日刊IWJガイド・非会員版「新型コロナ感染者は東京都で5773人! 過去最多を更新! 気象庁が『17日まで広い範囲で警報級の大雨が続く可能性』と警戒を呼びかけ! 」2021.8.14号~No.3257号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~お盆休みのまっただ中、昨日13日金曜日、東京都の新型コロナ感染者が過去最多を更新、5773人! 6千人台が目の前に! 重症者も過去最多227人! 12日の国内新規感染者総数も過去最多の1万8908人!2万人台がすぐそこに! 重症者も過去最多1478人に! 神奈川では12日、重症病床使用率が91.46%! 分科会の尾身会長は「オリンピックの開催が人々の意識に与えた影響があった」と明言! 他方、菅総理は「五輪が感染拡大につながっているとの考え方はしていない」。

■【中継番組表】

■気象庁と国交省が「東北地方から九州南部の広い地域で、17日まで警報級の大雨が断続的に続く可能性がある」と警戒を呼びかけ!「広い範囲で重大な災害の発生する恐れが高くなる見込み。いつでも避難できるようにしておくことが重要」! 今週末、西日本への帰省予定の方は、ぜひ再検討を!

■<IWJ取材報告1>全国で感染拡大する前に、感染爆発の初期に、東京や大阪などの大都市にワクチンを集中すべきだった! 東京都のワクチン接種の遅れをIWJ記者が質問!「いくら打とうと思っても、来ないものは打てませんから」と東京都医師会尾崎会長が国の施策を批判!~8.13東京都医師会緊急会見

■<IWJ取材報告2>「帰省は控えて!!」西村コロナ大臣が懸命の訴え! これまでに経験のない、桁違いの感染が継続中!!帰省ラッシュ直前にデルタ株の危険性を西村大臣が訴える!「帰省等は極力控え、やむを得ず帰省の場合はその前に検査を!」~8.10西村康稔 新型コロナ対策担当大臣記者会見

■金メダルを勝手にかじっただけではなかった! 河村たかし名古屋市長が東京五輪ソフトボール日本代表後藤希友選手に発した数々の暴言・無礼! 市への苦情は8700件! IWJ記者の取材に市の担当者は「(電話が)鳴り止まない」! 河村市長は「愛情表現だった」とレイプ犯か虐待鬼親のような言い訳! 名古屋市民はなぜ河村氏を市長に選ぶのか!?(前編)

■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時より、2016年11月収録「『撤退』は『転進』に、『全滅』は『玉砕』に――嘘とデタラメと捏造の限りを尽くした『大本営発表』、その知られざる実態とは? 現在の日本にも共通する要素とは!? 岩上安身が近現代史研究者の辻田真佐憲氏に訊く!~岩上安身によるインタビュー 第690回 ゲスト 辻田真佐憲氏(後編)」を再配信します!

■今年8月1日に新たなスタートを切ったIWJの第12期、8月13日までのご寄付・カンパは暫定月額目標額の20%にとどまっています! 経済的にまだまだ険しい道のりが続くIWJに、どうかご支援をよろしくお願いいたします!

■ 「ますます、情報をどこから得るかの重要性が上がってきていると思います。ぜひIWJさんには今後とも多方面からの発信をお願いしたいと思います」! ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます!これからは岩上安身が直接、お返事いたします!
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■はじめに~お盆休みのまっただ中、昨日13日金曜日、東京都の新型コロナ感染者が過去最多を更新、5773人! 6千人台が目の前に! 重症者も過去最多227人! 12日の国内新規感染者総数も過去最多の1万8908人!2万人台がすぐそこに!  重症者も過去最多1478人に! 神奈川では12日、重症病床使用率が91.46%! 分科会の尾身会長は「オリンピックの開催が人々の意識に与えた影響があった」と明言!他方、菅総理は「五輪が感染拡大につながっているとの考え方はしていない」。

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日は、8月13日の金曜日で週末とあわせて会社が休みとなるところも多く、本日14日土曜日は、お盆休みのまっただ中となりました。

 やはり、というべきか、帰省に向かう新幹線は、昨年の1.6倍と、人流は増えて、コロナの新規感染者数も、重症者も、過去最多の記録を更新してしまいました!

 まず、東京五輪のおかげで、7月から感染爆発中心地となった東京都では、13日の新型コロナウイルス新規感染者が過去最多を更新しました。さらにそれだけではなく、重症者数も過去最多を更新しました。

 東京都は13日、新たな感染者を5773人と発表しました。重症者は227人です。

 年代別では、ここがデルタ株の特徴なのですが、20代が最も多く、1810人、30代が1189人、40代が955人、50代が689人、10代が526人、10歳未満が276人です。65歳以上の高齢者は203人でした。

 20代など、各世代中最も若く、体力や抵抗力のある年代が、どんどん感染しているのがデルタ株の特徴です。旧来株では、感染しにくく、感染しても軽症で済んだ世代が、バタバタと感染していきます。デルタ株はこれまでのコロナ旧来株の知識や経験がまったく通用しません。8月の初めに「全然別のウイルスと考えた方がよい」と警鐘を鳴らしたのは、米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長でした。
 
 その言葉を私たちは本気でかみしめ、社会全体で共有する必要があります。

※■「ワクチン2回接種完了でもデルタ株に感染した人は体内のウイルス量が接種していない人と同じ」と英国保健当局が発表! 欧米先進国は「低所得国へ行き渡るまで待って」とのWHOの要請に反して3回目のワクチン接種へ! 首都圏での感染爆発はデルタ株が9割!の日本も同じ状況!!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49228#idx-5

 直近7日間の1日あたりの新規感染者の平均は4155.7人になりました。

※新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(第2343報)(東京都福祉保健局、2021年8月13日)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona2343.html

 また、13日明らかになった死者は7名でした。50代が2人、70代が1人、80代が3人、90代が1人です。

※新型コロナウイルスに関連した患者の死亡について(第2344報)(東京都福祉保健局、2021年8月13日)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona2344.html

 一方、前日の12日に東京都が発表した6人の死者のうちの1人は、2回のワクチン接種を終えて1ヶ月以上経過してからコロナに感染し、陽性診断の4日後に亡くなっていたことがわかりました。

 ワクチン接種完了後に「ブレイクスルー感染」して、死にまで至ったケースは、都内では、確認される限り、これが初めてのケースです。

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◆中継番組表◆

**2021.8.14 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】17:00~「第28回 難民問題に関する議員懇談会 総会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 8月13日に収録した、「第28回 難民問題に関する議員懇談会 総会」を配信します。これまでIWJが報じてきた難民関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%9b%a3%e6%b0%91
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【タイムリー再配信 970・IWJ_YouTube Live】20:00~「『撤退』は『転進』に、『全滅』は『玉砕』に――嘘とデタラメと捏造の限りを尽くした『大本営発表』、その知られざる実態とは? 岩上安身が近現代史研究者の辻田真佐憲氏に訊く!~岩上安身によるインタビュー 第690回 ゲスト 辻田真佐憲氏(後編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2016年11月に収録した、岩上安身による辻田真佐憲氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた太平洋戦争関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a4%aa%e5%b9%b3%e6%b4%8b%e6%88%a6%e4%ba%89

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/347519

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◆中継番組表◆

**2021.8.15 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】11:55~「戦争犠牲者追悼 平和を誓う8・15集会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた終戦記念日関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%b5%82%e6%88%a6%e8%a8%98%e5%bf%b5%e6%97%a5
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【タイムリー再配信 971・IWJ_YouTube Live】20:00~「安倍総理はなぜ日本国憲法を忌み嫌うのか――『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏に岩上安身が訊く!『自民党改憲草案は「国家神道」の封印を一つ一つ解くものだ』~岩上安身によるインタビュー 第695回 ゲスト 山崎雅弘氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2016年11月に収録した、岩上安身による山崎雅弘氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた国家神道関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%9b%bd%e5%ae%b6%e7%a5%9e%e9%81%93

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/348288

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■気象庁と国交省が「東北地方から九州南部の広い地域で、17日まで警報級の大雨が断続的に続く可能性がある」と警戒を呼びかけ!「広い範囲で重大な災害の発生する恐れが高くなる見込み。いつでも避難できるようにしておくことが重要」! 今週末、西日本への帰省予定の方は、ぜひ再検討を!

 新型コロナウイルスの急激な感染爆発により、自宅療養者や入院・療養等調整中の方達が急増している中、さらに水害による避難の準備を進めなければならない可能性が高くなってきました。

 気象庁と国土交通省水管理・国土保全局は、昨日13日午前10時から記者会見を行い、11日から降り続いている雨が、西日本の一部ですでに、「これまでに経験したことのない大雨になっている」とした上で、「今後も東北地方から九州南部の広い地域で、長いところでは17日まで、警報級の大雨が断続的に続く可能性がある」として、警戒を呼びかけました。

 気象庁は13日午前8時45分に、広島県広島市に大雨特別警報を発表しました。広島県に大雨特別警報が出されるのは2018年以来2度目です。

 広島県では2018年の西日本豪雨でも大規模な土砂災害が発生しました。国土交通省は「今、大きな災害が発生していなくても、すでにだいぶ雨量が地面に染み込んでいるので、今後わずかな雨でも土砂災害が発生する危険があるので十分警戒していただきたい」と呼び掛けました。

 3年前、2018年6月28日から7月8日まで降り続いた西日本豪雨(平成30年7月豪雨)では、14府県で263人が死亡、岡山県と広島県で8人が行方不明となり、その後7月29日に三重県に上陸した台風12号の影響とあわせ、全国で6783棟が全壊、1万1346棟が半壊、6982棟が床上浸水、2万1637棟が床下浸水するなど、甚大な被害が出ました。

※平成30年7月豪雨及び台風第12号による被害状況及び
消防機関等の対応状況(第60報)(消防庁、2019年8月20日)
https://www.fdma.go.jp/disaster/info/items/190820nanagatugouu60h.pdf

 気象庁によると、太平洋の高気圧のふちをまわる暖かい湿った空気が、本州付近に停滞する前線に流れ込む状況が続いており、長崎県雲仙市では24時間雨量が568mmという記録的な大雨になっており、長崎県や熊本県の一部でこれまでの観測史上1位を記録、福岡県や大分県でも8月の記録を更新したところがあるということです。

 気象庁は、今後も前線は本州付近に停滞し、17日から18日にかけてその前線上を低気圧が通過、西日本から東日本を中心に、8月20日まで雨が予想される状況だと述べた上で、「西日本から北日本の広い範囲で重大な災害の発生する恐れが高くなる見込み」だと発表しました。

 また、気象庁は、大雨をもたらす危険な線状降水帯が、「広い範囲でどこででも発生する」と指摘し、「普段雨が少ない瀬戸内や山陰、北陸などでも大雨が想定される状況だ」として、「河川の氾濫や土砂災害の危険度が急に高まったり、道路の冠水なども急激に発生する」と注意を呼び掛けています。

 さらに「線状降水帯は予想するのがかなり難しく、急激に雲が発達して危険度が高くなるということがあるので、いつでも避難できるようにしておくことが重要」だとした上で、次のように呼び掛けました。

 「東日本、西日本のどこでも、急激に危険度が高まって特別警報発表するという可能性はあります。それ以外のところでも十分危険な状況になり得ると考えています。

 ただ、特別警報が発表されてからでは、もう逃げ遅れるということになりますので、特別警報の発表を待つ事なく、地元の自治体が発表する避難情報に従って早め早めの避難をお願いしたい」

※気象庁 緊急記者会見【令和3年8月13日10時00分】(気象庁)
https://youtu.be/0gQmuda8YYw

 気象庁は防災情報「キキクル(危険度分布)」で雨雲の動きや浸水危険度、土砂災害の危険度、洪水の危険度などを発表しています。

※キキクル(気象庁)
https://www.jma.go.jp/bosai/#pattern=rain_level&area_type=japan&area_code=010000

 また、国土交通省は、ハザードマップポータルサイトで、自分が住んでいる地域の洪水の危険や土砂災害の危険を確認するよう、呼び掛けています。

※ハザードマップポータルサイト~身のまわりの災害リスクを調べる~(国土交通省)
https://disaportal.gsi.go.jp/

 首都圏から西日本方面にこれから帰省や旅行を予定している方々、には、愉快な話ではないと思いますが、コロナの問題もありますし、豪雨もあります。

 帰省ラッシュとなりやすいこの週末は予定を変更し、帰省ラッシュの人流がピークアウトして、豪雨被害も、安全が確保された時期に帰省や旅行をされることを、おすすめします。ぜひご検討ください。

 IWJが報じた西日本豪雨については、ぜひ以下の記事を御覧ください。

※(再掲載)問題だらけの治水事業!豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! ~岩上安身によるインタビュー 第891回 ゲスト 拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏 2018.7.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427924

※水深5メートル!? 倉敷市真備地区はハザードマップで危険が指摘されていた!? 大洲市の肱川は安全基準の6倍の水がダムから放水されていた!? IWJは2人目の記者を被災地に派遣! まずは愛媛県から取材を始めます! 2018.7.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427307

※【西日本豪雨取材報告】3.「これは天災じゃなくて人災じゃ思います」!危険水域を超えたダムの放水!下流を守るために大洲市が遊水地になった!? 2018.7.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427408

※【西日本豪雨取材報告】4. 自宅は2階くらいの高さの土砂の波に飲まれた!安倍総理が視察した宇和島市吉田公民館に避難する男性がIWJ記者に被災状況を克明に語った! 2018.7.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427409

※【西日本豪雨取材報告】6.2枚のカードが大規模な水害から住民の命を守った!? 西日本豪雨が未曾有の被害をもたらした中、一人の犠牲者も出なかった愛媛県大洲市三善地区にIWJが現地へ取材!犠牲者を出さなかった秘訣は!? 2018.7.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427466

※【西日本豪雨取材報告】9. 堤防決壊で浸水した倉敷市真備町からレポート! 「昔は水に浸かると舟で学校に行った」という旧住民。「災害がないので危機感がなかった」という在住者。小田川の本流との合流か所はまるで鬱蒼とした森のよう!? 2018.7.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427821

※【西日本豪雨取材報告】12.「この上で一人亡くなったけんね。その時は呆然として、一筋も涙は出ませんでした。今ごろになって涙が出ます」広島県呉市安浦町の山間部で土石流の直撃を受けた集落をIWJが取材! 2018.7.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428165

■<IWJ取材報告1>全国で感染拡大する前に、感染爆発の初期に、東京や大阪などの大都市にワクチンを集中すべきだった! 東京都のワクチン接種の遅れをIWJ記者が質問!「いくら打とうと思っても、来ないものは打てませんから」と東京都医師会尾崎会長が国の施策を批判!~8.13東京都医師会緊急会見

 8月13日、東京都千代田区の東京都医師会館で、新型コロナウイルス感染者の急増を受けて、東京都医師会による緊急の記者会見が行われました。

 会見でIWJ記者は、「東京都は、オリンピックがあり、感染爆発の中心地となると予想されていたにもかかわらず、ワクチンの分配では、全国平均以下だ」「都民は不当に差別されている気がする」と指摘しました。

 これに対し、尾崎治夫・東京都医師会長は「ワクチンについては、十分に打てる体制を作ってきたとは思っている」と述べた上で、「これはワクチンの供給の方ですから、私どもにはどうしようもないことですよね、来ないわけですから。

 いくら打とうと思っても、来ないものは打てませんから」と憤りをあらわにして「それは何とかしてほしいと思います」と、ワクチンの分配の是正について、国への要望を述べました。

 以下、IWJ記者の質問とそれに対する尾崎会長の回答です。

IWJ記者「東京都は、オリンピックがありまして、感染爆発の中心地となると予想されていたにもかかわらず、ワクチンの分配では、全国平均以下だということです。

 都民は不当に差別されている気がしますが、実際、予約が取れない人がおります。

 今後の感染拡大を防ぐためにも、まずはワクチンを東京と首都圏に集めるべき、という声も上がっていますが、その件についてはどのようにお考えでしょうか?」
 
尾崎会長「ワクチンについては、我々の体制としては十分に打てる体制を作ってきたとは思っています。

 ただ、実際にばらつきはありますけれども、確かに区市町村でもなかなか来ないところと、ある程度は来ているところと様々です。そういう意味で、これはワクチンの供給の方ですから、私どもにはどうしようもないことですよね、来ないわけですから。いくら打とうと思っても、来ないものは打てませんからね。ですからそれは確かに何とかしてほしいと思いますよ。

 それから、やはりこういう状況になった時に、首都圏とかですね、まあ近畿圏とか大体最初は増えるところは決まっていますよね。そういうことを考えると、そういうところに集中的にワクチンを配布して、どんどん打っていくという政策は、平等性とか何とかあるかもしれませんが、それは有りだと思っています。

 ただ、それは、やはり国とか厚生労働省が決められることですよね。あるいは政治家の先生が、喧々諤々の議論した末に決めることですから、私どもにとやかく言えないです。

 ただ、今の状況は、ここまで広がっていると、先ほど申し上げたように、例えば、鳥取、島根とか、あと一部の県ぐらいしか、それほど増えていないところはないです。

 全部実効再生産数が1を超えてきているところが多いので、そういう中では今、東京とかそういうところを中心にワクチン配布を見直して、という考えは、なかなか今度は、例えば、群馬とか栃木とか、静岡とか、みんなもうかなり今の医療体制からすると逼迫しているところがたくさん出ています。沖縄なんか大変ですし、九州も福岡だけではなくて、熊本とか鹿児島とか、ほとんど広がってきています。

 そういう中でそういった配分の見直しというよりは、今できる限り、もうどんどん、日本中で打っていくという形しかないのではないでしょうか」

 詳しくはぜひ、全編動画を御覧ください。

※「いくら打とうと思っても、来ないものは打てませんから」――東京は五輪で感染爆発が予想されていたにもかかわらず、ワクチンの分配は全国平均以下とのIWJ記者の指摘に尾崎会長が国を批判!~8.13東京都医師会緊急会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495263

■<IWJ取材報告2>「帰省は控えて!!」西村コロナ大臣が懸命の訴え! これまでに経験のない、桁違いの感染が継続中!!帰省ラッシュ直前にデルタ株の危険性を西村大臣が訴える!「帰省等は極力控え、やむを得ず帰省の場合はその前に検査を!」~8.10西村康稔 新型コロナ対策担当大臣記者会見

 2021年8月10日(火)、午前11時頃より、東京・中央合同庁舎にて、西村康稔新型コロナ対策担当大臣の記者会見が開催されました。

 冒頭の報告の中で、西村大臣は、デルタ株の脅威について触れ、以下のとおり、述べました。

西村大臣「多くの地域でまさに、これまで経験したことのない、極めて高い水準の、桁違いの感染が、高い水準が、継続をしているということであります。

 これにともなって、これまで抑えられてきました全国の重症者数、これも、7月中旬で380人程度でしたけども、8月9日で1230人と3倍以上、急激に増えてきております。40代・50代の方を中心にですね、急激に増えてきております。

 このデルタ株、(中略)非常に強い感染力で感染が広がっています。感染経路不明が6割ある。どこで感染したかわからない。

 オーストラリアでは、すれ違いざまにウイルスを暴露されて、感染したのではないか、ということも一時報道されましたけれども、それに近いことを指摘をされる都内の保健所長さんもおられます。

 やはり、換気をよくしないと(感染する)、ウイルス量が多いためにということであります。これだけの重症者が出てきますと、まさに適切なタイミングで、適切な医療を受けれない、救える命を救えない、まさに専門家にそう指摘される厳しい状況になりかねない」

 デルタ株の感染者は、従来株の感染者に比して1人につき、1260倍ものウイルス量を体内に有しており、それがデルタ株の感染力の強さになっているという研究を、IWJも紹介していますので、どうぞ御覧ください。

※最新の研究報告!デルタ株の感染の強さの理由がみえてきた!デルタ株感染者が体内に有しているウイルス量はオリジナル株感染者の1260倍! デルタ株の潜伏期間は3.7日(オリジナル株は平均5.6日)! ワクチンの感染予防と発症抑制効果は約半年で84%が無効に!(日刊IWJガイド、2021年8月5日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49210#idx-6

 「色んな可能性が指摘されていますが、いずれにしましても、とにかく混雑する場所は、もう感染のリスクが非常に高いということでありますので、是非、このことをご理解頂きたいと思います。デルタ株は感染力が非常に強い。混雑している場所は感染するリスクがあるということであります」

 西村大臣は、このようにデルタ株の脅威について注意喚起した後、会見の前日の8月9日(月)に行った6都府県の知事とのテレビ会議の内容について触れ、西村大臣から提案し、連携して取り組むことを確認した点として、「繰り返し申し上げているが」と前置きしつつ、「帰省等は極力控え、やむを得ず帰省する場合も検査を受けて頂くことを強く発信していくこと」と述べました。

 また、最近のクラスター等感染拡大の状況についても報告があり、「帰省に伴うクラスター」、「大人数の会食におけるクラスター」、「学習塾におけるクラスター」、「スポーツ施設におけるクラスター」など、それぞれのクラスターについて具体的な事例に沿っての説明がありました。

 また、今後の方針として、「ワクチン接種と医療提供体制の確保に加え、人流・人と人の接触を極力抑えるための対策を3つの柱として、国民の皆様の命と健康を守ることを第一に、取組の徹底・強化を進める」と述べました。

 西村大臣からの報告の一部始終については、全編動画にてご確認願います。また、大臣の報告後に行われた記者との質疑応答については以下の記事(後編)を御覧ください。

※「田村大臣は『中等症は原則入院』と明言したが、菅総理は入院制限発言の撤回を明確にはせず、閣内不一致状態」とのIWJ記者の質問に、西村大臣はどちらが正しいのかまったく答えず!~8.10西村康稔新型コロナ対策担当大臣記者会見(後編)
https://iwj.co.jp/iwj/open/archives/495271

■金メダルを勝手にかじっただけではなかった! 河村たかし名古屋市長が東京五輪ソフトボール日本代表後藤希友選手に発した数々の暴言・無礼! 市への苦情は8700件! IWJ記者の取材に市の担当者は「(電話が)鳴り止まない」! 河村市長は「愛情表現だった」とレイプ犯か虐待鬼親のような言い訳! 名古屋市民はなぜ河村氏を市長に選ぶのか!?(前編)

 東京五輪で金メダルを獲得したソフトボール日本代表の後藤希友(みう)選手が、8月4日、出身地の名古屋市の河村たかし市長を表敬訪問した際、河村市長が後藤選手の金メダルを無断でかじり、批判が殺到しています。

 東海テレビは11分に及ぶ表敬訪問の詳細な動画をウェブサイトにアップしています。

 コロナ禍で、飛沫を浴びせるどころか、PCR検査を受けた直後ではない、その時点で陰性か陽性かもわからない人物が、人の私有物である金メダルを口にして唾液まみれにしたのです。

 正常な判断力を持つ人間の行動とは思えません。

 金メダルについて「純金かね? 金箔か? でかいわ」などと興味津々の河村市長に、後藤選手が「持ちますか?」と気を使うと河村市長が「せっかくなので、かけてちょうだい」と要求。

 後藤選手に金メダルを首にかけさせると、「重たいね、本当に。これ、重たいですよ」と言いながら、おもむろにマスクをずらして金メダルをかじりました。

 河村市長はその後、謝るでもなく、当然のような顔で、自身の唾液で汚したメダルをそのまま後藤選手に手渡しで返し、マスクをはずしたまま至近距離で会話を続けました。

 さらに後藤選手を「あんた」と呼び、「でかいな(後藤選手は身長174cm)」「女のソフトボールやっとるやつは、中学生でもみんななんとなく色が黒くて、結構、ポニーテールが多いでしょ」「ポニーテールの女のソフトボールやっている連中はかっこええんですよ」「えらいキュートな雰囲気」「元気な女の子は最高だわ」などと、外見に関することばかり並べたて、「ええ旦那をもらって。旦那はええか? 恋愛禁止かね?」などとも発言。

 最後に並んで撮影した際には、後藤選手に寄っていくカメラを見て「アップに耐えられるかな」とまで言っています。

 ほかにも「焼酎飲むのなら、わしも金メダルもらえる」「わしもハイボール飲みながら夜、テレビを見ておりましたけど」など、最初から最後まで、失礼極まりない、下品下劣な対応だったことがわかります。

 セクハラ的要素だけでなく、「市長」という地位を利用して、上から目線のパワハラ的要素も満載でした。

※【表敬訪問の詳報】河村市長「旦那はいらないか」「恋愛禁止か」等の質問も ソフト後藤選手は“大人の対応”(東海テレビ、2021年8月7日)
https://www.tokai-tv.com/tokainews/feature/article_20210807_10551

 動画では、河村市長が突然メダルをかんだ瞬間、場内のスタッフや記者が笑い、後藤選手も笑っていますが、周りと一緒になって「笑う」という行動は、セクハラやパワハラを受けた被害者の最大の自己防御です。面白おかしくて笑っているのではありません。

 さらに人の、相手の私有物を口に入れてなめるというのは、もはや尋常な神経とはいえません。

 また、周囲のスタッフや番記者らの「笑い」も権力者に媚びる「笑い」であり、これはマウンティング行為とその卑屈な応答が、同様の「笑い」として表現されたに過ぎません。

 そうでなくて、本当に河村氏の行為に違和感を感じず、「面白かった」と思う人間がいたら、自分の心を真剣に見直してみた方がいいだろうと思います。

 初対面の女性に対していきなり「あんた」と呼び、何度も容姿に言及し、脈絡なく恋愛や結婚について聞き、相手の持ち物を口に入れるというのは、セクハラであり、パワハラであることは明らかです。

 言うまでもなく、金メダルは後藤選手が自身の努力で手にした「私有物」です。どこの世界に、人の「私有物」を、それが何であれ、勝手にかじる「バカ」がいるのでしょうか?

 事の善悪の判断もつかないほど、知的に劣化しているのか、それとも「正気」を失っているのか。

 しかもそんな人が、名古屋市長という公職の座についていることに驚愕せざるをえません。なぜ名古屋市民は、こんな人物を市長に選んでしまったのでしょうか?

 なぜ、リコールもせずに市長の座にとどまらせておくのでしょうか?

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■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時より、2016年11月収録「『撤退』は『転進』に、『全滅』は『玉砕』に――嘘とデタラメと捏造の限りを尽くした『大本営発表』、その知られざる実態とは? 現在の日本にも共通する要素とは!? 岩上安身が近現代史研究者の辻田真佐憲氏に訊く!~岩上安身によるインタビュー 第690回 ゲスト 辻田真佐憲氏(後編)」を再配信します!

 明日、8月15日は、ポツダム宣言受諾が、ラジオで流れた昭和天皇の「玉音放送」によって国民に知らされた日です。日本政府は、この8月15日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」、「終戦記念日」と呼んでいますが、正しくは「敗戦記念日」と呼ぶべき日です。

 アジア・太平洋戦争(一般的に1931年に起きた満州事変から、1945年12月まで定義され)は、アジア全域で2000万人という膨大な犠牲者を出した、「大日本帝国」による侵略戦争であり、その敗戦は、明治維新以来、「大日本帝国」が、断続的に続けてきた近隣諸国、たとえば朝鮮、台湾、琉球などへの侵略、植民地化の果てにたどり着いた無惨な帰着点でした。

 この戦争は「大東亜共栄圏建設のための聖戦」などという自分勝手な「大義」を掲げていましたが、その「大東亜共栄圏」とは、実際には、「日本民族を優越した支配的民族とする人種差別的な植民地帝国」でしかなく、「欧米諸国からのアジアの解放」どころか、欧米をアジアが追い出して「大日本帝国」が搾取する側に居座るという、「列強」という名のヤクザの縄張り争いに等しいものでした。

 それにこの馬鹿気た侵略戦争を遂行する過程で、特に負けがこんできた終盤になればなるほど、日本の軍部・政府は、もともと嘘だらけだった大本営会見と、その嘘をたれ流しにしていた記者クラブメディア(当時は、新聞とラジオのNHK)は、その嘘をどんどんエスカレートさせ、戦果を極端に水増し、悲惨な「全滅」の事実を隠蔽するという、嘘とデタラメとで国民を騙し続けていきました。

 この嘘とデタラメの中心を担ったのが、戦時中に「大日本帝国」が行っていた「大本営発表」です。

 著述家で近現代史研究者の辻田真佐憲氏による『大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争』(幻冬舎新書)は、「プロパガンダの究極形態」とも言うべき、この大本営発表の知られざる実態に迫ります。

※辻田真佐憲著『大本営発表』(幻冬舎新書)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4344984250/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4344984250&linkCode=as2&tag=iwakamiyasumi-22

 岩上安身は「プロパガンダの研究シリーズ」の一環として、2016年11月25日、辻田氏に2回目となる単独インタビューを敢行。大本営発表の実態について詳しくお話をうかがいました。

 本日は、昨日の前編に引き続き、辻田氏にお話をうかがったインタビューの後編「『撤退』は『転進』に、『全滅』は『玉砕』に――嘘とデタラメと捏造の限りを尽くした『大本営発表』、その知られざる実態とは? 岩上安身が近現代史研究者の辻田真佐憲氏に訊く!~岩上安身によるインタビュー 第690回 ゲスト 辻田真佐憲氏」を再配信します。

 日米の戦局が完全に逆転した1942年6月のミッドウェー海戦を機に、大本営発表のデタラメさは加速度を増していきます。そして最終的には、敵空母の撃沈数では73隻(約7.6倍)、敵戦艦の撃沈数では39隻(約10.75倍)もの水増し発表が行われました。

 1943年5月12日、アリューシャン列島にあるアッツ島の日本軍2600人が、上陸してきたアメリカ軍に突撃を行い、全滅しました。ところが大本営発表では、この悲惨な全滅を「玉砕」と言い換え、まるで美談であるかのように喧伝したのです。アッツ島「玉砕」に関する大本営発表は、以下のようなものでした。

 「『アツツ』島守備部隊は、五月十二日以来極めて困難なる状況下に、嘉兵よく優勢なる敵に対し血戦継続中の処、五月二十九日夜敵主力部隊に対し最後の鉄槌を下し、皇軍の神髄を発揮せんと決意し、全力を挙げて壮烈なる攻撃を敢行せり。爾後通信全く途絶、全員玉砕せるものと認む。傷病者にして攻撃に参加し得ざるものは、之に先ち悉く自決せり。我が守備部隊は二千数百名にして、部隊長は陸軍大佐山崎保代なり。敵は特種優秀装備の約二万にして、五月二十八までに与へたる損害六千をくだらず(大本営発表、1943年5月30日17時)」

 辻田氏によれば、アッツ島の全滅は、増援や補給の不足という、陸軍指導部の作戦上の失敗によるものでした。しかし、こうした事実は、「皇軍の神髄を発揮」した「玉砕」などという大本営発表により、「美談」にすり替えられてしまったのだといいます。

 こうした大本営発表における改竄や隠蔽の事例は、枚挙にいとまがありません。インタビューでは、ガダルカナル島攻防戦や神風特攻隊、沖縄戦、そして広島と長崎への原爆投下を大本営発表がどのように伝えたのか、実際の文章をそのつど確認しながら、岩上安身が辻田氏に詳しくお話をうかがいます。

 愚かな戦争に懲りて日本は、憲法の三大原則として平和主義を掲げ、「戦後零年」と呼ぶべき昭和20年、1945年からは、年の数え方を「戦後◯年」と数えてきました。

 しかし、日本はこれから新たな戦争に巻き込まれていくかもしれません。「戦後」ではなく、すでに「戦前」が始まっています。

 「戦後76年」ではなく、「戦争まであと◯年」とカウントダウンしなければいけない段階に入っているというべきかもしれません。

 電通とマスメディアと御用記者クラブは、情報利権を握りあい、政府は嘘をつくことや、公文書の廃棄や改竄をためらわず、検察は、そうした権力の腐敗と犯罪を放置し、正義を実現しようとしません。

 そして与党は改憲による緊急事態条項の導入で、権力を極限にまで強化し、戦争準備を着々と進めています。

 それらの事態を真剣に、批判的に考える知識人やメディアは心細くなるほど数少なく、「思考停止」が蔓延している状況です。

 戦前の「大日本帝国」もある日突然、満州事変から「発狂」したのではなく、少しずつ狂っていったのだと思われます。今の日本も、少しずつどころか、もう相当程度に狂い始めていると思われます。

 現在を知るためには、常に歴史を知る必要があります。そういうまなざしで、本日、午後8時からの再配信をご視聴ください。

 仮に、その日の都合で見れなくても、会員になっていただければ、一般会員なら2ヶ月以内、見逃し配信を自由な時間に見れますし、サポート会員ならば、いつまでも、いつでも好きな時にコンテンツを無期限で視聴できます!

※会員のご登録はこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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【タイムリー再配信 970・IWJ_Youtube Live】20:00~
「撤退」は「転進」に、「全滅」は「玉砕」に――嘘とデタラメと捏造の限りを尽くした「大本営発表」、その知られざる実態とは? 岩上安身が近現代史研究者の辻田真佐憲氏に訊く!~岩上安身によるインタビュー 第690回 ゲスト 辻田真佐憲氏 (後編)
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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※「撤退」は「転進」に、「全滅」は「玉砕」に――嘘とデタラメと捏造の限りを尽くした「大本営発表」、その知られざる実態とは? 岩上安身が近現代史研究者の辻田真佐憲氏に訊く!~岩上安身によるインタビュー 第690回 ゲスト 辻田真佐憲氏 後編 2016.11.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/347519

 また、昨日再配信したインタビュー前編は、下記URLから記事と動画を御覧いただけます。

※歌劇、講談、浪花節・・・そして「萌えミリ」から『シン・ゴジラ』まで!? 日本軍が注目した「たのしいプロパガンダ」、その実態とは? 岩上安身によるインタビュー 第681回ゲスト 近現代史研究者 辻田真佐憲氏(前編) 2016.10.27
https://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/341950

■今年8月1日に新たなスタートを切ったIWJの第12期、8月13日までのご寄付・カンパは暫定月額目標額の20%にとどまっています! 経済的にまだまだ険しい道のりが続くIWJに、どうかご支援をよろしくお願いいたします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJは8月1日より、新たな第12期が始まりました。第11期最後の7月31日まで、ご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆さまに、岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 第11期の収支については、支出の総額がすべて判明し、税金などの計算も終わらせた上で、9月末までに経理が決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果はこの日刊IWJガイドやIWJのサイト上、できちんと皆さまにご報告申し上げます。

 皆さまの温かいご支援に支えられ、IWJは12年目、第12期の一歩を、とにもかくにも踏みだすことができました。しかしながら、コロナ禍とともに不況は今後も長引く恐れがあり、IWJにとっては、経済的にはまだまだ険しい道のりが続くものと思われます。

 経営者の岩上安身と経理が連日、ミーティングを重ねていますが、経理はこの2ヶ月で決算処理をしないとならないので忙殺されており、まだ、今期の予算規模の見通しを立てることができていません。今期は、前期よりもさらに支出を絞る予定ですが、カラカラに乾いた雑巾を絞っている状態で、なかなか大胆な支出削減はできません。

 仮に、今期も前期と同様の予算規模だとすると、ご寄付・カンパの月額の目標額は450万円となります。

 8月1日から13日までの13日間にお寄せいただいたご寄付・カンパは、59件、88万5000円です。これは、上記の暫定の目標額である450万円の20%にあたります。

 現在のIWJの会員数は、3645名様となっています。(7月31日現在)

 IWJは前期の第11期に、まったく出口の見えないコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、会員数が大幅に減少してしまいました。会費とご寄付・カンパがIWJを支える収入の2本柱ですので、会員の減少は即、会費の減少につながり、ご寄付への依存度が上がってしまうことになります。

 そのため、代表である岩上安身は、自身の貯金を崩してIWJに緊急融資するだけでなく、自身の報酬を100%カットし、無報酬で職務にあたってまいりました。

 第12期にスタートにあたって、岩上安身は今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパのお願いを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

 しかし、特定のスポンサーをもたないことで、縛られず、何者にも忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です。そのためには、市民の皆さまに会員になっていただき、その会費とご寄付・カンパをいただくことで支えられてはじめて、市民の皆さまのためのメディアとして活動を継続していくことが可能となります。

 今後も、市民の皆さまからのご支援がIWJの存続と活動には欠かせません。

 長引くコロナ禍とそれに伴う不況に、まだ出口は見えません。IWJの苦境も、間違いなくこの8月からの第11期も続くでしょう。

 しかし今秋には衆議院選挙を控えており、その際には、報道と言論の力によって日本を変え、破滅への道からまぬがれることはできるはずだと我々は信じています。またそうならなければ、日本は本当に滅んでしまいます。

 現在与党政府は、このコロナ禍のただ中にもかかわらず、米国の盾となるべく、日本列島中に、ミサイルを配備する用意をしその結果、米軍に向かうべき中国のミサイルを日本列島内で「吸収」させるという「破滅的計画」の準備を推し進めています。

 改憲による緊急事態条項の導入も、実現すれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。

 言うまでもなく、これは米国の言いなりの従属国としての戦時ファシズムの確立のためです。そしてこれが「安倍談話」において提唱された「積極的平和主義」という怪しい理想の具体化なのです。

 今年の衆議院選挙は、与党を中心とした改憲勢力を落選させ、最低限、衆議院の議席の3分の2以下にまで減らして、改憲発議ができないようにしなければいけません。そうでないと、改憲による緊急事態条項導入が即座に現実のものとなってしまいます。

 即ち、今年秋の総選挙は、日本という国、1億2000万の国民や、北海道から沖縄までの国土、そして民主主義と国民主権と平和と日本国憲法を守れるかどうかがかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれないのです。

 改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、IWJの存続も不可能になると思います。

 一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、コロナ禍や東京五輪を巡る報道を観れば一目瞭然です。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。

 決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

※会員ご登録はこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

■ 「ますます、情報をどこから得るかの重要性が上がってきていると思います。ぜひIWJさんには今後とも多方面からの発信をお願いしたいと思います」! ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます!これからは岩上安身が直接、お返事いたします!

 ご寄付者様から嬉しいメッセージをいただきました。ここに、感謝を込めて紹介させていただきます。

 なお、今日からは、メッセージひとつひとつに、岩上安身がご返信を書かせていただきます!ぜひ嬉しいメッセージ、質問や提案などをまじえて、お寄せください! ただしご寄付者からのメッセージのみとさせていただきます!

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こんにちは。

 先日、あるサポート会員さんから「サポート会員に一人1万円の寄付を頼むべき」という連絡がIWJにあった旨のお知らせを頂きました。

 私が寄付したのは、それより前ですが、気持ちとしてはそのサポート会員さんと一緒です。

 コロナ禍で経営が特に厳しいと思いますが、安定するよう願っています。

 またますます、情報をどこから得るかの重要性が上がってきていると思います。

 ぜひIWJさんには今後とも多方面からの発信をお願いしたいと思います。

 実はわたしは東北の震災後、大阪で中継ボランティアをしていました。

 昼間の活動が難しくなりボランティアは止めましたが、中継ボランティアを始めてから大阪市HP「報道発表資料」を見ることが日課となりました。

 ボランティアを止めても報道発表資料を見る習慣は続き、見た感想を友人たちに話していたのですが、それが元で、大阪行政について「澪っチャーNOTE」という記事をFB等(※シーダー関西というグループのページを間借りしています)で書いています。

 (IWJの)卒業生のその後、というわけでもありませんが、中継ボランティアの経験が糧になってる事をお伝えしたく、書き留めました。

 コロナ禍でもあり、暑い時期にもなりました。

 岩上さんをはじめ、スタッフの皆さんも、体を大事に日々の活動を続けてください。
(punirock 様)
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 punirock 様へ。

 IWJでの中継ボランティアのご経験が、その後の糧になっていらっしゃるとのこと。ご寄付をいただくだけでなく、大変嬉しいメッセージ、ありがとうございます!

 IWJという小さな集団を作って、走り出し、ハゲしく動き回り続けてきた11年間。

 人が集まり、また散じて、の繰り返しでもありましたが、その時の「経験」が何かのシード(種)となり、どこかでまた芽を吹き、花を咲かせ、実を結ぶ、ということは、本当に嬉しいことです。

 punirockさんのご活動がまた次のシードとなって、世代を超えて引き継がれていくことを祈ってます!

 ますますのご活躍をお祈りいたします。(岩上安身)

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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210814

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、仲川正紀、城石裕幸、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/