┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~8月8日日曜日の東京の新規感染者4066人、5日連続で4000人台! 20代が全体の3分の1以上! デルタ株が東京は直近で約9割と推計! 一方、日本の人口あたり新規感染者数は世界11位(人口100万人以上の国・地域中)まで急増! 菅総理と小池知事に五輪功労章金章で批判相次ぐ!
┠■沢山の方の温かいご支援により、7月は月間のご寄付の目標額を達成することができました! 岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます! 厳しい状況下で新たなスタートを切った第12期もどうかご支援をよろしくお願いいたします!
┠■【中継番組表】
┠■女子バスケットボール、男女合わせて日本勢初のメダル、米国に敗れ銀メダル!! 男子マラソンは、このレースで引退を表明した日本のエース大迫傑選手がメダルには届かず6位入賞!北海道の男子マラソンで途中棄権した選手3割! この時期に開催した運営側の責任は!?
┠■「ワクチン2回接種完了でもデルタ株に感染した人は体内のウイルス量が接種していない人と同じ」と英国保健当局が発表! 欧米先進国は「低所得国へ行き渡るまで待って」とのWHOの要請に反して3回目のワクチン接種へ! 首都圏での感染爆発はデルタ株が9割!の日本も同じ状況!!
┠■世界初! 大阪大学の荒瀬尚教授らの研究グループが、新型コロナに感染すると感染増強抗体が産生されることを発見! これは「悲報」であり、「朗報」!ワクチンで感染増強抗体が産出されると、逆にコロナに感染しやすくなってしまう可能性が!! これでワクチンを接種した人が再び感染するブレイクスルー感染の謎に一定の説明がつく! 他方、「朗報」としては、今後の新ワクチン開発や重症化の予防に貢献すると期待される!
┠■横浜市長選告示、最多8人が立候補! 注目された郷原弁護士は出馬をとりやめ、特定候補の落選運動へ回る! 最大の争点IR誘致は賛否の真意が見えず混沌!
┠■<本日のタイムリー再配信>本日は76回目長崎原爆の日! 午後8時から、2013年8月9日収録「『核と人類は共存できない。核には、きれいな核も、汚い核もない』 ~岩上安身によるインタビュー 第328回 ゲスト 谷口稜曄(すみてる)長崎原爆被災者協議会会長」を再配信します!
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■はじめに~8月8日日曜日の東京の新規感染者4066人、5日連続で4000人台! 20代が全体の3分の1以上! デルタ株が東京は直近で約9割と推計! 一方、日本の人口あたり新規感染者数は世界11位(人口100万人以上の国・地域中)まで急増! 菅総理と小池知事に五輪功労章金章で批判相次ぐ!
おはようございます。IWJ編集部です。
遅ればせながら、残暑お見舞い申し上げます。7月からの感染爆発とタイミングを重ねての五輪の間、息をつく間もなく、時候の挨拶を忘れておりました。
ようやくコロナ五輪が閉会となった8月8日、いつもは検査数が少なく、新規感染者数も減る日曜日にもかかわらず、東京都の新型コロナ新規感染者数は、4066人だったと東京都が発表しました。
先週の日曜8月1日の3058人を1018人も上回り、5日連続で4000人台以上を記録しました。直近7日間の移動平均は4037.0人で、対前週比130.0%の増加率です。
※新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(第2325報)(東京都福祉保健局HP、2021年8月8日)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona2325.html
※報告日別による陽性者数の推移(東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト、2021年8月8日)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
8日の新規感染者を年代別に見ると、4066人のうち、20代が1367人でダントツに多く、全体の3分の1以上を占めています。デルタ株は中国武漢で確認されたオリジナル株とはまったく違って、若者が感染する確率がきわめて高いことがわかります。
以下多い順に、30代797人、40代682人、50代475人、10代353人と比較的若い世代が目立ち、60代121人、70代52人、80代25人、90代5人、100歳以上1人となっています。免疫力の強い若者は大丈夫だが、高齢者には感染しやすく、重症化もしやすく、致死率も高いと言われていた1年前のオリジナル株とはまったく違います。
また、日本全国の新規感染者数は8月8日午前0時時点で1万5753人を記録し、増加の一途をたどっています。
※新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年8月8日版)(厚生労働省HP)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20371.html
一方、感染力が強いデルタ株への置き換わりが急激に進んでいます。8月4日の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードでは、7月19日から7月25日の調査結果では約45%とされていたデルタ株の比率が、「東京では、5割を超えており、直近(8月初頭)では約9割に達すると推計されている」と報告されています。
※新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等 資料1 直近の感染状況の評価等(第46回~)(厚生労働省HP、2021年8月4日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00294.html
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000816648.pdf
首都圏では9割がデルタ株に置き換わり、連日のように国内各地で過去最多の新規感染者数を更新している日本は、現在「直近7日間の人口あたりの新規感染者数」が、世界平均を上回って世界最悪クラスに近づいています。
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■沢山の方の温かいご支援により、7月は月間のご寄付の目標額を達成することができました! 岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます! 厳しい状況下で新たなスタートを切った第12期もどうかご支援をよろしくお願いいたします!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
IWJは8月1日より、新たな第12期が始まりました。第11期最後の7月31日まで、ご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆さまに、岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
7月は第11期の累積した不足額から、ご寄付・カンパの月間の目標額を1329万1661円としていました。
7月の第3週までなかなかご寄付が集まらず、一時は1000万円以上の大幅な赤字の可能性もありえると半ば覚悟していましたが、7月の月末近く、28日と29日に、岩上安身が直接、皆さまに緊急のご支援をメールにてお願いさせていただいたところ、大変多くの皆さまからご寄付・カンパをお寄せいただきました。
経理が集計したところ、7月の31日間のご寄付・カンパの合計は990件、1402万9461円で、目標金額の105.6%に達することができました。
おひとりで何十万円、何百万円、などという大口のご寄付はなく、990人もの方々が平均して1万4000円ほどの、ご自身でできる範囲のご寄付を無理なくしていただいた結果、目標額を達成することができました。たくさんの方々に支えられて、IWJは活動させていただいているのだ、ということを改めて感じさせられました。
岩上安身とIWJスタッフ一同、あらためて励まされると同時に、心引き締まる思いです。本当にありがとうございます。
お力添えをいただいた皆さま、心より感謝申し上げます。
一方で、この目標額は赤字ギリギリの線の最少の設定でしたので、支出の総額がすべて判明し、税金などの計算も終わらないと、第11期が赤字になったか、赤字をまぬがれたか、経理処理が進まないと、決定的なことはまだ、申し上げられません。本当にギリギリのラインだろうとは思われます。
また、第11期は、IWJ代表の岩上安身個人からIWJが993万5000円の緊急の借り入れを行い、まだ1円も返済できていません。もし岩上安身個人が、IWJに貸すお金がなければ、1000万円近いこの金額は、そのまま赤字になっていたことになります。従ってIWJは約2千万円程のマイナスを、岩上安身が1000万近いつなぎ資金を提供し、支えてくださる会員等の皆様が1400万円ものご寄付を期末ギリギリの時期にしてくださって、最悪の事態は脱した、ということになります。
第11期の収支につきましては、9月末までに経理が決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果はこの日刊IWJガイドやIWJのサイト上できちんと皆さまにご報告申し上げます。
連日お伝えしてきましたが、IWJは前期の第11期に、まったく出口の見えないコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、会員数が大幅に減少してしまいました。また、皆さまからのご寄付・カンパも目標額を大きく下回る月がほとんどで、設立以来最も厳しい財政状態に立たされていました。このままでは大幅な赤字転落が避けられない可能性があると皆さまにお伝えし、ご支援をお願いしてきました。
また、代表である岩上安身は、自身の貯金を崩してIWJに緊急融資するだけでなく自身の報酬を100%カットし、無報酬で職務にあたってまいりました。
皆さまの温かいご支援に支えられ、IWJは12年目、第12期の一歩を、とにもかくにも踏みだすことができました。しかしながら、コロナ禍は今後も長引く恐れがあり、IWJにとっては、経済的にはまだまだ険しい道のりが続くものと思われます。
まず第一に、岩上安身は今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。
同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパのお願いを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。
しかし、特定のスポンサーをもたないことで、縛られず、何者にも忖度しない、独立メディアとしての道を歩むIWJは、市民の皆さまの会費とご寄付・カンパをいただくことで存在し、市民のためのメディアとして活動を継続していくことが初めて可能となります。今後も、市民の皆さまからのご支援がIWJの存続と活動には欠かせません。市民の、市民の支えによる、市民のための独立メディアですから。
長引くコロナ禍とそれに伴う不況に、まだ出口は見えません。しかし今秋には衆議院選挙を控えており、その際には、報道と言論の力によって日本を少しでも変え、破滅への道を脱することはできると信じています。
現在与党政府は、このコロナ禍のただ中にもかかわらず、米国の盾となるべく、日本列島に中国のミサイルを「吸収」させる準備を推し進めています。改憲による緊急事態条項の導入も、実現すれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。言うまでもなく、これは戦時ファシズムの確立のためです。
今年の衆議院選挙は、日本という国、1億2000万の国民や、北海道から沖縄までの国土、そして民主主義と平和と日本国憲法を守れるかがかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれません。改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、仮に資金難から脱したとしてもIWJの存続も不可能になると思います。
一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、コロナ禍や東京五輪を巡る報道を観れば一目瞭然です。
IWJがマスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであると確信しています。
決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。
12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
※会員ご登録はこちらからお願いします。
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※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。
※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
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◆中継番組表◆
**2021.8.9 Mon.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch5】13:30~「『重要土地調査規制法』講演会 あなたは知っていますか?“重要土地調査規制法”の恐ろしさ!」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「松戸『沖縄とつながろう!』実行委員会」主催の講演会を中継します。これまでIWJが報じてきた重要土地等調査規制法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%87%8d%e8%a6%81%e5%9c%9f%e5%9c%b0%e7%ad%89%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e8%a6%8f%e5%88%b6%e6%b3%95%e6%a1%88
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【タイムリー再配信 965・IWJ_YouTube Live】 20:00~「『核と人類は共存できない。核には、きれいな核も、汚い核もない』 ~岩上安身によるインタビュー 第328回 ゲスト 谷口稜曄(すみてる)長崎原爆被災者協議会会長」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
2013年8月に収録した、岩上安身による谷口稜曄氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた原爆被爆者関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e7%88%86%e8%a2%ab%e7%88%86%e8%80%85
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/95640
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◆中継番組表2◆
**2021.8.10 Tue.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【タイムリー再配信 966・IWJ_YouTube Live】20:00~「韓国カジノ視察報告会」で統合型リゾート(IR)の恐ろしさを語る!! 「どんなに立派な施設をつくっても、それはカジノに誘導するための装置に過ぎない!!」~11.11 カジノのある町で、今おきていること
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
2019年11月に収録した、日本共産党主催による報告会を再配信します。これまでIWJが報じてきた総合型リゾート(IR)実施法案関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/integrated-resorts
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/460661
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
都内ホテルが感染力の高い新型コロナウイルスを検知できる抗原検査の導入実験! 陰性者には「ウイルス検査陰性証明」も!~7.30 リーガロイヤルホテル東京・東京都医師会共催「抗原検査による陰性証明システム実証実験」
https://twitter.com/iwakami_staff/status/1423951516482764802
◆昨日再アップした記事はこちら◆
森友問題に深く食い込む松井・橋下両氏!? 維新の闇を暴き出す!~岩上安身によるインタビュー 第852回 ゲスト 元衆議院議員・上西小百合氏
https://twitter.com/iwakami_staff/status/1424260556442062851
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■女子バスケットボール、男女合わせて日本勢初のメダル、米国に敗れ銀メダル!! 男子マラソンは、このレースで引退を表明した日本のエース大迫傑選手がメダルには届かず6位入賞!北海道の男子マラソンで途中棄権した選手3割! この時期に開催した運営側の責任は!?
日本女子バスケットチームが画期的な「銀メダル」を取りました。
女子バスケットボールの決勝戦は、90対75で米国が勝利、金メダルに輝きました。プロ選手がほとんどの米国チームはオリンピック7連覇です。日本チームは「アメリカチームに勝つ」というチーム目標を掲げてトム・ホーバス監督と4年、誰よりも厳しいと自認するトレーニングを積んできましたが、米国チームはフィジカルでも戦略でも一回り上でした。とはいえ、日本チームはこれまで五輪では最高7位でしたので、素晴らしい躍進です。
日本チームは、中途半端な距離からのシュートは上から抑えられる、3ポイントもひとまわり遠くから打たざるを得ず精度が落ちる、リバウンドがなかなか取れない、という苦しい展開でした。
それでも第2クォーターは25対27とよく食らいつき、最終クォーターは19対15と米国チームを上回りました。
前半終わったところで11点差でが、最終的には15点差に広がってしまいました。後半はだいぶシュートの成功率も落ちていましたが、米国チームにも疲れが見え、一時20点以上の差がついたのを、15点差まで追い上げるという死闘でした。
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■「ワクチン2回接種完了でもデルタ株に感染した人は体内のウイルス量が接種していない人と同じ」と英国保健当局が発表! 欧米先進国は「低所得国へ行き渡るまで待って」とのWHOの要請に反して3回目のワクチン接種へ! 首都圏での感染爆発はデルタ株が9割!の日本も同じ状況!!
「デルタ株に感染した人はワクチン接種を完了していても人を感染させる力は減っていない可能性がある」
7日付けTBSニュースは、上記のように英国保健当局の発表を報じました。
記事は「イギリスのイングランド公衆衛生庁が今年6月以降にデルタ株に感染した人についてウイルス量を調べたところ、ワクチンを1回も接種していない人と2回接種した人との間にほとんど差がありませんでした」と報じています。
※英保健当局 デルタ株 ウイルス量はワクチン2回接種しても変わらず(TBS NEWS、2021年8月7日)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4331677.htm?1628397280237
8月5日付けのこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、最新の知見では、デルタ株はオリジナル株に比べてはるかに早く複製するため、潜伏期間は3.7日とオリジナル株の平均5.6日より短く、デルタ株に感染した人ひとりが体内に有しているウイルス量は、オリジナル株に感染した人が有しているウイルス量の最大1260倍にもなるとのことです。
また、2回のワクチン接種完了後でも中和抗体の値が低いと、ワクチン効果を突破(ブレイクスルー)して、コロナに感染してしまう「ブレイクスルー感染」が起こります。ワクチン2回接種したら、コロナにはもう絶対に感染しない、というのは間違いなのです! ワクチンは絶対的切り札ではありません!
ただし、ワクチンがまったく無意味である、というわけではなく、オリジナル株に対しては、「ワクチンのお蔭で重症化や二次感染は生じない可能性が高い」とされています。
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■世界初! 大阪大学の荒瀬尚教授らの研究グループが、新型コロナに感染すると感染増強抗体が産生されることを発見! これは「悲報」であり、「朗報」!ワクチンで感染増強抗体が産出されると、逆にコロナに感染しやすくなってしまう可能性が!! これでワクチンを接種した人が再び感染するブレイクスルー感染の謎に一定の説明がつく! 他方、「朗報」としては、今後の新ワクチン開発や重症化の予防に貢献すると期待される!
5月21日、大阪大学の荒瀬尚(あらせ ひさし)教授を中心とした微生物病研究所・蛋白質研 究所・免疫学フロンティア研究センター・感染症総合教育研究 拠点・医学系研究科等から成る研究グループが、COVID-19患者由来の抗体を解析し、世界で初めて「新型コロナウイルスに感染すると、感染を防ぐ中和抗体ばかりでなく、感染を増強させる抗体(感染増強抗体)が産生されること」を発見したと、報告しました。
感染増強抗体の産出(抗体依存性感染増強、ADE、Antibody-dependent enhancement)という現象は、デング熱などで確認されていましたが、新型コロナウイルスでは初めての報告になります。この、感染増強抗体が、感染を増強させるというのは、つまり、同じ感染症に、再度かかりやすくなってしまうという意味です。
研究報告のポイントを引用します。まずは「悲報」です。
「新型コロナウイルスに感染すると、感染を防ぐ中和抗体ばかりでなく、感染を増強させる抗体(感染増強抗体)が産生されることを発見した」
「感染増強抗体が新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の特定の部位に結合すると、抗体が直接スパイクタンパク質の構造変化を引き起こし、その結果、新型コロナウイルスの感染性が高くなることが判明した」
「感染増強抗体は中和抗体の感染を防ぐ作用を減弱させることが判明した」
中和抗体というのは、コロナの感染を防ぐ抗体です。ワクチンを打つことによって体内にできることを期待されている「善玉」抗体でもあります。
それができても体内で感染増強抗体という「悪玉」抗体が一緒にできると、その「善玉」抗体を弱らせてしまうというわけです。新型コロナは体内に「善玉」と「悪玉」の両方の抗体を一緒に生み出してしまうのです! なんと厄介でややこしいことでしょうか!
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■横浜市長選告示、最多8人が立候補! 注目された郷原弁護士は出馬をとりやめ、特定候補の落選運動へ回る! 最大の争点IR誘致は賛否の真意が見えず混沌!
昨日8日、任期満了に伴う横浜市長選が告示され、過去最多となる8人が立候補を届け出ました。22日に投開票となります。
8日付神奈川新聞によると、立候補した8人は、元市議の太田正孝氏、元長野県知事で作家の田中康夫氏、前国家公安委員長で元衆院議員の小此木八郎氏、水産仲卸業社長の坪倉良和氏、元衆院議員の福田峰之氏、元横浜市立大教授の山中竹春氏、現職の林文子氏、前神奈川県知事で元参院議員の松沢成文氏です。
※横浜市長選が告示、過去最多8人届け出 午前8時55分現在(カナロコ、2021年8月8日)
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-625139.html
郷原信郎弁護士は、5日に横浜市役所で記者会見を行い、出馬取りやめを発表しました。
5日付け神奈川新聞は「別の立候補予定者2人の属性や人格に対する不信感が高まったとし、当選させないための『落選運動』に専念すると説明」と報じています。
※弁護士の郷原信郎氏、出馬取りやめ 「落選運動」に専念へ(カナロコ、2021年8月8日)
https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-619442.html
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■<本日のタイムリー再配信>本日は76回目長崎原爆の日! 午後8時から、2013年8月9日収録「『核と人類は共存できない。核には、きれいな核も、汚い核もない』 ~岩上安身によるインタビュー 第328回 ゲスト 谷口稜曄(すみてる)長崎原爆被災者協議会会長」を再配信します!
本日8月9日は76回目の長崎原爆の日です。1945年8月9日午前11時02分、米軍は長崎にプルトニウム原爆を投下しました。プルトニウム原爆は、広島に投下されたウラン原爆の1.5倍の威力があったと言われています。
当時の人口約24万人のうち、死者は7万3884人、負傷者は7万4909人と推定されています。長崎市では本日午前10時45分から、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が行われます。
※ながさきの平和(長崎市)
https://nagasakipeace.jp/
8日付け長崎新聞は「田上富久市長は今年の平和宣言で、政府と国会議員に対し、(今年1月に発効した核兵器禁止条約の)第1回締約国会議にオブザーバー参加し、条約に署名・批准するよう強く働き掛ける」と報じています。
※あす 長崎原爆の日 平和公園でリハーサル(長崎新聞、2021年8月8日)
https://nordot.app/796911566106968064?c=39546741839462401
しかし、米国の「核の傘」に依存する菅義偉総理ら現政権は、こうした被爆者らの思いを踏みにじり続けています。
6日付け時事通信は、6日の広島で原爆被害者団体協議会と菅総理との面会で、核兵器禁止条約の署名、批准を求める被爆者側の訴えに対し、「同席した国場幸之助外務政務官は『条約に署名する考えはない』とした」と報じました。
※被爆者団体「署名、批准を」 核禁止条約、菅首相に要望―広島(時事ドットコム、2021年8月6日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080600712&g=pol
本日午後8時から、2013年8月9日収録「『核と人類は共存できない。核には、きれいな核も、汚い核もない』 ~岩上安身によるインタビュー 第328回 ゲスト 谷口稜曄(すみてる)長崎原爆被災者協議会会長」を再配信します。
長崎原爆被災者協議会会長、日本原水爆被害者団体協議会代表委員の谷口稜曄氏は、16歳の時、長崎市内で自転車で郵便配達をしている途中に被爆。背中一面に大やけどを負いました。原爆による健康被害に苦しみ続けてきた谷口氏は、2017年8月30日に、88歳でがんでお亡くなりになるまで、被爆体験を語る「語り部」を続けるなど、生涯をかけて核廃絶運動に尽力されてきました。
「気がつけば、左手は、肩から指先まで皮膚がべろりとはがれ、垂れ下がっていた」──。
2013年のインタビューで、谷口氏は、こう語りました。1945年8月9日、米空軍が投下した原子爆弾の閃光と熱波を16歳の背中に浴びた直後の様子です。谷口氏はこの日、自分の体が記憶する「被爆の怖さ」を伝え、さらにまた、「原爆のみならず、原発にも反対する」と強調しました。
「ここに大変有名な、被爆した少年の写真がある」。岩上安身はこう言って、谷口氏の名刺の裏面をカメラに向けました。写真は16歳の谷口氏自身です。現在の背中の状態をたずねると、谷口氏は、「背中は完全に焼けてしまっているため、皮膚呼吸ができない。だから夏場は苦しい。今年はひどく暑いから、ことに辛い……」と、健康被害の窮状を訴えました。
郵便局に勤務していた谷口氏は、長崎市住吉町の路上で集配中、轟音とともに襲来した爆風で吹き飛ばされました。「自転車に乗ったまま、後ろから焼かれ、飛ばされた。『ここで死んでしまうのか』という思いが頭をかすめた」。
気がつけば、左手は肩から指先まで皮膚がべろりと垂れ下がっており、そばには、ぐにゃりと曲がった自転車と黒こげになった子どもの死体があったといいます。「私の体からは血は一滴も流れず、痛みを感じることもなかった。ムチで叩かれたように、一瞬だけ、すごく痛かったように覚えている」と説明し、こう続けました。「『死んでたまるか』と自分で自分を励ましながら、木の陰で2晩を過ごし、3日目の朝にようやく救助された」。
その後は、うつ伏せ状態で寝たきりの生活に。「日がたつにつれ、焼けた部分がどんどん腐り始め、腐ったものが体の外に流れ出るのがわかった。1日に何度もボロ布でふき取られた。苦しくて苦しくて、たまらなかった。ペニシリンを使ったが、ほとんど効き目はなかった。しばらくして、特殊な飲み薬を服用するようになり、ようやく改善へと向かった」。
自力でベッドから抜け出せたのは、1947年5月のことでしたが、その折の痛みたるや尋常ではなかったといいます。「2年近く寝たきりだったのだ。頭から足の方向へと血液が流れる感覚を、私の体が完全に忘れており、立った時は針で刺すような激痛が全身を走った。目を閉じてこらえるほかなかった」。
また、谷口氏は「寝たきりから解放されても喜べなかった。『こんな体で、社会復帰できるのだろうか』という不安が大きかった。戦争を憎み、原爆を憎んだ」と振り返りました。
退院後、谷口氏は郵便集配の仕事に復帰する。岩上安身が「体に無理はなかったのか」とたずねると、「自分を鼓舞して必死に働いたのだが、背中の具合はずっと悪く、その後、14回入院し、皮膚の移植を重ねた」と明かしました。
岩上安身が、さらに「健康被害と対峙しながら、社会復帰を果たした時、戸惑いはなかったか」と問うと、谷口氏は「戦時中は『国のために』という言葉をさんざん聞いた。それに対し、『本当は国のためではなく、一部の人たちのために、兵士のみならず、われわれ一般国民も戦わされたのではないか』と疑問を感じるようになった」と話しました。
岩上安身が「核の平和利用、という宣伝文句で始まった原発事業が、福島であれだけの事故を起こしたにもかかわらず、再開されるムードが高まっている。一方では、日本に軍国主義が再来する兆候も見られるが」と水を向けると、谷口氏は「核と人類は共存できない。核には、きれいな核も、汚い核もない」と明言。次のように力説した。
「私が長崎で浴びた放射能も、福島の事故で広がった放射能も、まったく同じ放射能だ。だから、われわれ被爆者は『核兵器をなくさなければいけない』と訴えるし、それと同時に『原発もなくさなければいけない』と訴えるのだ」。
詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください。
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【タイムリー再配信 965・IWJ_YouTube Live】20:00~
「核と人類は共存できない。核には、きれいな核も、汚い核もない」 ~岩上安身によるインタビュー 第328回 ゲスト 谷口稜曄(すみてる)長崎原爆被災者協議会会長
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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それでは、本日も1日よろしくお願いします。
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IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、六反田千恵、木原匡康、中村尚貴)
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