日刊IWJガイド・日曜非会員版「2018年の西日本豪雨を超える雨量を記録! 20日まで続く大雨とコロナが重なり避難所での感染拡大に懸念!東京都のコロナ新規感染者数は3度目の5千人台、大阪府は過去最多となる1828人! 国内初のラムダ株感染者は東京五輪関係者と判明!」2021.8.15号~No.3258号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~2018年の西日本豪雨を超える雨量を記録! 20日まで続く大雨と、コロナの広がりが重なり避難所での感染拡大に懸念! 今朝最新の情報をお知らせします!
■【中継番組表】
■東京都のコロナ新規感染者数は3度目の5千人台、大阪府は過去最多となる1828人! 国内初のラムダ株感染者は東京五輪関係者と判明! パラリンピックは中止を!
■<IWJ取材報告>「田村大臣は『中等症は原則入院』と明言したが、菅総理は入院制限発言を撤回を明確にはせず、閣内不一致状態」とのIWJ記者の質問に、西村大臣はどちらが正しいのかまったく答えず!~8.10西村康稔 新型コロナ対策担当大臣記者会見(後編)
■金メダルをかじった河村たかし名古屋市長、謝罪会見で後藤希友選手へのセクハラの認識を問われ「セクハラだと思った場合は言いません」、辞職を問われると「『ない』というと感じ悪いでしょう」と、どこまでもふてぶてしい回答! リコール署名偽造事件では大村秀章愛知県知事に「嘘を許さない」と批判され、盟友高須克弥院長は「いざという時に逃げる人」と絶交! 名古屋市民はなぜ河村氏を市長に選ぶのか!?(後編)
■<本日のタイムリー再配信>日本を破滅に導く「国家神道」とは!? 本日午後8時より、2016年11月収録「安倍総理はなぜ日本国憲法を忌み嫌うのか――『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏に岩上安身が訊く!『自民党改憲草案は「国家神道」の封印を一つ一つ解くものだ』~岩上安身によるインタビュー 第695回 ゲスト 山崎雅弘氏(前編)」を再配信します!
■<今週の新記事紹介>
■<今週の日刊IWJガイド振り返り>
■<今週のタイムリー再配信 振り返り>タイムリー再配信から2ヶ月間限定で一般会員様がご視聴いただけるコンテンツをご紹介します!
■今年8月1日に新たなスタートを切ったIWJの第12期、8月13日までのご寄付・カンパは暫定月額目標額の20%にとどまっています! 経済的にまだまだ険しい道のりが続くIWJに、どうかご支援をよろしくお願いいたします!
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■はじめに~2018年の西日本豪雨を超える雨量を記録! 20日まで続く大雨と、コロナの広がりが重なり避難所での感染拡大に懸念! 今朝最新の情報をお知らせします!

 おはようございます。IWJ編集部です。本日は日曜日につき、1週間の総集編版となります。

 西日本を中心に記録的大雨が続いています。2018年の西日本豪雨の雨量を超えた地域もあり、気象庁は最大級の警戒を呼び掛けています。

 総務省消防庁によると、福岡、佐賀、長崎、広島の4県23市町の65万1114世帯の142万2637人を対象に「緊急安全確保」(警戒レベル5)を発令。さらに22府県164市町村の188万7830世帯を対象に「避難指示」(警戒レベル4)が出されています。

※災害情報一覧(総務省消防庁)
https://www.fdma.go.jp/disaster/

※令和3年8月11日からの大雨による被害及び消防機関等の対応状況(第6報)(総務省消防庁、2021年8月14日)
https://www.fdma.go.jp/disaster/info/items/20210811ooame6.pdf

 降り始めからの総雨量が1000ミリを超えた佐賀県嬉野市のほか、長崎県雲仙市、富山県氷見市、岐阜県中津川市など、九州東海、北陸、中国地方を含む広範囲、46地点で観測史上最多の雨量を記録しました。

 前線は18日~20日頃まで停滞する見通しで、今週はどこで災害が起きてもおかしくない状況が続く恐れがあります。

※「記録的豪雨」土曜も線状降水帯による非常に激しい雨が続く恐れ 警戒いつまで(tenki.jp、2021年8月14日)
https://tenki.jp/forecaster/t_yoshida/2021/08/14/13657.html

※広島・島根で江の川氾濫 西日本豪雨超す雨量【動画】(中國新聞デジタル、2021年8月14日)
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=783582&comment_sub_id=0&category_id=256

 東京都によりますと、三鷹市を流れる野川は、大沢池上観測所で午前5時10分までに氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えました。東京都は氾濫の危険性が非常に高まっているとして、自治体からの避難情報を確認し適切な行動をとるよう呼びかけています。

※東京 三鷹 野川が「氾濫危険水位」に(NHK、2021年8月15日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210815/k10013203311000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003 

 気象庁は8月15日午前6時10分に佐賀県と長崎県、福岡県、広島県に出していた大雨の特別警報をいずれも警報に切り替えました。ただ、雨が弱まっても土砂災害や川の氾濫など災害の危険性は高く、引き続き厳重に警戒が必要だと呼びかけています。

※4県の大雨特別警報 警報に切り替え 引き続き厳重警戒を 気象庁(NHK、2021年8月15日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210815/k10013203331000.html?utm_int=all_contents_just-in_001

 また、新型コロナウイルスの広がりと豪雨被害が重なり、避難所での感染拡大が懸念されます。

 日刊IWJガイドでは明日以降も引き続き、全国の豪雨被害、コロナ感染状況について報じていきます。

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◆中継番組表◆

**2021.8.15 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】11:55~「戦争犠牲者追悼 平和を誓う8・15集会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた終戦記念日関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%b5%82%e6%88%a6%e8%a8%98%e5%bf%b5%e6%97%a5
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【タイムリー再配信 971・IWJ_YouTube Live】20:00~「安倍総理はなぜ日本国憲法を忌み嫌うのか――『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏に岩上安身が訊く!『自民党改憲草案は「国家神道」の封印を一つ一つ解くものだ』~岩上安身によるインタビュー 第695回 ゲスト 山崎雅弘氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2016年11月に収録した、岩上安身による山崎雅弘氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた国家神道関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%9b%bd%e5%ae%b6%e7%a5%9e%e9%81%93

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/348288

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◆中継番組表2◆

**2021.8.16 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 972・IWJ_YouTube Live】17:30~「安倍総理はなぜ日本国憲法を忌み嫌うのか――『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏に岩上安身が訊く!『自民党改憲草案は「国家神道」の封印を一つ一つ解くものだ』~岩上安身によるインタビュー 第695回 ゲスト 山崎雅弘氏(中編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2016年11月に収録した、岩上安身による山崎雅弘氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた日本会議関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%bc%9a%e8%ad%b0

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/348288
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【タイムリー再配信 973・IWJ_YouTube Live】20:00~「安倍総理はなぜ日本国憲法を忌み嫌うのか――『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏に岩上安身が訊く!『自民党改憲草案は「国家神道」の封印を一つ一つ解くものだ』~岩上安身によるインタビュー 第695回 ゲスト 山崎雅弘氏(後編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2016年11月に収録した、岩上安身による山崎雅弘氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた自民党憲法改正草案関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%87%aa%e6%b0%91%e5%85%9a%e6%86%b2%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3%e8%8d%89%e6%a1%88

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/348288

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「これまでに経験のない、桁違いの感染が継続中!!帰省ラッシュ直前にデルタ株の危険性を西村大臣が訴える!「帰省等は極力控え、やむを得ず帰省の場合はその前に検査を!」~8.10西村康稔 新型コロナ対策担当大臣記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495270

「田村大臣は『中等症は原則入院』と明言したが、菅総理は入院制限発言を撤回を明確にはせず、閣内不一致状態」とのIWJ記者の質問に、西村大臣はどちらが正しいのかまったく答えず!~8.10西村康稔 新型コロナ対策担当大臣記者会見(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495271

「いくら打とうと思っても、来ないものは打てませんから」――東京は五輪で感染爆発が予想されていたにもかかわらず、ワクチンの分配は全国平均以下とのIWJ記者の指摘に尾崎会長が国を批判!~8.13東京都医師会緊急会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495263

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■東京都のコロナ新規感染者数は3度目の5千人台、大阪府は過去最多となる1828人! 国内初のラムダ株感染者は東京五輪関係者と判明! パラリンピックは中止を!

 昨日14日も、全国各地で多くのコロナ感染者が確認されました。全国での感染者数の合計は2万151人で、2日連続での2万人超えとなりました。

 東京都の新規感染者数は5094人で、昨日の5773人には及ばないものの、3度目の5千人台となりました。

 帰省シーズンに入り検査人数も減少傾向にある中での「横這い」ですから、実際には遥かに多くの感染者がいるにもかかわらず、確認されていないのだろうと思われます。

※新型コロナウイルス感染症対策サイト(東京都)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

 また、コロナ感染の全国への広がりも進んでいます。

 北海道の新規感染者数は479人で、3日連続の400人超となりました。札幌市の感染者数が322人で、5月以来の300人台となりました。

※新型コロナ:道内の発生状況(北海道)
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kst/kak/hasseijoukyou.html#6/28

 静岡県の新規感染者数は318人で3日連続の300人台となりました。

※新型コロナウィルス感染症(COVID-19)関連情報(静岡県)
https://www.pref.shizuoka.jp/kinkyu/covid-19.html

 大阪府の新規感染者数は1828人で、過去最多となりました。

※大阪府新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
https://www.pref.osaka.lg.jp/default.html

 また、帰省クラスターの発生が確認されていることを、13日の日刊IWJガイドでお伝えした岐阜県では、123人の新規感染者を確認。4日連続での100人台となりました。

※新型コロナウイルス感染症【県内の感染動向】(岐阜県)
https://www.pref.gifu.lg.jp/site/covid19/26547.html

※帰省シーズン到来、エアロゾル感染対策が不十分なままデルタ株が日本全国に拡散してしまう危機! 既に「帰省クラスター」が発生している岐阜県にIWJが電話取材!(日刊IWJガイド、2021年8月13日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49250#idx-1

 さらに、デルタ株の大波が引く兆しがない中、ついに「ラムダ株」も日本に到来してしまいました。

 ラムダ株も新型コロナウイルスの変異株で、デルタ株よりあとに発見されました。ラムダ株も、従来株より感染力やワクチンへの抵抗力が強い恐れが指摘されています。

 ラムダ株は昨年12月に南米ペルーで最初に特定され、ペルー国内で猛威を振るっています。ペルーで4月以降に確認されたコロナ感染者の約8割をラムダ株が占めるといいます。

 ラムダ株は、世界に広がりつつあり、米国での感染状況を12日付CNNが報じています。記事によれば、ラムダ株は「テキサス州を含む米国内で出現」し、テキサス州の病院で「先月、この変異株による初の症例を報告した」とのことです。

 ラムダ株については未知の部分が多く、記事では「米ミシガン大学アナーバー校の感染症専門の博士は先月、ラムダ株は懸念を抱かせる変異を示し、米国内には数カ月間潜伏していると見られると報告。感染力やワクチンの高い有効性を確実に把握するのは困難な段階にあるとも述べた」と伝えています。また、博士は「新型コロナの拡散が抑制されない限り、より多くの変異株の誕生が今後予想されるとも警告」しています。

 「ラムダ株に対するワクチンの効力に関するデータは割れているのが現状」「専門家らはより多くの研究が必要と主張」しているとのことで、未解明な部分の多いラムダ株が日本に持ち込まれたことは大きな不安要因です。最悪の事態を考慮できない日本政府が、油断せずに、まともな対応をしてくれるなどと楽観することはできません。

※米国に新たなコロナ変異株「ラムダ型」が出現、症例まれ(CNN、2021年8月12日)
https://www.cnn.co.jp/usa/35175158.html

 しかも、日本で確認された初めてのラムダ株感染者は東京五輪関係者だったということです。無理をして東京五輪を開催し、関係者が往来した結果の日本国内へのウイルス持ち込みですから、これを「東京五輪強行開催の影響」と呼ばずに何と呼ぶのでしょう。

 8月13日、共同通信は、7月に国内で初めて確認されたラムダ株感染者の女性について「東京五輪関係者だったことが13日、政府関係者への取材で分かった」と報じました。

※ラムダ株感染の国内初確認は五輪関係者(共同通信、2021年8月13日)
https://nordot.app/798814984534065152?c=39550187727945729

 この女性の新型コロナウイルス感染は、7月20日の空港到着時点で判明しており、厚生労働省は21日に空港検疫の結果を報告しています。

※新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省、2021年7月21日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20036.html

 ところが、この女性が国内初のラムダ株の感染者であることが判明し、厚生労働省が発表したのは、16日後の8月6日のことでした。8月6日付時事ドットコムニュースは、感染者の30代女性について「7月20日にペルーから同空港に到着し、検疫で陽性が判明」「国立感染症研究所の解析でラムダ株と確認された」と報じています。

※ラムダ変異株、国内初確認 羽田空港で、強い感染力か―厚労省(時事ドットコムニュース、2021年8月6日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080601369&g=soc

 五輪関係者のコロナ対策が「不完全」であることが、またも証明されてしまいました。これ以上被害を大きくしないため、24日開会予定のパラリンピックは即刻中止すべきです。また、多方面から五輪開催の危険性が指摘されていたにも関わらず、東京五輪を開催し、日本を「安心安全」のまったく逆を行く状況に陥れた菅政権も、今すぐ退陣すべきです。

 なお岩上安身は、新たな変異株の到来に関して、以下のようにツイートしています。

 「変異株の猛威が止まらない。デルタ株だけではない。ラムダ株の国内初の発見に続き、他の変異株の2倍の致死率という最新のイオタ株が米国等で発見された。日本に入れてはならない!国境管理を即、厳格にすべき!」

※岩上安身のツイート(2021年8月15日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1426596052723896321

 「県境をまたぐな、と都民・国民に要請している場合ではない。海外で、イオタ株のような毒性の高い変異株が次々と現れている時に、オリンピックに続き、国境をまたがせて、パラリンピックを開催してはいけない!我々の生存がかかっている。都心では毎日毎晩、救急車のサイレンがやむことがない!」

※岩上安身のツイート(2021年8月15日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1426603101193072640

 「他の変異株の2倍の致死率という最新の変異株・イオタ株を、日本に入れてはならない!急ぎ、国境を閉じるべき!どうしても行き交いしなくてはならない人は、日本人であれ外国人であれ、空港でPCR検査を1人残らずやり、陽性ならば例外なく厳格な隔離を。パラリンピックは中止の一択!強行するなら倒閣!」

※岩上安身のツイート(2021年8月15日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1426597395547123713

■<IWJ取材報告>「田村大臣は『中等症は原則入院』と明言したが、菅総理は入院制限発言を撤回を明確にはせず、閣内不一致状態」とのIWJ記者の質問に、西村大臣はどちらが正しいのかまったく答えず!~8.10西村康稔 新型コロナ対策担当大臣記者会見(後編)

 2021年8月10日(火)、午前11時頃より、東京・中央合同庁舎にて、西村康稔新型コロナ対策担当大臣の記者会見が開催されました。

 会見冒頭、西村大臣より、新型コロナ感染症の感染状況、特に現在猛威をふるっている「デルタ株」についての報告(注)がありました。

(注)会見冒頭の西村大臣からの報告については、以下の記事(前編)を御覧下さい。

※「これまでに経験のない、桁違いの感染が継続中!!帰省ラッシュ直前にデルタ株の危険性を西村大臣が訴える!「帰省等は極力控え、やむを得ず帰省の場合は検査を!」~8.10西村康稔 新型コロナ対策担当大臣記者会見(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495270

 また、新型コロナウイルス感染症対策担当大臣と兼務している経済再生担当大臣として、昨年12月から開催している「企業組織の変革に関する研究会」が8月10日に公表した報告書についても概要を説明しました。

 大臣からの報告に続いて、各社記者との質疑応答となりました。IWJ記者は、以下のとおり質問しました。

IWJ記者「政府が示した、新型コロナウイルスの感染者が急増している地域での入院制限の方針について、当初、政府の方針に追随すると言っていた小池知事は、東京都医師会の猛反発を受け、中等症は従来通り入院と明確に発表し、田村厚労大臣も8月5日の参院厚労委員会で『中等症は原則入院』と明言されました。

 しかし、菅義偉総理は8月4日の夜、入院制限の方針の撤回を否定して以降、方針を撤回するのかしないのかについて、公の場で明確な発言をしておらず、現状、閣内不一致が生じたままの状態が続いているように見受けられます。

 自宅療養者のフォローアップ体制の拡充等、緊急時の体制への移行が進められている現状で、菅総理の姿勢は、状況を混乱を招いているように思われますが、大臣のご見解をお聞かせください」

 これに対して、西村大臣からは以下のとおり回答がありました。

西村大臣「今回の大きな方針はですね、重症の方、中等症の方、軽症の方、それぞれの症状に応じて、状況に応じてですね、必要な医療を受けれるようにするための措置ということで、先程も申し上げたように、若い方、20代から30代の感染が7割近くを占めている。

 その中で、多くの方が軽症で、無症状の方もおられますし、基礎疾患がない、また一人暮らしで、他の家庭内感染のリスクもないということであれば、自宅にいていただいていいわけですね。

 ただし、急変する可能性がありますので、いわゆるオンライン診療、電話診療を含めて、保健所の健康観察など、丁寧にやっていく。また、パルスオキシメーターを配って、常に血中酸素濃度を測ると。こういった対応をしてきているわけであります。

 そして、家庭内の感染リスクはある、つまり、高齢者が一緒にいるとか、40代、50代、お父さん、お母さんが一緒にいる、一緒に住んでる、という方は、宿泊療養施設に入っていただく。

 基礎疾患がある方、あるいは中等症以上の方は入院していただくということで、それぞれの症状に応じて、そして、状況に応じてですね、必要な医療を受けれるということを確保するための対応だというふうに理解をしています。

 そして、少し説明の足らなかった部分などですね、厚労省において、説明文書等を与党とも相談して作り直してですね、そして、丁寧に自治体に説明がなされているというふうに承知をしています。

 ですので、こうした体制…このことについては、昨日の知事会からも、何かこの方針について、課題や要請が示されたわけではなくてですね、むしろ自宅療養や宿泊療養を進めるための対応をですね、先程も申し上げた、人材確保であったり、あるいは、抗体カクテル治療薬をどういいった形でそういった方たちにもとどけるのか。

 そういったことも含めてですね、大きな方針について何か問題点が示されたわけではありませんので、厚労省において、引き続き、丁寧に、関係者の皆さんに説明をしながら、そして、国民の皆さんにもですね、それぞれの症状や家族構成などに応じて、必要な医療を、必要な環境で、治療が受けれるということをしっかり確保していきたいというふうに考えております」

 西村大臣と記者との質疑応答の一部始終については、全編動画にてご確認ください。

※「田村大臣は『中等症は原則入院』と明言したが、菅総理は入院制限発言を撤回を明確にはせず、閣内不一致状態」とのIWJ記者の質問に、西村大臣はどちらが正しいのかまったく答えず!~8.10西村康稔 新型コロナ対策担当大臣記者会見(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495271

■金メダルをかじった河村たかし名古屋市長、謝罪会見で後藤希友選手へのセクハラの認識を問われ「セクハラだと思った場合は言いません」、辞職を問われると「『ない』というと感じ悪いでしょう」と、どこまでもふてぶてしい回答! リコール署名偽造事件では大村秀章愛知県知事に「嘘を許さない」と批判され、盟友高須克弥院長は「いざという時に逃げる人」と絶交! 名古屋市民はなぜ河村氏を市長に選ぶのか!?(後編)

 8月4日、東京五輪で金メダルを獲得したソフトボール日本代表の後藤希友(みう)選手が、出身地の名古屋市の河村たかし市長を表敬訪問した際、河村市長が後藤選手の金メダルを無断でかじったことで、東京五輪大会組織委が12日、後藤選手の金メダルを新しいものに交換することを明らかにしました。

 12日付け読売新聞は「組織委が、日本オリンピック委員会(JOC)を通じて後藤選手の意向を確認した。国際オリンピック委員会(IOC)の理解も得て、後藤選手に新しい金メダルを用意することを決めた。交換にかかる費用はIOCが負担する」と報じました。

※河村市長にかまれた金メダル、後藤選手に意向確認し交換決定…IOCが費用負担(読売新聞オンライン、2021年8月12日)
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20210812-OYT1T50167/

 一方、12日に記者会見を行った河村市長は、「まああの、基本的に、行き過ぎた発言がありまして、ご不快な思いをかけまして大変申し訳ございませんでした。深く反省しております」と謝罪。4日にJOCの山下泰裕会長から「指導」があり、後藤選手本人と日本ソフトボール協会に謝罪文を出したことを明らかにしました。

 12日付け朝日新聞は、河村市長が山下会長に任せているとした上で、「(弁償という話になれば)個人で、当然負担させていただきます」と答えたことを報じています。

 記事によると、河村市長の「行き過ぎた発言」とは何かという記者の質問に、河村市長が「いろいろお話は、割とリラックスしていただくために、言うんですけど、まあ、いろいろハラスメントと取られるような、やっぱり受け取る側がどう思うかということが非常に重要ですので、そういうことについて、今後しゃべりませんわ」と回答。

 セクハラの認識については「セクハラだと思った場合は言いませんので私。認識が甘いなら甘いかも分かりませんけど、まあそう受け取られることもありますので、まあ言わんようにするし」と答えたと報じています。

 謝罪を口にしてはいますが、あまりにも誠意の伝わらない、またハラスメントへの認識も軽すぎるように聞こえます。

 また、河村市長は「メダルをかんで交換は前代未聞。五輪史上に汚点を残したことはどう受け止めているか」と質問されると「ちょっとそれは私には答えられませんね」と開き直り、「ご自身のことです」と追及されると「それは申し訳ない。深く反省しておりますと、いうことに尽きます」と答えました。

 さらに辞職について問われると「今のとこはまだ、途中ですので、もうちょっと経ってから、というか、まあ、いろいろ、あのう、考えなあかんことはあると思いますけど、これからにしといてください、それは」と答え、「考えはないのか」と追及されると「いやあ、今のところは何とも言いかねると。ということでいいんじゃないですか」「『ない』というとまた感じ悪いでしょう。(中略)今のところは勘弁させてくれんかなあということです」と答えました。

※河村氏「申し訳にゃあと言うしかないでしょう」会見詳報(朝日新聞デジタル、2021年8月12日)
https://www.asahi.com/articles/ASP8D5DWHP8DOIPE00Q.html

 これは本当に謝罪会見なのでしょうか? まるで第三者の話をしているようです。

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■<本日のタイムリー再配信>日本を破滅に導く「国家神道」とは!? 本日午後8時より、2016年11月収録「安倍総理はなぜ日本国憲法を忌み嫌うのか――『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏に岩上安身が訊く!『自民党改憲草案は「国家神道」の封印を一つ一つ解くものだ』~岩上安身によるインタビュー 第695回 ゲスト 山崎雅弘氏(前編)」を再配信します!

 本日8月15日は、終戦の日。ポツダム宣言受諾が、ラジオで流れた昭和天皇の「玉音放送」によって国民に知らされた日です。日本政府は、この8月15日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」、「終戦記念日」と呼んでいますが、正しくは「敗戦記念日」と呼ぶべき日です。

 アジア・太平洋戦争(一般的に1931年に起きた満州事変から、1945年12月までと定義される)は、アジア全域で2000万人という膨大な犠牲者を出した、「大日本帝国」による侵略戦争であり、その敗戦は、明治維新以来、「大日本帝国」が、断続的に続けてきた近隣諸国、たとえば朝鮮、台湾、琉球などへの侵略、植民地化の果てにたどり着いた無惨な帰着点でした。

 それから76年。当時の戦争を知る人々は、徐々に亡くなり、大日本帝国が犯した罪は忘れ去られようとしています。

 本来なら終戦の日は、かつての日本が犯した罪を悔い、二度と戦争を起こしてはならないと国民ひとりひとりが誓う日であるべきです。しかし、かつては日本国内で強く非難された総理大臣や政治家たちによる「靖国参拝」も、今や日本の戦争犯罪を批判する中国や韓国に対する憎しみの増強に利用される有り様です。

 そこで、2016年11月29日に収録した、岩上安身による山崎雅弘氏へのロングインタビューを、本日と明日で連続再配信します。本日午後8時からは、その第1回目となる「前編」を、明日は午後5時半から第2回目となる「中編」を、午後8時からは第3回目となる「後編」をお届けします。

 岩上安身は2016年11月29日、戦史や紛争史研究が専門の山崎雅弘氏にインタビューし、1935年から45年の敗戦に至るまでの10年間、日本社会を覆っていた「国家神道」という政治システムがいかに日本を破滅の道へと導いたのか、その実態に迫ります。

 2017年1月1日、安倍総理(当時)は年頭所感を発表し、2017年は日本国憲法70年の節目の年にあたることに触れ、「未来を生きる世代に希望の光を与えなければならない」「未来は、他人から与えられるものではありません。私たち日本人が、自らの手で、自らの未来を切り拓いていく。その気概が求められている」と憲法改正を示唆する発言をしています。

 当時の安倍総理や現在の菅総理と自民党が掲げる「改憲草案」の実現を強力にバックアップする存在があります。日本最大の右翼組織「日本会議」や全国の神社の多くを包括する「神社本庁」といった機関です。

 「神道政治連盟」とは「神社本庁」に付属する政治団体です。その国会議員懇談会には、インタビュー当時の2016年11月の時点で、安倍前総理を筆頭に(公明党の石井啓一国土交通大臣を除く)19人すべての現閣僚が所属しているという過去に例をみない事態となっていました。

 日本の政治は今や、「国家神道」の復活を声高に唱える神社界と、「平和と福祉の党」という看板をかなぐり捨てて、自民党につき従ってゆく創価学会という2つの宗教勢力によって、牛耳られているといっても過言ではありません。

 当時の思想を現代によみがえらせようとしている日本会議などがなぜ、安倍政権をこれほどまでに支持するのか。山崎氏は、両者の深い関係性を分析します。さらに、国家神道が封印された1945年の敗戦から現代までをふり返り、安倍総理がなぜ日本国憲法を忌み嫌い、憲法改正を悲願とするのか、その狙いに潜む危険性を浮き彫りにしていきます。

 戦史と紛争史研究が専門の山崎氏がなぜ日本会議に興味を持つようになったのか。それは、太平洋戦争まっただ中の1935年から45年までの限られた10年間、日本軍が極端な人命軽視戦略・戦術をとることに、戦史研究家として山崎氏が気づいたことに始まります。

 兵士の命を軽んじ、天皇を守るためという大義名分をもとに、若者に「特攻」や「玉砕」を強いて不必要に命を失わせたあの10年間です。他国に例がなく、それ以前の日本軍にも見られない極端な人命軽視の思想は、いったいどこから生じてきたのでしょうか。

 同じ大日本帝国下にありながらも、日露戦争においては日本軍でも個人が尊重され、兵士は国のための駒ではないという独立した思考があったと山崎氏は指摘します。その時代には、捕虜となり死なずに帰ってくることができた兵士がいた一方、1941年に開戦した太平洋戦争中の日本軍は、兵士の生還を前提としない作戦を立案、命令し、降伏や捕虜になることを許さず、大戦末期には神風特攻隊として兵士に自爆を強要したのです。

 その違いを生み出した決定的な要因はなんだったのか。山崎氏は、天皇を神格化する観念と権力構造が一致する「国家神道」の存在だったと分析します。

 戦前・戦中の日本人を精神的に支配したこの思想と政治システムを、敗戦直後、マッカーサーを最高司令官とするGHQはいったんは封印します。日本の民主化の障害になると考えたのがその理由です。1945年12月15日に「神道司令」を発し、国家神道の廃止と政治と宗教の分離を日本政府に指示し、日本国憲法第20条と89条では「信教自由・政教分離」を柱とする宗教規定を掲げ、国家神道の復活を抑止しています。

 「ここが日本会議や安倍政権が憲法改正を望む原点」と山崎氏は指摘し、次のように続けます。

 「国家神道を否定し封印した日本国憲法を一度排除しなければ、元の国には戻れないという考え方です。安倍首相のいう『日本を取り戻す』というのは、総合的に判断すると戦前・戦中の国家体制であり、それ以外の解釈は難しい」

 この続きは、午後8時からの再配信をご視聴ください!

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【タイムリー再配信 971・IWJ_Youtube Live】20:00~
安倍総理はなぜ日本国憲法を忌み嫌うのか――『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏に岩上安身が訊く!「自民党改憲草案は『国家神道』の封印を一つ一つ解くものだ」~岩上安身によるインタビュー 第695回 ゲスト 山崎雅弘氏(前編)
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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※安倍総理はなぜ日本国憲法を忌み嫌うのか――『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏に岩上安身が訊く!「自民党改憲草案は『国家神道』の封印を一つ一つ解くものだ」~岩上安身によるインタビュー 第695回 ゲスト 山崎雅弘氏 2016.11.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/348288

■<今週の新記事紹介>

東京五輪開会式前日、東京・調布で「オリンピックやめろ」デモ!「私たちは怒ってるぞ、オリンピック!! もううんざりだ東京五輪! オリンピック優先の政策をやめろ!」~7.22不要で不急!オリンピックやめろ!調布デモ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494581

都内ホテルが感染力の高い新型コロナウイルスを検知できる抗原検査の導入実験! 陰性者には「ウイルス検査陰性証明」も!~7.30 リーガロイヤルホテル東京・東京都医師会共催「抗原検査による陰性証明システム実証実験」
https://twitter.com/iwakami_staff/status/1423951516482764802

森友問題に深く食い込む松井・橋下両氏!? 維新の闇を暴き出す!~岩上安身によるインタビュー 第852回 ゲスト 元衆議院議員・上西小百合氏
https://twitter.com/iwakami_staff/status/1424260556442062851

入院制限の撤回をめぐるIWJ記者の質問に「少し説明の足らなかった部分など、厚労省が説明文書等を作り直し、丁寧に自治体に説明がなされている」と釈明!~8.10西村康稔 新型コロナ対策担当大臣記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495195

東京五輪閉会式当日、抗議市民を警察が根拠を示さず通行規制! JOC本部に近づけさせず!~8.8東京五輪強行開催に抗議し、五輪廃止を求める閉会式アピール行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495161

植松聖死刑囚の人物像に迫る中で見えてきた「強者が持つ被害者意識」。このことはヘイトクライム、ヘイトスピーチにも通底する!――8.1 津久井やまゆり園事件から5年~マイノリティの人権について考える
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494980

「米中対立はすでに『戦争の危険水域』」~8.11日本外国特派員協会主催 柳澤協二氏(元内閣官房副長官補)、半田滋氏(防衛ジャーナリスト)、猿田佐世氏(新外交イニシアティブ代表)記者会見―内容:台湾有事は起こるのか?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495235

■<今週の日刊IWJガイド振り返り>

日刊IWJガイド・日曜版「長きに渡るコロナ対策への飽きが油断を誘い、デルタ株蔓延をアシスト? だがデルタ株の感染力は桁違い!ワクチン接種者も感染!私設運転手がコロナ感染で、マスクが飽きた麻生大臣は自宅待機中!」2021.8.8号~No.3251号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49225

日刊IWJガイド「東京の新規感染は5日連続4000人台! 20代が3分の1以上! デルタ株が9割! 日本の人口あたり新規感染世界で11位に急上昇!」2021.8.9号~No.3252号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49228

日刊IWJガイド「長崎原爆の日、菅総理のスピーチはコロナ対策への決意表明と核兵器不拡散条約の賛美!」2021.8.10号~No.3253号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/guide

日刊IWJガイド「東京都の新規感染者数は2612人で減少傾向だが、重症者数は176人で過去最多! デルタ株は84.3%に! 隣接3県は1週間前より増加!」2021.8.11号~No.3254号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49242

日刊IWJガイド「東京の入院基準『血中酸素飽和度96未満』は現実を反映しない! 野々村真さんが、基準に達せず入院できない、自宅療養中に症状が急変! 」2021.8.12号~No.3255号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49245

日刊IWJガイド「帰省シーズン到来、エアロゾル感染対策が不十分なままデルタ株が日本全国に拡散してしまう危機!」2021.8.13号~No.3256号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49250

日刊IWJガイド「新型コロナ感染者は東京都で5773人! 過去最多を更新! 気象庁が『17日まで広い範囲で警報級の大雨が続く可能性』と警戒を呼びかけ! 」2021.8.14号~No.3257号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49253

■<今週のタイムリー再配信 振り返り>タイムリー再配信から2ヶ月間限定で一般会員様がご視聴いただけるコンテンツをご紹介します!

 タイムリー再配信でお届けした動画を見逃した場合でも、一般会員様は再配信後2ヶ月間限定で、動画を視聴可能な記事ページを御覧いただけるようになりました。

 本日は、8月8日から8月14日までに再配信した動画の記事ページをまとめてご紹介します。どれも今、とても重要なコンテンツばかりです。お手すきの時間に、ぜひご視聴ください!

 なおサポート会員様はIWJウェブサイト上の記事をすべて、いつでも御覧いただけます。まだ会員でないかたは会員登録を、すでに一般会員でいらっしゃる方はサポート会員へのお切り替えをぜひご検討ください!

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※「母が、弟が死んでも涙がでなかった」 長崎原爆で家族全員を失った被爆者の告白、自らも覚悟した被爆死(原佑介記者) 2014.8.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/161708

※「核と人類は共存できない。核には、きれいな核も、汚い核もない」 ~岩上安身によるインタビュー 第328回 ゲスト 谷口稜曄(すみてる)長崎原爆被災者協議会会長 2013.8.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/95640

※「韓国カジノ視察報告会」で統合型リゾート(IR)の恐ろしさを語る!! 「どんなに立派な施設をつくっても、それはカジノに誘導するための装置に過ぎない!!」~11.11 カジノのある町で、今おきていること 2019.11.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/460661

※村山富市元首相、「村山談話」発表に至った経緯、「終戦」ではなく「敗戦」という言葉を選んだ橋本龍太郎元首相とのエピソードを語る 2015.5.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/245969

※村山談話を継承し発展させる会 『検証「安倍談話」戦後70年・村山談話の歴史的意義』に関する記者会見 2015.10.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/272306

※歌劇、講談、浪花節・・・そして「萌えミリ」から『シン・ゴジラ』まで!? 日本軍が注目した「たのしいプロパガンダ」、その実態とは? 岩上安身によるインタビュー 第681回ゲスト 近現代史研究者 辻田真佐憲氏(前編) 2016.10.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/341950

※「撤退」は「転進」に、「全滅」は「玉砕」に――嘘とデタラメと捏造の限りを尽くした「大本営発表」、その知られざる実態とは? 岩上安身が近現代史研究者の辻田真佐憲氏に訊く!~岩上安身によるインタビュー 第690回 ゲスト 辻田真佐憲氏 後編 2016.11.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/347519

■今年8月1日に新たなスタートを切ったIWJの第12期、8月13日までのご寄付・カンパは暫定月額目標額の20%にとどまっています! 経済的にまだまだ険しい道のりが続くIWJに、どうかご支援をよろしくお願いいたします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJは8月1日より、新たな第12期が始まりました。第11期最後の7月31日まで、ご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆さまに、岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 第11期の収支については、支出の総額がすべて判明し、税金などの計算も終わらせた上で、9月末までに経理が決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果はこの日刊IWJガイドやIWJのサイト上、できちんと皆さまにご報告申し上げます。

 皆さまの温かいご支援に支えられ、IWJは12年目、第12期の一歩を、とにもかくにも踏みだすことができました。しかしながら、コロナ禍とともに不況は今後も長引く恐れがあり、IWJにとっては、経済的にはまだまだ険しい道のりが続くものと思われます。

 経営者の岩上安身と経理が連日、ミーティングを重ねていますが、経理はこの2ヶ月で決算処理をしないとならないので忙殺されており、まだ、今期の予算規模の見通しを立てることができていません。今期は、前期よりもさらに支出を絞る予定ですが、カラカラに乾いた雑巾を絞っている状態で、なかなか大胆な支出削減はできません。

 仮に、今期も前期と同様の予算規模だとすると、ご寄付・カンパの月額の目標額は450万円となります。

 8月1日から13日までの13日間にお寄せいただいたご寄付・カンパは、59件、88万5000円です。これは、上記の暫定の目標額である450万円の20%にあたります。

 現在のIWJの会員数は、3645名様となっています。(7月31日現在)

 IWJは前期の第11期に、まったく出口の見えないコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、会員数が大幅に減少してしまいました。会費とご寄付・カンパがIWJを支える収入の2本柱ですので、会員の減少は即、会費の減少につながり、ご寄付への依存度が上がってしまうことになります。

 そのため、代表である岩上安身は、自身の貯金を崩してIWJに緊急融資するだけでなく、自身の報酬を100%カットし、無報酬で職務にあたってまいりました。

 第12期にスタートにあたって、岩上安身は今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパのお願いを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

 しかし、特定のスポンサーをもたないことで、縛られず、何者にも忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です。そのためには、市民の皆さまに会員になっていただき、その会費とご寄付・カンパをいただくことで支えられてはじめて、市民の皆さまのためのメディアとして活動を継続していくことが可能となります。

 今後も、市民の皆さまからのご支援がIWJの存続と活動には欠かせません。

 長引くコロナ禍とそれに伴う不況に、まだ出口は見えません。IWJの苦境も、間違いなくこの8月からの第11期も続くでしょう。

 しかし今秋には衆議院選挙を控えており、その際には、報道と言論の力によって日本を変え、破滅への道からまぬがれることはできるはずだと我々は信じています。またそうならなければ、日本は本当に滅んでしまいます。

 現在与党政府は、このコロナ禍のただ中にもかかわらず、米国の盾となるべく、日本列島中に、ミサイルを配備する用意をしその結果、米軍に向かうべき中国のミサイルを日本列島内で「吸収」させるという「破滅的計画」の準備を推し進めています。

 改憲による緊急事態条項の導入も、実現すれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。

 言うまでもなく、これは米国の言いなりの従属国としての戦時ファシズムの確立のためです。そしてこれが「安倍談話」において提唱された「積極的平和主義」という怪しい理想の具体化なのです。

 今年の衆議院選挙は、与党を中心とした改憲勢力を落選させ、最低限、衆議院の議席の3分の2以下にまで減らして、改憲発議ができないようにしなければいけません。そうでないと、改憲による緊急事態条項導入が即座に現実のものとなってしまいます。

 即ち、今年秋の総選挙は、日本という国、1億2000万の国民や、北海道から沖縄までの国土、そして民主主義と国民主権と平和と日本国憲法を守れるかどうかがかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれないのです。

 改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、IWJの存続も不可能になると思います。

 一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、コロナ禍や東京五輪を巡る報道を観れば一目瞭然です。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。

 決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

※会員ご登録はこちらからお願いします。
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※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、仲川正紀、浜本信貴)

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