かつて戦争協力をしたという「戦争責任」をそれぞれの教団が反省し、戦後再び同じ事をしないということが一番大きな思いだ——。
2015年8月20日（木）、全国の宗教者・門徒・信者が緊急記者会見を開き、宗教者として初となる戦争法案反対の全国集会が8月24日に行なわれることを発表した。呼びかけ人の一人である小武正教氏（念仏者九条の会代表）によると、「戦争法案の廃案を求める宗教者・門徒・信者緊急アピール」として署名活動も行なっており、8月20日の段階で2000名を超える署名が集まっているという。
「かつての戦争協力をそれぞれの教団が反省しなければならない」 ―宗教者・門徒・信者が結集して戦争法案に反対する全国集会実施を発表 2015.8.20
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（松井信篤）
特集 安保法制反対メッセージ｜特集 安保法制
※9月3日テキストを追加しました！
■ハイライト
- 日時 2015年8月20日（木） 13：00～
- 場所 参議院議員会館（東京都千代田区）
言ってきた事はやらねばならない
小武氏は、今回の集会を開催する理由として、かつて戦前・戦中に宗教者たちが犯した「戦争責任」に言及した。
「一番大きな思いは、戦後70年に、以前の戦争協力という「戦争責任」をそれぞれの教団が反省をし、戦後再び同じ事をしないということ。靖国問題もそうですが、非戦・反戦の活動をそれぞれの教団は取り組んできたはず。そうした中で戦争法案で集団的自衛権を行使すれば、日本は米国の後について戦争に参加していくことになる。
具体的にはそこに戦死者が生まれてくる。ここではっきりとそれを止めると意思表示をし、私たちが立ち上がらなければ、今まで言ってきた事が嘘になる。やはり言ってきた事はやらねばならない。言葉と行動を一致させる。まさにそれが問われるのが今だと言う風に私自身思っております」。
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