表現の自由はヘイト・スピーチを打ち破るためにある ~元国連人種差別撤廃委員パトリック・ソーンベリー氏が語る 2014.10.23
国連人種差別撤廃委員会の元委員、パトリック・ソーンベリー氏が10月23日(木)、大阪市のエル・おおさかで講演を行った。
ソーンベリー氏は国際法の専門家。2014年2月まで13年間、人種差別撤廃委員会の委員を務めた。人種差別撤廃委員会は、同年8月の日本政府報告審査で、ヘイト・スピーチの法的規制を求める勧告を出している。
国連人種差別撤廃委員会の元委員、パトリック・ソーンベリー氏が10月23日(木)、大阪市のエル・おおさかで講演を行った。
ソーンベリー氏は国際法の専門家。2014年2月まで13年間、人種差別撤廃委員会の委員を務めた。人種差別撤廃委員会は、同年8月の日本政府報告審査で、ヘイト・スピーチの法的規制を求める勧告を出している。
昨年に続き、2度目となる差別撤廃を訴えるデモ「東京大行進2014」が新宿で開催された11月2日、同じ時刻に合わせ、上野駅周辺では、在特会主催によるヘイトデモが行なわれた。このデモは、在特会の桜井誠会長の著書を宣伝する名目で開催されたものの、参加者からは特定の国籍を名指しして「抹殺しろ」など、差別を煽動するヘイトスピーチが繰り返された。
差別やヘイトスピーチの根絶を訴えるデモ「東京大行進2014」が今年も行われた。差別のない未来をこどもたちへ託そうというテーマのもと、約2800人(主催者発表)の参加者が東京・新宿駅の周辺を練り歩いた。昨年に続き、二度目の開催となった。
11月1日(土)、箕面市内外の草の根平和グループ28団体による「みのおピースフェスタ2014」が開催され、詩人・絵本作家のアーサー・ビナード氏による講演が行なわれた。
2014年11月2日から3日にかけて、2014年度原子力総合防災訓練が行われた。石川県能登半島で震度6強の地震が発生、北陸電力志賀原子力発電所2号炉が全電源喪失したとの想定で、関係機関の緊急時対応に関する連携や情報共有を確認することを目的とした。参加関係機関は約150におよぶ。さらに、住民の避難の実効性等を確認するため、近隣市町村の住民も参加し、屋内退避や5km圏内住民の避難を行った。参加人数は住民約1000人を含む約3740人に上る。原子力総合防災訓練は、新規制基準が施行されてからは昨年の川内原発に続き2例目になる。
2013年3月、東京電力福島第一原発1号機内部に2度に渡って入りビデオ撮影した川内博史・前衆議院議員が、平智之・前衆議院議員とともに京都市中京区にあるギャラリー・シェアスペース green & garden で11月2日(日)19時より講演を行った。
「原発は地震で壊れる(内部映像から分析する)」と題したこのイベントで、1号機4階にある非常用復水器 (IC) 周辺を調査した川内氏は、大物搬入口の状態や損傷の激しさなどから5階ではなく4階から水素爆発が起きた可能性があるとしており、これは配管の損傷があったことを示唆する。川内氏・平氏は福島原発事故の検証が十分なされないまま再稼働が進められることを批判した。
福島原発告訴団の武藤類子氏、フォトジャーナリストの広河隆一氏、さらに菅直人・元首相、山本太郎・参議院議員などを迎えて、10月26日(日)、大阪市のエル・おおさかで脱原ネット関西・福井ブロック主催の「いらんわ!高浜再稼働関西集会」が開催された。再稼働が焦点となっている川内原発に次ぎ、関西電力高浜原発では原子力規制委員会の新規制基準適合性審査が大詰めを迎えている。主催あいさつに立った池島芙紀子氏は、福島の事故は「他人ごとではなく明日は我が身だ」として、高浜原発をはじめとする原発再稼働の阻止を訴えた。
2014年5月21日、ロシアと中国の間で今後の世界情勢を左右するほどの重要な契約が結ばれた。中国へのロシア産天然ガスの供給が正式に決定したのである。期間は2018年から30年間の予定。年間380億立方メートルもの天然ガスが中国に供給され、供給総額は4000億ドルを上回るとみられる。
しかし、現役の経産官僚で、世界平和研究所主任研究員の藤和彦氏は、今回の中露の接近を「日本にとっては、むしろ追い風だと思います」と分析する。東シベリア地区のガス田開発をするということは、この地域での天然ガスセールスを本格化することであり、その先には当然、日本にガスを売るヴィジョンもあるはずだというのだ。
経済的利益優先の名のもとに、原発産業が推進されてきた鹿児島県薩摩川内市。地場産業や観光業が育たず、自前の町おこしという発想が生まれない地域に、原発再稼働の足音が響く。
川内市議会と市長による、再稼働同意が表明された日から一夜明けた10月29日(水)、北薩ブロック平和センターにて、川内原発建設反対連絡協議会会長・鳥原良子氏へのインタビューを行った。
※10月31日の岩上安身の連投ツイートを再掲します
岩上安身 @iwakamiyasumi 2014-10-31 02:18:40
10月31日、とうとう最終日。午前2時過ぎ、最後の100本分のダウンロード開始。「ユーストリームアーカイブ保存再アップ対策総本部」は、今夜も徹夜組が三人。「残業代はおれはいらない! 穏やかな生活が欲しい!」と叫ぶ古田。それは無理。
11月1日19時よりCh1で、藤和彦氏インタビューを再配信します。
メルマガ「IWJ特報 第170~174号『日露エネルギー同盟を締結せよ!』藤和彦氏インタビュー」も発行しました。ご覧になりたい方は、まぐまぐで購読できます。
※5月23日の連投ツイートを再掲します
岩上安身「藤さんの『シェール革命の正体』をウクライナ危機が起こってから読みました。藤さんは現役の経産省の官僚で、現在は世界平和研究所に出向されています。ウクライナ危機は、ユーラシア大陸を挟んだ欧州とロシアの対立になってきましたね」
藤和彦氏「日本は非常に多くを石油に依存しており、そのほとんどが中東からのものです。これではあまりに多様性がないと思います。歴史を振り返ると、世界の覇権はエネルギー資源の交代とリンクしています。20世紀は石油の世紀で、米国の覇権になりました。
米国が石油を握れたのは、企業家精神が豊かだったからだと思います。1938年に米国の企業がサウジで石油を発見しました。それを機に、欧米のメジャーがサウジに入っていきました」
10月31日(金)18時より、東京・八王子市で金曜恒例の「原発反対八王子行動」(キンパチデモ)が行われた。
2014年10月31日17時から、東京電力で廣瀬直己社長らによる「平成26年度第2四半期決算 記者会見」が開かれた。販売電力料等の売上高は単独で前年同期比+4.3%を達成、経常費用が+0.8%増にとどまり、連単共に黒字を達成した。
10月31日(金)、名古屋市東区にある関西電力東海支社前で金曜恒例の抗議行動「大飯、高浜、全ての原発再稼働反対!抗議の声を!関西電力支社前抗議アクション@名古屋」が18時より行われた。あいにくの雨となった中、およそ60名が原発再稼働の動きに抗議の声をあげた。
岩手県盛岡市の大通商店街・サンビル前で10月31日(金)19時前より脱原発アピール行動「脱原発盛岡金曜の街へ繰り出してあれこれしよう♪」が行われた。盛岡で金曜脱原発抗議行動を行っている「盛岡でもデモし隊」が、デモや勉強会などとともに行っているもの。次週11月7日はデモが行われ、盛岡金曜デモとして第100回となる。