2021年7月22日(木)、午後2時より「命より大事?オリンピックやめろ!吉祥寺デモをやる会」の主催により「オリンピック前日だ!不要で不急!オリンピックやめろ!調布デモ」が行われた。
デモへ出発する前に、主催側から、7月16日に、武蔵野市のグランドで行なわれた聖火のセレモニーに反対し、業務威力妨害で逮捕され、現在勾留中の男性が書いた、この日のデモへの連帯アピールが、以下の通り紹介された。
「本日の7.22オリンピック反オリンピックデモに結集された皆さん。明日、コロナの状況が全国・全世界で深刻化している中、命の犠牲を前提としたオリンピックの開会式が始まります。
本日の調布デモでも示されているとおり、昨日、開会式に先駆けて、東京スタジアム、味スタでのサッカー女子の予選によって、忌まわしいオリンピックの火蓋が落とされました。
私たちは地元である多摩地域で、オリンピック反対の声を上げてきました。明日、いよいよ開会式を強行しようとしています。私たちは、多摩地域で3つの競技場が集中している調布でのオリンピック反対デモの声を上げていきたいと思います。
私は7月16日、武蔵野陸上競技場で、いわゆる聖火リレーのセレブレーションに対するささやかな抗議行動をもって、威力業務妨害の罪で、武蔵野署に勾留されています。獄中・獄外を貫いて、オリンピックに反対するすべての人々とつながり、オリンピックの粉砕に向けて戦い続けたいと思っています。共に頑張りましょう」
デモは、東京・調布市の上布田公園をスタートし、調布市役所までのコースを約40分かけて行進した。この日の調布市の最高気温は34.2度。猛烈な日差しが照りつける中、激しく、鋭いコールに先導されたデモ行進は沿道を歩く多くの人々の注目を集めた。
「医療従事者にこれ以上負担をかけるな!」
「子どもをオリンピックに動員させるな!」
「オリンピックに税金を使うな!」
「失業者に税金を使え!」
「五輪のための追い出し、排除許さないぞ!」
「新国立競技場で亡くなった労働者の命を返せ!」
「私たちは怒ってるぞ、オリンピック!!」
「もううんざりだ東京五輪!!」
「オリンピック優先の政策をやめろ!!」
デモ行進の一部始終については、全編動画にてご確認いただきたい。