共産党小池晃書記局長街頭演説
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497648

大企業、富裕層への増税を訴える野党と言葉を濁す自民の差が浮き彫りに!「今回の衆院選は税制・財政のあり方が大きな争点」と宇都宮健児氏が指摘!~10.18税財政に関する政党アンケート回答内容等についての記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497651

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■<IWJ取材報告1>日本共産党志位和夫委員長第一声! 「『政権選択』の歴史的な選挙!」志位委員長は「4つのチェンジ」を掲げる! (1)新自由主義からの転換、(2)気候危機の打開、(3)ジェンダー平等、(4)憲法9条に基づく平和外交!

 2021年10月19日(火)、衆院総選挙の公示日、午前10時より、東京・新宿区のJR新宿駅西口にて、日本共産党党首である志位和夫委員長の第一声の街宣が行わました。

 街宣には、志位委員長の他に、比例東京ブロックの単独候補である、笠井亮(あきら)氏、坂井和歌子氏、細野真理氏、小堤東(こづつみあずま)氏の4名も参加しました。

 志位委員長は、第一声の冒頭、次のように訴えました。

 「今度の総選挙は、『国民の声』を聞かない自民党と公明党の政権を続けるのか、それとも、野党共闘の力で、『国民の声』が活きる、新しい政権をつくるのか、『政権選択』の歴史的な選挙であります」

 志位委員長の第一声は、共産党が掲げる「4つのチェンジ」、(1)新自由主義からの転換、(2)気候危機の打開、(3)ジェンダー平等、(4)憲法9条に基づく平和外交)に沿って進み、次の言葉で締め括られました。

 「『4つのチェンジ』は(国民)みんなの願いではないでしょうか?その願いをどうか、日本共産党に託して下さい! よろしくお願いします!」

■<IWJ取材報告2>れいわ新選組山本太郎代表第一声! 「25年の不況の中にコロナがやってきた」! 「コロナの徹底対策は当たり前! それと両輪が消費税廃止」!

 昨日朝11時から新宿駅南口で、れいわ新選組山本太郎代表が衆議院選挙の第一声を行いました。山本太郎代表の主張はシンプルです。

 「消費税廃止」です。

 「消費税は社会保障の一部しか使われていない。消費税が上がるたびに大企業への法人税が下げられ、消費税が上がるたびに、金持ちへの所得税が下がり続けた。消費税は、組織票と企業献金で(自民党に)貢献してくれた方々への穴埋めとして使われています。こんな馬鹿な話ありますか」と聴衆に熱っぽく語りかけます。

 「私たちれいわ新選組のやりたいことは何か。コロナの徹底対策は当たり前。それと両輪で25年のデフレを吹き飛ばす。この地盤沈下をしっかりと土台から作り直す経済政策、徹底した国の積極的財政を推し進めたいと考えています。その中の一つ。消費税は廃止です。社会保障にもほとんど使われておらず、自分たちの利害関係者を得させるための税制、こんなものは止めるしかない。

 一番苦しんでいるのは誰? 中小企業です。消費税、今度上がるんですけれども、価格に転嫁させていただきたいんですけれども、と下請けが大企業相手にそんなこと言えますか。価格に転嫁するんだったら、もうお前たちとの取引は止めさせていただく。他を探す。そんなことを言われれば、自分たちで背負うしかないんですよ。

 日本の国内においての税が払えないという状態、税の滞納の6割を占めるのが消費税。税制としてとしてすでに廻っていなんですよ」

 「消費税を止めれば日本の中小企業が力を取り戻す。日本国内の企業のうち中小企業が占める割合99.7%、そこに雇用される労働者は7割。地方都市に行けば、8割、9割、まさにこの国の屋台骨。ここを元気にする。当たり前の経済政策がこれまで取られてこなかった。今こそやるべき消費税廃止」

 このように、山本代表の現状認識は、25年のデフレ(不況とも言っています)の中に、コロナ禍がやってきたという認識が基本になっています。だから、コロナの徹底対策と同時に、25年のデフレという地盤沈下を土台から作り直すとしています。その方法論は、ずばり「消費税廃止」です。これによって、日本経済の屋台骨である中小企業を元気にするというものです。

 詳しくは、全篇動画をぜひご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=oc3Q54sqCqk

■<IWJ取材報告3>注目の東京8区! 接戦が伝えられる 石原伸晃候補の第一声直前に女性の怒りの声! 「何の役にも立ってないじゃないか! 何の役に立ったんだぁぁぁ!」当の石原候補は、この怒りの声を正しく認識できず野党連合に責任転嫁!

 昨日、12時半から、杉並市役所前で、自民党の石原伸晃元幹事長の第一声が行われました。

 石原候補の出馬する東京第8区は、野党統一候補として、れいわ新選組の山本太郎代表が出馬するというアナウンスとその後の出馬取り下げがあったために、全国的な注目が集まった選挙区です。

 山本太郎候補は、もし要請があれば、東京8区の野党統一候補の立憲民主党の吉田晴美候補の応援に入ると、新宿での第一声後の囲み取材で明言しています。

 れいわ新選組の山本太郎代表の第一声が、一人の応援弁士もつけずに、自分の言葉で、即、スピーチを始めたのと対照的に、石原候補の第一声は、出陣式が始まってから、なんと、30分も過ぎてからでした。

 石原候補の第一声に至るまでになんと、田中良杉並区長を始め、小宮あんり都議会自民党幹事長、朝日健太郎参議院議員、大和田伸杉並区議会議長など、応援弁士が7名もスピーチに立ったのです。自民党系のオール杉並を応援団につけた格好です。

 こうしたスピーチの最中に、最前列付近に陣取った15名の自民党杉並区議たちから「そうだ! そのとおり!」といった掛け声がかかります。身内で盛り上げている図ではありますが、異様な熱気が感じられました。

 他方で、こうして集まった応援弁士たちに共通したのは、「今回の選挙は危ない」「石原候補が落選するかもしれない」という危機意識です。実際、小宮あんり都議は、(落選の危機にあることを前提として、)「(自分にも小宮都議にも言い聞かせるように)伸晃さんは大丈夫」とシンパの人から声をかけられたと正直に報告し、朝日健太郎議員は「石原さんは今回は危ないぞ」と応援演説の中でストレートに口にして、横に立つ石原候補が睨むという場面がありました。

 田中良杉並区長に至っては「共産党に騙されてはいけません」と主張し、共産党が議会では待機児童問題をほぼ解消した杉並区政に反対し選挙になると「待機児童問題の解消」を自ら主張したなどと共産党を非難しました。

 こうした応援弁士たちからは、立憲民主党と共産党を中心とした野党統一候補を非常に恐れている様子がひしひしと伝わってきます。

 10月18日の「IWJ号外」でもお伝えしましたが、東京8区で10月7日~10月10日にかけて行われた自民党の最新支持率調査では、石原候補に投票するとした人は33.2%で、「A-」ランクでした。投票先が決まっていない人が32.7%もいます。自民党のこのときの調査では、野党統一候補の吉田晴美氏の出馬は予測されていませんでした。

 前回第48回衆議院選挙では、9万9863票を獲得した石原伸晃氏ですが、実は吉田晴美氏も7万6283票を獲得し善戦。しかも、このとき、民進党が分裂し、希望の党の木内孝胤氏も8区で出馬し、4万1175票を獲得していました。共産党は2万2399票を獲得していました。

 出陣式開始後30分以上経過してようやく石原伸晃候補の第一声に入ったところで、ハプニングが起きました。

 女性の大きな声で「何の役にも立ってないじゃないか! 何の役に立ったんだぁぁぁ!」という怒りの声が響いたのです。

 石原候補は、この怒声を利用してこうスピーチを始めました。

 「今回の選挙は、皆さま方、今怒られた女性の言動を見ても、少しおかしいなと思われたと思います。私は10回杉並区で選挙をさせていただきました。杉並区の選挙応援や朝日健太郎さんの応援で、始まる前に文句をつけられたのは、今日が初めてであります。これは、なぜか。賢明なる皆さま方にはお分かりだと思います。

 共産党と立民党が野合をして連合を作りました。そして、私たち自民党・公明党、保守と中道の政権に刃を突き付けてきた。これが今回の選挙の基本的な構造であります。日本全国でほぼ同じような構造の下に選挙が行われる。

 そうしますと、先ほどの女性のように、自分の主張と相容れないものは排除をする。そういうことが当たり前だと思っている人たちが一緒になって政権だけを取ろうと思ってやってきたわけであります」

 これが、石原候補の第一声です。そして自民党の現状認識です。ハプニングが起きたおかげで、石原候補から本音が漏れた形です。

 こうした利権優先のトンチンカンな現実認識から行われたコロナ対策で、多くの人が犠牲になり命を落とした、あるいは経済的に逼迫した、その怒りの声が、この女性の「何の役にも立ってないじゃないか! 何の役に立ったんだぁぁぁ!」という石原候補と自民党に向けた声でしょう。

 石原候補の第一声は、利権に狂うと心が歪み現実も見えなくなるという典型的な事例でしょう。

 詳しくは全篇動画をぜひご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=jknjcFGlAWo&t=3s

■<IWJ取材報告4>注目の東京8区! 自民党の石原のぶてる候補の対抗に野党統一候補吉田晴美氏の第一声! 出馬断念をしたれいわの山本太郎氏、辻村ちひろ氏、共産の上保まさたけ氏にまず敬意を表す!「成長か!分配か!両論がありますが、分配が先!」

 昨日、15時から阿佐ヶ谷駅南口で、野党統一候補の吉田晴美氏の第一声が行われました。

 「このスタートラインに立たせていただいたのは、この杉並区で6年間私を支えていただた皆さま、市民の皆さまとともに活動してきたこと、そして、野党統一のために苦しいご決断とご苦悩を乗り越えられて出馬断念をされた日本共産党の上保まさたけさん、れいわ新選組の山本太郎代表、辻村ちひろさんの思いに心からの敬意を表させてください。

 それぞれの候補に託したかった皆さまの思いがあったと思います。今、この大きな波を乗り越えてこのスタートラインに立たせていただく大きな責任を感じるとともに、絶対に負けられない戦いになったと思っています」

 このように、吉田候補は、野党統一候補として、東京8区から出馬する思いと責任を語りました。

 吉田候補の政策の訴えは非常に具体的なものでした。街宣や電話相談、生活相談、食材配布、業界へのアンケート調査など、多くの活動の中で出会った多く市民の声を紹介しながら訴えました。

 「高円寺では、20代の女性にお話をうかがいました。これからアルバイトに行くというところで、ちらっと私を見たときのその目が何かほっとけないと思いました。声をかけたら、3つのアルバイトをかけもちしている、とにかく、自分で頑張らなきゃ、来月の家賃が払えない。そう話している間に、その方は涙を見せました。誰かに助けてもらえるなんて思っていなかったと。

 西武新宿線井荻駅で聞いたお声。車椅子に乗って改札に入って行かれる女性の方、50代です。もうすぐ還暦になると仰っていました。これから急いで帰って80代の母の介護と90代の父の介護をする。生きていくことをあきらめたくなることがあるんだよと話してくれました。本当に介護が必要なのは、その方ではないかと思ったんです。

 その方がこう言われたと仰っていました。『あなたは働けるだけマシなんだから、働いてご両親の介護をしなさい』と。こんな日本違うと思うな、共に支える。苦しい時に苦しいって言える。そしてお互いに助け合おうよって言える日本に変えたいんです」

 「成長と分配、どっちが先かという議論がありました。私は明確に申し上げます。分配が先です。なぜでしょうか、今世界的なパンデミックで、未曽有の災害を私たちは経験し心身ともに疲れ傷を抱えている状態ではないでしょうか。まずはその疲れを癒すことが必要だと思うんです」

 「アベノミクスから8年、あの当時から株価は倍になりました。富裕層の方の資産は倍になりましたが、私たち生活者の資産は倍になっていません。豊かな方々が潤ったそのお零れが生活者に来るというようなトリクルダウン式の景気回復ではなく、消費税5%にすることで、私たちの生活の応援を行い、私たち個人消費から景気回復を目指してゆく。

 同時に必要なのが、社会保障の安心です。年金の安心、医療介護の安心、教育の平等、こういった安心ができてこそ私たちは消費をしていくのだと思います。トリクルダウンの景気回復ではなくボトムアップの景気回復を目指します」

 続いて登壇した立憲民主党の枝野幸男代表は、今の政治を変えるために活動されてきた皆さんに、ご心配をおかけし、その皆さんにお詫びと御礼を申し上げるために、東京での第一声は東京8区にしたと語り、興味深い切り口で、政権批判を行いました。

 それは官邸の危機管理能力という切り口です。

 枝野代表が2011年1月に官房長官に就任したとき、自民党政権から引き継ぎのあった注意事項の中に、国家の危機管理体制があったというのです。

 総理と官房長官が国家の危機管理の司令塔になるので、総理が東京を空けるときには、官房長官が、官房長官が東京を空けるときには、総理が東京にいるようにしてください、という引継ぎだったといいます。東日本大震災の前だったといいます。

 19日の朝10時に、北朝鮮から、2発の弾道ミサイルが日本海に向けて発射されました。

 このとき、岸田文雄総理は福島で第一声を行い、松野博一官房長官は、選挙区の千葉にいました。

 これを踏まえて枝野代表は、こう批判しました。

 「ミサイルが飛んだとき、危機管理を担うべき2人が2人とも東京にいない。いつから、長年積み重ねられてきた慣習を壊したんですか。その壊した慣習、安倍さんは無茶苦茶だからなあ、安倍さんのときからです。結局悪い慣習は引継ぎ、何も変わらない、危機管理に対する意識が足りないということを露呈したんじゃないでしょうか。

 加えて申し上げると、北朝鮮からミサイルが飛んだら、安全保障の会議を招集することになっているんですよ。一刻も早く東京へ戻るべきでしょう。福島駅で、ミサイルについて記者の皆さんに答えた後、東北新幹線に乗って総理は北に向かったそうです。仙台まで行って、仙台を遊説してからのんびりと東京に向かわれたそうです。どういう危機感の意識なんでしょうか。

 この危機意識の欠如が、コロナ対策の中でも、多くの皆さんの命を、暮らしを脅かしてきたんじゃないでしょうか」

 まさに、安倍晋三政権から、国民などそっちのけで、自分ファースト、自民党ファースト、利権ファーストが、当たり前になってきた構造が、岸田政権にも引き継がれていることが明確になりました。

■<IWJ取材報告5>立憲民主党 街頭演説会「#立憲大作戦2021 in 新橋」「所得の再分配なくして、日本の経済成長なし! 老後・子育て・雇用の安心なくして日本の経済成長なし!」「私たちには不況30年を立て直すビジョンがある!」「超大企業だけが優遇税制を受けている!」―弁士:枝野幸男代表

 昨日、18時過ぎから、JR新橋駅SL広場前で、立憲民主党の街頭演説会の最後に、枝野幸男代表が登壇しました。

 冒頭、枝野代表は、自民党のコロナ対策を検査不足、水際対策の失敗として次のように批判しました。

 「この2年近くのコロナ対策、本当にこれでいいんでしょうか。この先進国のはずの日本で、東京で、医療を受けられず、自宅で放置され命を落とした人がいます。十分な、いや、ろくな支援を受けられずに、ご商売を畳んだ人がたくさんいます。仕事を失って明日の食べ物にも住むところにも困った人がたくさん出ました。やむを得なかったことなんでしょうか。そんなことはありません。

 私たちは具体的にやらなければならないことを国会で提案し続けてきました。PCR検査を増やせという法案を去年の春に出しています。今頃になってようやく検査と言い出しましたが、その検査の中心は抗原検査です。抗原検査は症状が出始めた人がコロナなのか風邪なのか、見分けるには役に立ちます。

 しかし、症状がない方からも人にうつってしまう。症状のないコロナの患者を見つけ出すのは、PCR検査を飛躍的に増やすしかないんです。世界の常識です」

 「私たちは、このコロナ対策、自信をもってやらなければならないことを先手先手で提案し続けてきました。まだ6波のリスクがある。傷んでしまった生活を立て直すにはここからが正念場だ。コロナ対策を変えよう」

 そして、コロナ禍をより深刻にさせた、本質的な日本経済の問題に言及しました。

 「コロナの前から日本の経済と社会は傷んでいました。アベノミクスで株価は上がりました。ほとんどの国民はアベノミクスの恩恵なんか受けていません。良くなったのは株価です。一部の大企業だけです。一部の大企業だって、従業員の非正規を正規にして安定させたのか、賃金を儲かった分だけ上げたのか、内部留保をため込んだだけです。そんな中で働いている皆さんの実質賃金は下がっています」

 「経済の総合成績は株価じゃありません。実質経済成長率です。自民党は野党の批判ばかりしています。民主党政権を悪夢と呼びました。民主党政権3年3か月の実質経済成長率よりも、安倍政権のコロナ前の実質経済成長率の方が低いんですよ。これが客観的事実です。安倍政権は、悪夢と呼んだ民主党政権よりも経済を成長させることができなかった。それは地獄じゃないか」

 「悪夢」と民主党をののしる自民党の長期政権の間は、多くの国民にとって、夢ではなく、本物の「地獄」だったではないか、という反論は、データの裏付けがあり、説得力があります。

 この後、枝野代表は、岸田文雄政権も継承しているアベノミクスに代わる具体的な経済政策を次のようにまとめています。

 「所得の再分配なくして、日本の経済成長はありません、老後・子育て・雇用の安心なくして、日本の経済成長はありえません。もうバブルが弾けてから30年近く、答えは出ているんです。この間、輸出産業は平均すると、4、5%成長しているんです。しかし、輸出産業は日本の経済の2割も占めていません。

 日本の経済の半分以上、6割近くは、個人消費です。これがずっと悪いから日本経済は低迷しているんです。なぜ、国内が売れないんですか。買う側に金がなければ、どんなにいい商品・サービスを売り出しても、売れるはずがないじゃないですか」

■<IWJ取材報告6>「今回の衆院選は税制・財政のあり方が大きな争点」と宇都宮健児氏が指摘! 大企業、富裕層への増税を訴える野党と言葉を濁す自民の差が浮き彫りに!~10.18税財政に関する政党アンケート回答内容等についての記者会見

 10月18日、「公正な税制を求める市民連絡会」が、東京都千代田区の衆議院第一議員会館で記者会見を行いました。

 同会は、今回の衆議院議員選挙に際し、各政党に対して税制・財政に関するするアンケート調査を実施しました。アンケート調査は10月5日から10月14日までの期間に行われました。

 各党からの回答では、格差の問題については「大企業、富裕層への増税と低所得者層への対策を行う」と答えた立憲民主、共産、社民、れいわに対し、自民は「経済社会の構造変化をとらえながら、経済成長の実現と再分配機能の回復を図る」と、抽象的な表現にとどめています。

 また、財政赤字については、すべての野党が「基礎的財政収支(プライマリーバランス)を2025年度までに黒字化させる方針を抜本的に見直し、歳出・歳入にわたる長期的計画を立てるべき」と答えたのに対し、自民は「プライマリーバランス2025年度までに黒字化する方針を維持」と答えました。

 共同代表の宇都宮健児弁護士は「コロナ渦で大規模な財政出動が行われた。この間、貧困や格差が拡大しているので、財政を裏付ける財源をどうするのか、貧困や格差の是正をどうするのか、ということが大きなテーマになっている」と述べ、「今回の衆議院選挙ほど、税制のあり方、財政のあり方をどうするかが大きな争点になった選挙は、初めてなのではないか」と指摘しました。

 アンケートに対しては、自由民主党、立憲民主党、日本共産党、国民民主党、日本維新の会、れいわ新選組、社会民主党がそれぞれ回答しましたが、今回が4回目となる調査に対して、公明党は一度も回答を寄せていません。

 詳しくはぜひ、以下の記事を御覧ください。各政党への質問の詳細と回答をまとめた一覧も掲載しました。

※大企業、富裕層への増税を訴える野党と言葉を濁す自民の差が浮き彫りに!「今回の衆院選は税制・財政のあり方が大きな争点」と宇都宮健児氏が指摘!~10.18税財政に関する政党アンケート回答内容等についての記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497651

■<IWJ取材報告7>共産・小池氏が岸田政権の「正体」を喝破!「たった3日間の国会で、岸田政権は安倍さん、菅さんがやってきたことと同じだということがハッキリした。転換するためには『政権交代』が必要だ!!」~10.18日本共産党小池晃書記局長街頭演説

 10月18日午後11時30分頃より、東京・自由が丘駅前にて、立憲民主党前衆議院議員・手塚よしお氏の街頭演説が行われました。日本共産党・小池晃書記局長が応援弁士としてマイクを握りました。

 手塚よしお氏は、「今回のこの総選挙にいたる過程、本当にいろんなことがありましたし、平坦な道ではありませんでした」と述べ、次のように野党共闘の大変さと重要性について訴えました。

 「それぞれが志を持って、我こそはという各党候補者をそろえる中で、一本化していく作業というのは、本当に、厳しいものがありましたけれども、それぞれが、同じ野党で闘うことに対するリスペクトを持って…。

 とにかく、自民党と公明党は20年以上ですよ。一糸乱れず、289の小選挙区で全部一本化してやっていくんですから。それは、野党も束になって、かかっていかなければならない。それぐらい、第2次安倍政権、そして菅政権、岸田さんはまだ2週間ぐらいですが…。

 これまでの政治っていうのは、ひどいものだったのではないですか? 実質賃金はまったく上がっていません。政権からは腐臭がプンプン漂います」

 小池書記局長は、次のように政権交代を訴えました。

 「明日から、総選挙が始まります。世論調査の結果が色々出ていますが、私が一番注目したのは、共同通信の調査によれば、『安倍・菅路線』を転換したほうがいいと考えている人が68%だと圧倒的に、やっぱり『この政治は変えなくてはいけない』、そういう声が広がっている。(中略)

 でも、岸田政権、どうですか? たった3日間の国会だったけれども、やっぱり、安倍さん、菅さんがやってきたこととおんなじじゃないか、ということがハッキリしてきたと思います。

 じゃあ、(これを)転換するために何が必要か? 政権交代が必要ではないでしょうか!!」

 手塚氏の街頭演説、ならびに小池書記局長の応援演説は、ぜひ全編動画をご視聴ください。

※「たった3日間の国会で、岸田政権は安倍さん、菅さんがやってきたことと同じだということがハッキリした。転換するためには『政権交代』が必要だ!!」~10.18日本共産党小池晃書記局長街頭演説
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497648

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、尾内達也、渡会裕、浜本信貴、千浦僚、中村尚貴、富樫航)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/
公式ツイッターアカウント 【 https://twitter.com/iwakami_staff