日刊IWJガイド・非会員版「『新しい資本主義』とはアベノミクスの継承のこと! 岸田総理の所信表明演説で明らかになった『何も変わらない』自民党政治!」2021.10.11号~No.3315号


┏━━【目次】━━━━━
■はじめに~岸田総理の所信表明演説で明らかになった「何も変わらない」自民党政治! 「新しい資本主義」とはアベノミクスのことだった! 岸田氏が6月に立ち上げた「新たな資本主義を創る議員連盟」の最高顧問は安倍前総理と麻生副総裁! 甘利幹事長ももれなく参加! 相も変わらずの顔ぶれ!

■10月ももう3分の1が終わりました! 9月のご寄付・カンパは月間目標額の56%にとどまり、185万円以上も不足に! 今期8月、9月の月間目標額の不足分は合計272万3500円に! 10月のご寄付・カンパも7日間で月間目標額420万円の4.5%にとどまっています! 第12期が8月から始まって、現在までの不足額は401万3千100円です! どうか経済危機のIWJに皆さまの緊急のご支援をお願いいたします!

■【中継番組表】

■<インタビュー報告>「<衆院選にむけての緊急インタビュー2!>闇政治資金パーティーを開き、甘利明幹事長を講師に招いた元安倍晋三総理補佐官の薗浦(そのうら)健太郎氏を東京地検に告発!「秘密クラブ」の存在も暴露!! 岩上安身による神戸学院大学 上脇博之氏インタビュー」を生中継しました!明日も続編を行います!!

■<インタビュー告知>昨夜に続き、「<衆院選にむけての緊急インタビュー2!>元安倍総理補佐官、甘利明幹事長も「お世話」になった! 自民党の御用達「政官財」癒着のための「出会い」系、マッチングビジネス! 月額10万円の会員制秘密クラブで都合のいい関係を結べる! 闇政治資金パーティーを開き、甘利明幹事長を講師に招いた元安倍晋三総理補佐官の薗浦(そのうら)健太郎氏を東京地検に告発!「秘密クラブ」の存在も暴露!! 岩上安身による神戸学院大学 上脇博之氏インタビュー」の後編をお送りします!

■出入国在留管理庁(入管庁)からの回答が届きました! 事実上のゼロ回答! しかし業務の民間委託が進んでいる実態が明らかに!
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■はじめに~岸田総理の所信表明演説で明らかになった「何も変わらない」自民党政治! 「新しい資本主義」とはアベノミクスのことだった! 岸田氏が6月に立ち上げた「新たな資本主義を創る議員連盟」の最高顧問は安倍前総理と麻生副総裁! 甘利幹事長ももれなく参加! 相も変わらずの顔ぶれ!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 先週金曜日8日、岸田文雄総理は衆議院本会議で、総理就任の所信表明演説を行いました。

 岸田総理はコロナ禍という国難に対し、速やかな経済対策を策定した上で、「新しい資本主義を目指す」と述べ、国民の信頼と共感を得るために、国民との丁寧な対話を大切にすると表明しました。

 「多様性が尊重される社会を目指す」と語った岸田総理は、「東日本大震災の時に発揮された日本社会の絆の強さ」を呼び起こすと訴えました。

※第二百五回国会における岸田内閣総理大臣所信表明演説(首相官邸、2021年10月8日)
https://www.kantei.go.jp/jp/100_kishida/statement/2021/1008shoshinhyomei.html

 岸田総理は重要政策として、新型コロナ対応、経済政策、外交安全保障政策の3つをあげ、さらに憲法改正について、それぞれの考えを説明しました。

 中でも最も多くの時間を割いたのは、経済政策についてでした。しかしその内容には多くの批判が集まっています。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■10月ももう3分の1が終わりました! 9月のご寄付・カンパは月間目標額の56%にとどまり、185万円以上も不足に! 今期8月、9月の月間目標額の不足分は合計272万3500円に! 10月のご寄付・カンパも7日間で月間目標額420万円の4.5%にとどまっています! 第12期が8月から始まって、現在までの不足額は401万3千100円です! どうか経済危機のIWJに皆さまの緊急のご支援をお願いいたします!

 9月のご寄付・カンパの集計が確定しましたので、ご報告させていただきます。

 9月のご寄付・カンパは、223件で、234万7400円でした。ご寄付・カンパいただいた皆さま、本当にありがとうございます。

 しかしながらこの金額は、今期の新たな月間目標金額である420万円の56%にとどまり、9月は185万2600円の不足となりました。

 IWJでは、今期第12期の年間の予算の見通しを立てさせていただきました。その上で、今期の会費収入は、7月時点で前期より10%の減少と予想し(第11期実績、6200万円、第12期予想6000万円)、ご寄付・カンパの目標額を月額420万円(年間5040万円)とさせていただきました。前期の目標額は月間450万円でしたから、さらに緊縮して30万円下げております。

 それでも、コロナ禍の続く現状を見ていると、会費・ご寄付・カンパ等の収入は、予測を下回ってしまうかもしれません。何とぞ、皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。

 10月は1日から7日までに、17件、18万6900円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます。

 しかしこの金額も、今月の月間目標額420万円の4.5%にとどまっています。第1週のこのペースが続くとすると、月間目標額の18%にしか届かないことになります。そうなったら、IWJは壊滅的な打撃を受けます。

 今期第12期は、3ヶ月目に入ったばかりですが、すでに8月は87万900円、9月は185万2600円、合計272万3500円の不足となっています。

 今月の目標額420万円に、8月と9月の不足分272万3500円をあわせた692万3500円に対して、今月のご寄付・カンパはまだ2.7%にとどまっています。

 IWJは、赤字でキャッシュフローの足りなかった8月を乗り切るため、100万円を岩上安身から借り入れました。すでにお伝えしている通り、IWJは、岩上安身に前期だけで993万5000円借り入れており、今回の100万円とあわせて1093万円を借り入れてしまっています。

 個人が1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。第12期のスタートにあたって、岩上安身は前期も途中から無報酬で働いておりましたが、今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。これ以上、会社が岩上安身に頼るのは苦しい状況です。

 どうか皆さまのお力で、IWJをお支えください!

 コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています!

 IWJも例にもれず、前期の第11期に、突然のコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、残念なことですが、会員数が大幅に減少してしまいました。

 9月30日時点の会員総数は3526人で前月同日比で63人減、前年同日比で810人も減少してしまいました。退会された皆様からは、「経済的に苦しくなったのですみません」等々のメールをいただいており、我々も胸を痛めております。

 しかし、会員減少は、IWJの運営基盤が崩れてゆくような事態です。どうぞ、IWJを、ご友人、知人にご紹介いただき、会員になっていただけるよう、お声がけしていただいたり、SNSでIWJの存在や経営が厳しいことなどを拡散してください。よろしくお願いいたします。

 会費とご寄付・カンパがIWJを支える収入の2本柱ですので、会員の減少は即、会費の減少につながり、ご寄付への依存度がどうしても上がってしまうことになります。

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

 しかし、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも縛られず、忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です。

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます。

 その会費と、月々、皆さまからお寄せいただく、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのためになる真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 自民党総裁選が終わり、蓋を開けてみれば、結局は、安倍・菅政権を継承する岸田文雄氏が新総裁に選ばれ、麻生氏が副総裁、甘利氏が幹事長、高市氏が政調会長と、連日「何も変わらない・変えさせない」人事が報じられています。

 それでも、このあとには衆議院選挙を控えており、その際には、報道と言論の力によって日本を変え、破滅的な戦争への道からまぬがれることはできるはずだと我々は信じています。またそうならなければ、日本は本当に滅んでしまいます。

 現在、政府・与党は、このコロナ禍のただ中にもかかわらず、日本列島を中国のミサイルを吸収する「ミサイルホイホイ」にするという米軍戦略に追随し、自滅行為とも言える中距離ミサイル配備の準備を進めています。

※米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に「オフショア・バランシング」の問題点を指摘!! ついに現実に!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458384

 政調会長のポストを得た高市氏は、総裁選中、中国に対し「電磁パルスで敵基地を無力化」などというトンデモ発言をしていましたが、問題発言はそれだけではありません。高市氏は、中距離ミサイルの配備は「絶対です」とまで公言していました。

※自民党総裁候補・高市早苗氏の「核爆発による電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者にきく!(その3) 元防衛省キャリアで元内閣官房副長官補の柳澤協二氏は「漫画の読みすぎなのかもしれない。もっと現実の政策にもとづく議論をすべき」と回答!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496610

※2021.9.24 【ハイライト・電磁パルス編】岩上安身による日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=ffeJkwXsX28&t=107s

※コロナ「冬の第6波」に向けて日本はコロナとどう向き合うのか~オリパラ強行開催が残した課題と感染症に強い社会づくりへ向けた新しい政治 ~岩上安身によるインタビュー 第1053回 ゲスト 日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師 【電磁パルス編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496626

 安倍・菅政権の路線をそのまま継承することになるであろう岸田政権は、いよいよ改憲発議に着手する可能性があります。岸田新総裁もまた、緊急事態条項を憲法に導入する安倍改憲の支持者です。

 岸田文雄氏は、かつてはリベラル色が強かった宏池会出身です。が、2012年の第2次安倍内閣成立以降、右傾化がはなはだしかった安倍・菅政権の約10年の間ずっとその内部で支えてきた人物でもあります。悪く言えば、信念のない、良く言えば、順応性の高い人物であるといえるでしょう。

 急に新総裁になって目がさめて、宏池会の伝統のハト派に戻りましたあー! などということは、まずありません。

 改憲による緊急事態条項の導入も、実現すれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。

 もし、次の衆議院選挙で改憲勢力を勝たせるような投票行動を国民がすれば、危険な緊急事態条項が憲法に組み込まれてしまいます。

※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703

※国民投票法「改悪」案、5月6日にも衆院採決か!?  国民投票法の次はナチスばりの緊急事態条項を含む自民党改憲へなだれ込むリスクが! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!~岩上安身によるインタビュー 第1040回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491635

※憲法記念日に安倍総理が櫻井よしこ氏らが主催する「5.3憲法フォーラム」に送ったビデオメッセージをIWJが全文文字おこし!コロナ禍に乗じて「緊急事態条項を議論すべき」との「偽論」に要注意! 2020.5.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/473790

※総理会見で岩上安身が直撃質問!「報道、言論の自由は担保されるのか?」「非常事態宣言で国民を慣らし、改憲で緊急事態条項を導入!?」安倍総理は「安倍独裁」を否定せず「国民が選ぶこと」と回答!! 2020.3.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469996

※世界の「緊急事態条項」を検証!自民党改憲草案の「異常性」に迫る~岩上安身によるインタビュー 第612回 ゲスト 早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏 2016.2.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/287146

 自民党は、中国、北朝鮮など「仮想敵国」に対する態度に硬軟はあるものの、岸田氏も含め、日米安保を外交方針の基軸としたまま、米国任せ、「思考停止」している点では共通しています。自民党が「日本を戦争できる国にする」ために改憲を進めるのも、米国の意向に沿っているからです。

 ここで、日本人全員が気づかなくてはいけないのは、日本がいつまで米国の庇護を当てにしていられるのか、という問題です。中国との戦争の戦端を切ったあと、米軍が日本を守るために大きな犠牲を払って中国と戦ってくれると本気で思っているのですか? という問いです。

 8月に米軍が20年間に及んだアフガニスタン戦争を終え、全軍を撤退させました。米軍は、9.11の報復として、アルカイダを匿っているという理由でアフガンにミサイルの雨を降らせて侵攻し、次に「大量破壊兵器」を持っていると虚偽の言いがかりをつけて、イラクをまるごと破壊しました。

 その結果はどうなったでしょうか?

 米軍がアフガニスタンで20年も侵略戦争を行い、あげく樹立した親米傀儡政権を無責任にも「もはや米国の国益ではない」と損切り。米軍と20年間戦ってきたタリバンは、あっという間に支配地域をほぼ全土に拡大し、首都カブールに無血入城を果たしました。

※米軍が撤退を進めるアフガニスタンでタリバンが首都カブールを奪還、アフガニスタン政府・ガニ大統領はタジキスタンへ出国、ガニ政権は事実上崩壊!ハートランドである「アフガニスタンを攻略しようと侵攻した帝国はことごとく滅び去った。大英帝国しかり、ソ連しかり、そして米帝国しかり。帝国の墓場で米国は自国の覇権の墓穴を掘った」と岩上安身はツイート!(日刊IWJガイド、2021.8.16号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49267#idx-5

※米軍撤退開始とともに決まっていたも同然だったカブール陥落! アフガン脱出を急ぐ米大使館! アフガン人ジャーナリストは「米国に裏切られた」と米メディアに寄稿! 米国と米軍を信じた者たちを、あっさりと見捨てて去った! 取り残された者たちに身の保証はない! 日米同盟も同じ!(日刊IWJガイド、2021.8.17号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49278#idx-3

※タリバンによる首都カブールへの「無血入城」と大統領府掌握は、米国から中国への覇権の一部の「譲渡」!? 7月末に天津で開かれた米中外交対談、続けてその直後に中国とタリバン代表団が会談をもったその内容と意味は?(日刊IWJガイド、2021.8.17号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49278#idx-4

※バイデン米大統領が「米国の利益でない内戦を戦わない」と表明、同盟国から疑念噴出! 動揺が広がる! 「NATO、日本、韓国、台湾とは根本的な違い」と火消しに! 産経ワシントン客員特派員で在米右派ジャーナリストの古森義久氏ですらも、「米国は防衛を誓った相手国、同盟パートナーであっても、国内世論や国際情勢が変わればその誓約を一変させる」と指摘! 対米追従一辺倒の戦後右翼・保守はどうする!?(日刊IWJガイド、2021.8.23号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49311#idx-4

 呆れるのは他国を侵略しておいて、コストが見あわないとか、米軍兵士の犠牲が多いなどと判断した時の、米軍・米国の薄情さ、逃げ足の速さです。

 こんな米軍が、日米安保にもとづき、自分たちをいざという時に守ってくれるだろう、などと信じている方が、さすがにどうかしていると言わざるをえません。彼らは、いざという時には守ってくれず、逃げ出す連中なのだ、ということが誰の目にも明らかになったはずです。

 誰の目にも、と書きましたが、我が日本では、まだ多くの人が目を覚ましていません。まだまだ国民の多くは、目を覚まさず、「日米安保」という「御神体」を拝んで、「日米安保基軸」とマントラを唱え続けているのが現状です。

 こうした日米安保カルトの洗脳が解けるには、まだ相当な時間と一定の「ショック」が必要なのかもしれません。しかし、その「ショック」が、愚かな戦争と再度の徹底した敗戦なのだとしたら、あまりに犠牲が大き過ぎます。

※対コロナ戦争の敗北を否認するばかりの菅政権!繰り返し現れる「無責任の体系」、日本は崩壊する米帝国への従属を続け「敗戦準備」を加速するのか!?~8.25岩上安身によるインタビュー 第1049回 ゲスト 京都精華大学国際文化学部講師 白井聡氏 2021.8.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495539

 今年の衆議院選挙は、与党を中心とした属米改憲勢力を落選させ、最低限、衆議院の議席の3分の2以下にまで減らして、改憲発議ができないようにしなければいけません。

 そうでないと、改憲による緊急事態条項導入が即座に現実のものとなってしまいます。そして本当に頭のネジが何本か外れた対米依存症の政治家と、米国の言うことを追認するだけの官僚、今ですら「忖度」ばかりの御用メディアが、さらに「大本営発表」のプロパガンダ一色にしてしまって、しなくてもいい戦争をしてしまい、地獄を見ることが現実のものとなってしまう可能性があります。

 今年秋の総選挙は、日本という国の生存、存続がかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれないのです。

 属米改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、IWJの存続ももちろん不可能になると思います。

 一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、自らスポンサーとなった東京五輪を巡る報道や、民放連が自主規制なしに改憲CMを受け入れると開き直っている姿勢を見れば一目瞭然です。

※テレビは民主主義の味方ではなくなった! 民放連が衆院憲法審査会で、「国民投票運動の放送対応の検討作業はこれで一区切り」と表明! テレビCMの量的な自主規制なしに改憲が発議されれば、緊急事態条項創設へまっしぐら!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/448846

 先述した通り、高市早苗氏の、テレビ生放送中の重大な問題発言も、ほとんどのマスメディアが、「問題視」せず、ベタ記事程度ですませています。会見などで質問し、問題視し続けているのはいまだにIWJだけ、というのが、この国の報道・言論の鈍感さ・思考放棄・事なかれ主義のあらわれなのです。

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496407

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496442

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その1)石破茂氏は「核爆発を伴うものであり、NPT体制と不整合」と述べる!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496596

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その2)岸田文雄氏は「核保有、これはまったく、するべきではない、私は絶対に我が国は核兵器をもつべきではない」と回答!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496601

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その3) 柳澤協二氏は「アメリカはまったくそんなことを考えていない。もっと現実の政策にもとづく議論をすべき」と回答!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496610

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。

 決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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◆中継番組表◆

**2021.10.11 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】10:00~「『日本大学背任疑惑』野党合同ヒアリング ―内容:日本大学医学部付属病院の建設工事をめぐり、日大理事や医療法人前理事長が、背任容疑で東京地検特捜部に逮捕された事件について、文部科学省、法務省、厚生労働省より」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 「日本大学背任疑惑」野党合同ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた野党合同ヒアリング関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%87%8e%e5%85%9a%e5%90%88%e5%90%8c%e3%83%92%e3%82%a2%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0
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【IWJ・Ch6】16:30~「日本共産党・志位委員長総選挙政策発表会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 日本共産党・志位委員長による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた日本共産党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%85%b1%e7%94%a3%e5%85%9a
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【IWJ_Youtube Live】18:30~「闇政治パーティーを開き、甘利明幹事長を講師に招いた元安倍晋三総理補佐官の薗浦(そのうら)健太郎氏を東京地検に告発! 岩上安身による神戸学院大学教授 上脇博之氏インタビュー(後半)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 岩上安身による神戸学院大学教授 上脇博之氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた上脇博之氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kamiwaki-hiroshi

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◆中継番組表2◆

**2021.10.12 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 1012・IWJ_YouTube Live】20:00~「民主党・維新の党統一会派 内閣口利き疑惑追求チームによるゼネラルユニオン・国交省・URからのヒアリング」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2016年2月に収録した、民主党・維新の党統一会派によるヒアリングを再配信します。これまでIWJが報じてきた甘利明氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%94%98%e5%88%a9%e6%98%8e

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/286677

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

難民不認定翌日に強制送還されたスリランカ人男性が「裁判を受ける権利」侵害を訴え、東京高裁が違憲と判決、確定!「そもそも出入国管理法・制度に問題がある!」~10・6第33回 難民問題に関する議員懇談会 総会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497172

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■<インタビュー報告>「<衆院選にむけての緊急インタビュー2!>闇政治資金パーティーを開き、甘利明幹事長を講師に招いた元安倍晋三総理補佐官の薗浦(そのうら)健太郎氏を東京地検に告発!「秘密クラブ」の存在も暴露!! 岩上安身による神戸学院大学 上脇博之氏インタビュー」を生中継しました!明日も続編を行います!!

 10月10日、夜6時半から、岩上安身による神戸学院大学教授・上脇博之氏へのオンラインインタビューを生中継しました。

 上脇教授のご専門は憲法学ですが、いくつかの告発をやってきたことで、刑法にもだいぶ詳しくなったとのことです。

岩上「今回の衆院選は、改憲勢力が3分の2をとってしまえば、確実に改憲されてしまうという中で、『あっせん利得疑惑の甘利氏が幹事長!? 自民党の新要職者の絶望的な顔ぶれ、衆院選の争点は「政治と金」』と」

上脇教授「憲法、国民生活、政治と金、いろいろな論点があって、みなさん大変ですけど、全部つながっているんですよね。お友達政治をやっていて、こんなことになっているんですから」

 新しくなった自民党役職者は、絶望的なラインナップです。憲法改正について「ナチスの手口を真似たらどうか」と言った麻生太郎氏が副総裁です。UR金銭授受問題をうやむやにしたままの甘利明氏が幹事長です。これはどうなんでしょうか。

上脇教授「党の資金を扱う重要なポストが幹事長、政治資金問題で逃げ回って説明責任をしない人(甘利氏)が幹事長ということは、岸田内閣は、安倍・菅内閣と全く変わらないということ」

岩上「選挙の金を配る実権を持っているのが幹事長ですよね。そこにこの人(甘利氏)」

 『東京新聞』(2021年9月5日)には、二階幹事長に10億円の「政策活動費」が入っていたと報じています。

上脇教授「自民党本部が自民党幹事長中心に、20人くらいに配っているんですね。政策活動費は、何に使ったかどこにも収支報告されていないんです。

 政治資金規正法の穴になっているんですね。僕らは報告義務があるという立場だけれど、特捜部はそういう立場ではなくて、『使途不明金』なんですよね」

岩上「20人ってどんな人たちですか?」

上脇教授「衆議院選挙があれば選挙関係の担当者とか。でもそういう人は二階さんに比べると大したことはないです。幹事長がずば抜けて大きな金額を受け取っている。

 かつてはもっと多くの国会議員に、平たく配っていたんですよ。80億円くらいとか。今は幹事長を中心に濃淡つけて配っています」

岩上「みんな濃淡つけられたくないから、幹事長に権力が集まってしまう」

上脇教授「中選挙区時代の自民党と小選挙区時代の自民とはまったく別ですね」

 幹事長が圧倒的な資金を握っているため、総裁選もまったく中選挙区時代とは変わってしまったと上脇教授が言います。

岩上「中選挙区時代は、派閥の長が力を持っていて。それが小選挙区になったら、幹事長が党の金を全部握ってしまった」

上脇教授「今回の総裁選でどのくらい資金が動いたか情報がないけれども動いていても不思議ではないと思いますね。

 政党交付金は幹事長だけではなく、総裁も強く関与していますね。

 自民党は、政党交付金と政策活動費を悪賢く分けています。

 政策活動費は『その他』の企業献金などからと、帳簿上はなっています。しかし、実際にはお金に色はついていないですから。帳簿上だけ。実質は税金ですよ」

岩上「政策活動費や官房機密費などは法を変えて、ちゃんと明細を出させないといけませんね」

上脇教授「そのとおりです。今の自民党にはできないでしょうね。野党に期待するしかないでしょう。野党は是非、法律改正まで提案して、自民党とは違うというところを示していかないと」

 岩上が、岸田新内閣についてどう思うか質問しました。

上脇教授「麻生さんは財務大臣を辞めたけど、後任は麻生さんの親戚ですよ、麻生さんがいるのと変わらない。森友などの財務省問題が動かないでしょう。

 顔ぶれは変わってもバックが誰かと見ていくと、安倍政権から変わっていない」

岩上「領収書も何もいらないということになれば、また広島(河井案里氏)のようなことになるのでは?」

上脇教授「その通り。まあ、広島は溝手さんも出て、自民党候補が2人。普段の10倍くらいのお金が動いて目立ったから(表面化した)。

 岸田内閣がこのような顔ぶれになったのは、実質的な人材不足の表れではないかと思います。あれだけ議員がいても、こんな人たちがトップになるということは。誰かの思惑で人事が動いているということではないでしょうか」

 甘利明新幹事長のUR金銭授受問題は今でもまだ不透明なままです。上脇教授は、2016年に事件が判明した当時、「あっせん利得」で甘利氏を告発しています。

上脇「(告発したけれども)検察が不起訴にしてしまった。『不起訴不当』も出たんですがが、どうもバックに安倍(晋三)さんの影響のあるところから話がいって、不起訴になったのではないかなという疑いもあります。官僚が関わったという話もあります。

 検察がもはや政権にとってマイナスなこと(捜査)をしなくなったという、疑惑を持っていますが、その発端になった事件です」

岩上「民主主義にとって非常に危険ですね」

上脇「河井さんの事件も、甘利さんの事件も刑法上の問題がありますが、それ以外にも説明責任があります。自民党もそういう候補を公認しているのですから、ちゃんと説明させるべきです」

 甘利氏はまだ別の政治資金規正法違反関係の疑惑も出ています。安倍晋三総理補佐官だった薗浦健太郎議員が2019年4月3日に政治資金パーティーを開催。

 このパーティーに、甘利氏が講師として招かれていたと『しんぶん赤旗』(日曜版、2021年10月10日)がスクープしました。甘利氏はいわば闇パーティーの広告塔役をやっていたのです。
 
上脇教授「ここでまた甘利さんに講演させていたというのがすごいですよね。類は友を呼ぶじゃないけれども、そういう人たちの思惑の中で利害が一致して、そういう関係が出来上がってしまうんでしょうね」

 薗浦議員の政治資金管理団体「新時代政経研究会」は、このパーティーの収支を記載していませんでした。つまり、「闇パーティー」だったのです。

 薗浦議員は、読売新聞に入社し、政治部で首相官邸担当、麻生太郎氏の政策秘書、そして安倍晋三内閣総理大臣補佐官を務めた経歴があります。まさに「権力の嗅覚にすぐれた人物」(岩上)というべきです。

 上脇教授は、まず、薗浦議員と会計担当者を、政治資金パーティーの収支を記載しなかったため、「政治資金収支報告書に虚偽の記入」(政治資金規正法第25条第1項2号・3号に違反、または第27条第2項)をしたとして告発しました。

 薗浦議員には、「専任及び監督について相当の注意を怠った」(政治資金規正法第25条2項)として、会計責任者の監督責任も問われています。

 この告発が適正であれば、薗浦議員は「5年以下の禁錮または100万円以下の罰金」が科せられます。

 また、上脇教授は「闇パーティー」の案内状を出すなどその運営に深く関わった「ライズ・ジャパン」(仲井力)もあわせて告発しました。

 「ライズ・ジャパン」は、1年あたりの寄附の上限750万円(政治資金規正法第26条第1号)を超えた825万円を、2018年に薗浦氏ほかに寄附を行っていたからです。この825万円という金額は、確認できた金額だけで、実際にはもっと多くの金額に上るかもしれないと、上脇教授は述べています。

 しかし、薗浦議員とライズ・ジャパンの問題は、これだけには止まりません。じつは、ライズ・ジャパンは、こうした「闇パーティー」を手広く手がけていたのです。上脇教授は「この問題を追求していくと、芋づる式にいろんな政治家の関与がわかる可能性がある」と指摘しました。

 ライズ・ジャパンは、「志有会」という企業経営者の月額10万円の会費をとる「高級秘密クラブ」を運営しています。「志有会」は「秘密の勉強会」を開催し、国会議員・有力政治家や事務次官級の高級官僚が講師として招かれてきました。勉強会の参加費は、月会費とは別に、都度、1万円から2万円程度必要です。 

上脇教授「ライズ・ジャパンは、『志有会』を介して大臣級の政治家と企業を引き合わせる、高級官僚と企業を引き合わせるんです」

岩上「癒着の『出会い系』ですね?」 

上脇教授「そうです、政官財の癒着の構図を作っているんです」

 政治資金パーティーや勉強会といいながら、その参加費(パーティー券代)は、1社あたり1枚ではなく、何枚もまとめて買うシステムになっています。したがって、参加費が1000人分あつまっても、その何分の一しか参加者はいませんから、パーティーは数百人程度の会場で開催されています。

上脇教授「これはいわば、政治献金になっているんです。パーティー券を5枚、10枚と買うでしょう。でも社長しか行かない。あとはいわば政治献金になっているんです」

岩上「上限が決まっている寄附だけではなく、パー券も実質的には献金になっているんですね。これ、何の規制もないっておかしいんじゃないですか」

上脇教授「そうなんですよね。でも、検察は動かないでしょうね」

 上脇教授は、告発状に書いていないことだが、といって以下の問題を指摘しました。

上脇教授「収入162万で、支出42万いくらか。そこに甘利さんの講演料は出てこないんですよ。個人として講演したなら、雑所得として確定申告しなきゃいけない。

 政治活動として、政治資金として受け取ったことになると『あっせん利得処罰法違反』にも関わってくる。

 しかし、講演料がいくらだったかわからない。それに払ったのはライズかもしれない。これは検察が捜査しないとわからないですよ。

 ただ、追及していけば、甘利さんに飛び火する可能性もあるということです」

岩上「ライズ社による案内作業への支払いもないですね。これ、ライズは無償奉仕なんでしょうか?

 ライズは作業したのに費用を受け取っていないということは、事実上その分の費用を寄附・献金したということになります。

 つまり、違法な企業献金に当たる可能性もあるんですね」

上脇「これも告発状には書かなかったんですよ。金額が分からないから。
 
 僕はこの事件を、薗浦議員の闇パーティーと、ライズの上限違反を結びつけて告発したので、一体として捜査して欲しいんですよ。

 そうすれば全体が見えてくる。薗浦議員のことは氷山の一角で、他の議員の問題が出てくるということもあるけれども。

 まずは、薗浦議員とライズ社の関係においても、まだ分からないことがたくさんあるので、もっと明らかにすべきことがある。

 まだわかっていない闇があるので、検察にはそこを捜査して欲しいんですよね」

 上脇教授の告発によって、徐々に薗浦議員の問題が明らかになってきました。いよいよここから「ライズ・ジャパン」が一体何者なのか、という問題に入っていきますが、今回インタビューは時間も押し迫り、ここまで。

 <次回>は本日、夜6時半からです。ぜひ日本の政官財の癒着構造に迫る、続編を御覧ください。

■<インタビュー告知>昨夜に続き、「<衆院選にむけての緊急インタビュー2!>元安倍総理補佐官、甘利明幹事長も「お世話」になった! 自民党の御用達「政官財」癒着のための「出会い」系、マッチングビジネス! 月額10万円の会員制秘密クラブで都合のいい関係を結べる! 闇政治資金パーティーを開き、甘利明幹事長を講師に招いた元安倍晋三総理補佐官の薗浦(そのうら)健太郎氏を東京地検に告発!「秘密クラブ」の存在も暴露!! 岩上安身による神戸学院大学 上脇博之氏インタビュー」の後編をお送りします!

 本日、夜6時半から、岩上安身による神戸学院大学教授・上脇博之氏へのオンラインインタビュー「<衆院選にむけての緊急インタビュー(2)!>闇政治資金パーティーを開き、甘利明幹事長を講師に招いた元安倍晋三総理補佐官の薗浦(そのうら)健太郎氏を東京地検に告発!「秘密クラブ」の存在も暴露!! 岩上安身による神戸学院大学 上脇博之氏インタビュー」の後編をお送りします。

 昨夜、10月10日に岩上安身による神戸学院大学教授・上脇博之氏へのオンラインインタビューをお送りしました。<衆院選にむけての緊急インタビュー!>シリーズの一環ですが、「政治とカネ」は、確実に今回の衆議院選挙の争点の1つになりそうです。

 上脇教授は、10日のインタビューで「憲法、国民生活、政治と金、いろいろな論点があって、みなさん大変ですけど、全部繋がっているんですよね。お友達政治をやっていて、こんなことになっているんですから」と述べました。10日のインタビューの内容は、本日この日刊の<インタビュー報告>でお読みください。

 いよいよ本日のインタビューでは、「ライズ・ジャパン」とは一体何者なのかという問題に入っていきます。有力政治家・高級官僚と企業経営者の「闇の出会い系の場」を提供する「志有会」、上脇先生が「ライズがつくり上げた新しいかたち」だと指摘する、政官財の癒着構造の秘密に迫ります。ぜひ、今夜も御覧ください。

 <衆院選にむけての緊急インタビュー!>シリーズは、その重要性に鑑みて、衆議院選挙が終わるまでフルオープンとします。第1弾は、元新潟県知事で、今回の衆議院選挙に新潟5区から出馬する予定の米山隆一氏をお迎えしました。米山氏は、岸田内閣の正体は「選挙対策のための臨時内閣」だと看破しました。こちらもあわせて御覧ください。

※無名閣僚が「異様」に多い岸田内閣の顔ぶれ。新大臣の選挙区を見ると、皆、野党候補との接戦区ばかり! 大臣の肩書は選挙のための箔付けか!? 新潟5区から出馬予定の米山隆一氏へ岩上安身によるインタビュー!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497264

■出入国在留管理庁(入管庁)からの回答が届きました! 事実上のゼロ回答! しかし業務の民間委託が進んでいる実態が明らかに!

 連日お伝えしている名古屋入管でのウィシュマさん死亡事件ですが、日刊IWJガイド10月6日号でお伝えしたように、入管庁に対して、IWJは次の3つの質問をぶつけてみました。

※ノーベル物理学賞をブリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎氏が受賞! 他方、ウィシュマ・サンダマリさんが入管で亡くなる直前の映像を遺族が確認! 「職員が食物を口に含ませ吐くの繰り返し」! 「上半身を支える力がなく吐くとバケツに頭が入ってしまう」! 亡くなる前日「甲高い声で『あー』と悲鳴」! IWJは記者会見を中継し、入管庁に直撃質問! 回答は木曜日以降に!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49567#idx-1

 1.何度名前を呼んでも反応がないとか「あー」という高い声の悲鳴を上げたとか、誰の眼にも明らかにウィシュマさんの命が危ない状況であるにも関わらず、入管が救急車を呼ばなかったのはなぜですか。

 2. 入管収容施設には民間警備会社が入っていますが、どこの警備会社が入っていて、全国の入管にどのくらい入っているのか、また、その民間警備会社の業務内容と権限はどうなっているのでしょうか。

 3. 「退去強制令書の発付を受けて仮放免された後,逃亡して仮放免を取り消されて手配中の者」の逃亡理由は何か。

 入管庁から回答が届きましたので、ご紹介します。

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それでは、本日も1日よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、城石裕幸、木原匡康、中村尚貴)

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